あなたは自分の「字」が好きですか?
文字を書くことが「好き」という方は、子どもの頃に「字がきれいだね」「上手だね」と褒めてもらったかもしれません。
反対に「嫌い」だという方は、子どもの頃に「もっときれいに書きなさい」「もっと書き取り練習をしなさい」と怒られていたかもしれません。
はじめから文字が「好き」「嫌い」という子どもはいません。でも、小学校に入って、自分が一生懸命書いた文字を直されたり、ムリヤリ書かされたり……そんな経験をして、勉強に苦手意識をもったり、学校に行くのが嫌になってしまう子どもたちがいるのを見てきました。
そうなる前に、子どもたちに「文字」に触れて楽しい体験をたくさんしてもらいたい!
保育園や幼稚園の子どもたちに「もじぬりえかるた」を届けて、「文字」が大好きな子どもたちを増やしたい!
まずは私の想いを聞いてください。
もじぬりえかるたというのは、絵札にひらがな一文字を書き、中にイラストを入れたものです。
例えば、「お」のかるたの中には、おにぎりやドーナツなどのイラストが!
ただかるたをするのではなく、子どもたちと一緒に「今日のおやつは何かな~?」と楽しみながら遊べるので、はじめて文字に触れるお子さんでも楽しく学べます!
読み札は、経験豊富な保育園の先生たちと一緒に考えました。
子どもたちが楽しく保育園や幼稚園に通えるような絵札をたくさんご用意しています!
「保育園であんなことがあったね」「こんなことが楽しかったね」と親子で話すきっかけにもぴったりです。
もじぬりえかるたが生まれるきっかけをくれたのは、長女でした。
彼女がもうすぐ小学一年生になるときに、「小学校に入る前に、ひらがなを楽しく覚えられるものはないかな 」と探したのがはじまりです。
でも、なかなか「これ」というものが見つかりませんでした。小学校に入っていないうちからドリルで勉強させるのも嫌だなぁ。もっと親子で楽しめるものはないかな……。
そんなとき、長女が大好きだったぬりえを見て、ふと思いつきました。
「ぬりえと文字をかけ合わせたら、遊び感覚で楽しく文字を覚えてくれるかも!」
──そうして誕生したのが、もじぬりえかるたです。
当時作っていたもじぬりえかるたは、文字の中に、関連するイラストを描いて、それを長女がぬっていくというものでした。
長女:「ねぇ、おかあさん、なんで『あ』のかるたなのに『イチゴ』のえなのー?」
私:「ふっふっふっ。なんでだと思う?」
長女が一生懸命、考えます。私が読み札を読んであげると──
長女:「あー!『あ』かくて、『あ』まいから、イチゴの絵なんだ!」
と、大喜び!イチゴが「赤い」「甘い」というのもイメージで関連付けて覚えるから、飲み込みもはやいんです。
もじぬりえかるたのおかげか、長女も文字が大好きな女の子になりました。
改めまして、綾塔千晴です。保育士として働きながら、書道の先生をしています。
もともと私自身、「字」を書くことが大好きな子どもでした。
小さい頃、家に「あいうえお表」があったのですが、それがどうも気に入らなかったのを覚えています(笑)。文字のバランスはこんな感じで、挿し絵はこれにして……。自分でオリジナルのあいうえお表を作ってしまうような、ちょっと変わった子でした。
近所のお習字教室に行くようになって、私の文字オタクっぷりは加速していきます。
一般的なお習字教室では、生徒が書いた文字を、先生がオレンジ色の墨で直してくれます。それがもう嬉しくて嬉しくて!(笑)
先生の芸術的なトメ、ハネに心ときめかせ、文字のバランスを直してもらっては、「どうやったら先生みたいに書けるんだろう?」とワクワクしている子どもでした。
小学生の頃の夢は、書道教室の先生。この頃からあこがれていました。
そんな私が大人になり、就いた職業は──保育園の先生。大学時代、海外留学中に、なぜかふと「保育園の先生」になろうって思い立ったのがきっかけです。あれ?書道の先生じゃなかったの?というツッコミが聞こえそうですね。今でもどうしてそっちの道に進んだのか、自分でも謎です……。
保育園の先生になった数年後には書道教室も開催するようになり、長年の夢を叶えました。
これまで親子向けの書道のワークショップも、この5年間で20回以上開催しています!
そうやって子どもたちと接するなかで、驚いたことがありました。
それは、字を書くことが嫌いだという子でも、遊びと組み合わせることで文字がどんどん好きになっていくことです!
子どもたちの中には、一生懸命書いた文字を先生に直されたり、何回も書き取りをしなければいけなかったりして、自信をなくしている子どもたちがいます。
大人である私たちは何気なく直しているつもりでも、その子にとっては「自分が一生懸命書いた字を否定された」という悲しい体験になってしまっていることがとても多いのです。
だから、私の書道教室では、ちょっと変わった方法を取り入れています。
・お手本がない
・文字を直さない
・「遊び」を取り入れる
え?書道教室なのに、「お手本がない」?「文字を直さない」?……と思うかもしれません。
例えば、小学生のAくんは某アニメが大好きです。そんなAくんに「今日は何を書きたい?」と訊くと、「〇〇のキャラを書きたい!」と答えてくれます。それで私がキャラの名前を書いてあげて、Aくんがそれを見てお習字をするという具合です。
カラー筆ペンやアクリル絵の具、ラメラメ満載の文字を書いていると、見ているこちらもウキウキしてくるから不思議です!
