新選組の原点「日野宿本陣」を未来に残すプロジェクト

キャンプファイヤー ふるさと納税のバッヂ

かつての甲州道中(甲州街道)日野宿にある日野宿本陣(東京都史跡・日野市指定有形文化財・日野市史跡)は貴重な歴史遺産です。この建物を次世代に向けて末永く保存、継承するための第一歩として、日野宿本陣の現状を調べ、問題点を明らかにし、改修計画を策定します。

現在の支援総額
2,609,000円
支援者数
141人
募集終了まで残り
終了

現在74%/ 目標金額3,499,000円

74%
このプロジェクトはふるさと納税ポータルサイト「さとふる」に掲載されている、CAMPFIREがサポートしたプロジェクトです

※このプロジェクトの決済は、さとふるへ移動します。

このプロジェクトは、All-In方式です。
目標金額に関わらず、2023/12/29 23:59:00までに集まった金額がファンディングされます。

このプロジェクトは、2023-04-03に募集を開始し、141人の支援により2,609,000円の資金を集め、2023-12-29に募集を終了しました

プロジェクト本文

実施理由/背景

歴史的な文化遺産を、未来に残したい。

日野宿本陣は、元治元年(1864)に完成した名主・佐藤家の屋敷です。都内に唯一残る本陣建物であり、貴重な歴史遺産です。また、敷地内には当主の佐藤彦五郎が開いた天然理心流の剣術道場があり、土方歳三、井上源三郎、近藤勇、沖田総司らが稽古に通い、やがて彼らは京都に旅立ち新選組を結成しました。日野宿本陣は新選組の原点だったとも言えます。このような日野宿本陣は、東京都と日野市の文化財に指定され、「新選組のふるさと日野」のランドマークになっています。
日野宿本陣の建物と敷地は、平成16年に日野市の所有になりました。建物保存のための補修は未だ行っていませんが、多くの見学者が訪れ、街道の歴史や、新選組の足跡に触れています。
しかし近年、台風はますます大型化し、巨大地震の発生も懸念されています。これまでは大丈夫でも、これからも絶対大丈夫とは言えません。もしも巨大災害によって日野宿本陣が大きな被害を受けたならば、それは、日本史のうえでも、新選組を語るうえでも、大きな損失です。隊士たちの魂が帰る場所を失い、日野市民は心に深い傷を負うことになるでしょう。もうこれ以上、手立てを講じないわけにはいきません。

プロジェクト内容説明

まずは、建物の建造物調査から。

今回実施する施設整備は、日野宿本陣の歴史的文化財としての価値を保ったまま、巨大災害から守り、次世代に引き継ぐことを目的としています。
一般的な建物でも、耐震補強や長寿命化工事は行われます。しかし、日野宿本陣は歴史的な文化財です。当時の部材や建築技術を残すだけでなく、この建物に出入りした人たちの足跡や、新選組隊士たちの息遣いも、後世に残さなくてはなりません。そのためにも、まずはしっかりと建物の現状を調査し、文化財としての価値を損なわない補修計画を立てなければなりません。
この整備計画は、建造物調査と、実際の補修工事の2段階で実施しますが、今回クラウドファンディングをお願いするのは、建造物調査の部分です。
令和5年度に実施を計画している建造物調査は、いわば日野宿本陣の健康診断です。内容は、(1)建物の現状確認と保存上の問題点の洗い出し、(2)耐震診断、(3)改修・修復履歴の確認の3項目で、歴史的建造物の調査・保存に十分な実績がある専門家に委託して実施します。
これらの調査によって建物の健康状態を見極め、その結果を踏まえた補修計画を策定し、令和6年度以降に必要な補修を行ってまいります。

目指すところ

生き生きした日野宿本陣を! ~諸力融合により、歴史遺産の保存と活用を目指します~

この整備計画は、今後予想される巨大災害に対する日野宿本陣の備えを高め、この貴重な歴史遺産を健全な形で未来に残すことを目的としたものです。
建造物調査は、そのための指針・計画づくりの基盤となるものです。
「健全な形で未来に残す」とは、建物を補修し、維持・管理を続けることだけを指しているのではありません。日野の歴史・文化や新選組の足跡に触れられるだけでなく、それを守り、伝えようとする皆様の拠点として、街の中心に在り続ける日野宿本陣の姿を目指しています。
日野宿本陣のような古建築を次世代に残すことは、容易なことではありません。行政の力だけでなく、日野市民をはじめ、日野宿本陣にかかわるあらゆる人々が、愛着をもって接することで、はじめて叶えられます。皆が力を合わせ、保存し、活用することで、日野宿本陣を生き生きとした姿で次世代に継承したい。これこそが、今回のクラウドファンディングの目指すところです。

寄付の使い道

日野宿本陣の建造物調査に使わせていただきます。
内容は、(1)建物の現状確認と保存上の問題点の洗い出し、(2)耐震診断、(3)改修・修復履歴の確認の3項目。
令和5年度に、歴史的建造物の調査・保存に十分な実績がある専門家に委託して実施します。

自治体からのメッセージ

次の時代のため、今の私たちにできること

現在の日野駅の周辺は、江戸時代には甲州道中(甲州街道)の宿場町として栄え、日野宿本陣はその中心に位置します。元治元年(1864年)に完成した現在の建物は、約160年にわたり、街道と日野宿の移り変わりを見つめてきました。また、日野宿本陣にあった天然理心流の道場には後の新選組隊士たちが集い、当主の佐藤彦五郎は新選組の最大の支援者でもありました。建物は若き日の新選組隊士たちの出会い・交流の場であるだけでなく、1868年に甲陽鎮撫として甲州に向かう際に近藤勇や土方歳三らが立ち寄ったことでも知られています。そして、新選組隊士にまつわる数々の逸話も伝えられています。
日野宿本陣は歴史学的・建築学的にも、また新選組の事績を辿るうえでも、極めて貴重な建物です。このように新選組と深いゆかりがあり、新選組のふるさと日野の象徴とも言える日野宿本陣を良好な状態で次世代に継承することは、私たちのつとめです。
皆様のご支援をお願い申し上げます。

お礼品について

日野宿本陣に、新選組隊士の想いとともに、皆様のお名前を残します。

日野宿本陣を未来に残すこのプロジェクトは、行政だけでなく、市民の皆様はもとより、日野宿本陣や新選組に想いを寄せる皆様の力を結集して進めてまいります。
ご支援いただいた方はきっと、日野宿本陣を深く理解し、愛着を抱いている方々だとお察しします。
このため、返礼として、ご支援いただいた皆様のお名前を、日野宿本陣と一緒に未来に残したいと考えています。
日野宿本陣敷地内の”見えるところ”に銘板を設け、皆様のお名前を記すべく、計画しています。なお、銘板の設置は令和6年度になる見込みです。
また、皆様にお選びいただく返礼品として、新選組にまつわる品々で、ふるさと納税限定でお贈りしてご好評を頂いたアイテムなどをご用意しております。

※芳名板への氏名掲載の可否は、決済終了後のアンケート画面でのご選択となります。アンケート画面の質問から掲載の可否をお答えください。

事業スケジュール

2023年8月:日野宿本陣建の建造物調査
2023年10月:調査結果の公表(速報)
2023年11月~:補修計画の策定
2024年以降:日野宿本陣の補修工事

まずは建造物調査から。
建造物調査の結果を踏まえ、補修計画を策定するため、補修の規模によっては、工事の時期が変更になる場合があります。
※建造物調査は令和5年度内に実施しますが、諸条件により時期が前後する場合があります。

【寄付に関する注意事項】
目標金額に到達しなかった場合の寄付金の返還はございません。
目標金額に到達しなかった場合、お預かりした寄付金は自治体内で使い道を検討し、自治体が取り組む各種の事業に活用させていただきます。
目標金額を超過した寄付金の取扱いについては、各自治体の判断となります。
また、クラウドファンディングの目標金額到達前に、自治体またはさとふるの判断により、寄付の受付を停止する場合があります。あらかじめご了承ください。
お礼品をお受け取りいただける金額以上の寄付であり、且つ、お受け取り辞退のご希望がない場合は、目標金額到達の如何を問わずお礼品をお受け取りいただけます。
サイト上で表示される寄付金額の数値は、入金が確認できた寄付金の合計となりますため、即時反映されるものではないことをご了承ください。
受付終了後に入金が確認できたものについては、受付終了後に数字を更新いたします。

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