プロジェクト本文

こんにちは、アーティストの河村美雪です。
6/28~6/30の3日間に、「形と暴力が私をパレードする」と名付けた“行為のアート”を実施します。
美術家・科学者・音楽家・映像作家・映画監督・照明家・俳優・大学生など、多種多様な「人間たち」と10数台のセンサーがその命を動かす「姿のない人工生命・音の海」が横浜の海上、大さん橋に集結し、「世界の形が作られるプロセス」に音・光・映像・行為によって挑むプロジェクトです。

たった一度の、そして二度と再現不可能な「世界の誕生ライブ」に、ご支援・ご参加、そしてEnjoy!を、どうぞよろしくお願いします!

◆コンセプト

「なぜ、私たちは約束をしたわけでもないのに、世界を、共に、こんなふうに作り上げているのだろう?」

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(音の海では、人と関わり合った音は生き残り、関わり合わなかった音は死んで、音の群れを作る。)

語られ得ない存在を明らかにするイキモノ「音の海」

わたしたちの意識的・無意識的な選択からこぼれ落ちて、世界から消えていく出来事をリアルタイムに確かめることは、通常はとても困難なことです。
けれど、「姿のない人工生命・音の海」というイキモノは、語られ得ずに消えていく存在を現場で明らかにし、なおかつインタラクションを楽しむように空間の音や光をみずから進化させていきます。

このアートプロジェクトは、語られ得ることと語られ得ないこと、この両方が互いに近寄ったり離れたりして関係を作りながら、歴史や私的な心の動きを牽引して物語を形づくるプロセスを、人工生命と人間たちの相互作用によって立ち上げようとするライブイベントです。

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演劇的でありながら演劇ではなく、
音楽ライブのようでありながらコンサートでもなく、
毎日、違う結果が生まれては消える3日間、ぜひご来場ください。

◆主な参加アーティスト

私たちは、このイベントの最中、それぞれ個別に自分の仕事に没頭します。そして、「音の海」は、その日、その場で生起するすべての行為を飲み込んで新しい音を作り出し続けることでしょう。

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■大谷能生(おおたに・よしお)音楽家/批評家
著書に『大谷能生のフランス革命』、『東京大学のアルバート・アイラー ―東大ジャズ講義録』シリーズ(菊地成孔との共著)、『貧しい音楽』、『持ってゆくうた 置いてゆくうた』など。映画『乱暴と待機』では音楽を手がけており、「相対性理論と大谷能生」名義で主題歌も担当した。本企画では「音の海」の生き残り方のデザインも担当。



映像:インタビュー
■山崎阿弥(やまさき・あみ)声のアーティスト
声で空間の陰影を感得しインスタレーションやパフォーマンスによってその濃淡を引き出したり/失わせたりすることを試みる。ソロ活動以外に、生西康典演出『燃える人影』や日英合作舞台『stepping stones』への出演、灰 野敬二とのデュオ、伊勢神宮での歌唱、沢口真生とのサラウンド制作、オリジナル・ユニット「編み物オーケストラ」など分野を亘り共創する。映像・造 形作家としても活動し、2011年~NYへ活動の場を拡げ個展とパフォーマンスを開催。2013年はインドネシア、オーストラリアで作品発表予定。
http://amingerz.wix.com/ami-yamasaki


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写真:槌音(2012)
■大久保愉伊(おおくぼ・ゆい)映画監督
『海に来れ。』(07)『槌音』(11)は、山形国際ドキュメンタリー映画祭2011正式上映作品/ヒロシマ平和映画祭2011正式上映作品/2011年度日本映画復興会議・奨励賞受賞/キューバ新人監督映画祭上映作品


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写真:IO/アイオー(2013)
■毛利悠子(もうり・ゆうこ)美術家
日用品やジャンクと機械部品を再構成した立体物を展示環境に寄り添わせることで、磁力や重力、光、温度など、目に見えない力をセンシングするインスタレーション作品を制作している。主な個展に2012年「サーカス」(東京都現代美術館ブルームバーグ・パヴィリオン)、2013年「おろち」(watingroom)、主なグループ展に2012年「アートと音楽ー新たな共感覚をもとめて」(東京都現代美術館)、「アノニマスライフー名を明かさない生命」(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC])など。


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■高橋啓祐(たかはし・けいすけ)映像作家(Nibroll)


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「音の海」プログラミング:丸山典宏(左) 大海悠太(中)小楠竜也(右)
■大海悠太(おおがい・ゆうた)科学者
東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻修了。博士(学術)。現在は東京工芸大学工学部電子機械学科助教。身体を持った人工生命を構築することを目指し、生命の自発性の構成法を探っている。近年は、対話型進化計算によってシステムの持つ非線形ダイナミクスを進化させる研究や、iOSアプリを用いた言語の意味の研究など、様々な分野を横断する研究を行っている。
「音の海」のコンセプトをたて、プログラミングをこなす。


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■河村美雪(かわむら・みゆき)現代美術作家
2000年以降、映像、ハプニング、インスタレーション、パフォーマンス、コラージュ作品を発表。2006年にアートパフォーマンスカンパニー「Co. うつくしい雪」として、舞台芸術にも進出。2010年以降は、自律的なシステム(人工生命や進化をテーマとして映像や音が自動生成するシステム)とライブ・パフォーマーが共在する時空間をつくることで、記憶を持った私と世界、それぞれの心の「相互作用」を観客が経験する作品を手がけている。

全員の経歴詳細:otonoumi.net

◆ご支援で、可能になること

今回は主に、特設ステージの制作費用(50〜60万円程度)と、「ドキュメンタリー・ブック」の制作費用に当てさせていただきたいと考えています。

◆リターンの一例

・現場で誕生する再現不可能な音楽!
・音の海に搭載した大谷能生さんセレクトオリジナル音源「記憶の音セット」。
・河村美雪が本企画の制作のために作った イメージ・コラージュ・エンブレム。(追加で手を入れて額装)

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◆ライブ・セッション概要

日時:6/28,29,30 /2013
時間:4ステージ(詳細はotonoumi.net
チケット:2,500円
会場:横浜港大さん橋国際客船ターミナル CIQプラザ
予約:otonoumi.net

アーティスト
テキスト:河村美雪
音楽:大谷能生

音の海 プログラミング
大海悠太、丸山典宏、小楠竜也

花:江原理恵
行為:大久保愉伊
姿のない人工生命:音の海
CG映像:高橋啓祐(Nibroll)
照明:中山奈美
言葉:長屋和彰
造形物:毛利悠子
声:山崎阿弥
波:東京造形大学学生

コンセプト & ディレクション:河村美雪
音響協力:近藤祥昭
大道具:鈴木康郎
制作アドヴァイザー:植松侑子

共催:音の海プロジェクトチーム、横浜港大さん橋国際客船ターミナル
協賛:株式会社Phybbit 株式会社サルガッソー
協力:
CSLAB(東京造形大学)、東京工芸大学・大海研究室、東京大学・池上研究室、早稲田大学・菊池研究室(実験段階 音声協力)、石山星亜良(Sound distance text 2011原案協力)、原遊(実験段階 原画協力)

  • 2013/06/23 01:55

    残念ながら、サクセスには至りませんでしたが、勉強になりました。 また、ご支援の声には勇気がでました。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 河村美雪

  • 2013/05/30 01:01

    「言葉」の長屋和彰さん。ある映画のワンシーンの演技について、ノートをつくってもらいました。 それを見ながらのインタビュー。 まずは、ここからテキストを書き換えて、来週から本格的な稽古へ。

  • 2013/05/20 23:03

    「音の海」の生死を光でも現象化させようという試みがスタートしています。ここでは、LEDの特性を活かしてRGBそれぞれの配合を「音の海」のある動きと自動的に連動させようとしています。

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