はじめに

みなさま、いつも当団体へのあたたかいご支援をいただきまして、本当にありがとうございます。昨年末に国際子ども食堂や教育時差解消教室プロジェクトでみなさまにお世話になったばかりですのに、再び…というところで、大変恐縮ではございますが、最後までお読みいただけると嬉しいです。


松山市の中心部に外国人の方々がいきいきと働けるコーヒースタンドを作るので、ご支援をお願いしたいです。


「たずねけりコーヒー」

お店の名前です。正岡子規の句をネットで調べまくりました。賛否ありましたが、私はやはり松山っぽい名前を付けたかったです。(*いくたびも 雪の深さを 尋ねけり)

もともと句の中の「尋ねけり」は、「何度も聞いてしまう」という意味ですが、「たずねる」の同音異義語で「訪ねる」もあるなぁと思い、「何度も来てしまう」という意味も重ねてひらがなにしました。

「聞き取れなくて何回も聞いてしまう」「でも、なぜだかまたお店に来てしまったんだなぁ」
このようなイメージのあったかいお店にするために、命名しました。



解決したい社会課題

「そもそも、何で突然コーヒースタンド?どうしたの?迷走してない?!」

と、各所で言われました。というところで、まずは理由をお伝えさせてください。

もともとはお世話になっていた日本食の巨匠がお店を手放すとのことで、素敵な物件に出会ったことがはじまりです。

さらに、「英語で大学を受験して合格した留学生が、日本語がある程度上手になるまでの松山市内でのアルバイト先が限られている」という話を国際子ども食堂に来てくれている学生から聞き、この課題をみんなで楽しく解消したい!と思い、このプロジェクトを立ち上げました。もちろん、家族滞在(旦那さんや奥さんが日本で留学や仕事のために一緒に来日される)でお越しの方々への新しい活躍の場所としての機能も果たしたいと思います。


★先日のウクライナ国際子ども食堂の様子。大分県よりウクライナ避難民の方々をお招きし、みんなでボルシチを作って、みんなで食べました!


国際子ども食堂や教育時差解消プログラム、防災教育もどれも共通しているのは、「同じ街に住む外国人やと日本人が、お互いの壁を楽しく壊す!」という点です。今回のコーヒースタンド事業も同じ思いが根底にあります。


半年前にクラファンをしたばかりなのに…という思が非常に強くありましたが、これまで助成金や寄付ですべてを運営してきた私と当団体が、今回の事業にかかるすべてを借り入れで行うのは容易なことではなく…

数百万円単位での借り入れが必要になりますが、その一部をこちらでもご支援を集めさせていただき、応援してくださる方と出会いたいと思いました。


(前回のクラウドファンディングでご支援いただき完成した1番町教室の様子です)


このプロジェクトで実現したいこと

松山市の中心部で、ことばの壁でアルバイト探しに苦戦している外国人の方々が中心にカウンターに立つコーヒースタンド事業をはじめます。また、基本的にはお店の中は2人体制で、日本語や英語だけでなく複数言語対応可能な状態で、月曜日から土曜日までの11時~17時頃までで、コーヒーを中心に(一部フードも)販売します。

平日は日常的に外国人との接点があまりないビジネスパーソン、週末は学生や観光客のみなさんが来てくださることを想定しており、コーヒーを通じて身近な国際交流ができる場所づくりに励みます。
「外国人って愛媛に1万人もいるの?!」とほとんどの方に驚かれるくらい、愛媛にも松山にも多くの外国人の方が生活されていることを実感できることは少ないと思います。。外国人の方の活躍の場所づくりという思いももちろんですが、身近にいろんな国の方とコミュニケーションをとれる場所が松山市内の中心部にあることも、また楽しそうだし、価値のあることだと私は考えています。

(現在、施工会社さんにアドバイスを頂きながら、一緒にお店作りをして頂いています)


応援メッセージ

■一般財団法人ダイバーシティ研究所 田村太郎先生

私はふだんから外国人の声を聞くことが多いのですが、「日本人の友だちがいない」「もっと気軽に声をかけて欲しい」という人が少なくありません。日本人も「職場が同じ」とか「たまたまお隣さん」といった場合を除くと、外国人とのつきあいがない人がほとんどではないでしょうか。日本で暮らす外国人は全国に300万人以上もおられます。みなさんも外国人が増えているというニュースを見て、何か困っていることがあったらお手伝いしたいなと思ってもなかなかきっかけがなかったり、お互いに出会う機会がないまま距離が開きなんとなく声をかけづらかったりするのではないでしょうか。ちょっとした出会いの場があれば、外国人と日本人との接点が増え、相互理解がぐんと進みます。コーヒーを通じて外国人が地域とつながり、地域の人々が外国人と知り合える、肩の力を抜いた自然な関係が新しい世界を切り拓いてくれることを期待しています。


■海の向こうコーヒー(京都府)小野邦彦さま

坂ノ途中は、環境への負担の小さい農業を広げることをミッションとしてる企業です。
コーヒー部門「海ノ向こうコーヒー」では、東南アジアを中心としたコーヒー産地に入り込み、栽培、収穫、精製といった各プロセスにおいて品質向上のための技術提供やトレーニングを実施しています。2016年にラオスから始まった産地支援は、ネパールやミャンマー、インドネシアなど9か国に広がっています。品質を引き上げたスペシャルティコーヒーを各産地から日本へ輸出し、日本国内の2,000軒以上のカフェや焙煎所にご購入いただいています。
 松山に暮らす外国人の方が、「これ、自分の国のコーヒーなんですけど、おいしいっすよ」とかって言ってコーヒーを販売してくれたら最高だなって思います!ぼくも飲みに行きますね。


■ただいまコーヒー(茨城県)和田昂憲さま

株式会社ただいまは、コーヒーとカフェの力を使って、ただいまをつくるお手伝いをしている企業です。
現在は、世界の珈琲農家の栽培努力が、正当な評価に繋がる品質の高いコーヒー豆の購買量を増やしながら、直営カフェの運営をしております。加えて、茨城県を中心に、様々な業態のカフェの立ち上げに約40件ほど関わらせていただきました。
カフェって不思議な引力をもつ場所だと思います。休息を取る場所。はたまた、予期せぬ新しい出会いの場所になったり。なんだか心が弱ってる時に勇気をもらえる場所になったり。
たくさんのお客様から「なんかさ、また来ちゃったわ。」という声が聞こえてくる、みんなから愛されるお店に育っていきそうですね!
そんな場所づくりの一助になれましたら、とても嬉しいです。応援しています!


■一本堂(松山市)藤田円 さま


「おいしい!」は世界共通❤️
一杯のコーヒーを媒介して、働きながら異文化コミュニケーションを図ることができる。
そんなコーヒースタンド、私も働きたい!!との想いでこれは是非フードメニューで応援させて頂きたいと思いました。

沢山の笑顔と温もりを感じられる素敵なコーヒースタンドが誕生する日を心待ちにしております。


資金の使い道

設備費:約150万円
消耗品:約  20万円
工事費:約  70万円
広報費:約   5万円
手数料:約 5万円

=250万円(うち200万円は借入れました)

なので、今回は50万円をこちらで目標にさせて頂きました!


実施スケジュール

7月上旬 プロジェクト始動、インスタ開設(こちらからフォローをお願いします!)
7月30日 新店舗オープン(飲食店営業許可は7月24日に取得予定です)
8月上旬 リターン発送

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


リターン

7月30日のオープンから1年間(2024年7月29日まで)ご利用いただける、コーヒーチケットをご用意しております!

最後に

ここまでお読みくださいまして、本当にありがとうございました。
団体の創設以来、助成金事業が中心だったこともあり、今回のような収益事業を行うことへの少しの恐怖感と、誰に何と言われようとやってみたいという強い思いが混同しながら、空き物件のお話を頂いてから1ヶ月でここまでたどり着きました。

7月30日(日)までのオープンまでにすることはまだまだたくさんありますが(ロゴも、借り入れの採否も、一緒に働いてくれるメンバーも、飲食店営業許可などなども…)、少しずつ応援してくださる方が増えていることが何よりの励みです。

国際子ども食堂からはじまった団体の活動ですが、私はもっと松山の外国人と日本人の間にある壁を壊していきたいと思っています。私が直接壊すというよりは、壊せる場所をどんどんいろんなところに作っていくイメージでいます。そうすることで、私たちの目指す「外国人と日本人がつながって、変わって、寄り添い合える社会」に近づけると思っています。その手段の一つが今回のコーヒースタンド事業です。松山のまんなかに国際的でシンボリックなお店をつくります。

どうか皆さまのお力添えをお願いします。


代表 山瀨麻里絵


特定非営利活動法人松山さかのうえ日本語学校

2020年10月に活動を開始し、愛媛県松山市を中心に国際子ども食堂・国際防災教育プログラム・やさしい日本語での病院同行・教育時差解消プログラム・日本語教育などを行っています。


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