◎夢を与え探求心を育むことを目的とした顕微鏡セットです

・教科書通りではない奥深い自然がレンズの向こうにあります。何が起こっているのか?なぜこのような形になったのか?生きるための戦略は何なのか?など、自然を一つ理解する度に、不思議や驚きが一つずつ増えていきます。

・ミクロの世界から直接的に感じ取れるもの(生物学、医学、科学等)だけでなく、何故顕微鏡で小さいものが見えるのか(光学)、どうやって機械を微妙に動かしてピント合わせが出来るのか(工学)などにも想像力が広がります。


◎ちょっと待って!顕微鏡の購入前に皆様にお伝えしたいこと

・顕微鏡を使いこなしてミクロの世界に出来るだけ近づくためには多少の練習と慣れが必要です。

・市販の顕微鏡には良いものも、そうでないものも、色々です。しかし、良い顕微鏡を選ぶことが出来ても、使いこなすまでの道のりはなかなか遠いものです。なので、顕微鏡を買ったけどすぐに飽きて使わなくなった、というケースも多いです。


◎<初めてでも使いこなせる>そのためのサポート・コンテンツを準備

・当製品は、厳選した部材を採用し一台一台丁寧に品質チェックと調整を行っています。

・観察に必要なアイテムをセットにしています。

・顕微鏡(本体)、観察用アイテムだけでなく、当店オリジナルの標本の解説ガイドブック、及び、構造、名称、使い方等の動画をセットにし、「使いこなせる顕微鏡」を目指しています。



この顕微鏡セットは「子供の探求心と想像力を育てる」ことを目的としています。そのため、高性能な顕微鏡と、顕微鏡を使いこなすためのアイテムをセットにしたものです。


顕微鏡は次の3種類を準備しました。ニーズに合った機種をお選びいただけます。

◎M100(※基本を押さえたベーシックタイプ)
オーソドックスな単眼式でありながら、以下のような高性能仕様です。初めての方にお勧めです。
・高倍率観察の際に便利なメカニカルステージを装備
・微動・粗動の両方が可能な合焦(ピント合わせ)装置
・明るく見やすいLED照明装置
・観察倍率は 40倍~1000倍(※CAMPFIRE向け特別仕様)

◎B200(※より高性能をお求めの方向け)
両目で観察できる双眼式です。長くお使いいただける機種です。
・アッベコンデンサを装備した本格派。
・100倍 油浸式対物レンズを装備。1000倍を超える高倍率での観察も可能です。
・オプション追加で多彩な使い方が可能です。

◎T300(※本格的な写真・動画撮影をしたい方向け)
両目+カメラポートを設けた3眼式。本格的な観察にも適応します。
・B200の特徴にさらに磨きをかけた高性能。
・カメラポートには、顕微鏡用カメラ、または、1眼レフカメラ(要アダプタ)が接続可能です。

【機種別の仕様一覧】

※1 対物レンズ
・アクロマート型対物レンズ
 レンズの収差のうち色収差の補正を行った対物レンズです。対象物をはっきりとクリアに観察することが出来ます。

・スプリング式緩衝機構
 高倍率の対物レンズ(40x, 100x)では、対物レンズの先端が、ピント合わせの際にプレパラートガラスに接触する場合があります。そのような場合に、対物レンズの先端が引っ込んでガラスが破損するのを防ぐ機構です。

・油浸式対物レンズ
 100倍の対物レンズは、観察時に、プレパラートと対物レンズの間を専用のオイル(油浸オイル)で濡らして使用します。こうすることにより、対物レンズの性能が発揮できるような設計になっています。

※2 総合倍率
 対物レンズの倍率と、接眼レンズの倍率を掛け合わせた値が、その組み合わせでの総合倍率になります。例えば、対物レンズが40倍(40x)、接眼レンズが10倍(10x)のとき、総合倍率は40x10=400で、400倍(400x)となります。M100顕微鏡の場合、最も低い総合倍率は40倍(対物レンズが4x、接眼レンズが10x)、最も高い総合倍率は1000倍(対物レンズが40x、接眼レンズが25x)となります。

