【ご挨拶】
こんにちは。
″ひとりぼっち"演劇ユニット「もあダむ」主宰の阿久津京介です。
この度、2024年6月26日~7月3日、下北沢シアター711にて、完全書き下ろしの新作『MEME』(ミーム)を上演する運びとなりました。
上演にあたってオーディションを行い、のべ156名の候補者の中から9名の個性的な俳優が選ばれました。
また、スタッフに名を連ねるのは、前作『バター、トースト、ジャム』(@王子小劇場)にて2023年度「佐藤佐吉賞最優秀照明賞」、「優秀音響賞」を受賞した百戦錬磨の制作陣。それに加えて本作では、あいちトリエンナーレ、恵比寿映像祭などの芸術祭をはじめ、国内外でも注目されている画家・アニメーション作家の有吉達宏氏を宣伝美術に迎え、大胆なドローイング作品を手掛けてもらいました。このメンバーで、「今上演すべき演劇」を創り上げます。



(『バター、トースト、ジャム』舞台美術)


【このプロジェクトで実現したいこと】

・このメンバーで上質な作品を創り上げること
・演劇に触れたことのないお客様にも、演劇の良さを伝えること
・普段なかなか見ることのできない、演劇の「創作過程」にもフォーカスを当て、「演劇そのもの」の魅力を可視化する公演にすること


【プロジェクトをやろうと思った理由】

今作『MEME』は、当団体の主宰:阿久津京介が「生活と戦争」をテーマに書き下ろした完全新作戯曲です。

前作『バター、トースト、ジャム』を上演したのが2023年8月。
そこから約1年が経ち、日本国内では未だ復興の目処の立っていない能登半島地震が起きたり、世界でもロシアウクライナ問題に引き続き、ガザパレスチナ問題が表面化しました。
状況は日に日に悪い方へと進んでいます。
それなのに私たちは、平和に、平穏に暮らしています。
本作『MEME』ではそういった、私たちと同じ世界で生きる登場人物たちが物語を紡ぎます。
大掛かりなセットも、派手なアクションもありません。
会話だけで、舞台上にいる俳優の存在・演技だけで観客を魅了する。そんな作品を目指します。


(『バター、トースト、ジャム』舞台写真)


執筆にあたって、徹底的に情報収集をしました。反戦デモに参加しました。
夢みたいな話だけれど、そのどれもが、私たちが生きているこの世界で、今、確かに起こっていることです。
そんな世界で、文化芸術にできることは何か。演劇にできることは何か。自分にできることは何か。
本作は、ぼくの中で出した、一つの答えです。

映画やドキュメンタリーではなく、目の前で生きた人間が演じる「演劇」という表現方法を選びました。
演劇だから、小劇場だからこそ伝えられる作品をお届け致します。
この作品がみなさんの心に残り、この先の未来が少しでも明るいものになることを祈っています。

俳優たちのためにも十分な稽古環境を確保し、存分に戯曲と向き合ってもらうことで、観客には質の高い作品を届けつつ、今後に繋がる、ここでしかできない経験をしてほしいと思っています。

コロナ禍による客席減・公演中止リスクによって今も手痛い打撃を受けている小劇場演劇。
初見のお客様でも観やすい値段にチケット代を抑えつつ、公演のクオリティを上げ、俳優・スタッフに満足のいくギャランティーをお支払いするためには、どうしても、皆様のご支援が必要です。
今回も多数のリターンをご用意しております。是非お気に入りのコースを探してみて下さい。


【これまでの活動】

阿久津京介 …… 俳優/脚本家/演出家。もあダむ主宰。

1995年8月4日生まれ。愛知県出身。2018年4月、就職を期に上京、人材広告会社にて法人営業を経験する。退職後、舞台を中心に俳優活動を開始。
2022年3月、劇団DULL-COLORED POP『プルーフ/証明』(原作:デヴィット・オーバーン、翻訳:谷賢一)のオーディションにて、100名以上の俳優の中から主演・ハル役に抜擢され、その感性を活かした純粋かつ大胆な演技が好評を博す。同年5月、劇団DULL-COLORED POP入団、12月退団。2021年、演出家・脚本家としても活動を開始。映画の脚本を手掛けるなど、活動の幅を広げている。

《主な出演作品》 
DULL-COLORED-POP『プルーフ/証明』-主演:ハル 役 
ワンダーヴィレッジプロデュース『うねり~踊らない二人~』-沖田三郎 役 など

