はじめに・ご挨拶
みなさん初めまして松戸宿坂川献灯まつり実行委員会です。
献灯まつりは千葉県松戸市、松戸駅西口の松戸宿と呼ばれた地域で夏に行われる行事です。
「この川を掘りつなぎ守って来た昔の人たちに灯りで感謝の気持ちを届けよう」
ということで始まったのが起源です。
今年で16回目となります。
2023年はコロナ禍以降4年ぶりに本格的な開催となります。
このプロジェクトで実現したいこと
「傷んだ行灯や提灯を修理して『献灯』の名にふさわし灯りを点したい」です。
今年はコロナ以降で例年と同じように開催する予定でおりました。
そこで備品確認の為、倉庫に見に行きました。
すると長年使っていた電飾・電気設備や提灯の痛みがひどいことがわかりました。
この行事では「灯り」をお供えすることに大きな意味があります。
会場に飾られた行灯や提灯の一つ一つに供える人の心が宿ります。
このプロジェクトで修理される行灯や提灯にはファンドで贈られた皆さんの心のこもった灯りを点して大切に使いたいと考えております。
■坂川の歴史と献灯まつりとの関係
坂川(さかがわ)は、千葉県北西部を流れる利根川水系の河川です。
坂川は、昔は逆川(さかがわ)と呼ばれていました。
川が時に逆さに流れる様からそう呼ばれ、洪水が頻繁に発生していたそうです。
沿岸は沼が点在する、葦のおい茂る低湿地でした。
松戸宿では当時から新田開発が行われていました。
そこでは度々洪水が起こりました。
3年に1度収穫があればよい程度の不作ぶりでした。
そこで時の上郷名主の渡辺庄左衛門充房が2代にわたり坂川の掘削にあたりました。
これにより坂川の洪水も徐々に収まりました。
松戸宿坂川献灯まつりは、その名主への感謝の意味が込められております。
■松戸宿坂川献灯まつりの起源は?
~観音様の縁日(四萬六千日)が起源~
ところで、献灯まつりとはどんなお祭りなのかご存じでしょうか?
江戸時代、水運と宿場で栄えた松戸の町では、毎年夏の盛りに「とうもろこし市」が立ちました。
種の多い植物は雷除けになるという言い伝えと観音様の雷除けの功徳とが一緒になって人々に伝えられ、とうもろこしは縁起物とされました。
元々は松龍寺境内「すくも塚観音」の縁日が起源ですが、松戸宿の人々には夏の風物詩として時代を超えて親しまれておりました。
そして近年、この地を流れる坂川もきれいな水を取り戻し、松戸宿ゆかりの行事を盛り上げて行こうとする地元の機運も高まりました。
こういったことから地元有志が集まり、「川を掘った先人の苦労と、よみがえった清流と、昔からの夏の行事を、ともに将来に伝えよう」と試行錯誤を繰り返し、平成18年(2006年)から本祭りを企画・開催してまいりました。
今でも毎年夏、観音様の縁日に合わせて開催しております。
松戸を代表するような祭りとして、小さなお子様からお年寄りの方まで、
地元の方だけでなく遠方からも来ていただくなど、
気軽に楽しんでいただける盛況なお祭りとして例年開催しております。
献灯まつりの概要
~とうもろこし市 と とうろう流し~
行事では坂川の流れに沿って多数の行灯や提灯を並べます。
自然の恵みや坂川を開いた先人たちに感謝の気持ちを表す行事となっております。
昔からの「とうもろこし市」はもちろん、新たにとうろう流しや縁日屋台なども加えて、夏の夕涼みのひとときを多くの方に楽しんでいただいております。
・松戸宿を支えてきた坂川沿いに、およそ500mにわたって1000基の献灯が並ぶ風情ある祭りです。
・屋台もたくさん出ており、盛況なお祭りです。
・とうもろこしを焼いて販売しております。
・灯ろうは思い思いの絵や願いを込めて坂川に流せます(流した灯ろうは後日全て回収いたします)。
事前にご自宅でとうろうに絵や名前を書いて組立てができます。
「献灯まつり」当日、レンガ橋前の桟橋にお持ち頂き、桟橋でロウソクに明かりを灯しゆっくりと川に流していただけます。
最大で約3万人の方が参加され、松戸の代表的な祭りとして認知されつつあります。
■開催が危ぶまれるきっかけ
去年2022年は新型コロナの影響で縮小致しました。
普段とは違う形となりましたが無事開催できました。
地域の方を中心に楽しんでいただけました。
■縮小開催した2022年の献灯まつりチラシ
そして来年以降も、
皆様にもっと喜んでもらおう、
このように思い準備を進めてまいりました。
そんなある日、本格開催に向け、備品をチェックしようと倉庫に向かいました。
倉庫の扉を開けるととんでもないことに気づきました。
・会場近くの倉庫には3年の間に思いがけず虫が繁殖して「よしず」を荒らしてしまいました。
・この数年の猛暑でビニール製の提灯の多くがくっ付いたり切れたりして使えなくなりました。
・行灯や提灯に使う電灯類は湿気で大半が使用不能、電線は断線が心配なほど劣化してしまいました。
「縮小開催」で使用しなかった備品の劣化が目立っておりました。
どうしよう…。
良い案も浮かばず、悩んでおりました。
■ご支援を募らせていただくことに
こういった問題を解決するため、祭り実行委員会では会議を重ねました。
その中で「クラウドファンディングを運営してはどうか」という意見がありました。
広く皆様からご協力・ご支援いただくことで来年以降も安定して祭りを開催していきたいー。
2023年はコロナ過以降、初めての本格的な開催となります。
使い物にならない提灯や電飾の他、コロナ対策費など様々な部分で経費が掛かることがわかりました。
毎年、関係各所からの支援金、多くのボランティアの方により支えられ運営しております。
しかしそれでも資金は不足しております。
繰越金は毎年少しづつ減っており以降の開催が危ぶまれまている状況です。
来年以降も継続して祭りを実行できるように助けていただきたい、なにとぞご支援いただきたい、
実行委員一同このように思っております。
■クラウドファンディングでの資金の使い道①
本プロジェクトで集まった資金は具体的に下記に使用する予定です。
・電飾電気設備(夜間時の明かり、電気設備)
屋台やイベント会場を照らす夜間の明かりです。
このお祭りは夕方から行われるので明かりが必要になります。
十数年同じものをだましだまし使い続け、ケーブルは傷つき、汚れなどで断線やショートする危険があります。
・提灯
屋台やイベント会場を照らす夜間の明かりです。
きれいな灯りを供える為、使用している提灯を新しくしたいと考えております。
ビニール製のものは猛暑でくっ付き使い物にならなくなりました。
■クラウドファンディングでの資金の使い道②
・警備員の人件費
公道に屋台を並べ約3万人以上が参加するこの祭りでは警備員の方を雇い、交通整理や万一の事態に備えています。
ボランティアや専門の方にお願いして安全な祭りを実現しております。
・コロナ対策費
2022年のコロナ過での開催では参加者の人数把握や万一クラスターが発生した場合に連絡するなど参加者の方は事前にインターネットでご予約いただいております。
インターネット事前予約でお配りしたQRコードを使用し、入退場できるシステムを導入いたしました。
安心・安全にお祭りを楽しんでいただけるような仕組みです。
・よしずの購入費(縁日の屋台の日よけ)
・縁日各店舗ずつ左右と上部にすだれをかぶせ暑い夏の日よけとして使用しております。
・十数年使い続けており再購入が必要となっております。
・当プロジェクトの手数料(キャンプファイヤー利用の17%+税)
クライドファンディングサイト(キャンプファイヤー)利用の為、総支援額の17%+税分を手数料として支払われます。
リターンのご紹介
ご支援いただくにあたり、リターン(グッズ)をご用意させていただきました。
献灯祭りにご助力いただいている専門のデザイナーによるデザインです。
グッズをご購入いただき、ご支援いただきたく思っております。
過去、まつり中には販売してこなかった非売品オリジナルグッズとなっております。
尚リターンの送付は7月中旬~下旬を予定しております。
リターンは下記となっております。
①オリジナルTシャツ(写真はイメージです)
まつり期間中スタッフがきている「スタッフ限定のTシャツ」を再デザインしたものです!
実はこのTシャツは非売品でしたがまつり中は「ほしい」という方の声がありました。
好評につき限定販売いたします。
サイズはS、M、L。
色は 黒、白、ネイビー、ディープレッドの4色です。
まつり期間中はこのTシャツを着てお祭りに参加してみてはいかがでしょうか。
②オリジナル手拭(写真はイメージです)
献灯まつりロゴ入りのオリジナル手拭です。
デザインは2種類あります。
③オリジナルタオル(写真はイメージです)
献灯まつりロゴ入りのオリジナルタオルです。
デザインは2種類あります。
③オリジナル缶バッヂ(写真はイメージです)
献灯まつりロゴ入りの缶バッジです。
サイズは直径25mm、と75mm色は黒、白、ネイビー、ダークレッドとなっております。
各1色ずつの4個入り1セットでお届けいたします。
カバンや服などに安全に付けられるフックピンがついております。
スケジュール
2023/5/31(水) プロジェクト終了
2023/7上旬 リターン購入(オリジナルTシャツ、タオル、手ぬぐい、缶バッジ、灯ろう)
2023/7下旬 リターン発送
2023/8/9(水),10(木) お祭り当日
最後に
献灯まつりでは、世代を越えた親睦を深め、地域の活性化を促す重要な役割を持っています。
そして地元の町会、商店街、ボランティアの方などが積極的に参加ししおります。
多くの方のご支援、ご協力をいただきながら今日まで企画・運営してまいりました。
昨年行事中に参加いただいた親子の方からの
「楽しかった、また来年も来ようね」
という言葉をふと、思い出しました。
でも来年以降は開催できないかもしれない。
そう思うと残念でなりません。
献灯まつりの存在は昨今の新型コロナウイルスの影響や資金不足などの事態により非常に困難な局面へと進みつつあります。
これまで続いてきた行事が消え去ってしまうのを何とか止めたい。
たくさんの楽しい思い出ととともにこの行事が後世に続くことを願わずにはいられません。
行事にご参加ご協賛くださる皆様とともに日本の伝統の一つが未来につながりますよう
どうか、ご支援いただきたくお願い申し上げます。
またご支援いただきプロジェクトが成功した暁には、是非お祭りの方に参加いただきますようお願いいたします。
松戸宿坂川献灯祭りのHPはこちらです。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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