これって単純な事なんですが、意外と普通の書道教室ではしていません。 そんな教室ないよな、じゃあ作ればいいってことで作っちゃいました(笑)。 私は閃きと行動力のみで動いているような単純人間なので即実行したところ、見た人から「かわいい」「おもしろそう」とうれしいお言葉をいただき調子に乗りやり続けています。ちょっとイメージが変わるだけで文字ってこんなに楽しくなるんです!
クリスマスリース作りのワークショップでは、クリスマスリース作りを楽しんで、最後に文字を書いた豆書(手のひらサイズの色紙)をはめて完成させます。
こうすることで、文字が楽しい飾りに早変わり!文字を楽しむ気持ちが育っていくのを見るのは、本当に楽しいです。
そして、文字の楽しさを知って変わっていくのは、子どもたちだけじゃないんです。
今からでも文字を楽しみたいという大人の方も、私の書道教室にいらっしゃいます。
もう一度、文字に向き合って好きになりたい。
そして、がんばった自分のことを認めてあげたい。
そんな大人のみなさんともたくさん出会ってきました!
そんな活動をしているなか、勤めている保育園の中でこんな話が持ち上がりました。
「大人も子ども楽しめる『もじぬりえかるた』を卒園する園児たちにプレゼントしたいね」
保育園の思い出作りになって、文字にも楽しく触れられる「もじぬりえかるた」を、卒園児たちにプレゼントしたい。早速、保育園の先生たちと製作に取り掛かりました。そうして、昔長女のために作ったものをリメイクして新しく作ったのが、今回の「もじぬりえかるた」です!
そして、このかるたをもっとたくさんの子どもたちに届けたいと思うようになりました。
小学校に上がる前の子どもたちに「文字」に触れて楽しい体験をたくさんして、自信をつけてもらいたい!そして、「字」が大好きな子どもたちを増やしたい!そう願っています。
でも、私たちだけでは、必要としてくれている子どもたちに届けることができません。そこで、このもじぬりえかるたをたくさんの子どもたちに届けるために、クラウドファンディングに挑戦します!
今回のクラウドファンディングにあたって、大人も子どもも楽しめるリターンを数多くご用意しました!
〇もじぬりえかるた(1セット)……15,000円
〇子ども書道教室体験(対面・オンライン)……1,500円
〇大人のための書道教室体験(対面・オンライン)……2,000円
〇もじぬりえかるたを作ろう!ワークショップ(対面)……3,000円
〇豆書のワークショップ(対面)……3,000円(対面)、3,500円(オンライン)
〇書家が書く!オリジナルかるた……39,000円
対面のものは、親子で楽しめる書道教室 千晴堂にて開催します(大阪府枚方市、樟葉駅の辺りです)。お礼のメールや手書きのおはがきなど、少額からのご支援も大歓迎!お礼のはがきは一枚一枚、心をこめて手書きします。くわしくはリターン一覧をご覧ください!
※書家が書く!オリジナルかるたについて
著作権は譲渡しませんが、二次利用は可能です。
〇親子で楽しめる書道教室 千晴堂についてはこちら↓↓
https://moriko5.wixsite.com/-site
〇インスタグラムもやってます↓↓
https://www.instagram.com/chiharudou/
▶支援金の使い道について
CAMPFIRE手数料17%を除いて、もじぬりえかるたの製作費用、送料、もじぬりえかるたを広めるための活動費用に充てさせていただきます。
▶実施スケジュールについて
2023年9月末までクラウドファンディングを実施。翌々月よりリターンを発送します。
長女が小学校に上がる前に作ったもじぬりえかるたですが、長女もお姉さんになり、遊ぶことはなくなりました。でも、勤めている保育園や個展で、子どもたちやご家族のみなさんに「もじぬりえかるた」を知ってもらって喜んでもらうたびに、文字の楽しさを伝える大切さを感じています。
子どもたちは特に、ムリヤリやらされていることは、絶対に続きません。
でも、反対に、楽しいことや本当に好きなことであれば、たとえ少々壁にぶつかったりうまくいかないときも頑張る力が必ず出ます。そして、あきらめないで乗り越えていけるんです。
だって、これをやっている時が一番楽しいと、自分自身が一番分かっているから。 小さなお子さんでも「これ好きだな」「もっとやってみたいな」の気持ちはちゃんとあります。
それにいち早く気づいて、伸ばしてあげられるのが、私たち大人の役目だと思っています。
保育園や幼稚園の子どもたちに「もじぬりえかるた」を広めて、「文字」が大好きな子どもたちを増やしたい!応援よろしくお願いします!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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