はじめまして。
一般社団法人子どもフードバンクKFB代表理事の砂川和美と申します。
この度は数あるプロジェクトの中からご興味をお持ちいただき、誠にありがとうございます。

子供社会で起きている子の悩みに、手が届くように

2015年、沖縄県が全国で最も子どもの貧困率が高いことが報じられ、「学校給食に頼る子どもたちが年々増え、夏休み明けには体重が減っている」という記事を目にした時は、衝撃を受けました。

私は地域のボランティア子ども会活動で4年間の経験を積み、1日1食の学校給食のみで生活している子どもたちに支援を届けるための活動を行うために「子どもフードバンクKFB」を立ち上げました。
子どもフードバンクでは、個々の子どもが自立心やコミュニケーション能力を身につけるために、「地域の清掃活動への参加」「海外ボランティアとの交流」「相手の良いところを見つけて褒める意識を持つための教育」も行っています。

安心できる居場所づくり

2021年6月、新型コロナウイルスの流行により、子どもを持つ低所得層の方々が経済的な打撃を受けています。
このような状況下で、私たち子どもフードバンクでは、学校の給食に頼る子どもたちや家庭内の問題を抱える子どもたち、夕飯時に親がいない子どもたちやひとり親家庭のお母さん・お父さんなど、さまざまな状況にいる方々に、月に1~2回物資提供等の支援活動を行ってきました。現在は、約80人の方々にお食事のサポート支援を行っています。

また、私たちのもう一つの活動は、地域の子どもたちに安心できる居場所を提供することです。この活動では、子どもたちが集まり、安心して過ごせる環境を提供しています。

8年間の活動を経て、私たちが本当に必要だと感じるものは、安心できる居場所を必要としている子どもたちへの支援です。当地域は「ニューヨークのスラム街のよう」と言われ、貧困、DV、ネグレクト、薬物依存、自殺など多くの問題に直面している子どもたちがたくさんいます。さらに、2021年からの新型コロナウイルスの流行以降、学校終業後や夕方6時30分以降に居場所のない子どもたちへのサポートの需要が年々増え続けています。

今もなお、サポートを必要としている子どもたちとそのご家族は多く存在します。
これ以上、彼らを見過ごすことはできません。

私たちの活動の目標は、食事の提供や勉強サポートだけでなく、彼らに家庭の温かさや家族のような存在を感じさせ、自分を待ってくれる「とりで」となる居場所を提供することです。
このプロジェクトを成功させ、私たちの活動が彼らの「希望」となれるよう、皆様のご支援をお願いいたします。

私たちは、今日までに3360人を上回る利用者の方々をサポートしてきました。
子供活動を行いながら、サポートが必要なシングル家庭へ月に一度物資の支援も行っています。子供活動では様々な問題から家に居場所がなく、帰りたくないと渋る子どもたちを多く見てきました。時にはDVなどの緊急を要する保護が必要となり、寝る場所を提供したこともあります。

これまでかかわってきた子どもたちの一例
・家庭不和により、活動終了後スタッフが家まで送ると車から降りたくないと泣き出す子
・母親に愛されていないと感じ、それなら死んだほうがましだと自殺を考えたが当事業所のことを思い出し踏みとどまったと話す子
・家に居場所がなく、深夜徘徊を繰り返す
・諸事情により、親がいても食事を作ってくれる人がいなく学校以外ではまともに食事が摂ることができていない
・両親の暴言 、暴力により愛を求めて異性に依存してしまう

-予期せぬ出来事-

今年4月、大家さんからの連絡で、一身上の都合によりこの建物を退去するか買い取るか早急に決めるよう相談されました。その突然の出来事に当時は不安でいっぱいでした。

以前、この地域で物件を探していた際、建物が傷むことや騒音などを理由に子供活動として利用できる場所がなかなか見つからず、やっとの思いで見つけたのがこの物件でした。さらに、小学校から徒歩圏内に位置しており、多くの子どもたちと繋がることができ、地域の方々や子どもたちの家族と深く関わることができました。

不測の事態ではありましたが、私たちは何度も話し合いを重ね、この繋がりを継続していくことを強く願い、退去ではなくこの建物を購入することを決断しました。ただし、私たちの活動は皆様からの寄付のみで成り立っており、建物を購入し、再建するための資金は持ち合わせていません。そのため、今回はクラウドファンディングを利用して購入費用を調達することにしました。

■2015年5月1日
・活動スタート

■2016年3月14日
・法人設立

■2017年3月〜2019年2月
・子ども居場所事業
年間利用者数 延べ4800人
年間延べ4800人の子どもたちに居場所無料学童を提供。

・ジングルマザー家庭応援サポート
年間サポート人数 延べ720人の親子
月1回定期で延べ60人の(12〜14世帯)ご家族をサポート(宅食BOX約八千円相当の物資)提供。

■2020年〜2021年11月
・子ども居場所事業
年間利用者数 延べ3360人
年間延べ3360人の子どもたちに居場所無料学童を提供。

・シングルマザー家庭応援サポート
年間サポート人数 延べ720人の親子
月1回定期で延べ60人の(12〜14世帯)ご家族をサポート(宅食BOX約八千円相当の物資)提供。

■2022年〜
・子ども居場所事業(業務縮小)
年間利用者 延べ2880人
年間延べ2880人の子どもたちに居場所無料学童を提供。

・シングルマザー家庭応援サポート
年間サポート人数 延べ720人の親子
月1回定期で延べ60人の(12~14世帯)ご家族をサポート(宅食BOX約八千円相当の物資)提供中。

・22年12月下旬ごろ、17世帯のご家庭にクリスマスプレゼントをお届け。今回いただいた支援金は建物購入費として充てさせていただきます。
建物金額:400万円
現在の私たちの資金が約200万円、残りの200万円をこのクラウドファンディングで調達したいと思います。
●目標金額:280万円
●資金使途:建物購入費(200万円)、リターン等にかかる諸経費(約30万円)、CAMPFIRE手数料(約50万円)
●実施スケジュール
7月上旬 クラウドファンディング開始
8月中旬 クラウドファンディング終了
9月上旬 リターン発送
9月下旬 建物購入手続き
10月1日 建物購入

①御礼のメール
②感謝状
③ひとり親世帯への物資(宅食BOX)支援
④個人スポンサー権
⑤企業スポンサー権

「給食1食に頼る子どもが増えている」という衝撃的な記事の見出しを目にし、子どもフードバンクの活動が始まりました。
今では子どもたちやそのご家族との関わりが続き、9年目を迎えています。しかし、この問題は単に食糧支援をするだけでは解決できないことに気づかされました。なぜこんなことが起きているのか、根本的な解決策は何なのかを追求する中で、彼らにとって「身近な存在であり続けること」が重要だという答えが見えてきました。

孤独を感じたり、どうしたらいいか分からなかったり、将来に希望を持てないとき、自分のことを気にかけてくれて一緒に将来を考えてくれる人がいるかいないかでは、人生の大きな分かれ道となると思います。

支援を必要としている子どもたちは第二の家庭が必要です。
私たちはそのような環境が必要であり、重要だと考えています。
皆様の温かいご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/11/21 20:30

    子どもの居場所づくりをしている建物を無事購入する事ができました!報告が遅くなってしまい申し訳ありません。一時は「もうだめかな」と気持ちが落ち込んでしまいそうにもなりましたが、沢山の子ども達への愛が集まり、この活動も継続して続ける事ができています!本当に感謝です!この活動の運営費用は寄付で賄われ...

  • 2023/09/11 18:55

    子どもフードバンクKFBの活動生命を掛けたクラウドファンディングの結果報告をさせて下さい。今年の6月に私達は建物購入の為に運営資金があと3ヵ月で底を尽きるという危機に陥っていました。そこでクラウドファンディングを通して緊急で2ヵ月半の間、皆様へご支援のご協力をお願いしました。多くの方から応援メ...

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