こんにちは!
ボーダレス・ボードゲーム 「うさ銀行」制作チームです。
私たちは昨年夏に4人の視覚障がい者の方に出会う機会がありました。
視覚障がい者の方たちは、晴眼者が遊ぶようなNintendo SwitchやPS5といった最新のゲームでは遊ぶ人が少なく、点字トランプやジェンガ、ブラインドサッカーなどで日頃余暇を過ごしているそうです。
そんな人達とどうにか仲良くなれないだろうか?
そこで目をつけたのが、私たちが大好きなメダルゲームでした。
ジャラジャラという音を使ったボードゲームができたら、障害の壁を越えて仲良くできるんじゃないか、と。
そこで誕生したのが、メダルを用いた銀行強盗のゲームです。
全世界には、2億5300万人の視覚障がいの方がいます。
日本でいうと、全国の視覚障がいの方を東京に集めると、東京都民の8人に1人が視覚にハンデを持っていることになります。
この人達にゲームを届けられたらどれだけみんなが幸せになるだろうか。
目が見えない方はその分聴覚が発達しています。
「そんな音も聞こえていたの!?」と障害の有無を忘れて、笑い合えるゲームです。
全世界の共通認識である、銀行強盗をテーマにした
ちょっと物騒だけど、物凄くやりたくなるゲームになっています。
ゲーム本体※写真の内容は内容物の一部です
※開発中のイメージです。実際のイメージと異なる場合があります
● 内容物 ●
ゲームカード14枚
予備の空欄カード4枚
金貨60枚
巾着1袋
箱10個(第2版は小さな巾着となります)
説明書1枚
さらに!CF限定でエコバックも付いてくる!
![エコバック]()
※デザインは開発中のイメージです。
※実際のイメージと異なる可能性があります。
うさ銀行 40秒概要CM
銀行強盗を聞き分けろ。
聴覚に特化した完全新作のボーダレスボードゲームが誕生!
うさぎ達が働く銀行で事件は起きた。
人間の3倍の聴覚機能を持つ うさぎ達。
彼らは音で犯人を暴き出そうとしている。
自慢の耳で犯人を見つけ出せ!
あなたはこの銀行を救うことが出来るのか?
果たしてうさぎ達の運命は……?
点字が打たれているカードで聴覚のプロフェッショナルも安心して遊べる!
巧みな話術と聴覚を活かしてゲームに挑め。
うさ銀行 ルール説明動画
銀行強盗をテーマにした、聴覚に特化したボードゲームです。
犯人側と銀行員側に分かれて、それぞれの目的を果たすために協力してプレイするゲームになっています。
敵か味方かわからない状態の中で、状況判断をして自分が所属するチームの勝利を目指します。
ゲームは昼と夜のターン制です。
夜のターンに、少しずつ犯人が袋の中のメダルを奪いに来ます。
メダルが全部取られないうちに銀行員側は犯人を逮捕すると勝ち。
犯人側はターン終了時までに金貨を半分以上取るか、
昼のターンで話し合いにより逮捕されるまでに全て金貨を奪えば勝ち。
夜の間は全員で金貨のジャラジャラとなる音に注目します。
全7種の役職カードにより、
夜のターンに犯人の犯行を妨害、または手助けすることが出来ます。
犯人が金貨を取った後、わざと別の場所に金貨袋を移動させる立ち回りができる内通者や、銀行員側だけれども金貨を取り出す事ができる金庫番、2夜かけてオンラインで金貨を盗み出すハッカーなど魅力的な役職がたくさんあります。
カードは全て点字シールが貼られていますので、安心です。
プレイ時間:20〜30分
プレイ人数:5〜11人
対象年齢:10歳〜大人向け
ゴール①:支援してくれた人が視覚にハンデを持った方と更に仲良くなる
ゴール②:ボードゲームカフェへの営業
ゴール③:ゲームマーケット出品
最終ゴール:全世界に向けてオンライン販売
ひとりでも多くの方に笑顔を届けられるよう、頑張ります!