※3 実用倍率
 この顕微鏡のような光学顕微鏡による観察の限界は、1μm(1ミクロン)程度です。それ以下の大きさのものはいくら倍率を高くしても見えないままです。したがって、通常、肉眼で観察する場合には、1000倍程度の倍率が上限といえます。但し、対象によっては、カメラ越しにモニター上に映像を表示するなどの方法で、より高倍率で対象物を観察する場合もあります。


 観察・撮影キットには、顕微鏡観察に必須の、スライドグラス、カバーグラスの他、観察対象物の採取に便利な、サンプル瓶、ペトリ皿、さじ、ピンセット、ピペットの他、25種類の標本(ガイドブック付)、及び、スマホで顕微鏡撮影するためのスマホカメラアダプターが付属しています。

【キット内容】
・スライドグラス(20枚)、カバーグラス(100枚)
・サンプル瓶(PET製)10本
・ペトリ皿(ポリスチレン製)3組
・さじ(ステンレス製)1個
・ピンセット(プラスチック製)1個
・ピペット(ポリプロピレン製)20本
・標本(※4)25種類(各標本の解説ガイドブック付, 当店オリジナル品)
・スマホカメラアダプター 1個

※4 標本の内容

標本の内容

これら標本には、分かりやすい解説ガイドブックをお付けしています。
これは実際の標本を写真撮影し、それぞれの標本がどのようなものなのかを解説したものです。


 ただ単に標本を顕微鏡で見るだけでは何も得られません。そこで、当店自らガイドブックを作成いたしました。これには、各標本の実際の写真、その標本は元々どんな植物(動物)のどの部分なのかの説明、各組織の名称、染色方法などを記載しています。これら記載内容をキーワードとしてインターネットを活用するなどしてご自身で検索・学習することにより、より深く理解することが出来、各標本を楽しく観察することができるでしょう。


下の動画は、<使い方説明動画>から抜粋したサンプルです。


 顕微鏡を使いこなすのは、かなり敷居が高いものです。「顕微鏡を買ったけど、使い方がよく分からず、すぐに飽きて使わなくなった。」というのはよく聞くお話です。解説書や教科書を読んだだけではなかなか難しいものです。そこで、今回、顕微鏡の使い方に関する動画を作成いたしました。動画は、いずれも約10分間程度で、初歩の内容から、スマホで動画撮影する際のコツなどを詳しく解説し、顕微鏡を<使いこなせるようになる>ことを目標にしています。


顕微鏡に関する思い

誠報堂科学館の、顕微鏡に対する思いを動画にしましたのでご視聴ください。良い顕微鏡をご提供させて頂くことはもちろん、修理や将来のグレードアップへの対応も可能です。また、現在最も注力しているのは、上記のガイドブックや使い方動画のような、顕微鏡を使いこなせるソフト面を充実させることです。この点は今後も充実して参りたいと考えています。


修理・メンテナンス

 顕微鏡はあまり壊れることはありませんので、まずは、安心してお使いください。将来、修理やメンテナンスが必要になる可能性があるのは、LED照明部分の故障、レンズの汚れ、可動部分の故障などが挙げられます。このようなことが起こった場合は当店までご連絡ください。すぐに対応させて頂きます。(内容により有償となる場合もございますのでご承知おきください。)


ご質問などへの対応

 顕微鏡セットについて、使い方などがどうしても分からない場合、電話などでの対応も行いますのでご遠慮なくお問合せください。


以下の写真・動画は、M100顕微鏡・スマホアダプターを使い、スマホで撮影したものです。是非ご覧になってください。

1)コカナダモ(水草)の原形質流動(葉緑体の流動)の様子(M100+iPhone6s)
※後半は表面にひっついていた微生物です。

2)タマネギ(表皮)の細胞の原形質流動の様子(M100+iPhone8)

