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トトロの森をナラ枯れから救いたい!ー公益財団法人トトロのふるさと基金ー

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

トトロの森で今、大木が次々と枯れるナラ枯れが急速に進行しています。森の若返りをはかり、それを子どもたちに残し伝えていくには多くの人手と費用が必要です。トトロのふるさとの景色を守るため、どうぞご支援ください。

現在の支援総額

3,515,750

117%

目標金額は3,000,000円

支援者数

328

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/12/16に募集を開始し、 328人の支援により 3,515,750円の資金を集め、 2023/02/28に募集を終了しました

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キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

トトロの森をナラ枯れから救いたい!ー公益財団法人トトロのふるさと基金ー

現在の支援総額

3,515,750

117%達成

終了

目標金額3,000,000

支援者数328

このプロジェクトは、2022/12/16に募集を開始し、 328人の支援により 3,515,750円の資金を集め、 2023/02/28に募集を終了しました

トトロの森で今、大木が次々と枯れるナラ枯れが急速に進行しています。森の若返りをはかり、それを子どもたちに残し伝えていくには多くの人手と費用が必要です。トトロのふるさとの景色を守るため、どうぞご支援ください。

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目標の300万円を達成しました。みなさまに心から感謝いたします!!

トトロの森1号地誕生から32年。トトロの森はこれまで本当に多くの方に見守られ守られてきました。

(60か所目の森が昨年誕生し、あわせて11.7haになったトトロの森。日々の見回りも、ごみ拾いや下草刈りも、たくさんのボランティアの方に支えていただいています。会員・寄付者の皆さま、ボランティアの皆さま、本当にありがとうございます。)

クラウドファンディングは初めての挑戦でした。どれほどの方に共感していただけるか、ご支援をいただけるか不安のなかでのスタートでした。にもかかわらずこうして目標を達成できましたのは、みなさまお一人お一人が想いをお寄せくださったおかげです。ほんとうにありがとうございます!心からの感謝をお伝えいたします。

こうして300万円という大きな金額をお寄せいただきましたが、拡がる一方のナラ枯れに森の保全費は膨らむばかり。今回の寄付金もその一部に充当させていただきますが、トトロの森の若返りには継続的な手入れ作業が必須です。

森を守り続けるためにはまだまだ資金が必要です。ぜひ引き続きのご支援をお願いいたします。


紅葉…ではありません。
茶色く見えるのはナラ枯れにより枯死した木。今、樹木の伝染病が爆発的に拡大し次々に枯れていっているのです。

ナラ枯れで枯死した木が茶色く見える(狭山丘陵・多摩湖)


トトロの森は「森とそこに棲むいきものたちを守りたい」と思う市民が資金を出しあって買い取った場所。そうして守られている森です。トトロの森を取得し管理しているのは私たち「トトロのふるさと基金」。市民が立ち上げた団体です。
寄付金を募って森を買い取りボランティアのみなさんと共に森の手入れを続け、維持しています。




トトロの森があるのは狭山丘陵、東京と埼玉にまたがって広がる丘陵地です。都市近郊にあるため大小さまざまな開発にさらされ、1980年代はこと、目を覆いたくなるほどの乱開発と破壊が進行していました。
「このままでは森がなくなってしまう」。
その想いから、宮崎駿監督らを呼びかけ人に1990年「トトロのふるさと基金委員会」を発足。寄付金を募って土地を買い取るナショナル・トラスト運動をスタートしました。
最初の取得地は1991年。「トトロの森1号地」は所沢市に誕生しました。

トトロの森1号地取得後 宮崎駿監督により描き下ろされた水彩画


狭山丘陵は映画「となりのトトロ」の舞台のモデルの一つになったといわれており、ゆるやかな丘と谷が織りなす里山の美しい景色のなかに多くの動植物が息づいています。

 

ここ、狭山丘陵をフィールドにした私たちの取り組みは30年を超えました。

 2022年12月現在、取得地は60か所。都市近郊とあって地価が高く、大きな面積はなかなか買い取れません。それでも地道な土地の取得と継続的な森の手入れを積み重ね、近年では無償寄付による森の取得も増えてきました。
2011年には公益法人として認定を受け、公益財団法人トトロのふるさと基金となっています。

各トトロの森の詳細はこちらからご覧ください。



しかし今、トトロの森で小さな虫が媒介する樹木の伝染病、ナラ枯れの被害が拡がっています。
ナラ枯れは、ナラ類、シイ・カシ類の樹木にカシノナガキクイムシ(以下カシナガ)という虫が媒介するナラ菌が入り、水を吸い上げる機能が阻害され、急激に枯れてしまうという樹木の伝染病。全国的に広がっており、狭山丘陵でも3年ほど前から被害が出はじめました。トトロの森のナラ枯れ被害木は2019年には6本程度でしたが年々増加。2022年には492本の被害※が確認されました。
急速に拡大しています。


※被害本数は、病原菌に感染したものの枯死していない木と既に枯死してしまっている木を合わせた本数を記載しています。


ボランティアの皆さんと共に見回り

カシナガに入られた木は病状が進行すると枯れてしまいます。
少しでも被害を食い止めるため、ボランティアの皆さんと守りたい木一本いっぽんに手作りのカシナガトラップを設置し、虫の侵入を防ぐカシナガ防除策を行なっています。
(写真・左:ナラ枯れ被害木  写真・右:トラップを見回るボランティアさん)

このトラップは中に溜めた水が乾くと捕獲できなくなってしまうため、定期的なメンテナンスが重要です。そのためボランティアの皆さんとともに見回りを行い、状況確認と補修や増設を行う日々。 
それでもすべては防除しきれず、進行を遅らせるにとどまっているのが現状です。


それでも枯れてしまう樹々

ナラ枯れの最も恐ろしいのは枯死が急激に進むこと。
枯れてしまった木の枝はもろくなり、枝落ちや倒木の恐れがあります。
都市近郊にあるトトロの森。住宅や公道近くの木が枯れた場合、注意喚起を掲出し、被害防止のために速やかに伐採する必要があります。
職員による被害木の伐採も行なっていますが、住宅や電線などに近い場所は専門業者でなくては対処できません。吊し伐りなどの特殊な伐採技術を必要とするため、委託費も非常に高額です。

職員による被害木の伐採


老齢木を枯らすナラ枯れ。
考えられる唯一の解決方法は森の若返り、狭山丘陵でかつて行われていた「萌芽更新」です。
コナラは萌芽の能力が高く、伐採すると切り株から芽が出てきます。この芽は実生よりも早く成長するため、萌芽を育てることで森を若返らせる萌芽更新はかつて5年から20年の周期で行われていました。
萌芽更新作業は、木の伐採、材の整理、伐採後の雑草管理、萌芽の管理と何年も続きます。
里山の森は人が継続した手入れを行うことで世代交代が促され、維持されていたのです。 

かつて伐採木は薪や炭、家屋の材など人々の生活に必要な材として大切に使われ
資源循環のなかで人と自然が共生していました


しかし、今、ナラ枯れの大木の伐採に膨大な労力と費用がかかっています。わたしたちが萌芽更新を実施できたのはほんのわずかな面積でしかありません。


森を若返らせるには、老木を伐り萌芽を育て、地道な森の手入れを続けるしかありません。そこには多くの人手と費用がかかります。 
今年度、危険木伐採費用だけで500万円が見込まれています。森を守るための事業費は年々増大し、2022年は5000万円を超える見込みです。




森の若返り「萌芽更新」

ナラ枯れにより枯れてしまった木を伐り、萌芽や若芽を育てて森を若返らせ、コナラ・クヌギだけではなく、多様な樹種からなるいきもの豊かな森をつくっていきたいと考えています。


伐った木を薪や材として活かし、里山の資源循環をはかります。

地域の人と共に森の手入れを続け、また森の魅力を伝えていきます。


里山のいきものを守る
今では希少となってしまった里山のいきものたち。森を守ることでいきものたちの棲みかを守ります。


土地を取得することで恒久的に開発されない森にする

狭山丘陵は首都圏にあるため、開発の動きが常にあります。
ある日突然森が伐られ、資材置き場となってしまう。そんなことが繰り返されています。
ナラ枯れを契機に森を手放す地権者の方が増えることも心配されます。
私たちは寄付金により土地を取得しトトロの森を拡げていくことで、狭山丘陵の自然を守っていきます。
また、自然環境の調査や環境教育などにも取り組んでいきます。

高校生によるアカマツの植樹






株式会社スタジオジブリ 執行役員 野中晋輔さん
(公益財団法人トトロのふるさと基金 評議員)

トトロのふるさと基金は、トトロの使用について唯一公認を受けているナショナルトラストの団体です。地域のご縁もあり、地味だけれど真摯でまっとうな自然保護のその活動に賛同して、ジブリも応援してきました。

今回、ナラ枯れの被害は本当に深刻で、通常の方法では対応困難なため、クラウドファンディングで広く皆様のご支援をお願いすることとなりました。どうか宜しくお願い申し上げます。




横山隆一さん
 (公益財団法人日本自然保護協会参与)

現在の日本で絶滅が危惧される生物種は最も危険度の高いもので460種以上。このうちの半数は山奥や原生的なところではなく人里に棲むものと言われています。トトロの森が果たすこれら生物種の生育生息地としての働きは、ますます重要になっています。また、在来種や生態系に悪影響を及ぼすことが危惧されることから、すぐに対策が必要な外来種の存在は430種にも達しています。トトロの森もこれらの脅威から守られなくてはなりません。
その中で今、地球の生物多様性を守るため、2030年までに保護地域を現在の20%から30%に増やすことが世界共通の目標になり、日本は国の法律に基づく保護地域ではない保護地域(トトロの森がまさにこのような場所)を増やすことでこれを達成しようとしています。
トトロの森が日本の主役となる時代が来たと言えるでしょう。
しかし、現在トトロの森に襲い掛かっているナラ枯れ病は、まず最初に解決しなくてはならない難題です。ぜひ、このクラウドファンディングにご協力をいただき、ナラ枯れを抑え込み、健全性を備えた「人と自然の共生地域」という先駆的な保護地域が今後も市民の力で維持されるよう、ぜひともお力をお貸しいただく思います。



髙野孝子さん 
(NPO法人ECOPLUS代表理事/立教大学客員教授)

ナラ枯れが止まらない。無被害の都道府県は6年前には15あったが、昨年はわずか5道県となった。埼玉県では、2020年に突然始まり、2021年の被害量は1782%の増加というから驚きだ。大きなトトロの森で巨木が次々と枯れ、倒れていく。ある場所でカシノナガキクイムシが増えるのも、木を枯らすほど菌が増殖するのも、それをもたらす環境が作られたからだ。
人の暮らし方が変わり、森林との付き合いかたが変わったこともあるだろう。地球規模の大きな変化を伝えているのかもしれない。
何が理由だとしても、今はトトロの森で起きているこの緊急事態に対応しなくてはならない。すでに貴重となっている豊かな森を、豊かなまま未来に残したい。
そのために奮闘するトトロのふるさと基金の活動を応援します。








ご寄付はナショナル・トラストの手法を用いて、狭山丘陵における自然環境の保護及び整備の費用に充てさせていただくための特定資産「トトロのふるさと基金」への指定寄付金とさせていただきます。

・危険木となってしまった枯れ木の伐採費用
・ボランティアさんと共に実施する森の里山管理活動
・トトロの森の動植物調査の費用
・トトロの森の魅力を伝える環境教育や普及啓発活動にかかる費用など

未来のこどもたちへ「トトロの森」を手渡すための活動の資金とさせていただきます。
 





2022年度の年間の活動計画につきましては下記からご覧ください。
https://onl.tw/pB3AW44 

次年度の「事業計画」を3月に策定し、3月末までに公開します。

<募集方式>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。




1.寄付金控除領収書
私たちへのご寄付は税制優遇措置の対象となります。税法上の優遇措置を受けていただくための書類として領収書を発行しています。確定申告の際に必要となりますので、大切に保管してください。 

※今回のクラウドファンディングへのご寄付は募集期間終了後に入金されますので、領収書は2023年3月末日発行、4月以降順次発送となります。


2.御礼と報告メール


3.会報(PDF年3回送付)


4.クロスケの家 限定無料公開日をご案内
寄付者の方などを対象とした限定公開日です。
この日に限り、無料でご見学いただけます。 

 


  

わたしたち公益財団法人トトロのふるさと基金は、1990年4月に発足しました。「トトロ」を冠することに宮崎駿監督・スタジオジブリから承諾を得ている世界で唯一の団体でもあります。

公立・公営の組織ではありません。私たち自身が現地に足を運び、地権者の方と交渉し契約する。土地取得後は自然環境の調査をおこない、管理方針を定め、維持管理していく。自ら考え、決め、行動しています。もちろん今も、ボランティアさんとともに森に入り、維持にあたっています。

私たちの活動はたくさんの方からのご支援によって支えられています。資金の独立性と透明性を保ち、自らの決定で活動をおこなっています。


理事長メッセージ
理事長 安藤聡彦
(埼玉大学教授)

私たちは1990年の発足以来、国内外の3万人を超える皆さんから寄附金を頂戴し、60ヵ所の土地を取得し、「トトロの森」として保全してきました。寄附金を用いて土地を買い取り保全するナショナル・トラストという手法は、森を開発から守り恒久的に保存する道を拓くうえできわめて有効な手段ですが、土地の所有権を有するがゆえにとても大きな責任を背負うことになります。ナラ枯れ被害への対応は、その典型であると言うことができます。

昨年度、私たちは『都市のコモンズを育む』という2030年までの長期構想を発表し、そこで「トトロの森」を多様な市民や組織が利用し、協力して支え合う「都市のコモンズ」としてさらに発展させていく決意を表明しました。

https://www.totoro.or.jp/goods_books/report/img/tyokikousou.pdf

このクラウド・ファンディングは、その「協力して支え合う」ネットワークづくりに向けての、私たちにとって新たな一歩となるものです。100年たっても200年たっても「トトロの森」が「トトロの森」であり続けられますように、みなさまご支援のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。



【沿革】

1990年4月  トトロのふるさと基金委員会発足

1991年8月   トロの森1号地取得

1991年12月  基金が1億円を突破

1998年4月  財団法人トトロのふるさと財団設立

2002年5月 朝日新聞社主催「第3回明日への環境賞」受賞 

2011年4月 事務所をクロスケの家に移転
        公益法人として認定を受け、公益財団法人トトロのふるさと基金となる

2013年6月 クロスケの家の母屋、茶工場、土蔵が国の登録有形文化財に登録

2020年10月 トトロのふるさと基金30周年記念誌「トトロの森をつくる」出版

2021年11月 トトロのふるさと基金30周年記念集会

2022年9月 トトロの森60号地誕生

トトロの森1号地


活動の詳細は下記HPからご覧ください。




私たちの30年以上の取り組みの中で、森の樹々が一斉に枯れていく事態は初めてのことです。この危機を乗り越えるために、初めてのクラウドファンディングに挑戦することにしました。
誰もがなつかしく、大切に思う あのトトロのふるさとの景色を守るために、資金のご支援により一緒に森を支えてほしいのです。

ご賛同いただける方はSNSでのシェア、拡散や周囲の方へのご紹介をぜひお願いいたします。1人でも多くの方に、トトロの森を守るプロジェクトをお伝えいただきますとうれしく思います。


もちろん、森の手入れ作業などのボランティアも大歓迎です!
定期的な活動には参加が難しくても
お近くにお住まいの方は森の見守り隊として、
子どもたちと遊びにいらした際には森の成り立ちの伝え手として
できる範囲で、できることを、森へのひとしずくとして
そそいでいただけませんでしょうか?

森を支えるひとりとして、トトロの森の仲間になってください!


最新の活動報告

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  • 先日ご報告した苗木の植樹風景を動画にまとめました! 植樹をおこなったトトロの森21号地は葛籠入の森の一画、クロスケの家からも歩いて10分ほどの距離にあります。早稲田大学所沢キャンパスの周りに残るこんもりとした樹林地には、今では貴重になってしまった湿地(トトロの森51号地)も残されています。クロスケの家にお越しの際にはぜひ、葛籠入の森を歩いてみてくださいね。 もっと見る

  • ご支援ありがとうございました! 会報115号(PDF)をお届けします。

    2023/04/01 10:38

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • トトロの森21号地は、ナラ枯れのため萌芽更新を目的に皆伐を行なった森。きれいにぽっかりと開けた場所に切株が点々と見えますね。この場所はある程度の面積で樹木を伐り光が入るようにした萌芽更新エリア です。 樹木は種類により、伐採されると切株から芽を出し再生していくものがあります。萌芽更新とは、この性質を使って森を若返らせること。本来、この萌芽更新により若い木を育てていくのですが、21号地ではナラ枯れの影響か芽の出た株が少なかったのです。そこで、植樹を行うことに。この場所を管理してくださっている地域の協力団体「山田ファーム」さんがこの森のどんぐりを拾い、苗を育ててくださっていました。3年たってすっかり成長したコナラの幼木をこの日、植えていきました。幼稚園児から小学生、所沢高校インターアクトクラブの高校生などさまざまな世代が参加してくれました。穴を掘り、苗木を植え、「大きくなあれ」と水をかけ…。ご支援くださった皆さまとともに、将来のトトロの森を見守ってほしいと願っています。 もっと見る

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      寄付金控除領収書 御礼と報告メール、 会報(PDF年3回送付)、 クロスケの家無料公開日のお知らせ  ※領収書発行は2023年3月末日、お届けは4月以降となります

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