■はじめに・私たちについて
<画像データ鮮鋭化技術の研究開発企業>

アルシスデータ株式会社は、「Dual - Resolution (デュアル・レゾリューション) = デコンボリューション+超解像」という手法でカメラの画像を綺麗にする画像鮮鋭化技術の研究・製品化を行っている研究開発型スタートアップ企業です。


「デュアル・レゾリューション」とは、簡単に言うと”ぼやけた画像を綺麗にする”技術です。
※デュアル・レゾリューション処理画像


デュアル・レゾリューションの要素技術の一つ「デコンボリューション」は、皆さんが普段お使いのスマホカメラはもちろん、監視カメラ、自動運転、ロボット、ドローン、顕微鏡、望遠鏡など、レンズと画像センサーで組み合わせされる、あらゆるデジタル光学系(=デジタルカメラ)に応用されている技術です。

一方、「超解像」も同様に、昨今多くのデジタル機器に搭載されていて、AIや数学的な技法を使って画像を綺麗にする技術です。

この「デコンボリューション」や「超解像」は、デジタルカメラがHD→FullHD→4K→8Kと進化してきた過程において大きな役割を果たしてきました。













近年、例えば自動運転で使うカメラはもちろん、 iPhoneのカメラに3台のレンズ・センサーが搭載されるなど、カメラ=センサーの個数は飛躍的に増加してきていて、世界中に1兆個のセンサーが動く「トリリオン・センサー(TSensorsTM:Trillion Sensors)」時代が到来されると予測されています。

参考:矢野経済研究所「トリリオン・センサ革命の衝撃


この圧倒的なセンサーの増加に呼応して画像処理のニーズが急速に高まっており、デコンボリューションや超解像はもちろん、その後処理となる画像認識系AIなど、画像処理に関わる工程全体に飛躍的な市場成長が起こると考えられています。

その市場規模は約3兆円と予想され、今後も拡大していくことが予測されています。


我々アルシスデータは、このトリリオン・センサー+AIの時代を見据え、従来の画像鮮鋭化「デコンボリューション+超解像」の既成概念を一転させる、革新的な「デュアル・レゾリューション」と呼ばれるアルゴリズムを開発しています。

従来、デコンボリューションと超解像は別々の技術であり、両者を共存させることは技術的に難しい課題が沢山ありました。

しかし、我々は全く新しい発想で純粋数学の理論をゼロから構築し、従来の光学系のモデルを置き換えることによって、これまで不可能と思われたあらゆるカメラ(光学系)に汎用的に対応できるデコンボリューションと超解像を組み合わせることに成功、超解像度化・超高速・低消費電力を実現、高い性能を持ちながら環境にも優しいエコな技術に挑戦しています。

その開発/経営メンバーは京大・東大・理科大・ハーバード(MPA)・MBAホルダー・元ソニー出身の研究者や実務家で構成され、次世代のメガベンチャーとして注目されています。


■アルシスデータが解決する世界・実績 
<画像データ鮮鋭化→医療・ナノ素材などへの応用>

多くの従来カメラに使われている、画像を綺麗にする技術「デコンボリューション」ですが、実は1970年代に基本的な数学・物理的アルゴリズム・技術が開発されて以降、ほぼ同じようなやり方でずっと利用されてきており、イノベーションが完全に止まっています。

我々アルシスデータは、光学系の前提になる波動の物理学や回折現象のモデルそのものを捉えなおし、ベースとなる純粋数学的な理論を新しく構築することで「デコンボリューション」を革新、独自の超解像法を組み合わせた「デュアル・レゾリューション」によってこれらの課題を一気に解決して、画像の世界にイノベーションを起こそうと考えています。


<実績>

すでに最先端の研究を行っている多くの大学や企業で利用されており、東京大学・大阪大学・早稲田大学・東京農工大学などでの医療系やナノ素材の開発、企業においては半導体や内視鏡、ロボットによる自動化などに応用が進んでいます。特に、大阪大学との共同研究では、次世代ナノスケール共焦点顕微鏡の開発につながる実験も実施しています。

そのほか、WIRED x Audi  INNOVATION AWARD、中小企業優秀新技術・新製品賞にて「優秀賞」 を受賞するなど、第三者による対外的な評価もいただいています。

<日本語Ver.>

<English Ver.>



■なぜクラウド・ファンディングをするか?

<画像データをやりとりするプラットフォームが必要>
1.”画像データ鮮鋭化”の次の課題への挑戦

これまでの説明で、画像を綺麗にするニーズや、デュアル・レゾリューションの需要が今後爆発的に拡大する可能性があることをご理解いただけたかと思います。

それでは、画像データ鮮鋭化の次にどんな課題が来るでしょうか?

それは、「画像データ量の爆発」です。

カメラ(センサー)の増加=文字通りデータ量の増加であり、米国のIDCの調べでは、2025年には175兆ギガバイトという途方もないデータがやり取りされると予測されています。

参考:Data Age 2025: the datasphere and data-readiness from edge to core


画像を綺麗にしても保存ができなければ意味がありません。途方もないデータの中から、画像をどう安全・機密に保存するか?誰が所有権を持っているのか?その真実性をどう保証するか?

デュアル・レゾリューションを進める当社にとって、途方もない壁が出現したのです。


2.画像データのやり取りをweb3.0で

■既存のサービスでは上手くいかない理由

我々は、膨大なデータの保存を検証する際にいくつかシミュレーションを行いました。最初は、既存のアーキテクチャ(WEB2.0)によって、特定の事業者にデータを保管する方法です。例えば、既存のクラウドサービスのように事業者が提供するストレージにデータを保管するようなやり方です。従来のこのやり方は、非常に簡単ではあるものの、利用者にとってコストがかかりすぎ、世界中にデータセンターを建設して莫大な電気を消費する必要もあります。これは地球環境にも良くないですし、何よりこれらの事業者がデータを自由に扱うこと(例:検閲)だってできてしまいます。


我々アルシスデータが扱う画像は最先端の研究画像データであることも多く、このような機密性の高いデータに既存のアーキテクチャは適切でないと結論付けました。


■web3.0の技術が有効な理由

次にシミュレーションを行ったのは、新しいweb3.0のアーキテクチャ秘密分散技術を用いたストレージサービスです。

この秘密分散技術は、特定の事業者にデータを預けるのではなく、世界中に分散したコンピューター1台1台にデータを保存できる、全く新しいデータ保存の仕組みです。仮に、もし全世界のパソコンを秘密分散技術に接続することができれば、特定の事業者に依存せず、即座に大量のデータを扱うことができます。※世界のストレージ導入規模は、2023年には11.7ゼタバイトになることが予想されています。

参考:IDC's First Global Storage Sphere

我々は、この方法を使えば画像データを大量かつ安全に扱うことができると考えました。

最近では、NASAのアポロ計画や、wikiなどが永続的にデータ保管するため、web3.0の技術を使って保管を始めています。


さらに、web3.0の魅力は、爆発するデータを大量かつ安全に扱うことができるだけではありません。
保存するデータに「ハッシュ値」という固有の番号を付けることで、誰がいつ作成した画像なのかの真実性も証明することができるのです。写真、画像、映像データのオリジナルの作成者が誰なのか?を証明することができれば、著作権、論文、特許出願などに証拠として利用できることになります。



3.次世代の画像データ共有プラットフォームを提供したい

大量に生成された写真、画像データを綺麗に、かつ安全に扱うニーズは、私達が普段接しているような企業、大学の研究室だけでなく、カメラや映像を扱っている一般の方々にもあるのではないか?分析からはそんな姿が見えてきました。

企業や研究開発の現場だけでなく、皆さんにおいても手持ちのカメラで撮影した写真や加工した画像をできるだけ沢山保存しておきたいものです。しかし、容量が足りず仕方なくデータを削除した経験があるのではないでしょうか。また、絶好のタイミングで撮影した画像がぼやけてしまっていたり、データを撮影者、被写体、クリエイター同士で共有する必要がある場面もあるのではないかと思います。

弊社が直面する市場背景と、企業や研究機関はもちろん画像に関わる皆さんの未来に貢献したいという熱い想いから、

・低コストで
・安全に
・大量のデータを
・キレイに
・保存、共有し
・データの真実性を証明できる

web3.0の秘密分散技術を利用し、デュアル・レゾリューションによって画像を綺麗にするデータ共有プラットフォームの提供を行うプロジェクト「ノードX※仮称」を立ち上げたいと思います。




■プロジェクトの目的 <「ノードX」プロジェクト:画像データ共有プラットフォームを創りたい>

〇プラットフォームの開発資金、サービス維持費用を集めたい〇

「ノードX」プロジェクトの主要な目標は、画像データを保存・共有するための web3.0 / 秘密分散技術 のプラットフォームを開発することです。もちろん、デュアル・レゾリューションもセットで提供します。

このプラットフォームの技術実証は完了していますが、まだ製品として提供できるレベルにはないため、さらなるアップデートが必要です。より多くの方にご支援いただきながら、一緒にサービスを作っていきたいと考えています。


〇ユーザー(ノード)を増やし、サービスの利便性を向上させたい〇

web3.0の技術を活用した機密分散ストレージサービスのため、ユーザーの数が多いほどストレージ容量が増えたり、アクセス速度が速くなったり、どんどん利便性が向上するプラットフォームとなっています。サービス自体を成り立たせることと、品質向上のためにはプラットフォームへの参加者の存在が欠かせません。

これはネットワーク外部性と呼ばれ、かつてSNSやストレージサービスが辿ってきたものと同じ成長ストーリーになります。

みんなで協力してデータを分散保管し、使い勝手の良いサービスを一緒に創っていきたいです。

1人でも多く協力してくれる方を集めるために、クラウドファンディングに挑戦します!!



「ノードX」web3.0プラットフォームを使ってできること

■アップロードした画像を保存することができます

■プラットフォームの(任意の)ユーザー同士で画像を共有できます

■アップロードした画像の持ち主を証明できます

■アップロードした画像が加工・編集されていないか保証できます

+オプション

■ぼやけた画像をデュアル・レゾリューションを用いて綺麗にすることができます




■「ノードX」プロジェクトのリターンについて

①秘密分散ストレージの利用及びデュアル・レゾリューション技術による画像鮮鋭化サービスの利用(1年間)


※秘密分散ストレージについて

 秘密分散技術で永続的にデータを保存するには毎月コストがかかります。

 今回のクラウドファンディングのリターンとしてご提供する画像データ保存期間は1年間とし、以降継続的にデータを保存する場合は、開発終了後に別途設定するクラファン参加者特別価格によりご提供します。

※画像鮮鋭化サービスについて

 当社のデュアル・レゾリューションにおけるデコンボリューション工程は、レンズによる「回折ボケ」により発生したぼやけを改善する技術です。

 また、高周波成分が必要なため基本的にrawデータや高品質なjpg等を対象にしています。

 回折ボケではないぼやけに対応していないのと、対応するファイル形式が jpg,png,tiff,bmp,一部のavi になりますので、ご注意ください。


②ローンチ記念パーティーへの招待状NFT

③ファウンダーリストのNFT

④秘密分散技術/ブロックチェーン/web3.0勉強会への参加

⑤新進気鋭の数学者との食事会

⑥暗号通貨・web3.0の業界に精通した人物との食事会

⑦連続起業家へのビジネスプラン提案チャレンジ


■資金の使い道

・プラットフォームの開発資金、サービス維持費

・CAMPFIRE手数料


■使い方オンライン説明会の実施

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

web3.0についてもっと知りたい方、秘密分散技術やデュアル・レゾリューションについて詳しく知りたい方に対して、オンライン説明会を実施予定です。

リターンの選択に迷われている方もお気軽にご参加ください。


<第一回オンライン説明会>

・8月 9日 (水曜日)⋅16:00~17:00
・8月 9日 (水曜日)⋅19:00~20:00

<第二回オンライン説明会>

・8月 18日 (金曜日)⋅16:00~17:00


活動報告に詳細を記載しておりますので、お申し込みを検討されている方はこちらからご確認ください。
オンライン説明会詳細



■最後に

次世代web3.0のプラットフォームとアルシスデータ株式会社のデュアル・レゾリューションを組み合わせることで、画像データ爆発の時代において、市場の成長を牽引できるのではないかと考えています。

web3.0に興味がある方、秘密分散技術、ブロックチェーンなど新しい技術に興味がある方、画像鮮鋭化のデコンボリューションや超解像技術に興味がある方、様々な興味関心がある方からの応援を募っています。

是非、画像の世界にイノベーションを起こし、日本の産業の未来を創造する「ノードX」プロジェクトにぜひ参加してください!
皆様の熱いご支援をお待ちしております。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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