《主な参加作品》
もあダむ『バター、トースト、ジャム』ー演出・脚本
長編映画『More』ー脚本 など

《受賞歴》
2023年度佐藤佐吉賞最優秀照明賞 授賞(『バター、トースト、ジャム』2023年8月上演)
2023年度佐藤佐吉賞優秀音響賞 授賞(『バター、トースト、ジャム』2023年8月上演)

これまで、俳優として精力的に活動する傍ら、定期的にワークショップを行うことで、たくさんの俳優と出会ってきました。そこで注力してきたのは、自身の俳優活動の中で得た知識や見聞、演技をする喜びを、周囲の俳優に還元することです。俳優目線を持った演出家だからこそできる演出。伝え方。言葉選び。

それに加えて当団体では、双方の権利を守るため、以下の取り組みを行っています。

・キャスト、スタッフとの契約書の取り交わし。
インティマシーアンケートの実施
・キャストが自由に書き込める匿名掲示板(Googleフォーム)の設置。

このどれもが、小劇場の稽古場においてはまだまだ広がっていないものです。
どれほどの抑止力があるのか、不透明な部分も多分にあります。
しかし、こういった取り組みを行い、創作に参加するひとりひとりの意識を変えていくこと自体に意味があると思うのです。


(稽古場写真)


ハラスメント問題が声高に叫ばれる昨今。
そこに明確なラインがないからこそ、慎重にヒアリングを行い、まずは創作に参加する全員が話しやすい場を作る。声を上げやすい環境を作る。上記3つは、そのための取り組みです。

そのほかにも当団体では、演出助手という演出家の最も近くにいるセクションに俳優2名を置き、より客観的な目線で稽古場を見守る役目をお願いしています。
演出家が力を持ち過ぎず、俳優と対等の立場でクリエイションを行えるようにする、ストッパーの役割です。

この創作を通じて、俳優・スタッフたちと共に、より高い水準で「より良い創作のカタチ」を追求していきます。


【資金の使い道】

公演の質の向上のため、以下の用途に用いられます。

・稽古環境の向上のための稽古場代、および備品代として(消毒・換気など感染防止対策を含む)
・上演クオリティ向上のため、衣裳費・小道具費・その他製作費として

そして何より、上演のクオリティに最も直結する「俳優」のための「出演料」、公演に際して御助力いただく「スタッフ」のための「報酬金」として使われます。そのほか、本公演では様々なコストカットを行い、ミニマルに現場を回すことで、創作の主体である俳優、スタッフに最も多くの予算を割く工夫をしています。

※このクラウドファンディング支援サイト・CAMPFIRE使用料として、集まった支援総額から17%(手数料12% + 決済手数料5%)(+税) がCAMPFIREに支払われます。


【リターンについて】

ご支援頂いた皆様に直接感謝の意を示すため、すべてのコースで「お礼メール」と「お礼動画」をお届けします。

また、本公演は全席自由席でのご案内を予定しておりますが、クラウドファンディングの支援者様限定で、「ざっくり指定席」での予約も可能となっております。是非、ご希望のお席や良席で、今作をご覧になっていただければと思います。
※「ざっくり指定席」とは席のご希望を「ざっくり」指定できるシステムです。「最前列で観たい」「出演者の◯◯さんが見やすい席」「舞台全体が見える後方席」「出入りしやすい通路席」など、ご希望を受け付けます。
※なお、リターンにチケット代は含まれていないため、別途お支払いが必要になります。

また、今回は、それぞれの支援スタイルに合わせて以下のコースをご用意いたしました。

・頑張れ!もあダむコース …… 「お礼メール」をご送付! キャスト、阿久津による「お礼動画」をメールでご送付!

創作過程を見つめるコース …… 今回の目玉! 演出家とともに稽古場に常駐する「演出助手」による「稽古場日誌」を通して、創作の変化と成長を随時ご報告、共有させていただきます。

「もっと」創作過程を見つめるコース …… 「稽古場日誌」に加えて、創作過程で俳優が取ったメモ演出家が書き込んだメモなど、ここでしか見ることができない貴重なものが見られるコースです。上演台本付。(サインなし)

出演者を応援コース …… 応援したい出演者のサイン入り非売品写真 or サイン入り上演台本を受け取れます。

差し入れコース …… キャスト、スタッフに差し入れができるコースです。ご支援いただいたお品物を実際に使用、お食事の場合は食べているお写真をお送りいたします。

関係者コース(人数限定) …… 公演関係者の一人として、本番前日のゲネプロ(リハーサル)にご招待! 加えて、当公演の記録映像をご提供いたします!

プレミアム関係者コース(人数限定) …… 稽古場見学が可能! 記録映像もご提供! 上演台本ご提供!(サインなし)

スタッフワークコース …… スタッフ資料&当公演のバックステージツアーをご提供!当公演の劇伴を担当するアーティスト:Lailielによる非売品音源をご提供!

裏話に興味があるコース …… もあダむ主宰:阿久津京介と濃厚に絡める特別特典! 一緒に記録映像を見ながら、創作の裏側をお話しできます(対面予定)。もちろん記録映像もご提供いたします!上演台本付。(サインなし)

わがままなんでも聞きますコース …… あなたの希望になんでもお応えします!

もあダむファンクラブ …… 当公演を含め、今後のもあダむ公演すべてに、1公演分ご招待!+上演台本をご提供!+ 記録映像をご送付! +もあダむ主宰阿久津京介からのビデオメッセージ!


以上、すべて複数応募可能です。受け取りたいリターンや参加の仕方に合わせてご選択下さい!


【実施スケジュール】

2024年

5月上旬   情報公開&クラウドファンディング募集開始 
5月中旬   稽古開始、随時出演者情報&フォトをもあダむ公式HP上にて公開!
6月26日~7月3日 本番の上演 @シアター711
7月10日     クラウドファンディングご応募締め切り


公演情報:もあダむvol.2『MEME』

作・演出:阿久津京介
2024年6月26日(水)~7月3日(水)-全14ステージを予定
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生活。
私たちの生活。
誰もが望む、平凡で平穏な暮らしのなかで
確かに近付く戦争の足音。
遠くで響く銃声。

「私たちの生活」と「戦争」をテーマに、現代社会の孕む問題をシニカルに描いた群像劇。
これは私たちの、しずかなせんそう。

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(もあダむvol.2『MEME』フライヤービジュアル表)



出演
Q本かよ、鐘ヶ江佳太、大塚由祈子、奥泉、丸山港都、関口蒼(ASOBISYSTEM)、榊原あみ、光岡紗良、乙木瓜広

スタッフ
舞台美術:濱崎賢二 
舞台監督:井神雅基
宣伝美術:有吉達宏
アートディレクター:カミヤママドカ(MEANTIMEΣ)
音響プラン:日影可奈子
音響操作:深澤大青
照明プラン:緒方稔記(黒猿)
照明操作:江花明里
音楽:マリエ映茉(Lailiel)
演出助手:藤田頼奈、北野義隆
制作:株式会社 MAD カンパニー
制作補佐:村田正純
舞台写真・記録映像撮影:上野陽立
当日運営・企画・主催:もあダむ
協力:株式会社アニモプロデュース、アソビシステム株式会社、劇団東京夜光、黒猿、MEANTIMEΣ、株式会社MADカンパニー

(もあダむvol.2『MEME』フライヤービジュアル裏)


【最後に】 
ー主宰・阿久津京介よりメッセージー

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
旗揚げ公演に引き続き、今回も素晴らしい俳優・制作陣が集まってくれました。
このメンバーで、「今上演すべき演劇」を作ります。

演劇という表現方法。マイナスなイメージのある方もいるかもしれません。だからこそ、その創作過程を包み隠さず、見ていただきたいと思っています。今後の演劇界を発展させていくためには、完成された/整えられた、「結果」としての上演だけでなく、その「過程」をお客様にも知ってもらう必要があると強く思うのです。

演劇って、本当に面白いんです。全力で、みんなで、創るんです。健全な環境でも、上質な作品は創れる。
当団体では、それを証明します。

「私たちの生活」と「戦争」
本作では座組全員で意見を出し合い、そのテーマについて徹底的に考え抜きたいと思っています。
今すべきことはなにか、私たちに何ができるのか
その過程を見てもらいながら、お客様とも一緒に考えたいです。

応援どうぞよろしくお願いいたします!



<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
・リターンを受け取るために必要な会場までの交通費・滞在費・送料などは支援者様の方でご負担頂けますようお願い致します。
・リターンでお渡しする文章や画像などはお客様の方で自由に楽しみ保管して頂けますが、著作権は劇団およびそれぞれの原作者が保持します。再配布や複製・改変などは著作権法により禁止されていますのでご注意下さい。

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