皆様、はじめまして。愛媛県の桐下駄職人の宮部と申します。

この度は、このクラウドファンディングページをご覧くださり、ありがとうございます。


私は一般的な下駄と違い、独特のカーブ「宮部カーブ」を施した桐下駄を作っています。
実は、桐下駄職人は職人の高齢化、後継ぎ不足で閉業する同業他社さんが後を絶たず、私は数少ない桐下駄職人の1人として働いています。

今回ご支援をいただいた資金で、「宮部カーブ」を作るための作業場の再建費用の一部に充てる予定です。
皆様のご支援を力に、再び前に向かって歩き出したいと思っています。



桐下駄は、平成14年(2002年)に愛媛県指定伝統的特産品に登録され、愛媛県が運営する愛媛の逸品を見つけるポータルサイト「愛媛百貨選」にも掲載されています。

愛媛県HP「えひめの伝統的特産品について」参照
愛媛の逸品を見つけるポータルサイト「愛媛百貨選」(「みやべもくり」として掲載)


旧五十崎町(いかざきまち・現在の愛媛県内子町)の下駄製造は、明治末頃から昭和初期にかけて発展し、昭和40年代までは6軒の事業所がありました。このまちで作られる桐下駄は、そりと呼ばれる下駄の湾曲が前後だけでなく左右にも入っており、足に対する履き心地が良い点が特徴です。最高級の桐下駄から安価なものまで様々な下駄が生産されています。

※愛媛県HP「えひめの伝統的特産品」パンフレット より一部引用


1. 宮部カーブ

つま先から足の指に向かい約1cmほど削りこみ、そこから踵に向かいなだらかに盛り上がったカーブです。
歩く時の足の動きを助けてくれる為、履き心地と歩き易さを感じさせてくれる設計です。


2. 技術の取得に約20年。桐下駄製作の技術

幹に黒い斑点の入った竹「胡麻竹」を用いて、長年履いてもすぐ壊れないような設計にしています。

★Instagramで都度下駄の製作過程を発信中。こちらからご覧ください

3. 長年履いても大きく形が崩れない丈夫さ

約7年履かれたお客様の桐下駄です。
7年履いても丈夫です。

Instagramより。一部投稿は非表示。

4. お客様のご要望にも対応した独自のシコロのデザイン

シコロとは、戦国時代の鎧の織り方を指します。
細長く裁断した革を、糸を使ってメッシュのように織り上げたもので、通気性があります。

私が製作する下駄は、シコロを独自にデザインし下駄に貼り付けています。

過去にシコロ染めを体験して下さった方には、ご覧のように、例えば犬など動物の柄を組み合わせたデザインをご提案。体験して下さった方にお好きな柄を選んでいただきました。

下駄に貼り付けた様子


桐下駄をもっといろんな人に知ってもらいたいと思いで、様々な販売方法を試してきました。

百貨店に出店

例えば、過去にいよてつ高島屋さんでイベントを開催し、その後も常設販売しております。
ただ下駄を置いて販売するのではなく、私が売り場に立って販売するスタイルを大切にしています。

6/21~6/29の1週間は、通常販売している呉服売り場から場所を変えて、6階エスカレーター横で毎日売り場におり、販売予定です。

出店をした際の投稿

オンラインで配信し、専用の通販サイトで購入してもらうライブコマースを実施

コロナ禍で外出を控えざるを得ない時世の中で、愛媛県内に限らず日本全国のより多くの方々に桐下駄を知ってもらうため、インターネット配信と通信販売を掛け合わせたライブコマースも実施しました。


壁が立ちはだかっても、再び前に向かって歩き出したい

しかし、ライブコマース配信の数日後、無人となっていた工場が原因不明の火災により工場は全焼。
桐下駄を作るための桐材や昭和40年代に作られた桐下駄を作るための機械をすべて焼失してしまいました。

