はじめに・ご挨拶

はじめまして。株式会社加茂村ファームの柴原です。

私たちは都会に非常に近い里山農村地域である加茂地区の休耕地を有効活用し、会社組織にすることで持続可能な形での農業経営を志しています。社長の本業である養豚会社から堆肥の提供を受けることで環境面での循環を目指し、見えない廃棄ロスへの取り組みのため、直売所では規格外品の野菜やそういったサツマイモを使用した干し芋などの加工品を積極的に販売しています。リッツファーム設立者である柴原が個人で運営していた頃から模索していた、地域やそこで得た繋がりへの思いは変わらず、より一層の還元を形にしていきます。

このプロジェクトで実現したいこと

希少品種である千葉県在来品種の大豆のえだまめをお届けしたいです。数年前から大豆を使って自家製味噌をつくるワークショップをやっており、この大豆の美味しさをはっきり分かる枝豆で食べて頂きたいと思っています。そのために必要な農機・設備をご支援いただければと思います。


プロジェクトをやろうと思った理由

これまで6年個人事業主として露地栽培での農業をやってきましたが、ひとり農業ではやれることも限られる一方、必要なものが買えないほど資金繰りに困ることもなく、補助金に頼ることもなくやれてきました。が、法人化して従業員を雇い、二人で出来る作付計画へ変更しようとするとさらに資材や設備が必要になります。ひとり農業の延長線では急に収入が増えるわけでもなく、融資が受けられるわけでもなく、自己資金にも限界があります。売上は少しずつ伸びていますが、新たな資材や設備への投資によって増える経費や人件費をカバーするには全く足りません。そこでクラウドファンディングに挑戦することで、広くいろんな方々とつながることが出来ないかと考えました。


これまでの活動
  • 2015年 柴原立子(現 加茂村ファーム取締役)が農園リッツファームを設立。ご縁があって市原市加茂地区にて開始。地主様や地域の方々との関係性が深まり、リッツファームとしての6年間で、少しずつ畑が増えていきました。畑は加茂地区の中でもそれぞれ独立した4地区(久保、古敷谷、高滝、田渕旧日竹)に点在しています。

  • 2020年 株式会社北見畜産社長 北見則弘(現 加茂村ファーム代表取締役)とともに、株式会社加茂村ファームとして法人化。より持続可能な形を目指すにあたり、リッツファーム個人の事業から法人化をしました。その際に株式会社北見畜産社長の北見則弘を代表取締役に、柴原立子を取締役とし、お借りしていた地主様方にもご理解をいただいた上で、リッツファームと北見個人が管理していた農地を株式会社加茂村ファームとして設立いたしました。

加茂村ファームでは、四季を通じてさまざまな野菜を作付けしています。
それと共に地場野菜への取り組みや、規格外品とされる野菜たちの活用を行っています。地場野菜としては、自然薯や加茂菜を作っています。地元の方々と一緒に種の保全から始めています。加茂菜は漬け菜なので、漬物の作り方も地元の方に教えていただきました。自然薯は地元の生産組合に加入させていただき、栽培方法などを教わりながら、作付けを増やしています。

千葉県在来品種の大豆も同じく、作付けを始めて、出来た大豆で味噌を作り、そのあまりの旨さに獣害で採れない年もありましたが、老舗の味噌屋からアドバイスを頂きながら、手前味噌を作っています。味噌づくりのワークショップを通して、広く手前味噌の美味しさをお伝えする活動も行っています。

資金の使い道

頂いたご支援はえだまめを木からもぎ取る機械(脱莢機)、必要な電源設備工事および保管するための冷蔵庫などに使用させていただきたいと考えています。これらの導入によりこれまで10月は端境期だったのですが、枝豆の出荷で解消できるようになります。皆様から頂く支援の中にはお送りするための送料や手数料なども含まれます。


リターンについて

えだまめ 750g 2,000円
えだまめ 1.5㎏ 4,000円
えだまめ 750g+手前味噌づくりセット 5,000円(レシピ付き、オンライン又は会場でワークショップ参加可能、2月発送)
えだまめ 750g+旬の野菜たまてばこ 7,000円(野菜たまてばこの送付時期は11月以降)
えだまめの送付時期は10月25日以降になります。
旬の野菜たまてばこ

今の大豆の生育状況

実施スケジュール

枝豆の試食イベントを10月20日に開催予定です。詳細は決まり次第お知らせいたします。

募集期間:10月25日まで
リターンお送り開始:10月25日ごろから(大豆の生育状況による)


最後に

農業にかかわることについて全く知らずに飛び込み、しかも二代目でもなく、地元の人間でもない三重苦のような農業者が6年のひとり農業からビジネスへ進化させようと日々もがいております。若い従業員と一緒に販路や商品の開発から栽培計画に至るまで、日々話し合いをしながら進めていますが、十分な処遇もままならない状況の中で一生懸命頑張ってくれています。この会社ごと次世代に引き継ぐためにも、もっともっといろんな方々とつながりたいです。日々食べるものを作るという仕事は人間が生きている限り必要なことであり、次世代につながるようご支援いただければと思います。
美味しいえだまめを食べるだけでなく、是非イベントやワークショップなどにもご参加いただきたいです。
食べる人とのコミュニケーションを大切にしたいという私たちの一番大事な理念を感じて頂きたいと思います。
より多くの皆さまとつながれることを楽しみにしております。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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