12月15日の公開以来、多くの皆様から温かいご支援と応援メッセージをいただいておりますことに、厚く御礼申し上げます。

目標額を超えた寄付金の使途については、海洋活動体験船「くろしお」のメンテナンス費用(救命浮器の更新、ドック整備等)等に充てさせていただき、子どもたちへの安全安心なプログラムの提供に努めたいと思います。


はじめに・ご挨拶

国立室戸青少年自然の家は、昭和52年全国初の国立少年自然の家として開所し、それ以来山や海の自然体験やスポーツ・文化活動を通して、青少年の「規律・協同・友愛・奉仕」の精神を育む場として、多くの団体や家族の皆様に活用いただいています。

国立室戸青少年自然の家 正面玄関

海洋活動体験船「くろしお」を修理しミニクルージングの再開を目指します!

国立室戸青少年自然の家所有の海洋活動体験船「くろしお」を修理し、活動プログラム「ミニクルージング」を再開させることにより、未来ある青少年に感動!発見!学び!が実感できる機会を提供したいと思っています。

私たちの地域のご紹介

国立室戸青少年自然の家は高知県の室戸市に位置しています。室戸市は世界ジオパークに認定された広大な自然環境と躍動する生態系、そしてそこで営まれる人々の文化に触れることができます。四国の東側、太平洋にグッと突き出る室戸市は海沿いを中心に見どころがいっぱいです。

室戸岬~室戸市街地~自然の家


プロジェクトを立ち上げた背景

当施設の30近い活動プログラムの中で、5月から10月にかけては海の活動を中心にご利用いただいています。中でもミニクルージングは、普段は見ることができない海上からの室戸岬の大地を目の当たりにすることができ、2万年の歴史を感じられる大変人気の高いプログラムの1つでした。

それが2022年5月3日、家族対象にプログラムを実施しようとしたところ排気系統に故障が見つかり、安全を考えその日の運航は泣く泣く中止せざるをえませんでした。ミニクルージングを楽しみにしてくださっていた参加者の皆さんの残念そうな顔が、今でも忘れられません。

すぐにでも運航を再開したいと考え、修理の見積もりをいただいたところ、コロナ禍で切り詰められた当施設の年間予算では到底支払える金額ではありません。修理できずにミニクルージングのプログラムの中止を余儀なくされ、現在に至っています。

故障個所

国立室戸青少年自然の家の自然体験活動プログラム「ミニクルージング」

ここ5年間でミニクルージングを体験した人数は、約1,500名!(うち3年間はコロナ禍で中止)

学校の児童生徒を中心に1,500名を超える方々にミニクルージングを体験していただくことができました。ここ2年間はコロナ禍のため、ミニクルージング自体を実施することができず、コロナが収まってきたタイミングを見計らって、2022年5月から再開したところでした。

コースは室戸岬周遊コース!

ミニクルージングのコースは、海の駅「とろむ」のある室戸岬新港を出港し外海に出ていきます。港から出ると、太平洋の大海原が目の前に広がります。そこでは、イワシやアジの群れが気持ちよさそうに泳いでいる様子や、タイミングが合えばトビウオが羽ばたき、船と並走することがあります。その姿は太陽に照らされてとってもきれいです。!
観察に夢中になっているうちに船は室戸岬をぐるっと東側まで回り込みます。岬の西側と東側は潮の流れが違うことが分かり、同時に長い年月を経て形成された大自然の景観を直接観察できます。ゆっくり観察した後は来たコースを戻りつつ、行きは見逃した魚の群れや周りの様子を再度確認しながら、港へ戻っていきます。航海の時間はおよそ40分になります。

「どれも良かったけど、クルージングが1番楽しかった!!」

ミニクルージングに参加した家族の方々の感想です。

「ミニクルージングが思った以上にダイナミックでした。時々潮が顔にかかったけれど楽しかったです」
「船に乗ったのは生まれて初めてでとてもうれしかったです。」
「いろいろ体験したのでどれも良かったですけど、クルージングが1番楽しかったです」
など、たくさんの喜び・感動の感想をいただきました。私たちとしても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

「クルージングが再開したら、また参加したい!」

クルージングが実施できなかった時の参加者からは、以下のような感想もたくさんいただきました。

「クルージングができなくて少し残念でしたが安全を優先したことなので仕方ないです。他のプログラムも楽しくて良かったです。クルージングが再開されれば、必ず参加したいです。」といった声です。多くの方々からのこのような声になんとしても応えたい!それが私たちの願いです。

クラウドファンディングのその先 ~私たちの夢~

・皆様にご協力いただくことで、修繕資金に目途が立てばすぐに修理ができるように修理工場にはお願いをしています。
・修繕が完了した暁には修繕完了記念事業として、家族対象のクルージング事業を計画しています。寄付いただいた方々にも乗船していただきます。※
・この事業は、通常のミニクルージングより航海コースを延長し、ゆったりと室戸の海に生息する魚たちを眺めたり、2万年の歴史を持つ壮大な大地を、普段は見ることのできない海上から観察することができます。
 ※10,000円以上の方に限ります。(ただし多数の場合は抽選になります。)

資金の使い道

海洋活動体験船「くろしお」修理費用 880,000円
再開記念事業の開催費用 118,400円 
一般管理費 99,840円
CAMPFIRE手数料 約90,000円(7%+税)
    

実施スケジュール

募集期間 2023年1月31日(火)まで
修理・点検 2023年3月
ミニクルージング再開記念事業 2023年5月3日(水)、4日(木)


リターンのご紹介

〇3,000円コース 寄附金受領書、事業の実施報告、HPへ氏名掲載(希望者のみ)
〇10,000円コース 寄附金受領書、事業の実施報告、HPへ氏名掲載(希望者のみ)、再開記念事業に参加し視察(希望者のみ/乗船人数に限りがあり、多数の場合抽選になります。海上の波の状況により運航できない場合は、係留場所にて記念撮影会を実施予定です。)
〇30,000円コース 寄附金受領書、感謝状、事業の実施報告、HPへ氏名掲載(希望者のみ)、「くろしお」船に氏名を入れたプレートを貼付け(希望者のみ) 、再開記念事業に参加し視察(希望者のみ/乗船人数に限りがあり、多数の場合抽選になります。海上の波の状況により運航できない場合は、係留場所にて記念撮影会を実施予定です。)
〇100,000円コース 寄附金受領書、感謝状、事業の実施報告、HPへの氏名掲載(希望者のみ)、「くろしお」船に氏名を入れたプレートを貼付け(希望者のみ) 、再開記念事業に参加し視察(希望者のみ/乗船人数に限りがあり,多数の場合抽選になりますが優先いたします。海上の波の状況により運航できない場合は、係留場所にて記念撮影会を実施予定です。)

最後に私たちの願い ~青少年にミニクルージングにより豊かな体験を~

これが一番の目的ですが、記念事業以降は、当施設での人気プログラムである「ミニクルージング」の再開です。

ミニクルージングは、1997年度に海洋活動体験船「くろしお」を取得したことにより開始した当施設の活動プログラムです。
プログラム開始以来、学校団体、当施設の教育事業に参加した家族、企業、室戸の環境を調査している研究団体等、様々な方に数多くご利用いただき、大変好評を得てきました。当施設としてもプログラムを早期再開し、多くの方に素晴らしい体験と感動を実感していただきたいと願っています。

車社会の現代において、車で様々な場所に移動するのは容易なことですが、船に乗り大海原を航海する体験は、子どもも大人もなかなかできる体験ではありません。海に出て五感を通して感じたことが、体験した人それぞれのその後に影響を与えるものと信じています。それは環境保全のための心の醸成かもしれませんし、幾年もの時間を受け継がれてきた歴史や文化への畏敬の念、海で活躍する人々への尊敬かもしれません。

未来ある青少年たちがミニクルージングを通して、感動・発見・学びを実感するために、ぜひご支援いただきますようよろしくお願いします。

当施設は教育施設であるため営利を目的としていません。全ての未来ある青少年に豊かな体験活動を提供したいという強い思いで運営を行っています。

繰り返しになりますが、私たちの思いに賛同してくださった方は、海洋活動体験船「くろしお」の修理とミニクルージングプログラム再開のために、温かいご支援をいただければ大変うれしいです!よろしくお願いします。子どもたちに感動体験を!!

 


本プロジェクトへの支援(寄付)について

・本プロジェクトへのご寄付は独立行政法人国立青少年教育振興機構 国立室戸青少年自然の家への寄付となり、当施設が寄附金受領書の発行、再開された「ミニクルージング」プログラムの活動報告等を行います。また、寄付型のクラウドファンディングで行うため、対価性のあるリターンをお届けすることができませんのでご了承ください。
・独立行政法人国立青少年教育振興機構は税制上の特定公益増進法人として定められていますので、寄付をされた個人や法人は、税制上の優遇措置を受けることができます。「寄附金受領書」を添えて税務署にて確定申告を、または5年以内に還付申告を行ってください。

所得税(個人の場合)
2千円を超え総所得額の40%までの寄付金額に対して、その額から2千円を引いた額が、年間所得から控除されます。
所得控除額=寄付金額(所得金額の40/100を限度)-2千円
(所得税法第78条、同法施行令第217条)

法人の場合
次のいずれか少ない金額が損金に算入されます。
(1)特定公益増進法人(独立行政法人等)に対する寄付金の合計額
(2)特別損金参入限度額
〔資本金等の額×当期の月数/12×3.75/1,000+所得の金額×6.25/100〕×1/2
(法人税法第37条、同法施行令第77条)

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください