はじめに

はじめまして、佐野碧(さのあおい)と申します。
私は国内と、ネパールでも活動させていただいているシンガーソングライターです。
2015年のネパール大地震以降、日本とネパールを音楽でつなごうという活動をさせていただいています。


このプロジェクトを何故やるのか

まず、「ネパール初、保健室をつくろう!」というプロジェクトが立ち上がったこと、本当に嬉しいです。
このプロジェクトの発案者は、現地ネパールの方です。それが何よりも素敵なことだと私は思います。

はじめに、現地ネパールにて、その中心で動いている私の盟友のラジュ・マン・マハラジャンさんを紹介させてください。
私は、彼の想いに共感し、感動し、応援したい!その想いでこのクラウドファンディングを立ち上げさせていただきました。



彼の想いが熱く、行動にまで至った理由は、彼と長年、学資支援などを行っていた、今は亡きある女性が関わっています。その女性とは、私の母です。

母は「Blue poppy」という学資支援を行う NGO 団体を主宰しておりました。現在もそのサポートは続いており、その活動は35年以上になります。彼は、母と共に、この学資支援をしておりました。


令和元年12月、母が亡くなり、ネパールの仲間たちは大いに悲しみました。

母が亡くなってからすぐ、悲しみのなかで「ネパールに母の名前で保健室をつくる!」と熱く話してくれた方がいました。
それが、彼、ラジュ・マン・マハラジャンさんでした。

生前母は、「ネパールの子どもたちに日本のように健康診断の機会を与えてあげたい」と話していました。
母が学校を訪問すると、必ず1名、2名の生徒が「頭いたいよ~」などと、何かしら訴えてくるという話は、私も聴いておりました。

そして2年後の現在・・・

ついに保健室をつくるプロジェクトが立ち上がりました。私は彼らの決意に感動しました。
決して豊かではない経済状況の中、自らこのプロジェクトに向かい、保健室をつくろうとしていたからです。私もこうしてつながった想いと、子どもたちに安心して勉強してほしいという想いで、サポートしたいと思いました。


ネパールの現状

ネパールにおいて、長年言われ続けていたことは、健康意識の低さです。
ネパールでは未だに、学校の役割は勉強を教えること。病気になって病院に行くことは社会の役割という認識が強くあります。
その結果として、ネパールの学校には保健室がないことに結びついています。

では、「子どもが体調をくずした時はどうする?」

子どもの体調が悪くなった際は、家に帰すというのが一般的です。親御さんが学校に迎えに来ます。
子ども優先の社会なので、親御さんも仕事を中断して学校へ迎えに来ます。
親御さんがよっぽど大事な仕事で外せない場合は、親戚が迎えに来ます。
このように、ネパールには、家族、親戚といった大きな家族が支え合っている文化があります。
一方で、親御さんが迎えに行っても、持っている医療の情報が少なく、最終的に医療機関に赴かない選択をする人もいます。

また、遠くから通う子どもたちは家に帰るまで時間がかかるので、当然、すぐに対処してもらえないこともあります。その他、体調不良や怪我に対して、すぐに適切な対処ができていません。緊急を要する場合は、先生のいる部屋で10分、20分少し休むという処置を行うことが多いのも現状です。

学校側も子どもたちの健康について親御さんと連携をとるというのはごくまれなことです。
学校の先生方も子どもの健康に関しては、仕事としては考えておらず、あまり関与しないのが現状です。

学校内がこのような状況なので、長らくこの現状は変わりませんでした。

解決したい社会課題

①体調不良、怪我などに対して、すぐに適切な対処ができない
現状:専門知識を持った先生がいないため、適切な対応ができていない。
取組み:保健士(医師)がいることにより適切な判断ができる。怪我の手当てなどもすぐできるようにすること。

②学校と医療機関との連携が整っていないため、子どもたちの健康チェックなどが行われていない
現状:医療機関との連携という仕組みが十分に整備されていない。そのため健康診断や定期的な健康チェックなどができていない。
取組み:保健室をつくることで、学校と医療機関との連携をとり、健康診断を定期的に行っていく。また、保健室を利用する子どもたちの状態を、学校で記録していく。

③家族、先生方に対しての健康に関する教育
現状:家族、先生方が健康に関しての意識は低く、知識などが少ない。
取組み:保健士(医師)の健康に関しての授業を月に一回設け、病気を未然に防ぐことや自分の体の理解につなげる。
衛生面では、うがい、手洗いのことなどの授業を設ける。
また、保健士(医師)がいることで子どもの成長を見ながら、家族や先生方への教育やカウンセリングができる窓口としても活用する。


どのように進めていくのか 

プロジェクトの第一歩

保健室をつくる第一歩として、まずは場所の確保です。そのためには、学校で保健室をつくる許可をいただく必要があります。
ネパールでは、前にも述べたように、学校は勉強を教える場所であり、病気になった際は家族や病院を含め、家族や社会の問題として認識し分けて考えています。そのため、学校側も積極的に保健室をつくろうとしなかったのがこれまでの状況でした。

先日、その一歩を私たちは踏むことができました。Nepal Aadarsh Secondary schoolにて許可がおりました。

このプロジェクトで実現したいこと

ネパール初の保健室をつくり、それがモデルとなり、多くの必要とする学校への普及を実現します。
子どもたちの健康維持を図りながら、ネパールにもともとある家族、親戚、大きな家族の支え合う文化のより一層の向上を目指します。

ネパールの首都カトマンズにあるNepal Aadarsh Secondary school にそのモデルを作る計画です。

ネパールにもともとある文化を壊さぬよう、今回のように必要とする学校へ普及していくことが、このプロジェクトの目指すところです。


具体的な活動の内容

①学校に保健士を置くことで、教育まで落とし込み、体への理解を深め、病気を未然に防ぐ予防療法を学ぶことを実施していきます。

②地方での医療不足というのも大きな課題です。医療が必要な際にすぐに受診することができません。
病院は、首都カトマンズに集中していて、地方は医療不足に悩まされています。今回、一つモデルをつくることで、病院がない地方にとっても、子どもの病気の発見や対処につながると考えます。

応援メッセージ

子どもたち、そして親御さんたちが自分の体のことを知り、理解を深める。保健室をつくることで、保健士(医師)と学校と家族が連携をとりながら、より一層健康に意識を向け、勉強できる場所になるようサポートさせていただきます。


資金の使い道

50万円の内訳
・設備費(薬、医療器具、ベッド、デスクなど)
・人件費
・リターン(返礼品)
・CAMPFIRE(キャンプファイヤー)手数料

実施スケジュール

ープロジェクト自体の実施スケジュール
2023年7月  保健室内装工事
2023年8月  保健室内装工事完了
2023月9月末  保健室オープニングセレモニー
2023年11月   リターン(返礼品)


リターン

リターンの紹介

3,000円
・サンクス動画

5,000円
・サンクス動画
・完成した保健室の映像とオープニングセレモニーの様子

7,000円
・サンクス動画
・完成した保健室の映像とオープニングセレモニーの様子
・ネパール製オーガニックコットンオリジナルTシャツ

10,000円
・サンクス動画
・完成した保健室の映像とオープニングセレモニーの様子
・ネパール製 麻100%(ヘンプ)オリジナルトートバック 

15,000円
・サンクス動画
・完成した保健室の映像とオープニングセレモニーの様子
・ネパールコーヒー
・ヘンプ(麻)のコーヒーフィルター


最後に

このプロジェクトは現地の方々の熱い想いで立ち上がったプロジェクトです。
だからこそ、たくさんの可能性があると確信しています。
子どもたちが安心して勉学に励めることを心から願います。
プロジェクトの参加をぜひよろしくお願いいたします。


プロジェクト参加者

学資支援のチーム「Blue poppy」のチームが中心となり、そしてこのプロジェクト参加者と共に取り組みます。

blue poppy

35年以上に渡り学資支援を続けいるNGO団体。
2023年現在も、23人の子どもたちの学資支援をすることがきまり、多くの子どもたちの可能性が開いていくお手伝いをしています。


佐野碧のネパールの活動

佐野碧(さのあおい)HP:https://aoisano.com/

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