はじめに・ご挨拶ーーー能登の「机島」をご存じですか？

みなさんこんにちは。
「万葉の島、机島磨き上げプロジェクト実行委員会」です。この度は数あるプロジェクトの中から私たちのプロジェクトをご覧いただき、ありがとうございます。

石川県七尾市中島町瀬嵐（せあらし）から船で5分の小さな無人島「机島（つくえじま）」。
机島は、万葉集第１６巻3880番に掲載されている島です。

https://www.facebook.com/100071274550135/videos/228974789604778

５０年前までは住民達が船で行き来し海水浴、釣り等で賑わっていました。
しかし、地域の過疎化が進み、管理する人も減っていき、島は荒れ放題となってしまいました。
そんな中、この島をなんとかしようと立ち上がったのが、瀬嵐に生まれ育った若い有志達で結成された「万葉の島、机島磨き上げプロジェクト実行委員会」です。普段は別々の仕事をしながら「昔の様な賑わいを作り、地元を活性化させたい…！そしてまちに元気を！能登に元気を！」という思いでボランティア活動をしています。
代表始め構成員の多くが地域外に住んでいますが、地元が大好きで、地域の行事ごとには、有休を取って必ず出ている程です。現在は地元の人だけではなく沢山の方々とともに活動しています。

そんな思いでこのプロジェクトを発足させ、島の清掃活動から始め、昨年より筏づくり体験や、釣り、ボート等、多くの人にこの無人島を楽しんで頂けるようなレジャー、アメニティを運営し始めました。皆様が遊んで頂いた体験料を島の整備や周りの海洋ごみの除去に充てています。クラウドファンディングを通して沢山の繫がりや瀬嵐の机島から日本の机島になるように！

ぜひ皆様とともに机島が輝くように。

初めてのクラウドファンディングで慣れない点も多いですが、よろしくおねがいします

このプロジェクトで実現したいことーー机島に桟橋を整備したい！

万葉ゆかりの机島を昔のように輝かせ、大伴家持が感じた景色をぜひ全国の万葉ファンの皆様に楽しんでただきたいです。
また、夏には大自然にかこまれた机島でしかできない遊びを存分に楽しみ、一人でも多くの机島ファンを増やしたいです。
けれど、現在、この島に渡るためには小舟で自然護岸につけるしか方法がなく、船のトラブルや歩くうえで危険が伴います。より多くの方々に安全にお越しいただけるようにするためには、少し大きな船が係留できる桟橋が必要です。
また、桟橋があることで、沢山のごみを運び出せたり、一度にたくさんの人が渡れたりと整備や見に来ていただくうえで効率化を図ることができます。
そして、机島の活動を通して多くの仲間との出会いや感動や苦労を分かち合いしながら、地域全体を元気にしたいと思います。

七尾市中島町は、能登半島の中ほどに位置し、「天然のいけす」と呼ばれる七尾湾、周囲は山々に囲まれ、静かな海と田園風景、牡蠣の養殖といった大自然がたくさんあります。七尾湾では釣りやレジャー、山では山菜採りなど、自然と触れあうことが出来ます。平安時代には大伴家持も訪れ、能登の國歌を吟われ、万葉集にも掲載されている歴史あるところです。秋には国指定重要無形民族文化財である「お熊甲祭り」も開催され、高さ約20メートル程の真紅の枠旗が立ち並びます。秋になると中島町では鉦・太鼓の音が各地で響き渡ります。そんな中島町にある七尾湾に面した漁村の集落が瀬嵐地区で、瀬嵐の目の前に浮かぶ小さな島が机島です。

この机島には大伴家持も立ち寄って歌を吟われており、１９７５年には万葉学者の大阪大学・甲南女子大学名誉教授の犬養孝先生が地域の方々と歌碑を建てられました。

また、お熊甲祭りの神様が初めて降り立った地であるという伝説や弘法大師が墨を擦ったと言われる硯石の伝説や同じ中島町筆染の名前の由来など、多くの伝説や歴史、大自然に触れることができる魅力溢れる島です。

プロジェクトを立ち上げた背景

机島は港から５００メートル沖にある無人島です。島で唯一の石で出来た船着き場が玄関口になります。満潮時はその船着き場が海に浸かり長靴でなければ降りることができません。干潮時には浅すぎて船を係留することも出来なくなります。また、石が崩れているので危険なので慣れた人しか安全に歩くことが出来ないのが現状です。
これまで机島を見たいという方や、整備するときは小さな船で何往復もしながら島へ渡り、竹などを杭にして係留するなど対応していましたが、風が吹けば破損し、都度修理していました。そして、今年の冬の間にすべて無くなりました。

そんな中、２年間の活動を通して少しずつですが島は綺麗になってきましたが、老若男女年代を問わず来たいと思った方に安全に机島の地に降りていただくためには素人の修理、補修では限界を感じ、今回のプロジェクトを立ち上げました。

 現在の桟橋の様子

春先は浅すぎて、座礁しないように船で近づくのが難しい状態になります。

これまでの活動

私達、万葉の島机島磨き上げプロジェクトは、これまでメンバーと地域の方達や市外の仲間とともに海洋ごみの清掃や除草作業などを行ってきました。地域の宝、机島の魅力をいろんな方に知ってもらい次世代に残していくために、一昨年より机島で出来るアクティビティの開発や大伴家持ゆかりの地として情報の発信を行って来ました。沢山の方に元気やご協力を頂き活動を行ってます。

５０年前まで、松の木で覆われ観光船が立ち寄っていた机島

１９７５年に建碑されたしただみ歌の石碑

机島の内部は草が生い茂り全く入ることが出来ませんでした。

昨年、たくさんの方にご協力をいただき、笹竹を除草し中へ入れるようになりました。 ２０２２年１0月には、犬養万葉記念館の岡本様をはじめ、全国よりたくさんの方々が机島にお越しくださいました。

ご縁に感謝です。

上の画像と同じ場所（2023.4.20撮影）

ごみ以外にも、沢山の竹が流れ着きます。

上記二枚は、２０２３年４月20日、清掃活動の様子です。

お二人で机島を綺麗にしたいとお越しくださいました。

船着き場がある入り江側のごみです。これまでに１０袋以上回収し今回もこれだけありました。

島の反対側にも沢山の漂流ごみがあります。

プライベートビーチTSUKUEJIMAの様子
机島に流れ着く竹で筏づくり

ケータリングによるしただみを使った料理

資金の使い道・実施スケジュール

◆船着き場の整備

　船が着けられないのと、足元が悪いため、安全な桟橋をつくりたいと考えています。

　今より沖に6ｍ程度、桟橋を出すことで船を安全に停める事ことができます。現在は夏場の一番深い時で水深40センチ、秋口で水深10センチしかない桟橋を、夏場で水深1メートル50センチ程度確保する事ができるため、ある程度大きな船をつける事ができるようになります。桟橋は浮桟橋を作ります。

5月末より着工し、6月中旬完成予定です。

　支援が目標より多く集まれば、腐食しにくい長持ちする杭と木で組んだ桟橋を作ります。こちらの方が長持ちしますが、金額も240万ほどかかり、大掛かりな工事が必要となります。

◆竹や木を処分するための資金

無人島なので、流れ着いた大きな流木や竹、草などの処理がまともに出来ません。一度、業者にお願いしようと概算で見積りを取ったところ、草木を島から運んで処分をするのに350万ほどかかる事が分かりました。メンバーで何とか工夫しながら机島を綺麗に保つ事はでききますので、目標金額を大幅に超えるご支援を頂きました際は、竹や木をチップにする機械、または焼却炉の購入をします。

チップにした竹や流木を土壌に薄く引き、足元の安全面と土壌を守ります。価格は70万円、

焼却炉の場合は、焼却炉が置ける安全な場所まで船で運び、少しずつ処分をしていきます。価格は20万円。

さらにさらにご支援を頂きました際は、七尾湾の清掃イベントの開催などの資金に使用させていただきます。
さらにさらにさらにご支援を頂いた際は、大伴家持の能登巡行のルートの磨き上げを行います。

リターンのご紹介

ご支援いただいた皆様には、机島オリジナルグッズをリターンとしてお送りします。

支援額に応じて、様々なオリジナルグッズをご用意いたしました！！

机島オリジナルタオル

机島通行手形キーホルダー

オリジナルTシャツ

最後に

地域の宝である万葉の島　机島。

歴史を感じるのもよし、無人島ならではのレジャーを楽しんでもらうのもよし！

色んな楽しみ方がある机島ですので、沢山の人達に来て頂き、好きになってもらいたいです。そのためにも、しっかり整備して安全に楽しめる環境を作りたいと思ってます。

どうぞ、応援よろしくお願いします。

We♡机島

机島がある瀬嵐地区のお熊甲祭り（二十日祭り）の様子

昔から海を渡り、祭りに参加していました。海とともに育った地域です。

＜募集方式について＞

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。