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はじめに・ご挨拶

東京フルトヴェングラー研究会では、会の名誉会員であり、作曲家の別宮貞雄(べっく・さだお 1922-2012)の生誕百年を祝う記念事業を昨年から行ってきました。

このプロジェクトで実現したいこと

生誕百年記念事業では、次の事業を実施しています。
作品演奏:交響曲第3番《春》、日本組曲第2番《北国の祭り》、歌曲集《淡彩抄》(オーケストラ伴奏版 初演)
CD出版:上記作品に加え、インタビュー「音楽は何を表現するか」
楽譜出版:万葉集による3つの歌、日本組曲第2番《北国の祭り》
著作出版:別宮貞雄著作集1~3

プロジェクトをやろうと思った理由

別宮貞雄は日本を代表する作曲家の一人です。もともとは物理学者を志していたということもあり、大変に鋭利な知性の持ち主で、音楽論、評論なども多く残しています。彼の音楽と文筆は、現在混迷を深める音楽界にとっては、灯台となるような貴重な示唆に満ちています。本プロジェクトは、後世にも別宮の遺産が正しく伝承されていくための基礎を作るものです。

これまでの活動

東京フルトヴェングラー研究会は、1995年の創立以来、ドイツの大音楽家ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの芸術遺産を手掛かりに、現代の音楽界にメッセージを発信してまいりました。別宮貞雄は1952~55年にメシアンとミヨーに師事するためパリに滞在し、その時に客演したフルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルの演奏を何度も聴いています。その時の体験をインタビューするなどし、彼と本会の絆は強く長いものがあります。

資金の使い道

いただいたご支援は、本プロジェクトのために大切に使用させていただきます。
(CAMPFIRE手数料にも一部使用されます)

リターンについて

前述の本プロジェクトで誕生した、ディスク、楽譜、書籍を、ご支援の金額に応じて、お送りいたします。

実施スケジュール

本プロジェクトは、別宮貞雄の生誕百年事業の締め括りとして今年5月中に行われます。その後、ご支援へのリターンは翌月の6月中に各支援者にお送りすることとなります。

最後に

別宮貞雄は、前衛的な音楽が主流だった20世紀後半にも、自らの信念を曲げず、音楽には新しい古いは関係なく、ただ良い音楽かどうかだけが重要である、というミヨーの教えを日本でも実践した人でした。その過程で、多くの抵抗を受け、論争なども巻き起こりますが、臆せずに積極的な戦いを展開しました。彼の音楽と著作は、それに関する貴重なドキュメントとして、現代の私たちにとって必要です。ぜひ皆さんにそれに触れていただきたいと思います。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/06/20 10:02

     別宮貞雄生誕百年のクラウド・ファンディング、おかげさまで終了出来ましたことを、ご報告いたします。 残念ながら目標の金額には及びませんでしたが、4人の方々からの大口のご支援によって、我々には大きな助けとなりました。 現代音楽の作曲者は一般的な知名度が高くはありません。今回はご支援に至らなかった...

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