ご挨拶

 日本パズル連盟(JPF)と申します。
 数多くあるプロジェクトから、私たちのプロジェクトに興味を持っていただきありがとうございます。
 JPFは、2013年に発足した、パズル作家やパズルの解き手が中心となって運営する任意団体です。日本に広くパズル文化を普及させ、より多くの人にパズルの楽しさを伝えることを目的としています。普及活動の一環として、日本パズル選手権をはじめとしたイベントの開催や、パズル雑誌「パズラバ」の発刊を行っています。
 また、JPFは日本で唯一の世界パズル連盟の公認団体であり、毎年開催される世界ナンプレ選手権(WSC:World Sudoku Championship)・世界パズル選手権(WPC:World Puzzle Championship)に日本代表選手団を派遣しています。

世界パズル選手権2022の様子
パズルって何?

 みなさんはパズルと聞くと何を思い浮かべますか?ジグソーパズルを連想する方もいれば、新聞や雑誌に載っているナンプレやクロスワードが頭に浮かんだという方もいらっしゃるかと思います。いずれもパズルの一種ですが、ここでは後者の、紙と鉛筆で解く「ペンシルパズル」(※)に焦点を当てます。
 先述の通り、ペンシルパズルの代表例としてナンプレやクロスワードがありますが、この世には数百種類のペンシルパズルが存在します。ナンプレのように数字を埋めるもの、クロスワードのように言葉を埋めるもの、線を引くもの、指定された物体を配置するもの、マスを黒く塗りつぶすもの、様々です。本屋のパズルコーナーに立ち寄れば、二次元でありながら奥深いペンシルパズルの世界に触れることができます。
 JPFは、公式YouTubeチャンネルで、定番パズルのルール紹介&解説を行っています。ここでは、ペンシルパズルのイメージを掴んでいただくために、ナンプレのルールとABCプレースのルール&解説を紹介します。

※「ペンシルパズル」は(株)ニコリの登録商標です。

ナンプレのルールナンプレのルール

パズルの競技って何?

 ペンシルパズルには様々な楽しみ方があります。その一つが、出題されるペンシルパズルを決まった制限時間の中でできるだけ多く解き、合計得点を競う競技です。大きく分けて、ナンプレとそのバリエーションが出題されるSudoku部門、主にナンプレ以外のペンシルパズルが出題されるPuzzle部門があります。
 この競技で最も権威のある大会が、毎年秋に開催される世界ナンプレ選手権・世界パズル選手権です。2022年には、第15回世界ナンプレ選手権・第29回世界パズル選手権がポーランドで開催され、各国の予選を勝ち上がった計30ヵ国以上、計200人以上の選手が参加しました。選手は数日の間、朝から夕方までペンシルパズルを解き続けます。趣向を凝らした問題が多数出題されることと、他国の選手との親睦が深まること、世界のトップ選手の解く様子を間近で見られるという点で、ペンシルパズル愛好者にとっては夢のような祭典です。
 JPFは、毎年、世界ナンプレ選手権・世界パズル選手権の日本予選を開催しています。各部門につき8名(シード・新人枠含む)が日本代表の権利を得て、秋に開催される両大会に参加します。
 日本代表選手団は、過去10年(8大会)で、
 ・世界ナンプレ選手権:5度の個人優勝(8大会連続表彰台)・3度の団体優勝(8大会連続表彰台)
 ・世界パズル選手権:3度の個人優勝(6大会連続表彰台)・2度の団体優勝(7大会表彰台)
 という素晴らしい成績を収めており、世界各国も認める強豪国です。

世界ナンプレ選手権・世界パズル選手権までの道のり

このプロジェクトで挑戦したいこと

 今年の世界ナンプレ選手権・世界パズル選手権はカナダのトロントで開催されるため、出場するには多額の費用がかかります。日本代表選手団(日本代表選手+同行スタッフ)の計13名の合計費用は以下の通りです。

