初めましての方も、いつも応援してくださっている方も、当プロジェクトをご覧くださりありがとうございます!和*輪-WARIN- のデザインを担当しております、株式会社Rev.とよね代表取締役社長を務める胡桃 珠音(くるみ みお)です。

(弊社で製造している豊根村ソウルフード「味つけ廃鶏」とともに)


私が何者か、そしてプロジェクト開始に至った理由をお話しする前に、まずは当ブランド 和*輪-WARIN- について紹介させてください!


伝統の和×人の輪を日常に。

日本伝統の和柄生地の雅やかで趣深い美しさを誰でも日常に取り入れられるよう、現代ファッションと掛け合わせた「新しいKawaii」を提案します。

そして、ただ服の製造・販売では終わらず、「作る人。着る人。応援する人」といった関わる全ての人の「温かい繋がりの輪」も感じていただきたい。そんな思いを名前に込めたブランドです。


ブランドマーク


①誰もが着やすいデザインで和柄生地を取り入れる

和柄って可愛いし美しいけれど、活かし方によってはばばくさいと感じてしまったり、コスプレ感が強く出てしまったり、不良ファッションのようになってしまったり…。
だからこそ 和*輪-WARIN- では、誰もが着やすいようにアクセントとしてさりげなく和柄生地を使用しています。

ちりめんの生地感や、柄の可愛らしさ
・友禅の染め色の艶やかさや、金箔の輝き
・金襴の繊細さや、金糸の輝き

こうした和柄生地の魅力が日常の中で活きる可能性を広げました。


②着心地と扱いやすさ

一日の長い時間着用する服だからこそ、着脱の楽さや軽さなど、とことん着心地にこだわりました。また、金襴生地は着物の帯に使用されることも多いためお手入れが大変なイメージですが、和*輪-WARIN- の服はどれも洗濯機でのお洗濯が可能です。(注1)



皆さんは和柄生地が置かれている現状を知っていますか?

日本が誇る伝統的な和柄生地ですが、着物や浴衣、小物雑貨に活用されど、活躍の場は減っています。特に染物である友禅や、織物である金襴は、職人の高齢化や後継者不足による廃業が相次いでいます。実際に今回のリターンで使用している生地も生産終了が多くあります。(同じものは二度と作れない。だから、少し高いんです)

だからこそ、「Kawaii」が和製英語として海外で広く使われ、クールジャパンで日本の魅力が世界に認識される今、和柄生地の魅力を改めて伝えることに大きな意味があると感じています。


そしてもうひとつ、和柄生地を使用する理由は、和*輪-WARIN- が超ど田舎発のブランドだからです!


私は2021年に24歳で株式会社Rev.とよねを起ち上げました。
「とよね」とは、愛知県の秘境・豊根村のこと。
「Rev.」はRevitalize(=活性化する)の略です。
人口1,000人にも満たない超過疎地・豊根村の活性化のための会社。それが株式会社Rev.とよねです!

(愛知県北設楽郡豊根村。面積の9割が森林)


Rev.とよねでは、豊根村のような過疎地域の根本問題は「雇用課題」であると考えました。職場も少ない。職種の選択肢も少ない。「闘う」ことができるほどの強い企業が育たない。だから、生まれ育った人が出ていき、移住定住者も根付かず、人口減少は加速し続けています。

そこで、圧倒的に若者、特に働き盛りの女性が少ない豊根村の活性化のために、和*輪-WARIN- を起ち上げました。

豊根村は「豊かに根差す村」と書きますが、その名の通り四季折々の自然や、美味しい食べものや、人情が豊かな地域です。特に人と人との温かい繋がりには、「古き良き日本」を感じます。そんな「古き良き日本」の温かさや豊かさはあれど、過疎化が進む豊根村と、伝統的な生地で美しいけれど、活躍の場が減る和柄。この2つに重なるものを感じ、こうしてクラウドファンディングからスタートしたのが和*輪-WARIN-です。



