プロジェクトページを閲覧いただきありがとうございます。東京都大田区大森の地で1900年頃に創業し、国産品にこだわり運営している畳工事専門店の田中畳店の田中宏幸と申します。初代 田中新吉、2代目 田中繁吉、現在は3代目 田中靖一、4代目 田中宏幸の2名で切り盛りしています。現在は一般住宅、寺社仏閣、お茶室等の畳工事だけでなく、店舗、商業施設のアートワーク畳などの特殊な畳製作もしています。

 住宅における畳の部屋が減少し、以前より張替え工事が減少傾向にあります。その中で「身近に畳(香り)のある生活」を提供したいとの思いから、新しい製品づくりや販路の拡大を行っていました。しかし、コロナ禍により人の移動が少なくなり、本業の受注量が減少しました。一度は新企画を停止しようかと悩みましたが、畳の可能性を信じたいとの思いから、今回キャンプファイヤーMOTTAINAIみらいプロジェクトに参加することに決めました。

  今回、身近に畳を感じるアイテムとして開発、挑戦するのはバッグとランチョンマットです。畳の部屋は減少していますが、畳の素材自体はとても面白く、まだ大きな可能性を秘めた素材だと思っています。日常生活に畳をアクセントとして使用することで新たな畳のある生活になるのではないかと感じています。今回のアイテムは現代の生活にも合うようデザインしました。


●トートバッグ

サイズはH34cm×W(T58cm/B36cm)×D13cmです。黒の帆布地にヌメ革を使用しています。畳バッグがトートバッグに収納され、畳をアクセントとして見せます。トートバッグの持ち手、畳バッグにはヌメ革を使用しており、使えば使うほど味が出ます。トートバッグ内にはPCケースがあり機能的な作りとなっています。またトートバッグ内底にも畳を使用しています。デザイン的にトートバッグ自体がインテリアのアクセントとしても使えます。


バッグ製作協力者様  Prime Developments Co.,Ltd. 藤田 大介 


●ランチョンマット

サイズは縦30cm×横45cmです。通常より畳目(凸凹)が細かい素材を使用しています。様々なシーンに合うようレッド、ネイビー、ブラウンの3種類の畳縁からお選び頂きます。この畳表は撥水加工をしているため、ある程度の濡れには耐性があります。


今回、使用する畳表は熊本県八代市の田淵稔氏が生産した国産天然畳表です。ランチョンマットに関しては田淵氏が開発した「Water jewelry®」という撥水加工を施した畳表を使用しています。今回のアイテムは田淵氏が生産した畳表の端材を使用しています。

使用上の注意

・イグサは水に弱いため、雨天時のご利用はお気を付けください。
・紫外線を長く浴びると製品の日焼けが早まることがございます。
・製品に染みついてしまった染料や汚れは落ちづらいことがございます。
・気温や湿度の高い場所に長時間放置すると、カビが生じる原因となりますのでご注意下さい。(時々、乾いたタオル等で拭くと効果的です。
・ランチョンマットに関しては撥水加工をしていますが、長く使用するためにこぼした場合は速やかに拭いて下さい。また、熱いものを置く場合は効果が薄れてしまう恐れがありますのでご注意下さい。
・撥水効果は約6か月です。(使用する環境によって多少変わります。)



プロダクト誕生のきっかけ

 天然イグサの香りにはリラックス効果があるにもかかわらず端材として捨てられてきました。以前から何とか活用できないかと考え、端材を利用したバッグを作製し海外で使用していたところ評判が良かったことから、今までもったいないと思っていた端材の解決につながるのではないかと考えました。また、現代の日常生活に新しい切り口で、畳を入れることで日常生活にアクセントになるのではないかと思いました。


 まず畳というものは全て同じサイズではなく、それぞれの家や建物ごとでサイズが違いますし、また畳一枚一枚サイズも違うものです。つまりオーダーメイド品なのです。
 そして、畳表(イグサ)を仕入れる際は通常は俵で頼みます。それは20枚入りだったり、30枚入りだったりします。同じタイミングで注文した俵ではない場合、色味(青み)が異なる可能性が大きいのです。そのため、サイズに合わせて裁断したり、俵ごとで色味が異なったりすることで端材が生まれやすくなってしまいます。ずっとその端材を持っていても、色が変わってきてしまうので捨てるものになります。この端材を利用し、新しいアイテムやサービスを提供していきます。



共立信用組合からの応援コメント

 田中畳店さんは身近な畳が住環境から消えていくことに対し、以前から考えるだけではなく試行錯誤を繰り返していました。畳の張替え工事も新型コロナ禍の影響により減少しており、このままでは新しい可能性が遠のいてしまうとの危惧から、共立信用組合としても頑張っている事業者の方を全力で応援したいと思い今回の提案をさせて頂きました。みなさまの熱いご支援をお待ちしています!

最後に

 私がまず感じていることは、私も含め日本人は畳の事を知らないということです。見れば「畳」と分かるけど、そもそも「畳」がどんなものかを知っている日本人はあまりいないと思います。現在、畳は減少していますが、まだまだ畳には可能性があると感じています。この可能性を広げることなく畳がなくなっていくことがMOTTAINAIと思うのです。ですから、これからも畳の可能性を広げられるよう行動していきたいと思います。



情報
資金の使い道ですが、
  リターン品製作・準備資金 300,000円
      広告費          100,000円
  手数料          85,000円
  諸経費          15,000円
   計           500,000円
  目標超過分に関しては、次回の商品開発費に充てたいと思います。

スケジュールですが、
  7月20日  クラウドファンディング受付終了
  8月中旬~ ランチョンマット発送予定
  9月初旬~ トートバッグ発送予定


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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