はじめに・ご挨拶

初めまして!京都府南丹市に住んでいる芦田拓弘(あしだたくひろ)と横浜市に住んでいる二宮裕一郎(にのみやゆういちろう)です!

私たちは大学時代の先輩後輩の関係で10年近い付き合いがあり、現在は京都で一緒に林業をしています。(二宮は月に2回ほど京都に行って、林業しています。)

(左が芦田拓弘、右が二宮裕一郎)


プロジェクトを立ち上げた背景

私たちが植林イベント×キャンプ場をやろうと思ったきっかけは2つあります。

①キャンプ場を通して、都会の方により林業や自然の中で「今」を感じてほしい

②日本の林業を守りたいと思ったから

この2つです。

ここから少し詳しく説明します。


【①キャンプ場を通して、都会の方により林業や自然の中で「今」を感じてほしい】

私(二宮)自身、実は2年前まではキャンプには全く興味がありませんでした。

では、何がきっかけでキャンプに興味を持ったかというと、自動的に「今」を生きる環境を作れるからです。

私事ですが、昨年会社員を辞めて独立をして、毎日をせかせか生きていました。

そんな中、彼女と旅行に行った時でさえ、お客さんや取引先からの連絡を旅行関係なしに取っていました。

昨今のキャンプブームにあやかり、キャンプに行く機会があったのですが、おそらく中学生以来のキャンプの感想は、

「とにかく不便すぎる」

でした(笑)

テントを張ることから、焚き火を焚くこと、ご飯さえもうまく炊けないし、切った食材を置くところに困る。なんて不便なんだと感じていました。

ただ、連絡が見れない状況で、そんな不便なことをやっていると、自然と「今」に対して頑張ってなんとかしよう、「今」のご飯についてどう思うかなど、瞬間瞬間について考えるようになっていました。

キャンプのご飯は普通に食べるより数倍美味しいと言われるのは、この「今」のご飯に対して雑音がなく研ぎ澄まされているからだと思います。

(左:彼女にキャンプ場で誕生日を祝ってもらいました(笑)、最高の焼き加減の肉とお酒(自画自賛))


そして気付けば、そうした「今」を生きる実感を得られるキャンプに魅了されていました。

このような不便な場所にあえて飛び込んで、「今」を楽しむ生活をしてほしい、そんな思いから「effキャンプ」の場所に魅力を感じました。

毎日会社で働き詰めの人、生産性を追い求める人、何かに常に追われている気持ちがしている人など「今」を見つめ直す機会として、いろんな方にぜひ訪れてほしいと思います!

(↑こんな日もたまには大事です(笑))


【②キャンプ場を通して、都会の方により林業や自然の魅力を感じて欲しい】

①の理由に加えて、私たちは、ここ1年で”林業”に深く関わる中で、日本における林業の大切さや課題が見えてきて、未来の日本の林業を守りたい!思いが非常に強くなりました。

私たちは昨年から林業に従事し始めたのですが、現場作業に出る中で、日本の林業の現状を目の当たりにしました。

・木々は光合成により二酸化炭素を消費し、酸素を生み出すから地球温暖化対策のために森林を増やそう!

・最近、土砂崩れが多発しているけど、木々があればそのような災害は防げた!

・山林では様々な生き物が生きており、生物多様性には重要だ!

世間ではこのように森林の重要性が周知されてきています。

しかし、林業の現場では年々林業従事者は減少していること、山の所有者が亡くなってその後の所有者がわからなくなっていること、所有者が山に興味がないかつ費用がかかるため管理がされていないこと、これらが原因で放置されています。

更に、日本の国土の70%を占める森林の多くは、約50歳となり、太く大きくなったため、伐採適齢期として、どんどん伐採されています。

ではそのあとはどうなっているでしょうか?

実はその後の土地の多くでは、写真のように、多くが放置されているのが現状です。(写真)

私たち自身、森林の大切さについては横浜に住んでいた時からおおよそ理解していましたが、都会に住んでいて山林を所有もしておらず、林業にも関わっていなかった当時ではできることはありませんでした。

そこで、林業に関わっている現在の私たちが「植林イベント」を通して、環境に対して貢献したい方々に対して架け橋となる活動の場を提供できれば良いのでは?と考えました。


プロジェクト予定地の紹介

今回キャンプ場予定の芦見は、京都市内から車で約1時間の場所にあり、古くから林業が栄えているため、森林に対する意識も高く、キャンプ場の周りの木は360°全て手入れがされています。

そのような林業によって手入れされた森林を見ていただき、森林・林業を身近に感じてもらいたいという思いがあります。

また、今回の予定地では電波が入りません。

私たちが横浜の中心で毎日セカセカと時間に追われていたからこそ、こう言った他人からの連絡を気にせず、デジタルデトックスしながら時間を忘れて心から森林の魅力を感じて欲しいという思いを実現できる土地です。

加えて、全ての情報が簡単に手に入る状況になれてしまった我々人間は電波がないところに行くと不安になります。

例えばキャンプ場で料理一つ作るにしても、何も調べることができません。

私たちの林業の現場ではこのような状況がよくある事ですが、その中にいると、人は自然と協力し、助け合い、話し合いが生まれます。

便利なキャンプ場も良いですが、今まさに対処が必要な時間を過ごせる環境で、普段の生活では体験できないチームワークをぜひ感じてみてください。

このプロジェクトで実現したいこと

「森林について知って欲しい。」とにかくここに尽きます。

そのための手段として、植林を通じて程よい運動をしつつ環境保全にも役立っているという体験、自然に没入して今を生きる体験を提供し、将来の日本の森林保全の一助になる活動にしたいと思っています。

また植林によってみなさまが林業に関わることはもちろん、キャンプ場の売上の一部を山林の所有者に還元することで、植林の費用の負担の一端を担い、間接的に日本の森林を守ることに繋がる活動にしていきたいと思っています。


これまでの活動

<2019年〜>

森林、林業に関心を持ってもらえるサイト”Woodyニュース”を開設しました。

現在では毎日500人が訪問するサイトに成長しました。

<2022年〜>

・林業に関するYoutubeチャンネルを開設しました。作業風景や木々に関わることをアップしています。

「植えて森にかえす、環境に優しい製品を」をテーマにした、木を使った作品を販売するECサイト"eff"を開設しました。このサイトの売上の一部は植林活動に還元すると言った取り組みを行っており、現在では京都府内の7つの工房さんにご賛同いただき、商品の提供をいただいています。 

「工房仙太」
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「彩り寄木」
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「山’s design and craft」
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「幸工房」
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木の香りアート「まどころ」
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「葵工芸」
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資金の使い道・実施スケジュール

【資金の使い道】

今回の資金の使い道は、植林イベントの運営費とキャンプ場開設に向けて使用させていただきます。

(今後、更なるキャンプ場拡大を検討しており、その場合は整備費や水回り設備の導入、ワクワクするようなアクティビティの導入費用も検討しています。もし現在の目標金額が達成できた場合には、次なるゴールも見据えています。)

今回の目標額1,000,000円の内訳は以下の通りです。

 ★キャンプ場の整備費 630,000円
   <内訳>
     砕石購入費 500,000円
     整備費 130,000円

 ★植林イベント手数料 200,000円
   <内訳>
     イベント開催の人件費 170,000円
     木の苗 30,000円

 ★クラウドファンディング手数料 170,000円

※リターンの内訳によって、植林イベント手数料もしくはキャンプ場への使途の比率は変動します。


【スケジュール】

スケジュールは以下の通りです。

土地の整備は資金の都合上、できるだけリーズナブルな形でお願いするため、大幅にずれ込む可能性もあります。

また植林は、木の根がしっかりと張る時期が春と秋なので、そのタイミングに実施する予定です。

できるだけ参加者の予定を汲み取って実施予定ではありますが、時期や植林の土地の調整もありますので、完全にご希望の時期とはならない可能性もございます。


リターンのご紹介

★キャンプ場のリターン

 ・①キャンプ場割引券(3,500円分):3,000円
 ・②キャンプ場割引券(6,000円分):5,000円
 ・③キャンプ場割引券(12,500円分):10,000円
 ・④キャンプ場割引券(19,000円分):15,000円
 ・キャンプ場1日貸切券:30,000円

     ※1日貸切券は事前にご連絡いただき、ご予約をお取りいただきます。貸切時間帯は13時〜翌11時です。

★植林イベント参加のリターン

 ・植林イベント参加券(1人通常3,000円):2,500円
 ・植林イベント参加券(2人通常5,000円):4,000円

 ※植林イベントは4〜6月、10月〜12月に開催予定です

★植林イベント+キャンプ場のリターン

 ・植林イベント参加券+キャンププラン(1人通常7,500円):7,000円
 ・植林イベント参加券+キャンププラン(2人通常10,000円):9,000円 
 ・植林イベント参加券+キャンププランの追加1人券 (通常3500円):3000円

 ※追加券のみでは応援不可です。3名以上から購入可能。

★その他のリターン

 ・感謝メール送付:1,000円
 ・キャンプ場に支援者として名前を掲載(木彫りプレート):100,000円
 ・団体植林+木彫りプレート+支援者の広報活動に協力:300,000円


キャンプ場と植林の情報

<キャンプ場の情報>

・場所:京都府京都市右京区京北細野町芦見

・サイトサイズ:約80m2(全て川に面したサイトです)

・地面:細かな砂利

・設備:トイレ、電波なし、水道なし、レンタルなし(大自然をお楽しみください)

・営業時間:チェックイン13時、チェックアウト11時

・料金表:

※オンシーズン:大型連休・お盆・年末年始、オフシーズン:左記の時期以外

<植林の概要>

インストラクター説明のもと、参加されるみなさんに苗木を植えていただきます。植林の手順はスコップやクワ使って穴を掘り、苗木を植え、土をかぶせる作業になります。

【植林する樹種】針葉樹(スギ、ヒノキなど)、広葉樹(山桜、栗、クヌギ、コナラ、ケヤキなど)

【場所】京都府内(現地集合)
    当日までにメールで集合場所をGoogle MapのURLにてお送りいたします。

【日程】植林シーズンの4〜6月、10〜12月
    植林体験イベント開催日の1ヶ月前までに、Webサイトにてご連絡します。
    (例 5/6(土)開催の場合、4/6(木)頃にWebサイトに掲載&予約受付開始)

【スケジュール】

〜9:00 現地集合

9:00〜10:00 準備、植林説明、同意書サイン

10:00〜12:00 植林作業(順次、インストラクターが植林した木と写真撮影を行います)

〜12:30 片付け、解散

【持ち物】飲み物、昼食(参加者とのランチタイムに参加する方のみ)

【服装】動きやすい服装

【貸出品】ヘルメット、長靴、手袋

【対象年齢】 全年齢(ただし小学生以下の方は、保護者の同伴が必須)

【参加費】小学生未満は参加費無料

※現時点の予定であり、変更の可能性がございます。

実際の植林風景は動画をご覧ください。


最後に

(芦田 拓弘) 

Eco Forest Friendly代表の芦田 拓弘です。ふだんは京都府で林業や植林をしています。

この活動を始めたきっかけは、「森林伐採は環境破壊だ」というイメージを持たれている方が多いと感じたためです。

しかし当時は”他の木を育てるための伐採もあるんだ!”や”適齢期の木を伐採し植林する方が地球環境の貢献へとつながるんだ!”ということを発信するツールがありませんでした。

その思いから皆さんに森林、林業に関心を持ってもらえる方法を考え、2019年に”Woodyニュース”サイトを開設しました。

その中で日々、地球環境や森林、林業や木のことについてまとめた記事を書き続け、現在では毎日500人以上の読者が訪れるサイトにまで成長いたしました。

そしてその思いは今でも変わらず、今回は第2弾として、皆さんに京都の森へ実際に来て、見て、体験していただくキャンプ×植林体験プロジェクトを企画いたします。

この活動を通じて、林業に対しての興味や関心へと変わり「日本の林業を元気にする」起爆剤になればという我々の願いがあります。また皆さんにも森林、林業を知っていただき地球環境について、より考えるきっかけになっていただければ幸いです。

追記:Woodyニュースを見てのご連絡で2023年3月5日にテレビ朝日さんのナニコレ珍百景の「実は〇〇だった珍百景〜街路樹に落葉樹が多い理由」のコーナーに出演させていただきました。ある一文コメントのみの撮影でしたが、緊張でtake5ものお手間をかけました。

(二宮 裕一郎)

私は高校時代まで、石川県のど田舎で自然が当たり前の世界に住んでいました。

その反動で、大学受験期には都会の便利なところにいくと、とても生活が充実するのだろうな〜と思って、ワクワクしていたことを深く覚えています。

しかし、横浜に住んでみた今感じることは、「充実するどころか毎日が慌ただしく過ごしている」という気持ちです。

現在、29歳なのでバリバリ働きたいと思う反面、自分の人生の本当にやりたいことはなんだろうか?と考えることも増えています。

だからこそ、自然の中に身を置いて自身を見直すことができるキャンプやテントサウナにハマって、時間を忘れたいと思うようになっているのかなと思っています。

ちょっと話を大きくしすぎかもしれませんが、今回のキャンプ場×植林イベントでは単に非日常を味わうだけでなく、一旦デジタル社会から開放された状態で、自然と触れ合うことで、自分を見つめ直す機会として利用してもらえると嬉しい限りです。


オンラインショップやYouTube、SNSへのリンク集

【Eco Forest Friendly】

売上げを植林事業に還元する活動をしています。「植えて森にかえす、環境にやさしい製品を」京都の木工芸オンラインショップはこちらから→https://eff.theshop.jp

工芸作品の制作風景をYouTubeにて紹介しております→https://www.youtube.com/@EcoForestFriendly

effの名前の由来は、、、環境にも森林にも優しい活動を皆さんに“エフ”と親しんで呼んでもらえますように。そんな願いを込めて本活動の団体名"Eco Forest Friendly (エコフォレストフレンドリー)"のそれぞれの頭文字から取っています。

【Woodyニュース】

みなさんが森林や林業を身近に感じるニュースを発信しています。「日本の林業を元気にする!」Woodyニュース配信はこちらから→https://www.woody-ashida.com

【Woody Job】

林業や植林の実際の風景をYouTubeにて紹介しています。Woody Jobの動画をご覧になる方はこちらから→https://www.youtube.com/@WoodyJob

【Woodyニュースのインスタグラム】

https://www.instagram.com/woodynews_official/

【effのインスタグラム】

https://www.instagram.com/eff_kyoto/

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/03/26 12:11

     キャンプ場は以前、木材の仮置き場として使用していたので、枝木がたくさんありました。 グラップルでつかんで、枝を集めていきます。つかめない細い枝や葉っぱは、手作業でかき集めていきます。 そしてようやく、無事にキャンプ場の枝木の片付けが終わりました! 次の作業は4月に入ってからを予定しています。...

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