今までになかった新たな選択肢を村に増やし、その選択肢が国内外でビジネスを行い「闘えている」魅力的な選択肢に成長する。その結果、村で育った子供が村内で働く選択がしやすくなり、移住定住者が豊根村を選択しやすい環境が形成される。得た利益は次の地域活性化事業に充てることができ、そこで新たな雇用が生まれ、村の財源に頼らずとも地域内でしっかりと「人とお金」が循環していく。そして、人々の「田舎で働く」ことへの固定概念が変わっていく。


夢物語ですが、このようにして「雇用問題の解決」から地域活性化を目指すのが 和*輪-WARIN- です。


私は豊根村出身ではありません。3年前に結婚して移住しました。ですが実は、幼少期からキャンプで豊根村に通い詰めるほど
大大大好きだった場所です。十数年に渡り外から豊根村の過疎化を見てきた者として、そして今ではいち村民として、地域活性化のために「誰かがやらなければ何も変わらない」現状強く感じていました。

正直、おしゃれに精通した人間ではありません。アパレルの知識も経験もありません。ただ、「地域活性化のために」という想いだけで走っています。
その中で縁あって和柄生地の魅力に改めて気づき、現状を知り、和柄生地に対しても何かできることがあるならば、と思いました。

ですがアパレルの知識は「0」なので縫製はもちろん仕様書の作成もできません。そこで、頭の中のデザイン案を画力と説明力を駆使して描き起こし、一緒に形にしてくれる制作先(OEM依頼先)を探しました。

(デザイン描き起こしの様子と実際のデザイン画。すべてのアイテムが、このような絵と説明を元に打ち合わせを重ね、生地を選び、細かい仕様を決め、サンプル制作を数度重ねて完成に至っています)


10を超える会社に問い合わせても、私に知識がないことや、和柄生地の取り扱い経験がない制作先がほとんどで断られるばかり。そんな中で唯一、私の熱意を買ってくださった社長さんが快く引き受けてくださったのが今の制作依頼先です。熱意とこだわりが強く、ご迷惑もおかけしてしまいましたがかなりロングタームでお付き合いいただき本当に感謝しています。

また、制作先でも和柄生地はなかなか入手ができず、専門的に扱われている京都や東京の小売店まで伺いました。画面上では金糸の輝き具合や生地の凹凸感がしっかりわからないためです。
100を超える生地の拝見希望にも快くお付き合いくださり応援してくださっている小売店関係者の皆様にも心より感謝申し上げます。

(小売店への生地拝見訪問や、制作依頼先との打ち合わせの様子)


このように熱い思いがたくさん詰まり、多くの人の温かい輪でできたブランドが 和*輪-WARIN- です。ご支援くださる皆様にも長く着用いただける、愛されるブランドになっていってほしいと願います。

そして、未だ世界を相手に仕事をする企業の前例がない豊根村において、初の「世界商圏の企業」として道を拓いていけるよう、海を渡るブランドに成長していくことを目標に掲げます。


伝統の和×人の輪を日常に。
Japanese tradition × harmony.
愛知の小さな村から世界へ。
From smallest village in Aichi pref , japan.


最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
和*輪-WARIN-と豊根村の応援をどうぞよろしくお願いします!


<公式LINE>
アカウント名:豊根村2nd村民の集い
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豊根村は2022年10月についに人口1,000人を切りました。実際の人口はもっと少ないでしょう。2nd村民を増やすことは、地域活性化において「民意」になり、豊根村の村民や事業所や行政を動かす「意識改革の力」になります。そして、「地域活性化を果たす確かな前例」を豊根村で作ることで、同じような全国の過疎地域の活性化にも繋がっていきます。


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※アカウントは㈱Rev.とよねが運営します。
※㈱Rev.とよねは、和*輪-WARIN-デザイナーでもある胡桃 珠音が代表を務める、豊根村の地域活性化を目指す会社です。
(会社HP▶https://revtoyone.com)


注1:洗濯表示上は手洗い推奨のアイテムもございますが、私はずぼらなので洗濯機に突っ込んでしまいますし、乾燥機にかけてしまう時もあります(苦笑)ブラウスやスカートなど生地の性質上洗濯・脱水によるシワがつきやすいアイテムは、「デリケートコース(おしゃれ着洗い)」で洗っております。特に問題はみられておりませんが、洗濯表示をご覧になったうえでの自己責任でお手入れをお願いいたします。

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