ご挨拶

みなさん、こんにちは
京都府福知山市の町工場、コアマシナリー(株)の商品企画チームです。

私たちの会社は創業45年になる産業機械の部品の下請けメーカーです。
アルミニウムの加工技術に特化し、工作機械による精密切削加工とアルマイト処理と呼ばれる表面加工を得意としています。
2016年に実施した事業承継を機に、”企画力のある町工場”を目指して、自社商品の企画開発にも活発に取り組んでいます。
今回は、私たちの会社の特務社員である2匹の可愛い猫との触れ合いの中からアイデアを得て、ペット用品を企画しました。
みなさんに良い商品がお届けできるよう、頑張ります!


【商品のご紹介①】
宇宙プロジェクトにも採用されたアルミ加工技術の結晶
町工場に通う猫社員のために考案した「フードスタンド」
商品の特徴やこだわり

宇宙プロジェクトにも採用された、コアマシナリーが得意とするアルミの精密切削加工とアルマイト加工による、機能的で長く使えるアイテムです。
大切な家族と長く一緒に居たい、そんな想いに長く応えられるようにこだわって作りました。

① ペットの成長や体格に合わせて高さ調節
② こぼれた食べ物や水を受け止めるトレイ
③ 転倒しにくい低重心
④ 部材は全てソリッド材(※)を使用し、耐久力抜群
⑤ アルミの削り出しとアルマイトならではの質感
※ソリッド材=縦つなぎのない、一枚物の材料


プロダクトが誕生するまで

私たちの会社には2匹の猫社員がいます。名前は白黒猫「はち」と三毛猫「ふく」。
この子たちは元々保護猫だったのですが、ご縁あって今は社長と一緒に自宅と会社を行き来しています。
会議や来客対応も積極的に参加する愛嬌たっぷりの2匹との触れ合いで、会社のメンバーも来社されるお客様も日々癒されています。そんな2匹にのために、ものづくりの会社として「何か作ってあげられないだろうか?」と考えました。

2匹の猫社員との日常から見えてきたのは、
食べ物を吐いてしまうこと、ご飯や水の入った容器をひっくり返して床が汚れてしまうこと。
その度に慌てて受け止めたり、掃除に追われたりと突然の出来事に翻弄されてしまいます。
飼い主の社長も自宅で同じ状況になっていて困っている様子でした。

食事の姿勢と吐き戻しリスク

頻繁に食べ物や水を吐いてしまう原因として考えられるのは、食事の姿勢です。
床や台の上に置かれた容器から食べ物や水を摂取する際、胃が口や喉よりも高い位置にあると、胃の内容物が逆流して吐き戻してしまう可能性があります。

大切な家族のために、少しでも負担が軽くなるようにとあるもので工夫しますが、丁度良いものはなかなかできません。

床にご飯や水がこぼれる原因はペットだけじゃない

容器に手を掛けて中身をひっくり返してしまうこともあります。床に落ちたものが汚れやシミ、カビの原因にもなります。
ペットの粗相だけではなく、お掃除ロボットの体当たりも、容器の中身がこぼれる原因のひとつになっています。

床が汚れるのは人が掃除すれば済む事ですが、食事の後、度々吐き戻してしまう猫の姿はかなり苦しそうです。
何とか楽にしてあげたい!という思いからフードスタンドの開発に乗り出しました。

ポイント① ペットの成長や体格に合わせて高さ調節

食べ物を入れる容器の高さを40㎜~180㎜まで8段階で調節できます。
附属のピンを抜き差しすることで、容器を受けるホルダーと支柱の高さが決まります。
ペットの成長や体調に合わせて20㎜間隔で微調整してご使用いただけます。