3)アオミドロにひっついたツリガネムシ(M100+iPhone6s)

4)流し台のヌメリ(バクテリア)(M100+iPhone6s)
※バクテリアは1ミクロン前後の大きさで光学顕微鏡で見える限界に近いサイズです。



誠報堂科学館の挑戦

 AIやメタバースなどの急速な進展により人間に今後降りかかる多様な課題が目前に見えて来た今日、自らの力で課題解決や新たな価値創造を行える能力の育成が強く求められています。そのような状況を背景として、全世界的に<STEAM教育>が注目されています。


 STEAM教育 (Science, Technology, Engineering, Arts, and Mathematics) は、科学、技術、工学、芸術、数学などの分野でのスキルを統合的に習得することを目的とした教育です。顕微鏡は、自然の不思議や神秘を自分の目で見て、調べて、考えて、生物学や化学などの科学的知識を深めるための有効なツールとして、STEAM教育において重要な役割を果たすことができると考えています。顕微鏡を使って、生物学的な現象や物質の構造などを観察することで理解を深め、興味を引き、スキルを向上させることができます。また、顕微鏡は、工学やデザインなどの技術的スキルを習得するためにも有用だと考えられます。

https://www.japan.go.jp/kizuna/2022/07/combining_steam_education.html


 顕微鏡を使いこなして頂くのはなかなか敷居の高いものです。顕微鏡を使いこなしていただき、さらに、その先にある<探求心と想像力を育てる>という目的を達成することを目標として、誠報堂科学館では本年から新たにこのようなガイドブックや使い方動画などを充実させていただくことにいたしました。今回のプロジェクトは、その第一弾となるものです。


 リターン(プロダクト)の内容は上記の通りです。もし共感頂けますようでしたら、是非、当プロジェクトへのご支援を賜りますようお願いできましたら幸甚です。



会社のご紹介

 誠報堂科学館は、株式会社誠報堂が運営しています。顕微鏡の販売は、学習用顕微鏡を主体とした誠報堂科学館と、業務用・研究用顕微鏡を主体とした誠報堂サイエンティフィクの2つのブランドで展開しています。

 オリンパス、ニコン、カールツアイス、ライカが世界の4大顕微鏡メーカーです。これらのメーカーによる顕微鏡製造は、現在は多くが中国で製造されています。当プロジェクトの顕微鏡も各部品や基本的な組立ては中国で行われますが、製品の企画や最終調整、全個体の品質確認は当社(国内)で行っています。トラブル時の修理や将来のアップグレードを含め、当社で責任をもって対応させて頂きますのでご安心ください。

 当社は岡山県岡山市にある<岡山リサーチパーク>という、岡山県が主導する工業研究開発エリアで吉備高原にもほど近い静かで環境の良いエリアを拠点としています。ここには岡山県工業技術センター、岡山県産業振興財団、岡山大学の産学研究センター、ベンチャー企業支援施設、及び、企業の研究所が集まっており、当社は<岡山リサーチパークインキュベーションセンター>内に居を構えています。


活動のご紹介

◆2022年7月22日~23日「岡山おもしろ体験でぇ~」に参加。顕微鏡観察ワークショップ開催

◆2022年12月4日「超異分野学会 香川フォーラム2022」に参加。ブース出展とプレゼン実施


Q)顕微鏡はどのくらい長く使えますか?

A)顕微鏡自体は基本的には一生お使いいただけます。消耗品(LED照明、スライドグラスなど)は当社までご連絡ください。


Q)故障した場合には修理可能ですか?

A)はい、可能です。但し故障の内容によって部品交換や修理不能の場合もあるかもしれませんので、まずは当社までご連絡ください。


Q)ワークショップなどに参加できますか?

A)はい、当店WebサイトやSNSでご案内させていただきます。オンライン開催の実施も検討中です。


Q)プロジェクト以外の製品はありますか?

A)ご要望の内容を弊社までご連絡ください。


Q)このプロジェクトの募集方式は?

A)本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください