はじめに・ご挨拶

埼玉県で小学校の教師をしています、高野正です。パラクライミング日本代表としても活動しています。

私は、13歳の時の悪性腫瘍(ユーイング肉腫)摘出手術により、左下肢機能障害となりました。

左下肢機能障害とは、私の場合、膝が90度程しか曲げられない、神経麻痺のため左足の全ての指や足首に力を入れることができない、左足首の拘縮(ほとんど動かせない)、足の大きさ左右差3cm位程、脚の長さの左右差5cm程などの障害があり、左脚の膝から下をほとんど使うことができないという障害を抱えています。

民間企業に5年勤めたあと、大学4年のフィリピンでのボランティアで芽生えた教師へ夢を叶えるべく、働きながら通信教育で勉強し、小学校教師となりました。

教師を目指すきっかけとなった
フィリピンへのボランティア

闘う先生・小児がんサバイバーの姿を通して、多くの人に夢や希望を届けたいという想いからクライミングに取り組み、2022年のパラクライミングワールドカップ・オーストリア大会では銀メダルを獲得しました。


このプロジェクトで挑戦したいこと

世界の舞台に立ち、

「パラクライミングの魅力を伝えたい!」

「多くの子どもや障がいがある人、小児がんと闘っている子ども達、たくさんの方々に、夢や希望を届けたい!」

私はパラクライミングを通して、常に目標や夢を持ったことで、人生を前向きに生きることができるようになりました。

かつての私もそうであったように、障害があることによって

「障害=できない」

と、考えていて、夢を持つこと、生きる目標や自分らしさを見失いです。

そのような人たちや、また無限の可能性をもっている子どもたち、常に不安と闘っている小児がんの方々に、目標をもって生きること、前向きに生きることの素晴らしさを届けたい!

小学校でのボルダリング出張授業

小学校教諭として、長時間労働という激務の中練習に励んだことが実を結び、パラクライミング日本代表になることこができました。

パラクライミングと障害についての授業

スポーツクライミングは、東京五輪の種目に選ばれる等、年々注目度を増しておりますが、残念ながらパラクライミングは、パラリンピック種目に選ばれませんでした。メジャーな国際大会に選ばれている競技には、国や企業等からの助成等が期待できますが、未だマイナースポーツであるパラクライミングは、そういった支援が期待できません。

パラクライミング日本代表になれたものの、クライミングの月5万近くの練習費、遠征費用や一人一回で50万円程の世界大会出場の渡航費などを含め活動全般を自費で行っている状況にあり、日常の仕事の合間を縫って兼業でアスリートをしているというのが現状です。また、公務員は副業が禁止されているため、遠征費や世界大会費全てを個人で捻出することが難しく、ご支援をお願いすることとしました。

このプロジェクトで、世界選手権とワールドカップに参戦し、金メダル獲得を目標として、今回ご支援していただいた資金を世界選手権・ワールドカップ遠征費や練習費に当てさせていただきたいと思っています。

また、一人の「教師」兼「パラアスリート」兼「小児がんサバイバー」として、今回のクラウドファンディングを通して一人でも多くの方々にこのような現状知ってもらいたいこと、闘う教師としての形を示したいと思い、このプロジェクトを始めました。

1年8ヶ月の闘病生活

私がこのスポーツを始めたきっかけ

現在小学校教師をしており、子どもたちの日々のがんばる姿に刺激を受けたこと、「努力すること、前向きに生きることの素晴らしさを伝えたい」という思いに、言葉だけでなく、実際に自分がやってみることで説得力をもたせたいと感じたことがきっかけとなり、自分自身も頑張れる何かを見つけようと思い、クライミングをはじめました。その中で知人を通じ、パラクライミングと出会いました。

2023年パラクライミングジャパンシリーズ

これまでの歩み・軌跡

2018年。クライミングを始めて約一年が経ったころのこと。いつも練習をしているクライミングジムの常連客に

「高野君、左足使わないの?」

「いや、左は障害があるので使えないんです。」

「そうなんだ!パラクライミングという競技があるし、日本選手権や世界大会も開催されているから出てみたら?」

障害のある左下肢

こんなやりとりから、2019年のパラクライミング日本選手権優勝を目標に猛練習に励み、この大会で優勝することができました。自分が生きてきた中で初めて日本の頂点に立った時、家族やお世話になった方々、教え子達にとても喜んでもらえました。自分の「努力すること、前向きに生きることの素晴らしさを伝えたい」という思いを実現できた瞬間でした。

2019年 ブリアンソン世界選手権 9位

2021年 日本代表に選出。ロシア世界選手権はコロナ感染症のリスクを考え辞退。

2022年 インスブルックワールドカップ 2位

常に前を向き、努力を続けてきた結果、年々成績を上げることができました。

今年は世界大会で金メダルを獲得し、自分の想いや生き方を、さらに多くの方々に伝えていけるよう、精進していきます。

2022年ワールドカップインスブルック大会

資金の使い道・実施スケジュール

4月初め クラウドファンディング開始

5月下旬 クラウドファンディング終了

6月     スイスワールドカップ

8月     スイス世界選手権

9月     リターン開始予定

パラクライミングワールドカップ、世界選手権が開催予定で、上記の大会に参戦したいと思っております。

渡航費、滞在費、交通費、練習費、エントリー費などに充てさせて頂きたいと思います。

※集まった資金の金額によっては、何戦か辞退するかもしれません。ご承知おきください。

○渡航費・交通費:約70万円

○滞在費:約20万円

○エントリー費:約7万円

○練習費:約13万円

○手数料・リターン:約30万円


リターンのご紹介

1.感謝メッセージ 1,000円

2.MADROCKステッカー+缶バッジ+感謝のお手紙 3,000円

3.パラクライミング日本代表高野正オリジナルデザイントートバッグ+感謝のお手紙 7,000円

4.MADROCKパラクライミング日本代表高野正限定モデル+感謝のお手紙 8,000円

5.パラクライミング日本代表高野正オリジナルデザインTシャツ+感謝のお手紙 8,000円 

6.MADROCKパラクライミング日本代表高野正限定モデル+オリジナルデザインTシャツ+トートバッグ+MADROCKステッカー+缶バッジ+感謝のお手紙  25,000円

7.ボルダリング体験会 15,000円

8.リードクライミング体験会 15,000円

9.クライミング指導(初級〜中級) 

 50,000円

10.授業・講演会 100,000円

最後に

「教師」「小児がんサバイバー」「パラアスリート」として世界の大舞台で闘ってきます!

そして、パクライミングの魅力だけでなく、多くの方々にやる気、勇気、元気を届けます!

是非、皆様からのご支援、ご声援をよろしくお願いします。

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2024/03/22 21:34

    【クラウドファンディングを実施します!】3月25日開始予定先行してページを公開しています。お気に入り登録と公開後の拡散をぜひお願いします!URL:https://camp-fire.jp/projects/742450/preview?token=1vof0laj&utm_campai...

  • 2024/03/11 20:26

    2023年度ジャパンシリーズ第2戦で優勝しました。同時に2024年度の日本代表にも選出していただきました。予選、決勝の登りの内容は、はっきり言って納得のいくものではありませんでした。課題の多く見つかる良い機会となりました。本日から、課題を克服できるよう、トレーニングに励んでいきます。また、今年...

  • 2023/08/11 19:18

    世界選手権ベルン2023ついに目標としていた世界チャンピオンになることができました。表彰台で国歌を聞いているとき、今までやってきた努力が報われ泣きそうになってしまいました。努力を続けること、仲間の素晴らしさ、クライミングの良さ、支えてくれる方々、様々なことが頭の中を巡っていました。最高の結果を...

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