ネクストゴール挑戦中

皆さまのおかげで、目標の100万円を達成することができました!
多くの方から温かいご支援をいただき心から感謝申し上げます。

クラウドファンディング終了まで残り少ないですが、ネクストゴール【120万円】に挑戦します!
少しでも多くのサンゴ養殖を実現できるよう、返礼品「マンゴー1kg」と「Tシャツ」を追加させていただきます。

引き続き応援よろしくお願いいたします。

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サンゴの死滅による負のサイクル

サンゴは、体の中にいる「褐虫藻」という植物プランクトンが光合成で作り出す栄養を使って生きています。

サンゴが吸収する二酸化炭素の量は森よりも多く、SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」を実現するためにも、海の生態系にとっても重要な役割を果たしています。

ところが、既に進行してしまった地球温暖化が原因でサンゴ体内の「褐虫藻」が抜けてしまい、栄養源を失ったサンゴは死滅して風化造礁サンゴとなってしまいます。

沖縄では、陸地の開発により河川から赤土が流出することも、褐虫藻による光合成のさまたげとなるため、サンゴが死滅する原因となっています。

死滅したサンゴは元に戻らないため、新たにサンゴを養殖して育ててゆくことが必要となります。地球温暖化による負のサイクルを断ち切るには、保全活動のサイクルをつくって広げてゆかなければなりません。

私たちは、サンゴを保全するサイクルをつくる意味を込めて「ulu #353196」の取り組みを始めました。


サンゴの恵みを活かしたマンゴー

このプロジェクトでは「サンゴのマンゴー」を多くの人に味わっていただくことを通して、サンゴ保全の輪を広げることを目指しています。

一見して、無関係に思えるサンゴとマンゴーですが、実は深い関係があります。

私たちは、死滅した風化造礁サンゴのミネラル分に着目し、マンゴーの肥料として活用しはじめました。

豊かな土壌をつくることは、豊かな味わいを持つ実りにつながります。結果として、私たちが自信を持っておすすめできるマンゴーを育てることに成功しました。

難しいことは抜きに、とにかく美味しいマンゴーを食べていただきたいです。多くの人に「サンゴのマンゴー」を味わっていただくことが、結果として沖縄のサンゴを保全するサイクルへとつながるからです。


これまでのサンゴ保全活動について

なぜマンゴーがサンゴの保全につながるのか?それを知っていただくために、本プロジェクトの前身となったプロジェクトでの実績を紹介します。

沖坤では「サンゴの塗り壁」を販売し、その売上の一部でサンゴ養殖スティックをつくって寄付してきました。

サンゴの塗り壁は、原材料に死滅した風化造礁サンゴを活用しています。サンゴの養殖スティックにも、風化造礁サンゴだけではなく、泡盛の蒸留粕などを活用しています。

泡盛の蒸留粕はアミノ酸を豊富に含み、一部は健康食品などに活用されますが、その多くが廃棄されてきました。養殖スティックに活用することで、サンゴが育つための栄養が豊富であり、有機物でできているため環境への負担が小さいという特長を活かすことができます。

沖坤の独自技術によって固めることができた製品であり、「サンゴのサイクル」を回す仕組みをブランド名として込めた「ulu #353196」は、グッドデザイン賞でも評価が得られました。

沖坤では死滅した風化造礁サンゴを活用した製品をつくり、その売上の一部をサンゴの保全に充てる活動に取り組んできました。今回ご紹介する「サンゴのマンゴー」についても、同じ枠組みを展開したプロジェクトとなります。


サンゴ保全を根付かせるために

これまでの活動を通して、サンゴ保全の活動を加速させるに解決すべき課題が明らかになりました。養殖の遂行が手薄になっていた点と、保全に関心を持った方が参加しにくかった点を対策します。

1点目は、サンゴ養殖の現場にあります。これまでの取り組みは沖坤からサンゴ養殖スティックの寄付だけでしたが、そこからが養殖のはじまりとなります。

水槽で育てたサンゴの赤ちゃんを、養殖スティックに植え付ける作業をします。

植え付けたスティックを海に潜って養殖して育てることで、はじめて保全につながります。

本プロジェクトでは国頭漁業協同組合の協力を得て、サンゴの養殖活動までを範囲に含めた活動を行います。

実際に植え付けおよび養殖の作業をしていただくのは、国頭漁業組合の森さんです。

2点目の接点は、関心を持ってくださった方にとって参加しやすいものにすることです。

これまで販売してきた「サンゴの塗り壁」なども自信を持ってお届けできる商品ではありましたが、建材であるためお買い求めいただけるシーンが限られてしまい、活動を広げる速度にも限界がありました。

プロジェクトでは建材だけではなく「サンゴのマンゴー」をはじめとした、人々のライフスタイルに近い商品を拡充します。味わって保全に参加できるような商品をつくることで、一過性のイベントで終わらない保全の仕組みをつくります。


資金の使い道

・リターン品の作成費:48万円
・沖坤でのサンゴ養殖スティックの製造費:8万円
・国頭漁業協同組合によるサンゴ養殖スティックの養殖活動費:35万円
・CAMPFIRE手数料:9万円


リターンについて

ライフスタイル商品として衣食住の切り口で返礼品を拡充いたしました。「ulu #353196」と同じく、死滅した風化造礁サンゴを活用して、それが機能性にもつながるというこだわりを持って開発しました。使っていただく人に、サンゴの保全を身近に感じていただきながら、生活にも取り入れていただけるようにと願っております。

リターンのパターンは以下です。それぞれの返礼品について説明してゆきます。

・返礼品のみでの応援
・サンゴ養殖スティック1本分養殖での応援

サンゴのマンゴー

風化造礁サンゴのミネラル分に着目し、マンゴーの肥料として活用してつくった沖縄産のマンゴーです。沖縄のサンゴ礁に思いを馳せて、食卓の話題にしながらお召し上がりください。


お礼のメッセージ

スタッフから電子メールにてお礼のメッセージを贈らせていただきます。1本養殖でご支援いただいた場合も、「お礼のメッセージ」をもってリターンとさせていただきます。


ulu #353196 Tシャツ

ulu(うる)は沖縄の言葉でサンゴを意味します。死滅したサンゴを再活用した沖坤の製品に付けたブランド「ulu #353196」のTシャツです。イラストにはムーキーサトウ氏を起用し、綺麗な海の象徴である人魚をメインに、南国らしさをサンゴの輪によって表現しました。カジュアルに着こなしていただけるデザインですので、身に着けて海の保全を発信してゆきましょう。


サンゴのコースター

沖縄では高級建材として取り入れられる琉球石灰岩の風合いを再現したコースターです。特徴の細孔模様である「す」に、刺し色を加え、インテリアとしても馴染みます。お部屋の雰囲気に合う色で、生活に沖縄らしさを取り入れましょう。


国頭の名産:GURUKUMASelection(グルクマセレクション)

国頭漁業協同組合オリジナル製品「味付なまり節グルクマくん」と「グルクマフレーク」セット。フレークは沖縄の伝統料理の定番「あんだみすー」、オリーブとガーリックが香る「アヒージョ」、ピリ辛がクセになる「麻辣(マーラー)」の3種類です。


サンゴ養殖スティック1本分の養殖

みなさまからいただいた支援金は、サンゴの植付け活動(場所:沖縄県国頭村国頭漁業協同組合)に活用させていただきます。
金額の内訳は、沖坤でのサンゴ養殖スティック作成と植付け費用(ダイバー人件費、ボンベ代、船の手配・燃料費など)です。

サンゴ養殖スティックの作成に着手する2023年8月のタイミングで、
スタッフより電子メールにて贈らせていただく「お礼のメッセージ」をもってリターンとさせていただきます。

その後、2024年の3月頃を目途に、サンゴの植え付け行います。
Instagramにて養殖の様子を報告してまいりますので、引き続き応援よろしくおねがいします。


苗づくり体験教室

12人までの団体で、養殖するサンゴ基盤にサンゴの苗を付ける作業を体験いただきます。完全予約制。


実施スケジュール

2023年6月中旬:クラウドファウンディング開始
2023年7月下旬:クラウドファウンディング終了
2023年8月上旬:返礼品の準備・随時配送開始
2023年9月:サンゴの養殖スティックを製造開始
2023年10月:返礼品の配送完了
2023年10月:製造したサンゴの養殖スティックを国頭の海で養殖


沖縄の社会基盤をつくる沖坤です

ここまで読んでくださってありがとうございます。株式会社沖坤は1973年の設立以来、コンクリート二次製品をつくることで沖縄の人々の社会基盤を支えてきました。

最近では、農業、死滅した風化造礁サンゴを活用した建材や、サンゴ養殖スティックなど、サンゴの保全に関係する製品づくりにも力を入れています。

ルーツである「社会基盤」に立ち戻ると、製品の機能性だけではなく、持続可能な社会を実現するための仕組みをつくることが今後の社会基盤になるという考えに至りました。

単に製品をつくって終わりではなく、実際の活動が根付いて広がってゆくことを目指そうと、今回のプロジェクトを開始しました。



私たちの考えに賛同いただいた国頭漁業組合の協力を得て、養殖するところまでを範囲に含めたプロジェクトが実現しました。

左:国頭漁業組合の森さん、右:沖坤の比嘉

リターンとして用意した商品は、どれも自信を持ってお届けできるものです。ライフスタイルに取り込んでいただく際に、ぜひ、沖縄のサンゴや海のことを身近な人と話題にして欲しいと思います。

プロジェクト成功のさらに先にあるサンゴの保全には、みなさまに広く知っていただくことが必要不可欠です。沖縄が好きな人、海の保全に関心のある人に、このプロジェクトのことを伝えていただくだけでも、励みになります。

私たち沖坤は、海の近くに会社を構えています。海を守ることは他人事ではありません。そして、海はどこにも繋がっています。誰にとっても無関係ではありません。

このプロジェクトに終わらず、海の保全を推し進めてゆきますので、応援・ご支援よろしくお願いします。

  • 2023/08/21 12:58

    皆様、こんにちは。ご支援いただいた「1本の植え付け支援」用の基盤を準備しました。現在、その植え付け作業を進めており、基盤材にサンゴを取り付ける作業を行いました。その後、浅瀬でサンゴが安定するまで養生を行っています。この養生作業によって、基盤材とサンゴがしっかりと固定されるよう活着を行っています...

  • 2023/07/15 16:29

    ご支援いただいた皆様 この度は、私たちのプロジェクトへのご支援をいただき、心より感謝申し上げます。170名の方々からのご支援により、目標金額を上回る121万円の資金調達に成功しました。ご支援いただいた皆様への感謝の気持ちを言葉にすることができません。これは私たちにとってゴールではなく、新たなス...

  • 2023/07/05 18:47

    皆さまのおかげで、目標の100万円を達成することができました。多くの方から温かいご支援をいただき心から感謝申し上げます。またシェア・拡散にもご協力いただき、ありがとうございます。クラウドファンディング終了まで残り少ないですが、ネクストゴール【110万円】に挑戦します!少しでも多くのサンゴ養殖を...

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