さらに、フラットな状態と角度をつけた状態に切り替える事ができます。
フードと水、それぞれの用途に合わせてお使いいただけます。


ポイント② こぼれた食べ物や水を受け止めるトレイ

容器の真下にはトレイ状のベースがあり、こぼれた食べ物や水をしっかりと受け止め、フローリングやカーペット、畳などへの浸透を防ぎます。もちろん、こぼれたものをペットが舐めとったりしても大丈夫です。ちょっとした汚れは、ウェットティッシュや布で拭くことでキレイになります。コアマシナリーの技術であるアルマイト処理が施されているのでサビや汚れに強く、また、シンプルな構造なので分解して丸洗いすることもできます。


ポイント③ 転倒しにくい低重心

ペットの食べ物や水が入った容器は、位置が高くなるほど不安定になります。ガラスや陶器を使っていると落として割れることもあります。食事中に容器に手をかけたり、鼻先でつついたり、ペットは飼い主が思いもしない行動を取ることがあります。そんな時にも倒れにくいように重心を低くしています。また、リング状のホルダーには、容器が動いてしまうことを制限する役割があります。


ポイント④ 部材は全てソリッド材を使用し、耐久性抜群

ペットのいたずらや意図しない衝突などによってフードスタンドが破損するリスクを低減するために、部材は全てアルミ合金のソリッド材を使用しています。ソリッド材とは所謂「一枚板」のことです。継ぎ目や隙間がなく強度があります。
中身のないパイプ材は軽くて良いのですが、10年以上使っていただくことを想定したときに、軽さ重視では長持ちしないと考え、ソリッド材を選びました。

木製やプラスチック製のものは、ペットの噛む・引っ掻く・蹴るなどの攻撃に長期間持ち堪える事は難しいでしょう。
アルミ合金は、航空機や車両、ロケットや船舶等の構造部材として使われているものです。そんな頼もしい材料で作られていますから耐久力は抜群です。

「ああ、また壊れた。買い替えなきゃ・・・」
そんな飼い主さんの悩みも、このフードスタンドで解決できるかもしれません。


ポイント⑤ アルミの削り出しとアルマイトならではの質感

フードスタンドの部材は、ソリッド材から削り出されています。工作機械に取り付けられた刃物を高速回転させて材料に押し付けていくことで不要な部分を除去し、製品の形に仕上げます。出来上がった製品の表面には、刃物が通った跡「カッターマーク」が残ります。市販品の多くはこのカッターマークを除去されており、なかなか目にすることはありません。しかし、よく見るとこのカッターマークは、規則的な模様を描いている事が多く、単調な金属光沢に変化を作ります。また、凸凹しているような見た目なのに触れると平らであったり、不思議な体験ができるのです。
今回のプロダクトでは、カッターマークをあえてそのままに、削り出しでなければ実現しない独特の質感も楽しめます。

アルマイト処理は、アルミの表面に酸化皮膜(アルミの酸化物)を人工的に生成する表面処理です。この技術は大正時代に日本で発明されました。アルミニウムは酸素と結びつきやすく、空気に触れていると非常に薄い酸化皮膜を作ります。この薄い酸化皮膜がバリアとなって母材を守っていることから、アルミは一般的に錆びにくい、耐食性が高い金属と言われています。

ただ、この酸化皮膜は非常に薄いので、環境によって化学反応を起こして腐食してしまいます。

アルマイト処理を施すことで、硬く分厚い半透明の酸化皮膜を生成し、腐食から母材を守ることができます。
さらに、他の金属では真似ができない「染色」できるという特性も獲得することができます。

削り出されたアルミニウムのソリッド材は鏡のような光沢がありますが、アルマイト処理によってほんの少しマットな質感になります。ギラつかず落ち着いた雰囲気の仕上がりが特徴です。
また、染色した場合は、母材に染み込む形で色が付くので剥がれる心配がなく、高級感のある仕上がりになります。 

ソリッド材の重みと、落ち着いた質感、技術を感じる模様など、コアマシナリーのものづくりの魅力が詰まった自信作です。


ポイント(おまけ) いろんな角度でお食事シーンが撮影できる

容器を持ち上げている支柱の太さは20㎜、シンプルな作りにしてあるので被写体となるお食事中のペットの姿がよく見えます。
前後左右上下、いろいろな角度から可愛い姿や表情を撮影することができます。

こんな使い道も

大切な家族のために用意したグッズが気に入られず、どこかにまとめて置いてあったりしませんか?
使えなかったり、使わなくなったり、理由はいろいろあると思います。でも、捨てることはありません。
こうやって別の使い方でもこのフードスタンドは活かせます。


【商品ご紹介②】
【迷子や災害に】大切な家族を守るオリジナルのネームタグ

「せっかくならオシャレな迷子札がほしい!」という方にオススメです。
アルミ合金の比重はステンレスや真鍮の約1/3。首輪に付けても負担はごくわずかです。
宇宙プロジェクトにも採用されたコアマシナリーのアルミ加工技術を使って、
お好みの文字やデザインでオシャレなタグをお作りいたします。

アルミ合金から削り出されたネームタグは、アルミの質感と染色アルマイトの色合いがとてもオシャレです。
更にポケット加工で彫り込まれた肉球がキラキラと輝きます。
肉球の彫刻は、わんこ・にゃんこの2タイプからお選びいただけます。

万が一の災害に備える!レーザー刻印なので消える心配ナシ!

裏面の刻印は3つのフォントからお選びいただけます。
劣化しないようにレーザーでしっかりと深堀りいたします。

東日本大震災では、人とともに多くのペットが影響を受けました。自宅が被災してしまい避難が必要になったとしても、避難所によっては同行避難が出来ない場合もあります。

動物救護施設に保護されたペットのうち、鑑札や迷子札を装着していたペットは飼い主が100%判明しています。

出典:環境省「東日本大震災における被災動物対応記録集」より


リターン紹介 

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先着10名様 限定サービス

ベース部分にレーザー刻印をサービス!名前やメッセージ、イラストまで対応いたします。

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実施スケジュール

2022年7月 新商品企画スタート

2022年8月 クラウドファンディング準備スタート

2023年1月27日 クラウドファンディングスタート

2023年2月28日 クラウドファンディング終了

2023年5月上旬 リターンを順次発送開始

2023年5月下旬 リターンを配送完了予定 ※配送が遅れる場合がございますのでご了承ください。


コアマシナリー株式会社について

京都府福知山市三和町で精密機械部品の製造を手掛けるコアマシナリー株式会社です。
私たちは「ものづくりを通じたひとづくり」を目的にクリエイティブな発想と高度な技術力を大切にしています。

「機械加工」と「表面処理」 二刀流だから実現できる独創的で遊び心のあるものづくり

当社では、半導体関連装置をはじめとする先端分野の機械メーカー様向けの部品製作を行っております。

 特に、アルミニウム・アルミニウム合金の精密切削加工と、アルマイト処理に関しては、長年に渡り培われた技術と経験により、高品質な製品をお客様のもとにお届けすることができます。
また、二つの技術を組み合わせた複合技術によって、機械部品だけではなく家具雑貨、デザインやエンターテインメントなど幅広い産業分野に貢献しています。


宇宙プロジェクトに選ばれる技術

アルミ板に宇宙空間でも問題が発生しない表面加工ができる会社として、JAXA、Space BD株式会社からお声かけをいただき、宇宙プロジェクトにも参画しています。

モノを宇宙に打上げ、宇宙空間に触れさせた後、地球に帰還させるサービス 「スペースデリバリープロジェクト-RETURN to EARTH-」として、弊社で1000分の1mm単位で加工されたアルミ板には、企業ロゴや写真を印刷したり、レーザーで刻み込んだりしたうえで、国際宇宙ステーション「きぼう」の船外実験プラットフォーム上に設置され、宇宙空間に曝されました。宇宙の過酷な環境にどれだけ耐えることができるのか?という実験とともに、宇宙空間から帰還したモノという珍しい価値を生み出しています。

第1弾はこちら 

https://space-bd.com/news/20210825.php

2021年2月、私たちの手掛けたアルミ板が、初めて宇宙へ旅立ちました。アルミ版はその後、約9ヶ月間宇宙の過酷な環境に曝された後、2023年1月に地球へ還ってきました。私たちの手元には春頃戻ってくる予定でとても楽しみにしています。

第2弾も進行中

そして第2弾は、グローバルボーイズグループJO1 が公式アンバサダーに就任しました!!弊社がプレート製作と白アルマイト処理をしたものが、2022年度中に宇宙空間に打ち上げられ、約4ヶ月間の宇宙の旅を経て地球に帰還します。

https://space-bd.com/news/20220520.php

そんな宇宙環境に耐えるアルミ素材を加工できる町工場ですから、ペットが引っ掻いても、かじっても、舐めても、極限まで耐えられるペット用品を開発できるのではと思ったのです。

宇宙開発の初期、はじめて周回軌道上を飛行した宇宙船に乗っていた犬として世界的に知られる犬ライカ、また、フランスの観測ロケットに搭乗して宇宙空間に飛び出すことになった猫のフェリセットは、強烈なGにも耐え抜き、無事に地球に帰還することに成功しています。私たちが宇宙からの帰還を待ち侘びているアルミ版も、このような動物達の貢献があったからこそ、実現できていることです。 

大切な家族とも安心して暮らせる当社の強みを活かした自社製品開発

精密切削加工とアルマイト処理ができる当社の強みを活かして、これまでにも表札やオブジェなどを制作してきました。指示されたものを製作する部品作りだけではなく、自分たちのアイデアを目に見えるカタチにして皆様の日常の生活空間にお届けしたい。自分たちの商品によって多くの人や動物に幸せになって欲しい。そんな素敵なモノづくりができる環境で成長していきたい。当社の自社製品開発プロジェクトはそんな想いから始まりました。そして、新たに加わった、可愛い可愛いもふもふ家族との触れ合いからアイデアが生まれ、今回のプロジェクトへと繋がりました。

私たちは今後も、もふもふ家族や応援してくださる方との対話と触れ合いの中から様々なテーマを見つけ出して、町工場ならではのプロダクトを製作していきたいと考えています。部品メーカーが挑戦する新たな取り組みを今後もフォローして応援していただけると嬉しく思います。


資金の使い道

CAMPFIRE手数料 達成金額の17%

包装・ラベルなどの製作費

広報費


【起案者情報】

〒620-1444
京都府福知山市三和町芦渕小字琴ヶ瀬777番地
TEL: 0773-58-2180 FAX: 0773-58-3745 

https://www.coremachinery.co.jp/about/





【協力者情報】

●福知山市産業政策部産業観光課

〒620-8501 京都府福知山市字内記13番地の1

https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/soshiki/25/


●福知山公立大学北近畿地域連携機構

〒620-0886 京都府福知山市字堀3370番地

https://www.fukuchiyama.ac.jp/kitare/


●クラファン総研株式会社

〒107-0062 東京都港区南青山3丁目15-9 MINOWA表参道3F125

https://www.crafun.info/


【展示協力】

「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ) 2022年12月〜2023年3月まで展示中

住所    東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号

所在地    渋谷スクランブルスクエア(東棟)15階


リスク&チャレンジ

【リスク&チャレンジ】

※万全を期してはおりますが、素材の仕入・流通などの諸事情により入荷困難な事態が発生した際は、遅延をご了承いただけますようお願い申し上げます。

※本文中に記載させていただいたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点の予定です。応援購入の性質上、利用開始のご案内や配送遅延のおそれがございます。

※原則として、利用開始のご案内や配送遅延に伴う応援購入のキャンセルはできませんが、リターン配送予定月から6ヵ月を超えた場合には、希望者に限りキャンセルにて対応させていただきます。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

<本プロジェクト終了後について>
本プロジェクトで公開中の製品につきましては、弊社ECサイト・SNS等で取り扱う可能性がございます。
本プロジェクト終了後、原材料費の変動や製造方法の見直し等によって販売価格が上昇または下降する可能性がございます。
現在の定価は、2023年1月1日時点の原材料費等製作に係るコストに基づき設定しております。 

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください