ARES Projectは、火星探査機の学生世界大会 “University Rover Challenge (URC)”日本チームとして初の出場を目指すチームです。慶應義塾大学、東北大学,東京大学,筑波大学の学生18名が所属し、火星探査ローバーを開発しています。

火星探査ローバーとは車輪で移動し地上を調査するロボットのことです!!

(出典:NASA JPL)

University Rover Challenge (URC) とは、次世代の火星探査機を設計・開発し、その性能を競う学生による世界大会です。
毎年6月に米国ユタ州の火星実験場で開催されます。昨年の本戦には10ヶ国、36チームが参戦しました。しかしながら、これまで日本チームの参加はありません。

(※実際に火星に送り込むことはできません)


航空宇宙工学、機械工学、地学、アストロバイオロジー、電子工学、医学など、多様なバックグラウンドを持つ学生が集い、探査機を開発しています。それぞれの強みを生かしながら、技術者として成長することも私たちの目標です。
また、日本を代表する宇宙分野の専門家の方々にもご協力いただいております。 


  プロジェクトの始まりは、突然のきっかけでした。 

  火星探査ローバーに憧れていた現チーム代表・阿依ダニシは、筑波大学が提供する早期研究支援のもと、学部時代から火星ヘリコプターの研究をしていました。その技術情報収集中に出会ったのがUniversity Rover Challenge (URC) です。 

  しかし、当時の研究テーマと異なっていたこと、メンバーを集めるのが困難であること、そして何より、これまでに日本から出場したチームがなく前例がないことから、参戦は不可能であると決めつけていました。 

 学部4年生になった阿依は、学生が集い、アイデアを共有し、ものづくりを行う「『100』プログラム」に参加します。当初は宇宙関係以外のプロジェクトに参加しようと考えていた阿依ですが、宇宙への情熱を抑えることができず、「火星探査機の開発」というプロジェクトを発案しました。

  ここに参加したいと手を挙げたのが、後に中心メンバーとなる長岡佳汰と永原陵司です。すでにロケットやロボットの開発経験があった2人は、宇宙に対する強い熱意がありました。彼らの情熱を受けた阿依は、一度諦めたURCへの挑戦を決意します。ARES Project 誕生の瞬間です。

  3人の情熱により、ARES Project は20人近くのメンバーを抱える大きな団体へと成長しました。今後は、現在目標としている2023年大会への出場にとどまらず、継続的な参戦を通して世界へ挑めるチームになることを目指しています。 


見よう見まねで製作した1号機のローバーに続き、駆動部のステアリングやロッカーボギー機構の理解を深めるため1.5号機を製作しました。現在は2号機を開発中です。

2号機では、本団体のメンターである慶應義塾大学理工学部 石上玄也准教授にアドバイスをいただき、4輪のロッカー機構を採用することになりました。試作実験機兼本番用の大型ローバーとなっています。

1.5号機

2号機(開発中)

1,000円で、公式ホームページにお名前とメッセージを掲載させていただきます。

3,000円で活動報告書、及び実際に大会中の審査で提出した書類をお届けします。また、希望される方にはホームページ上にお名前とメッセージを掲載させていただきます。

10,000円で、上記の内容に加えオリジナルTシャツ 、オリジナルステッカーをお届けします。

30,000円で、上記の内容に加え実際に作成した機体のミニチュアをお届けします。

50,000円で、上記の内容に加え機体のCADデータを差し上げます。3Dプリンターをお持ちか、業者に発注することで実際に作成することができ、編集も可能です。また、希望される方には機体にお名前を掲載させていただきます。

(ホームページや機体に掲載するお名前には、ニックネームをお使いいただけます。)

ロボット・航空宇宙フェスタ福島2022に出展しました! (11/25, 26)

2023 国際宇宙産業展ISIEXに出展します! (2/1-3)

東京班

東京班は主にアームの設計・開発を担当しています。URCでは、宇宙飛行士のサポートや重い岩を移動させるミッションが課せられます。それらをクリアするためには、アームの性能が重要な鍵となります。

作業風景


東北班

東北班は機体の設計・開発を担当しています。起伏に富む地形でミッションを完遂させるため、ローバーの機構、電装、ソフトウェアを開発しています。

作業風景


 URCでは予算が2万2000ドル (約300万円) に制限されており、その中で機体を製作します。今回いただいた支援金は、開発に必要な部品等の購入に使用させていただきます。機体1機開発するのにおおよそ100万円ほどかかります。機体を動かすメインの計算機(15万円),ハードウェア開発(20万円), 電装部品・モーターなど(30万円)などが主な出費になります。

協賛




<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/01/21 14:00

    12月末からローバーのアームに用いる「サイクロ減速機」を作りはじめました。CAD図→3Dプリンターと順調に開発が進み、残すは金属加工をする(減速機をアルミ部品で作る) のみです!2月には完成できるよう、がんばります!====twitter にて日々の活動報告: https://twitter....

  • 2023/01/19 22:46

    年末に 2.8号機の走行テストを実施しました。ロッカー機構やタイヤ周りの設計、部品の強度、固定方法に関する問題が浮き彫りになりました。3号機の設計、開発に活かしていきます。

  • 2022/12/20 10:00

    今回ABlabブースにて航空宇宙フェスタ福島に出展させていただきました。初めてのイベント展示でしたが、多くの方とお話しする機会がありとても貴重な経験になりました。私たちは現在新しい機体の開発を行っています。これからも引き続き活動していきますので、応援の程よろしくお願いいたします!

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