1.こんにちは、安彦園芸です!
はじめまして、安彦(あびこ)園芸 代表取締役の安彦健一と申します。
山形県鮭川(さけがわ)村でバラの農園を経営しています。
私は鮭川村の零細の稲作農家に生まれ、冬には父が出稼ぎに出ないと生活することができませんでした。
かつて、鮭川村の奥地の曲川という地区では、新しい産業をつくろうと山を切り開いて畑を作り、50年前からヒメユリ栽培やりんどう栽培が盛んでした。その中から私を含む2軒の農家が、平成元年にバラのハウス栽培を始めました。
そして、平成2年、大きなハウスを建ててバラの栽培を始め、平成5年に有限会社安彦園芸を設立しました。
私のこだわりとして、お客様が求める品質の良い花苗を自分の目で選び、お客様にバラが美しく咲いているタイミングで、なるべく日持ちするための収穫適期の判断を行っております。そのおかげか、取引先の市場から当社のバラの品質は高く評価いただいております。
2.私たちが住む「鮭川村」について
私が住む山形県鮭川村は、山形県の北部に位置する人口3,800人の小さな村です。山と清流に囲まれ、村には信号が3つしかなく、大手コンビニもなくガソリンスタンドも3軒しかありません。
村の産業はきのこ(なめこ、えのきたけ、菌床しいたけ、舞茸)が有名で、農業が主力産業です。
村の名前の由来でもある鮭が遡上する川があり、10月には全国でも貴重な、鮭の釣獲調査が見られます。釣りの聖地でもあり、ヤマメやイワナ、アユの友釣りなど全国から釣り好きが訪れます。
鮭川村を含む最上地域は、11月から曇天が続くため冬場の露地での農業はほぼ不可能です。そのため、夏は農業をして、冬は違う仕事をする人が多くいます。
安彦園芸ではバラを周年栽培することで、地域の雇用を周年で維持することができます。これが、バラを栽培している理由でもあります。
近年の温暖化で、夏にバラを生産することが難しくなっていますが(特に日本西南地域の産地)山形県は夏の夜温が低く、夏バラとして良質なバラを出荷できる数少ない地域です。そのため、山形県はバラの生産量で全国4位を誇ります。
特に最上地域で大規模に生産しているのが当社・安彦園芸です。
3.バラのオーナー制度にチャレンジ!
令和2年春、コロナ禍によって人と人のつながりが断ち切られ、バラの市場価格が暴落しました。バラ業界の先行きが見えなくなり、一時は、断腸の思いでハウスの一部を野菜に切り替えました。
山形県では、コロナ発生後、バラ生産者が半減しており、全国もほぼ同様の状況です。しかしながらやはり自分にはバラしかないと思いなおし、再度すべてのハウスをバラに戻し昨秋より再スタートをいたしました。
そこで、「もっとバラを身近に楽しんでほしい」という思いからオーナー制度をスタートするべく、クラウドファンディングにチャレンジします。
4.オーナー制度の魅力
オーナー制度の魅力は3つです。
魅力1)バラのオーナーさながらの体験が可能に!
バラは、一つの株を12月~1月に植えます。
最初にバラが咲くのが4月末~5月です。採花した後は、2か月ごとにまた花を咲かせます。
そして5~6年ほど一つの苗から繰り返し花を咲かせてくれます。
オーナー様には活動報告として、定植した後のバラの生育の様子を鮭川村の季節の風景と一緒にお届けいたします。
魅力2)お客様のお好みやシチュエーションをお聞きし、それに最も“ふさわしい”バラをお届けします!
安彦園芸では常時20種類以上のバラの品種を栽培しております。
赤、ピンク、黄色、紫色などの単色にも深みや淡さなど様々です。
ピンクと白、黄色と緑など単色だけでなく2トーンなど農園ならではの様々な花が咲き誇っています。
オーナー様は、バラを発送する時に、お客様のお好みをヒアリングさせていただいた上で、”お客様にふさわしい”バラの花束をお届けします。
※アレンジメントコースの方はこちらで使う花は選ばせていただきます。
魅力3)贈り先や配送日を指定できる!
大切な人への記念日や自分へのご褒美に。
安彦園芸では、1年中採花しておりますので、オーナー様は、配送日や送る場所を柔軟にご指定いただけます。
※冬場は咲く花の種類が少なくなるため、ご希望の品種が揃わない可能性があります。
5.当園のこだわり
バラの鮮度を保ち、花もちを長くするために、採花後15分以内に5℃に設定した冷蔵庫に保管しています。キズや病気のないよう、従業員一同丁寧な作業、出荷ができるよう取り組んでいます。
MPS認証システムを取得し、農薬、使用エネルギー、水使用量などの記録、そして削減に取り組んでいます。
【ご参考】バラの品種について
当園のバラは、1年間を通していろいろな花を楽しんでいただけるように、20類以上のバラを栽培しております。一部ですが、当園のバラの品種を紹介します。
春・・・約20種類 / 夏・・・約20種類 / 秋・・・約20種類 / 冬・・・約12種類]
ソメイユ
淡いダルピンクの大輪で、昔からブライダルなどで人気の品種です。
名前の「ソメイユ」はフランス語で「眠り」のこと。
ケンジントンガーデン
オレンジとピンクのグラデーションが魅力で、バラの花ではめずらしい花形です。
最近人気がある品種です。名前の「ケンジントン・ガーデン」はロンドンのハイド・パーク西方にある王立公園から命名されています。
スウィートアバランチェ
「スウィートアバランチェ」の花言葉は、「上品」「愛を持つ」「淑やか」「私の気持ち」だそうです。
スウィートピンク色のバラらしい花型が女性らしく、ブライダルにぴったりな品種です。とても人気で多く流通しています。
セレナータ
落ち着いた濃いめの紫ピンクです。ゆっくり咲いてきて、花もちがいい品種です。
当園では、アレンジや花束を作る時にこの花を入れることで全体が落ち着いていい味をくれます。
ピンクダイアモンド
ピンク色の王道の花です。明るく鮮やかなピンク系の花色が美しい小柄な花です。
花形もエレガントでほのかな芳香も魅力です。
サムライ
赤の主力品種で、日本で一番流通されている赤いバラです。優美でありながら、ボリューム感もあり、花もちもいいです。
格調高く華やかな見た目が特徴で、サムライ(侍)の秘めた情熱を連想させることが名前の由来となりました。
フィオーレローザ
1本から4~5輪咲く品種をスプレータイプと言われています。まだ新しい品種で、主張しない謙虚な花でアレンジや花束で合わせやすい品種です。
6)リターンのご紹介
●5,000円アレンジコース
当園のベテラン社員がおすすめの花をアレンジメントにしてお届けします。1回の発送です。
●10,000円コース(バラ30本)
バラ30本の花束にしてお届けします。
30本のバラは十分なボリュームで多くの方が喜んでいただける花束です。
●30,000円コース(バラ100本)
50本のバラの花束を2つにしてお届けします。
100本のバラを部屋に飾ったら、かなりの迫力です!
「50本×2回発送」「34本を3回発送」の2パターンを準備しております。
●50,000円コース(バラ40本を年間4回お届け)
40本バラの花束を年に4回お届け(2024年5月から2025年4月)。季節の変化をバラとともにお過ごしください。
5.100,000円コース(毎月バラ30本をお届け!)
30本の花束を毎月1年間お届けすることができます。
大切な人へ100本の花束を贈るなどオーナー様の好きなタイミングでお届けします。
応援コメント
有限会社熊谷園芸 代表取締役 熊谷和樹さん
安彦園芸と同じく鮭川村でバラの栽培をしている有限会社熊谷園芸の代表取締役の熊谷和樹と申します。
鮭川村で初めてバラを開始したのが安彦さんと私の父です。自分が20年前に就農してからずっと、安彦さんのバラの栽培技術を目標にしてきました。
特に、花を切るタイミングの見極めは素晴らしいです。お客様の手元に最高の状態で届けることができるよう、つぼみの状態を見極めて彩花しています。従業員の方々の品質のチェックも厳しく、調整作業も的確なため、安彦園芸から出荷されるバラは、均一で美しく咲き揃っています。このように出荷するのは大変な手間で、なかなか真似できないところです。
どんな季節でも安定した品質を保っており、全国の市場相場でも安彦園芸のバラは品質も価格もトップクラスの評価を得ています。そのため、特定の顧客しか買えないとまで言われております。
私自身、これからも安彦さんの背中を追って鮭川村のバラ産地を盛り上げていきたいと考えております。
最後に
今までは、出荷した後にどのような方がどのように花を楽しんでいただけているかまでは分からないまま、日々の生産に夢中の毎日でした。
このプロジェクトでバラのオーナー制度を実施することで、生育状況の発信などを通してお客さんの喜ぶ姿を感じられる農業をしたいとスタッフ一同強く感じております。
そして、オーナーになった皆さんが、鮭川村や当農園に来てくださることを楽しみにしております。
皆さんの応援をお待ちしております!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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