 ・参加費:約150万円
 ・渡航費:約350万円
 ・合計:約500万円

 日本代表選手団メンバーは自費での参加を了承しておりますが、近年の円安傾向により負担が大きくなっています。また、日本選手団メンバーには毎年学生が含まれており、遠征を金銭的にサポートしたいという想いがあります。このような背景から、少しでも日本代表選手団を応援していただきたく、今回クラウドファンディングに初挑戦いたしました。目標金額は100万円です。
 プロジェクトを通して、世界ナンプレ選手権・世界パズル選手権とそれに挑戦する選手のことを多くの方に知っていただき、熱狂を共有できると嬉しいです。

世界ナンプレ選手権・世界パズル選手権2016の日本代表選手団の写真(撮影/世界パズル連盟)

日本代表選手団の歴代戦績

世界ナンプレ選手権

・2013年:個人準優勝 団体3位
・2014年:個人優勝 団体優勝
・2015年:個人優勝 団体優勝
・2016年:個人3位 団体3位
・2017年:個人優勝 団体準優勝
・2018年:個人優勝 団体優勝
・2019年:個人優勝・準優勝 団体優勝
(2020年・2021年は開催なし)
・2022年:個人3位 団体準優勝

世界パズル選手権

・2013年:団体3位
・2014年:団体準優勝
・2015年:個人優勝 団体準優勝
・2016年:個人3位 団体準優勝
・2017年:個人優勝・3位 団体優勝
・2018年:個人3位
・2019年:個人準優勝 団体3位
(2020年・2021年は開催なし)
・2022年:個人優勝 団体優勝

世界ナンプレ選手権2019の団体戦優勝の瞬間(撮影/世界パズル連盟)

資金の使い道

 みなさまから頂いた資金は、主に2023年10月にカナダのトロントで開催される世界ナンプレ選手権・世界パズル選手権の遠征費として活用いたします。詳細は以下の通りです。

 ・遠征費:約60万円
 ・ご支援いただいたみなさまへのリターン準備・お届け送料:約20万円
 ・CAMPFIRE掲載手数料・決済手数料:約20万円

実施スケジュール

 ・2023年9月30日:クラウドファンディング終了
 ・2023年10月14日:日本代表選手団出国
 ・2023年10月15日~17日:世界ナンプレ選手権2023
 ・2023年10月19日~21日:世界パズル選手権2023
 ・2023年10月23日:日本代表選手団帰国
 ・2023年11月以降:リターン準備・お届け
 ・2024年1月以降:リターンイベント(日本代表選手団トークセッション)開催

 みなさまの温かいご支援・応援をお待ちしております!

メッセージ

世界ナンプレ選手権2023日本代表シード選手 森西亨太
(世界ナンプレ選手権4回優勝・10大会連続表彰台)

撮影/世界パズル連盟

 このクラウドファンディングを通じて、一人でも多くの方に世界選手権の存在を知っていただき、一人でも多くの方に応援してもらえるようになれば嬉しいです。大会の内容や結果、返礼品においても、応援して下さる皆様を少しでも楽しませることが出来るよう、取り組んで参ります。

世界パズル選手権2023日本代表シード選手 遠藤憲
(世界ナンプレ選手権1回優勝・世界パズル選手権3回優勝・6大会連続表彰台)

撮影/ジェイ・キャスト

 ご覧いただきありがとうございます。
 日本では古くからパズル文化が根付いており、世界大会でも継続的に良い結果を得ることができています。一方で経済面や認知度においてはまだまだのところもあり、さらなる普及・発展へと踏み出せていない状況にあります。これを打破するきっかけとすべく、今回このような企画を立ち上げることとなりました。今後のパズル界の成長に向けて、是非ご支援を検討いただければ幸いです。

  • 2023/10/01 12:19

     9/30(土)23:59をもって、本プロジェクトの支援期間が終了いたしました。8/5(土)に募集を開始し、約2ヶ月で目標金額の1,000,000円を大きく上回る1,389,000円のご支援を頂きました。誠にありがとうございます! 日本代表選手団は10/14(土)にカナダへ向けて出国します。1...

  • 2023/09/28 19:28

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2023/09/19 22:19

     日本代表選手団の遠征まで約1ヶ月、本プロジェクト終了まで約10日となりました。8/27(日)に目標金額の100万円を達成してからも、多くの方のご支援を頂いております。誠にありがとうございます。 この度、本プロジェクトのいくつかのリターンにも含まれている日本代表選手団2023Tシャツのデザイン...

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