【 はじめまして、薪窯nananaです 】

薪窯nananaの中田と申します。神奈川県鎌倉市にて、「お米100%の玄米パン」を自作の「薪窯」で焼いています。

小さなお店ですが、小麦製品が食べられない方をはじめ、お米の自然な美味しさや香ばしさが味わえるパンをお求めの方に少しずつ認知されてきているところです。


【開店当初は自家製酵母の小麦パンを焼いていましたが、、、】

3年ほど前に開店した時には、自家製酵母の小麦のパン(丸くて大きなカンパーニュなど)を焼いていました。

独学で3年ほど研究した自家製酵母パンは、酸味を程よく抑える製法を発見したことで、小麦の美味しさを引き出し、保水力の高い生地はもっちりとして歯切れの良い食感。それを薪窯の大きな熱量で焼き上げることで、より香ばしく、よりふんわりもっちりに、、、そんなパンでした。

ある時から問題が発生。。。
しかし、ある時を境に酵母の調子が悪くなり生地がしっかり膨らまず、酸味も強い、、今までのようなパンがつくれないという事態になってしまいました。

自家製酵母に限らず、発酵させるパンというのはその日の気温や天候、季節によって日々調整をして同じ品質のものを毎日焼けるように取り組んでいるのですが、その調整の範囲をはるかに超えた異常な状態になり、しばらくの間お店を休業せざるを得ませんでした。

1年以上、いや2年近く、、思いつくことは全て試みましたが、ただただ時間だけが過ぎていき、、、結局以前のようなパンを復活させることはできませんでした。長い間待って下さっていたお客様には大変申し訳ないことをしてしまいました。


気持ちを切り替えて!お米100%のパンづくり
一度は気力を失いました。が、このままではお店の継続が困難であるため、気持ちを切り替えて100%お米を使った玄米パンをつくっていこうと決めました。
今までのパン生地にも玄米を自家製粉して使用していたことや、以前からお米だけのパンには興味を持っていたこともあり、
「うちにしか出来ない薪窯による玄米パン」を焼いていこうと考えた時、失っていた力が湧いてきたので、そこから数ヶ月を掛けてオリジナルの玄米パンを完成させることが出来ました。

前置きが長くなり申し訳ございません。当店の玄米パンへ注ぐ気持ちを知っていただくには今までの経緯をご説明させていただく必要があると考えたため、長々とお話させていただきました。まずはここまで読んでいただきありがとうございます。



【お米100% 宮城県産のササニシキを使った玄米パン】

「農薬・化学肥料:栽培期間中不使用のササニシキ」を使用しています。
薪窯nananaでは、農薬や化学肥料を使わずにお米を育てている農家さんより、今では希少な「ササニシキ」を玄米や精米の状態で取り寄せ、「生米から生地をつくり」、レンガを積み上げて作製した「薪窯」で焼いています。

なぜササニシキ?
日本には美味しいお米がたくさんあります。そんな中で最近のお米は糖度が高く、もちもちした粘りの強いものが人気です。
それに対してササニシキは糖度が低く、あっさりした粘りの低いお米です。

お米をパンにした場合、炊飯したご飯に比べてだいぶ「密度が高く」なります。見た目の大きさの割りにお米の使用量がとても多い、ということです。

あっさりした味わいのササニシキを生地にすることで、その美味しさが凝縮されたパンが焼き上がります。
それは炊飯した時とはまた違った、もっちりふんわりとした、それでいて歯切れの良い食感を楽しむことが出来ます。

当店のパンは、生地に玄米を多く使用したいので、農薬や化学肥料を使っていないお米が必要でした。


身体に優しいササニシキ
ササニシキは糖質の吸収がゆっくりで、血糖値の上昇が穏やか、脂肪になりにくく消化しやすいという特徴があります。
身体への負担が少ないササニシキのパンを皆様にご提供していきたいと考えています。




【薪窯で焼いています】


使用したレンガは800個以上。自分で作った薪窯でパンを焼いています。

窯に火を入れて数時間、薪を投入しながら窯内の温度を徐々に上げていきます。薪を燃やした熱が窯に移って高温になったら、発酵のタイミングを合わせて仕込みをしていたパン生地を入れて焼き上げます。

薪窯が蓄えた大きな熱量により、生地の中心に素早く熱が伝わりつつ、表面も短時間で焼き上がることで、中の水分を閉じ込めます。

中はもっちりふんわり、外側は少し「おこげ」が付くように焼き上がります。ササニシキを使用していることも含めて他にはないお米のパンになっています。


なぜ薪窯?
私がパン屋をはじめたのは、「日本の森林保全に自分なりに関われないか」と考えた結果からです。(なるべく簡潔に説明します)

バイクで日本一周をしながら、日本の森の荒れた現状を調べつつ自分に出来ることは何かと探していた時、森の整備から出た木「間伐材」を薪として利用しているパン屋さんに巡り会えたことで、自分もやってみたいと思ったのがきっかけとなっています。
(日本の森林は、人工的に植えられた木々が放置されているところが多いです。放置され密集した人工林は地面にまで日の光が通らず不健康で、そんな状態が全国に広く存在しています。森林を健康にするためには、程よく木を伐って地表に日の光が当たるように整備する必要があります。)

そんなことから、薪窯をつくり、日本の代表的な人工林である杉の木を薪にしてパンを焼く。

数年かけて培ったパンづくりの経験をお米100%の玄米パンに全て注いでいます。




【当店で焼いているパン】

■ ササニシキ玄米60 ■

 
足さない・引かない・飾らない。身体に優しい玄米パン。

「農薬・化学肥料:栽培期間中不使用」のササニシキ玄米を60%、白米を40%使用しています。

大きさは小ぶりながら、このパン1本で「お米を1.8合」ほど使っており、お米の美味しさが凝縮されたような味わいです。

オーブンで焼き直すと外がカリッと香ばしく、中はもっちりでふんわり、歯切れの良い食感を楽しめます。

味わいのイメージとしては、バゲットやフランスパンが近いと思います。

[原材料]
ササニシキ玄米・ササニシキ白米・α化米・きび砂糖・酵母・オホーツクの釜あげ塩・米油(焼き型に塗っています)
[内容量]
340g
[大きさ]
縦7㎝ × 横16㎝ × 高さ7.5㎝



 黒豆雑穀玄米 ■

 
黒豆、雑穀、玄米。それぞれの深い味わいを追求しました。

薪窯で煎った黒豆、5種類の雑穀と3種類の玄米を生地に混ぜ込んでいます。

甘味は付けていません。いわゆる「雑穀ご飯」が好きな方にぜひ食べていただきたいパンです。

雑穀選びのポイントは「マグネシウム」

身体の消化と代謝活動にとって重要な栄養素だけれど、近年の食品への含有量が少なくなってきていると言われているマグネシウムを、美味しく摂っていただきたいという考えでつくっています。

[原材料]
ササニシキ白米・ササニシキ玄米・α化米・赤米・黒米・黒豆・もち麦・はと麦・もちきび・もちあわ・ケシの実・きび砂糖・酵母・オホーツクの釜あげ塩・米油(焼き型に塗っています)
[内容量]
430g
[大きさ]
縦7㎝ × 横16㎝ × 高さ7.5㎝



■ 山葡萄とクルミ ■

 
有機カレンズ + 有機クルミ = 優勝

ドライフルーツとナッツの相性では一番だと個人的に思っています。

レーズンが苦手でも、甘すぎず程よい酸味のあるカレンズなら好きという方もいらっしゃいます(私がそうです)。

生ハムやチーズとの相性が良く、肉料理にもよく合います。おやつにも、食事パンとしても楽しんでいただけます。

赤ワインと合わせるのもおすすめです。

[原材料]
ササニシキ白米・ササニシキ玄米・黒米・α化米・有機栽培カレンズ・有機栽培クルミ・きび砂糖・酵母・オホーツクの釜あげ塩・米油(焼き型に塗っています)
[内容量]
410g
[大きさ]
縦7㎝ × 横16㎝ × 高さ7.5㎝




■ 紅茶とアーモンド ■

 
香りを味わう。

ダージリン茶葉とメープルシロップを使用した生地に、有機アーモンドを混ぜ込んでいます。

香ばしいメープルシロップで優しい甘さに整えた生地は、ダージリンとアーモンドの相性の良さを更に引き立たせます。

外側で焼けたアーモンドが密かなおすすめです。

乳製品を使っていないのに、ミルクティーを感じるような味わい。優しい香り、優しい甘さです。

[原材料]
ササニシキ白米・ササニシキ玄米・α化米・有機栽培アーモンド・ダージリン茶葉・メープルシロップ・酵母・オホーツクの釜あげ塩・米油(焼き型に塗っています) 
[内容量]
400g
[大きさ]
縦7㎝ × 横16㎝ × 高さ7.5㎝




■ 宇治抹茶と小豆 ■


とにかく抹茶が好き!な人のために。

とても希少な「有機栽培の宇治抹茶」を使用した生地に、大きめな「小豆の甘納豆」を混ぜ込んでいます。

濃厚で上品な抹茶の生地と、京都の和菓子屋さんでも使われている甘納豆の混じり気のないスッキリした甘みの組み合わせは、お互いを引き立たせた和菓子のような味わいです。

焼き直してそのままでもお勧めですし、意外にもマスカルポーネチーズ(クリームチーズ系)との相性も良いです(お客様に教えていただきました)。

アイスクリームを乗せるという裏技もあります。

[原材料]
ササニシキ白米・ササニシキ玄米・α化米・有機栽培宇治抹茶・小豆甘納豆・きび砂糖・酵母・オホーツクの釜あげ塩・米油(焼き型に塗っています)
[内容量]
440g
[大きさ]
縦7㎝ × 横16㎝ × 高さ7.5㎝




■ 黒米と濃厚チョコ ■

 
例えるなら、温めるタイプのガトーショコラ。

カカオ70%の有機チョコレートをたっぷり使用。甘さ控えめで濃厚な味わい。

「とにかくチョコレートをシンプルに味わいたい。」という考えから辿り着いたオリジナルの製法でつくっています。

生クリームやバター、卵などを使用せずに、黒米と白米を活かすことでチョコレートにコクとまろやかさを感じられます。

オーブンで焼き直すと外はカリッと、中が少しとろけるような食感です。コーヒーやブランデーのお供にも。

[原材料]
ササニシキ白米・黒米・α化米・有機チョコレート・有機ココアパウダー・きび砂糖・酵母・オホーツクの釜あげ塩・米油(焼き型に塗っています)
[内容量]
410g
[大きさ]
縦7㎝ × 横16㎝ × 高さ7.5㎝


※当店は小さい厨房でパンをつくっています。各パンに他のパンの材料が直接入ることはまず無いのですが、限られたスペースで製造していることをどうぞご了承ください。


【リターンのご紹介】

当店では、今回のクラウドファンディングとほぼ同時にオンラインストアもスタートいたしました。

https://makigamananana.stores.jp

ただ、お店の認知度が低いためCAMPFIREさんと皆様の力をお借りして、多くの方に当店を知っていただければ幸いと思い、このプロジェクトを始めました。

リターンの商品は、オンラインストアに比べてほんの少しですがお買い得になっています。


【リターンを追加しました↓】

■ 1/2サイズの6種パンセット ■【4月発送分15個限定】
5,650円(冷凍便・送料込み)

玄米パン6種の1/2サイズをセットにしました。



■「ササニシキ玄米60」3本セット ■ 【4月発送分10個限定】
5,490円(冷凍便・送料込み)
※売り切れた場合、5月発送分を追加予定です

当店の一番シンプルな玄米パンをお求めの方に。




■おすすめ3本セット「その1」■【4月発送分10個限定】
5,980円(冷凍便・送料込み)
※売り切れた場合、5月発送分を追加予定です

「ササニシキ玄米60」・「黒豆雑穀玄米」・「紅茶とアーモンド」の3本セット。



■おすすめ3本セット「その2」■ 【4月発送分10個限定】
6,110円(冷凍便・送料込み)
※売り切れた場合、5月発送分を追加予定です

「ササニシキ玄米60」・「山葡萄とクルミ」・「黒米と濃厚チョコ」の3本セット。



■おすすめ3本セット「その3」■ 【4月発送分10個限定】
6,160円(冷凍便・送料込み)
※売り切れた場合、5月発送分を追加予定です

「ササニシキ玄米60」・「宇治抹茶と小豆」・「山葡萄とクルミ」の3本セット。



■玄米パン6種セット ■ 【4月発送分10個限定】
11,170円(冷凍便・送料込み)
※リターンでは「2024年4月」となっていますが間違いです。こちらのパンセットは「2023年4月」に発送させていただきます。ご迷惑お掛けして申し訳ございません。

※売り切れた場合、5月発送分を追加予定です

玄米パン6種類を1本ずつお求めの方に。




ここにしかない、お米100%の玄米パンをより多くの方にお届けしたい

お米のパンでお店を再開して驚いたことがあります。それは、ご来店のお客様で「小麦アレルギー」の方が想像以上に多いことです。

お店の噂を聞いて、小麦製品が食べられないご自身やご家族のためにわざわざ買いに来てくださるお客様、小麦を控えているけどパンが食べたいというお客様が、当店の存在を知って喜んでくださっています。

また、アレルギーではないけれど美味しかったからと再び買いに来てくださるお客様のお声も、とても嬉しく本当に元気が出ます。

そんな多くのお客様の暖かなお声掛け。
小麦パンからお米のパンへ方向転換し、自分の全てをかけてレシピを一からつくり直し、お店を再会できたことが本当に、本当に良かったと改めて感じています。

そんなお米100%の玄米パンを、県内・県外問わず多くの方にお届け出来ればと考えております。



支援金の使い道

皆様からいただいた支援金は、食材や梱包材の仕入れ、パンを増産するための設備(ミキサー)の購入、そしてCAMPFIRE手数料に当てさせていただきたいと考えております。

【スケジュール】
2023年3月 クラウドファンディング終了
2023年4月 リターン発送開始



「小さな感動」を探すようなパンづくり

私がパンづくりで大切にしていること、
それは食べた時に「小さな感動があるかどうか」ということです。

抽象的ではありますが、世の中の色々な「美味しい」の中で、自分のつくりたいものを追求していく際の判断基準として「小さな感動」は大切な要素だと考えています。

良質な食材で、薪窯で、自分にしかつくれないものをつくる。
これはパンの材料が小麦でも、お米になっても、開店当初から変わらずに私の中にある気持ちであり、お店の存在意義です。

まだまだ発展途上のパン屋ですが、よろしければ皆様のお力添えをどうぞよろしくお願い致します。

〒248-0006
神奈川県鎌倉市小町 2丁目 2-3
薪窯nanana

代表 中田竜明

ホームページ・オンラインストア
https://makigamananana.stores.jp


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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