ご支援いただいた資金は、『うさ銀行』の制作費用に当てさせていただきます。
・うさ銀行クオリティアップ
・箱製作費
・メダル製作費
・キャンプファイヤー手数料
本プロジェクトは、およそ以下のスケジュールにて進行してまいります。
2023年9月:クラウドファンディング開始
2023年10月:クラウドファンディング終了
2023年11月:『うさ銀行』第二版の発注および製作
2023年12月:お礼メッセージご送付、ゲームマーケット出品
2024年1月:『うさ銀行』第二版の発注および製作
2024年2月:うさ銀行HP及びご支援者様紹介HPの公開
2024年3月~:『うさ銀行』本体・追加カードお届け
視覚にハンデを持つ Sさん の感想
ここまで聴力が活かせるボードゲームはほかにないと思います。場面によっては目よりも耳の方が頼りになることもあり、視覚に障がいがある人でもハンデなく自分の頭で勝負できるところが素晴らしいと思いました。
晴眼者 Nさん の感想
聴力とその場の空気を創り出すプレゼンテーション能力が必要なゲームだと思います。自分の立場を把握した上で味方を話し合いの中で見つけ、自軍を勝利に導いていくことが大切なので瞬時の判断力も養われると感じました。老若男女が楽しめる上に、視覚に障害がある方でも楽しめるのは素晴らしいと感じました。
テストプレイの様子
都内にある障害者雇用に力を入れている企業の皆様にもテストプレイにご協力いただきました!
様々な障がいを乗り越えられるゲームです!
盲目の方にもプレイして頂きました
公式LINEアカウントでルール確認中
味方も敵も最初は全くわかりません!
2023年デジタルハリウッド大学卒業制作展でも
姉が展示を行い、
来場者の方や担当教員の方にコメントをいただきました!
卒業制作展でインタビューも受けました。インタビュー記事はこちら!
来場者Aさん
うさ銀行のコンセプトや紹介ムービーにとても惹かれた。ただのゲームではなく音で判断、推理するところが面白いと感じた。
来場者Bさん
銀行強盗のゲーム開発は展示も分かりやすく実用性もあり着眼点を考えさせられるものであった。
来場者Cさん
障がいがあってもなくても、みんなで関係なく遊べるボードゲームという題材はすごく素敵で。
私自身も貴重な経験になりました!ありがとうございました。
担当教員メッセージ (鈴木雄飛准教授)
コミュニケーションデザインゼミ 優秀賞「うさ銀行」
口だけダイバーシティが蔓延る時代です。
心根では差別・忌避意識が残る中、いかに障がい者との関係性を紡げるか。
難解なテーマに対し、内定先で出会った全盲の方と一緒に楽しむために、という明確な宛先と体温をもって取り組んだからこそ、かえって普遍性の高い作品になったと思います。
メダルゲーム好きという作者個人の趣味から、盲目でも楽しめる音を活かしたゲーム性に着目し、銀行強盗というグローバルに通用する“やってみたさ”を孕んだコンセプトにうまく昇華しました。何度もテストプレイを重ね、ゲームの面白さを向上させたことも評価します。
私たちの思い
左:弟の"たく" 右:姉の"ふぃお"
私たちは昨年の夏、4人の視覚障がい者の方と出会うことがありました。
今までは街でチラホラ見かけたり、駅のホームでの補助に入る時に少しだけお話することはあっても、
仲良くなる、なにか一緒に成し遂げるといった経験はありませんでした。
そして私は、その4人と仲良くしたい、ハンデなく過ごして欲しいがあまりに、“過剰に支援してしまった”のです。
これは一種の差別なのではないかと。
私は仲良くなるツールとして有効なもののひとつに、ゲームがあると思っています。老若男女関係なく、誰もが笑顔になれ、ひとつのルールに縛られながら勝利という大きな目標を目指す様は面白いし、美しい。
そんなゲームを作りたい。みんなの会話がもっと増えて欲しい。
ただその一心でこの企画を立ち上げました。
どうか世界中の皆様もこのゲームで
“見えない差別”を無くし、みんなともっと仲良くなれますように。
(姉 ふぃお)
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