実は、このライブコマースで中継していた場所は、私の作業場でした。


同業者や廃業した工場から支援が届き、少しの機械と創業できる工具を揃えることができたものの、「宮部カーブ」を作る機械が完全に揃ったわけではありませんでした。

そこで1度クラウドファンディングを実施したところ、たくさんの方から応援のお言葉や支援を募ることができ、「宮部カーブ」を復活させるための機械の調査・研究費用に充てることができました。

ところが…。

仮の作業場で作業をしていたところ、近隣住民の方からの作業の際の音に関する苦情が発生してしまいました。

やむを得ず火災で焼失した場所に小さなプレハブ小屋を設置。これでは作業スペースに限界があり、このままでは下駄を継続して作ることが難しいです。

新しく作業場を作り、「宮部カーブ」を作ることのできる機械を置けるスペースを確保し、「宮部カーブ」を作る環境を整えたいと思っています。

将来的には、作業場の横に製作した下駄をディスプレイとして設置する構想もあり、皆様に下駄に触れていただく機会をご提供できたらと考えています。

仮のプレハブ小屋を設置した際の様子

皆様のご支援金を、作業場の再建の資金の一部に充てさせていただきます。「宮部カーブ」の作業場の再建に向けて、ぜひ皆様のお力添えをお願いいたします。

必要資金:80万円

資金が集まりましたら、作業場を再建するための費用に充てさせていただきます。


2023年5月13日~2023年7月31日:プロジェクト実施

2023年9月~10月:リターン品の発送

2023年10月~:「みやべもくり」作業場の建設交渉、建設スタート


※皆様のご要望にお応えし、私の技術を込めた下駄をお届けします。
※1つひとつ、丁寧に製作いたしますので、ご支援いただいてからお届けにお時間がかかります。ご了承ください。

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

皆様のご支援への感謝の気持ちを込め、「宮部カーブ」の桐下駄をリターンとしてお届けします。
※デザインをお選びいただくリターン品について、宮部からご連絡を差し上げたのち、10月末までにお返事がない場合は自動的にキャンセルとさせていただきます。ご了承ください。

シコロ染め体験付き!シコロ貼り桐下駄 

【体験日程について】
こちらからいくつか候補日程を提示させていただきます。その日程でご調整お願いいたします。

【ご提供いただきたい情報】 
・お名前
・ご住所
・お電話番号 (下駄のデザインと体験日程について、宮部からLINE友だち登録をさせていただく際に利用します。その後、LINEで私宮部の友だちIDをご連絡しますので、ID検索からLINE友だち登録をお願いいたします。その後はLINEメッセージでやり取りさせていただきます。) 

【デザイン/カラー】
体験当日にこちらでご用意した材料からお選びいただきます。

【その他諸注意】
・体験場所は、ご支援いただいたあと、LINEメッセージ上でご連絡させていただきます。
・体験場所までの交通費/宿泊費等はご自身でご負担お願いします。
・染物体験ですので、汚れてもよい服装でお越しください。
・作業に使用する、ビニールの手袋とエプロンは貸与いたします。 
・宮部から連絡を差し上げたのち、10月末までにご連絡のない方は自動的にキャンセルとさせていただきます。


・着物と合わせやすい!シコロ貼り桐下駄 

お着物を着られる方に合わせやすい和柄のシコロ貼り桐下駄をお届けします。
10,000円のプランと比較し、柄と鼻緒のデザインが少しグレードアップします。

※シコロ染めとは、染め方の1つの手法です。
紙布をみやべもくり独自の技法で染め上げ、様々なデザインに仕上げます。

例えば、特注品として本印伝柄や鳥獣戯画の柄の鼻緒を、お客様のご注文にお応えしてお着けしたこともあります。
鼻緒のデザインは一期一会。人気の柄から売切れてしまうので、鼻緒のデザインにこだわりたい方は、こちらのリターン品をおすすめします。

【ご提供いただきたい情報】 
・お名前
・ご住所
・お電話番号 (下駄のデザインと体験日程について、宮部からLINE友だち登録をさせていただく際に利用します。その後、LINEで私宮部の友だちIDをご連絡しますので、ID検索からLINE友だち登録をお願いいたします。その後はLINEメッセージでやり取りさせていただきます。) 

【デザイン/カラー】
LINE友だちにご登録後、ご選択いただきます。

【サイズ】
普段履かれている靴のサイズを備考欄にご記載ください。私宮部がS,M,Lサイズで柔軟に対応いたします。
男性からのご支援も大歓迎です。 

【諸注意】
宮部から連絡を差し上げたのち、10月末までにご連絡のない方は自動的にキャンセルとさせていただきます。


・モザイク柄のシコロ貼り桐下駄

写真のような、モザイク柄のシコロ貼り桐下駄をお届けします。
10,000円、15,000円の下駄と異なり、私の技術が結集したデザインです。

※シコロ染めとは、染め方の1つの手法です。
紙布をみやべもくり独自の技法で染め上げ、様々なデザインに仕上げます。

Instagramに投稿した内容(個人情報保護のため、一部コメントは非表示)

【ご提供いただきたい情報】 
・お名前
・ご住所
・お電話番号 (下駄のデザインと体験日程について、宮部からLINE友だち登録をさせていただく際に利用します。その後、LINEで私宮部の友だちIDをご連絡しますので、ID検索からLINE友だち登録をお願いいたします。その後はLINEメッセージでやり取りさせていただきます。) 

【サイズ】
普段履かれている靴のサイズを備考欄にご記載ください。私宮部がS,M,Lサイズで柔軟に対応いたします。
男性からのご支援も大歓迎です。 

【諸注意】
宮部から連絡を差し上げたのち、10月末までにご連絡のない方は自動的にキャンセルとさせていただきます。


・胡麻竹貼り桐下駄

鼻緒の足に当たる部分と親指で挟む部分の生地の色を20色の中から選び、製作いたします。
又は、100足以上のオリジナルデザインの鼻緒からお選びいただけます。
私の技術が結集した最高傑作の下駄です。

【ご提供いただきたい情報】 
・お名前
・ご住所
・お電話番号 (下駄のデザインと体験日程について、宮部からLINE友だち登録をさせていただく際に利用します。その後、LINEで私宮部の友だちIDをご連絡しますので、ID検索からLINE友だち登録をお願いいたします。その後はLINEメッセージでやり取りさせていただきます。) 

【デザイン/カラー】
下駄のデザインについて、LINEで友だち登録いただいた後ご選択いただきます。

【サイズ】
普段履かれている靴のサイズを備考欄にご記載ください。私宮部ががS,M,Lサイズで柔軟に対応いたします。
男性からのご支援も大歓迎です。 

【諸注意】
宮部から連絡を差し上げたのち、10月末までにご連絡のない方は自動的にキャンセルとさせていただきます。


・お礼のメッセージ

感謝のメールをお送りいたします。お名前での記載をご希望の際は、備考欄に氏名をご記入お願いします。プロジェクト終了後にお送りします。 



現在、安価な桐下駄と称する外国産の下駄もあるのですが、鼻緒の挿げ方の違いなどで、履きやすさが違うと言われてきました。


熟練の桐下駄職人が作り出す本当の桐下駄を残してゆくことが、日本で生まれてきた下駄という履物の文化を正しく次世代に伝えてゆき、日本人としての文化を受け継いだ者の職人としての存在意義だと思っています。

火災により工場は全焼してしまいましたが、桐下駄を作ることに対しての情熱はいまだ消えていません。


 お客様の、もう一度「宮部カーブ」を復活させて!という応援を心に刻んで前に進んでゆきたいと思っています。


★Instagramで都度下駄の製作過程を発信中。こちらからご覧ください!

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください