せいりん…と検索しても出てきません。「ハリウッド」と検索してください。Google辞書では選択肢の2つめに出てきます。

はじめまして。もしくは、以前、手にとったよ、読んだことあるよ、持ってるよ、という方もいるかも知れません。2014年11月から2015年10月までの1年間、「練馬のクリエイターと街をむすぶフリーマガジン」を発行していました。けっこう人気もありました。が、資金計画の大失敗などなどありまして、隔月刊6号まで出した1年後、あえなく休刊…。当初はすぐ復活させるつもりでした。が…経済面とともに心理的なダメージは想像以上に深く、支えてくれた人たちのためにも復活させたい。しかし…と悶々とぐずっているうちにコロナ禍もあり、8年が過ぎていきました。やっと元に近い日常が戻ってくるかな?あのころから人脈も拡がったしフリーマガジンもいよいよ再始動できるか?と思っていた矢先、大変お世話になった大泉学園のN会長の突然の悲報、私自身の緊急入院、さらに何度も何度も笑顔でご協力いただいた松本零士先生の訃報が飛び込んできました…。このままでは応援してくださったみなさんに申し訳がない、と意を決した次第です。「ハリウッド」のキーワードは以前発行したフリーマガジンの創刊1号に松本零士先生が語られたものです(PDFで全号全ページ掲載)。


<タイトル&ロゴ決めました!>

※あーでもないこーでもない…とズルズル1年以上は考え、決めようとしたネーミング案をギリギリ(いや越えていたかも)でひっくり返して、『ネリハリ』です。よそのイメージを借りますが、ふと思い出した松本零士先生のメッセージがキャッチーだったので、進むベクトルがわかりやすいとも思いコレにします。ま、こういうちょっとしたシャレのノリも大切だな、というのもありますしね。


まずは紙とWebサイト(アナログ&デジタル)で定期的かつ安定的にフリーマガジンを発行(まずは半年3回分を想定…役目を果たすまでは継続)し、練馬区がマンガとアニメをはじめとする多彩なクリエイターが輩出される魅力的な街だということをアピール。多くの人が集まる街にし、商店街を活気づけ、かつ日本各地のコンテンツによる地域活性化をおこなう街と連携し、送客や産業の活性化に寄与したい。さらに言えば、としまえん亡きあとの日本オリジナルコンテンツの発信地とし、日本&世界の人や地域と交流をもたらす拠点づくりに結びつけ(最終的には東京にちゃんとしたマンガ&アニメ+特撮ミュージアムを建てるための活動にしたい!)、人的な広がりをつくりたい。

※紙のマガジンはおもに練馬区内の公共施設(区役所や図書館など)や大型商業施設、区内商店街での配布を予定しています。
※紙のマガジンの部数は目標金額に対する到達度によって最低2000部から、反響やご要望などに応じて増やしていく予定です。
※Webサイトは追って外国語対応も進めたいと思っています(これは進化中のテクノロジーをにらみながら)。


超レジェンドから金の卵まで、多くのマンガ家が暮らす&暮らした東京都練馬区。日本初の長編アニメもこの地で生まれ、いまも日本一アニメ制作会社が集まる地域です。さらに各方面の有名クリエイターや文化人ゆかりの街でもあり、2023年春のNHK朝ドラの主人公も過ごした、文化と緑(23区で緑被率1位)が豊かで、しかも個性的な各種の企業や商店も集まっています。が、残念ながらその事実を区民すらあまり知りません…。詳しくは以前行った松本零士先生のインタビューをご一読ください。



そもそも私は広告の制作者なのですが、地域振興、いわゆる街おこしに興味を持っていました。で、練馬区民になった際、なぜ商店街の街灯に松本零士先生のイラストが飾ってあったことから、どういうブランディングなんだろう?と思ったことがきっかけ。その後、さまざまな偶然やご縁が重なり、知れば知るほど「練馬区はなんてもったいないことをしてるんだ!」と資産の豊富さを活かせてない現実に勝手に義憤を感じました。そこからさらに輪が広がり、じぶんの職業をある程度活かしてできること、フリーマガジンの創刊に至ったのですが…(「はじめに・ご挨拶」に戻る)。その後、コロナ禍などもありましたが、休止時以上にさまざまなつながりも生まれ、今度こそ!と決意した次第です。


★「練馬のクリエイターと街をむすぶフリーマガジン」の発行(リンクを開けば全号全ページ読めますが、情報は以前のものですのでくれぐれもご注意を)

★石巻応援メッセージ企画



<資金の使いみち>
☆レンタルサーバー+ドメイン取得維持費
☆フリーマガジン印刷費
☆Webサイト+フリマガ制作費(撮影/デザイン/編集/コーディング/ホスティング等)
☆取材費+インタビュー等に対する謝礼
☆各種プロモーション費
☆リターン制作費
☆送料(印刷物やリターン品)
☆CAMPFIRE手数料(支援総額の17% 内訳:手数料12% + 決済手数料5%)
☆消費税

<実施スケジュール>
再創刊を飾るべく、なんとかビッグネームをアサインし、8月中の発行が目標。以降、隔月刊を基本にしつつ、資金やスタッフの充実度合いによって月刊へと展開したいと思っています。※状況によっては遅れることもあります…。


1.ご支援金額に合わせたアピール枠(広告等にも使用可能)のご提供


2.練馬ゆかりのマンガ家によるオリジナルデザインアイテム

…をベースとしつつ、当企画は単に街おこしのためのメディアをつくるというのではなく、「日本の宝=コンテンツ」をより国内外にアピールすることが目的なので、追って限定アイテムの開発や各種のイベント等も仕掛けていきます。その際に優先してお声がけさせていただく、いわば「株主優待」みたいなものも考えています。


「マンガとアニメは、日本においてほぼ石油である」

ふつうの人が聞いたら「はぁ?」と怪訝な顔をするでしょう。

しかし、わかる人にはわかる。はずです。

世界中から求められる人気作・新作はもちろん、この国の地層に眠っている膨大な量のマンガとアニメ、そこから派生したコスプレやアニソンなどの埋蔵資源が、いかに大きな可能性を秘めていることか。これは経済紙などでも頻繁に取り上げられている事実です。

掘れば掘るほど出てくる!(産油国イメージ/写真AC)

「じぶんの国の歴史を日本のマンガで学んだ」

「アニメを見て日本語を覚えようと思った」

「どうしても日本に行ってアニメで見たラーメンが食べたかった」

マスコミなどでも、こういった声が紹介されることは、いまや少なくありません。

マツコに「世界でこれだけ戦える材料はほかにないですよ!」と心配されるまでもなく、これまでの歴史の地層も含め無尽蔵とも言える資源を、どう活用するか。

資源がない国ニッポン…ん?

私たちはそう信じ込まされてきたし、いまでもそう信じる人も多い。

そのイメージが、180度転換するかもしれないのです。

と、この文章をここまで読んでくれている人は、「わかる人」のグループ。

問題は、「まだわかっていない人に、どう理解してもらうか?」です。

わかりやすいのは、「じぶんの利益になる!」というイメージをつくること。

そのために、まずはマンガとアニメなどなどのコンテンツが、われわれのココロを、フトコロを、豊かにしてくれる…というイメージを区の内外に拡散していくこと。そのためには誰でも気軽に手に取れる無料のメディアを立ち上げることがいちばん効率的だと考えました。

起点としてファクト(マンガ家の多さ+アニメ&特撮のルーツ)が充実した練馬区からはじめ、さらに周辺地域とのコラボも仕掛けながら、より大きなムーブメントにしていきたいと考えています。

それはつまり、行政をも動かすパワーになっていくこと。てなことも視野に入れているので、賛同してくださる人数がなるべく多く必要なのです。

だいたいですよ。経済誌などでも頻繁に取り上げられる日本のソフトパワーなのに、そのミュージアムが東京にない!なんておかしくありませんか?(前掲の松本零士先生インタビューも参照)

以前、『国立メディア芸術総合センター』構想があった際、「117億円もかけて国営マンガ喫茶かよ!」てな批判があって立ち消えになったことがありました。日本の海外支援金額って2022年で18兆円とも言われます。ミュージアムがあればインバウンドだって盛り上がります。つまり日本が潤います。

そうこうしているうちに諸外国もいろんな力をつけ、アニメーターを高い給料で引き抜いているとか(だから日本の現場の待遇もアップさせたい)、そもそもマンガの発祥は我が国だとか…。ちゃんと国としてアピールしていかないとよくないと思うんです。

外国のコンテンツもいいけど、そもそも日本の、オリジナルの、世界で勝負できるコンテンツがあるのです。オンリーワンがあるのです。これを推さないで何を推すの?と思いませんか。

さらに。日本ってそもそもがオタクの国なんじゃないか?って最近強く思ってたりします。マンガやアニメに限らず、宮大工の仕事だったり寄木細工や七宝、螺鈿などの伝統工芸だったり、世界中の料理が高いレベルで供されたり、一杯のラーメンを異様に突き詰めたり、酒造りだって果物の品種改良だって有名なトヨタのカイゼンだって新幹線だって、こだわったらとことんこだわり倒す。消費する側も恐ろしいほどの目利きで、新しい価値を抜け目なく発掘して推していく…。みんなオタクの国民性がなす技じゃないでしょうか???

組木細工/写真AC

そういうところ、もっと自信を持っていいんだぞ!ってのも、アピールしていきたいと思うのです。

なぜなら、私自身はオタク濃度が薄いことに、休刊中つくづく思い知ってしまったからです。仕事にせよ趣味にせよ、モノ・コト・ヒトに継続してこだわり続けるのは、おそろしくパワーが要ることです。「ガチ勢」って言いますが、その語感のとおり、突き詰めるヒトの強さはステキだし尊敬できます。それを推して行きたいんです。

文化なんて弱いもの。一大事があれば、そんなことやってる場合じゃない、という立場になってしまう。けれど、人の心を救うのも、また文化であります。国のイメージを導き、産業振興のきっかけにもなります。ムダだ!なんて的外れの思い込みを捨てるべきことは、国内外が公にしているいろんな数字を見れば明らかです。

なので、このプロジェクトは、マンガやアニメ、特撮を入り口にしながら、さらに広く日本のポップカルチャー…いや、文化全般を認知させるための礎になれればと思っています。

そして、このプロジェクトには、共感&協働してくれる仲間を探す、という側面もあります。この人は!と思う個人やチームがあれば、どんどん誘って、これを起点に仕事として生きていくことができるようにしたいのです。

ハリウッドの地下に油田がある。それは日本の東京にある。

ちょっとナゾナゾっぽいけど、そう考えると、なんかワクワクしてきませんか?


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2024/02/03 04:19

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2023/12/04 04:20

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2023/08/30 00:13

    先週末、ようやく資金(クラファン+私の仕事の微々たるギャラ)が手元に来たので、さっそくサーバーを契約しました。悩みました。評判がいいサーバーはいろいろ見聞きしているので知っています。が、なにしろ立ち上げ時は私が自力で作業する必要があり、管理画面を理解するなど、その意味で新しいサーバー会社との契...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください