自然と歴史文化を感じながらのリトリート(1)体験により、
現代社会に生きる人々の日常を、”ほどく”
そして、新たな明日へと意識を、”むすぶ”
その舞台となるのは群馬県甘楽(かんら)郡下仁田町にある世界遺産「荒船風穴(あらふねふうけつ)」の麓(ふもと)の限界集落「屋敷地区」
荒船風穴は天然の冷風を利用した蚕種(2)の貯蔵庫として絹産業における根源であった。
現在でも当時と変わらぬ冷風を体感することができる。
そんな自然と人の営みが共生する荒船高原「屋敷地区」も今では限界集落となっている。
集落として役割を終えようとしているものの、
そこにある自然、そして重ねてきた歴史文化は確固たるものとして存在している。
時代の変化を受け入れつつ、現代に必要とされる場所へ。
“集まり住む”集落から、”訪れ泊まる”宿場へとシフトする。
(1)リトリート:数日間住み慣れた土地を離れて、仕事や人間関係で疲れた心や体を癒す過ごし方のこと。
(2)蚕種(さんしゅ):カイコの卵
完成予想図
リトリートヴィラは5つの空間から成ります。
■寝室「こもり箱」
繭ごもりのような包まれた空間での自分に向き合う内なる睡眠体験。
繭の内部にいるような内装。ベッドルームはシルクカーテンに囲まれています。
寝具等にもシルクが使われています。
これらの絹製品は、伊勢崎銘仙などを取り入れたカルチャーブランドAy代表の村上采さんとのコラボレーションです。富岡市でオーダーカーテンを制作する有限会社リオさんと制作しました。
絹産業遺産群ならではの空間で上質な眠りを体験ください。
■土間スペース「ひらき箱」
内外の境界がずれた空間での刺激によって感覚をひらく非日常体験。
荒船の黒泥色の岩、下仁田ジオパークの地層を彷彿とさせる壁面、鏑材から切り出した丸太チェア、荒船の植生を取り入れた観葉植物。荒船の自然を凝縮したようなサンルームを体験することができます。
ワーケーション、創作活動、読書、その他、新たな自分と向き合う瞬間をお過ごしください。
■サウナ「無心庵(むしんあん)」
荒船の湧水と風穴の冷気を感じながらの心を空にするサウナ体験。
地元の鏑(かぶら)材を使用した「サウナ小屋」
ハルビアのストーブはセルフロウリュ可能。絹産業にちなんだアロマ(絹セリシン、桑の葉)も用意する予定です。
間接照明による空間は暗めで落ち着いた空間です。奥の壁面は荒船の石垣を連想させる左官壁。
荒船高原の湧水(軟水)かけ流しの「水風呂」
夏14℃〜冬9℃(シングル:10℃以下の水風呂のこと。)、積雪の多い地域でも1年を通して14℃前後です。
ここまでの低温は荒船風穴ならではの貴重な水源です。
荒船高原の自然に包まれ「外気浴」
世界遺産荒船風穴に見守られながら、限界集落のありのままの原風景の中で、完全に無心になり、ととのえます。
自然音(木々のささめき、小鳥のさえずり、風の呼吸)で既に十分ですが、シンギングボールも用意しています。倍音の無限の広がりもお楽しみいただけます。
■瞑想ルーム「離心庵(りしんあん)」
荒船の自然アートによる空間で感覚を解き放つ開放的な瞑想体験。
・ミラーフィット(ライブレッスン、ヨガ、ピラティス、フィットネス、ストレッチ、ダンス、ボクササイズ、瞑想、)
・AIマッサージチェアの最上級機種の「あんま王Ⅳ」
・各種器具(ヨガマット、シンギングボール、フィットネス器具)
上記をご用意してます。
■リビングルーム「茶飯事(さはんじ)」
食卓、団欒、何気ない日常を再認識する静かなる所作体験。
荒船いとわの各空間の中心になる起点。ここから全ての体験が始まります。
備え付けキッチン、調理機器、食器、一式あり。テラスでBBQできます。BBQコンロ、BBQセット、アウトドアイステーブルセットあり。
■食体験「下仁田・上州」
下仁田ねぎ収穫、こんにゃく作り体験、下仁田ポーク、上州牛、上州鶏
群馬県は「すき焼き県」と呼ばれています。群馬県は、すき焼きに必要な食材をすべて県産でそろえられる「すき焼き自給率100%」の県です。群馬県には、上州牛、こんにゃく、下仁田ネギ、生しいたけ、春菊などの食材があります。
当施設はプライベートステイをお楽しみいただける無人旅館となっております。
食材の調達、調理については、ご案内をさせていただきまして、お客様自身でご対応頂きます。
また、近隣の飲食店にて下仁田グルメをお楽しみいただけます。
ご案内もしておりますのでお気軽にお問い合わせください。
それぞれの空間を通して、絹産業の所作に重ね合わせた「ほどいて、むすぶ」非日常体験をお楽しみください。
■間取図、俯瞰図、マップ(周辺・広域)
アクセス:
〒370-2626 群馬県甘楽郡下仁田町南野牧10713
車:
東京(関越練馬I.C)から車で120分
軽井沢駅から車で40分
電車:
上野駅から下仁田駅まで電車で110分
下仁田駅からタクシーで30分
バス:
池袋駅から道の駅「しもにた」まで130分
道の駅からタクシー30分
はじめまして、「世界遺産リトリート|荒船いとわ」の代表の山崎智博(やまざきちひろ)と申します。
ここからは、開業までの経緯、どういう想いで進めてきたか、などをお話できればと思います。
■世界遺産「荒船風穴」との出会い
皆さん、世界遺産「荒船風穴」をご存知でしょうか?
はい、多くの方が知らないと答えるでしょう、、、恥ずかしながら私もその中の一人でした。
荒船風穴は、富岡製糸場で有名な世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群(3)」の構成資産の一つです。
富岡製糸場と絹産業遺産群|https://worldheritage.pref.gunma.jp/tomikinu/
(3)絹産業遺産群:群馬県富岡市の富岡製糸場と、田島弥平旧宅(伊勢崎市)、高山社跡(藤岡市)、荒船風穴(下仁田町)の2市1町に点在する養蚕関連の史跡で構成される文化遺産。
親族が世界遺産の近くの集落で住んでいる!
そんな話を以前からなんとなくは耳にしていましたが、
2年前のある日、今は空き家となっている現地に行く機会がやってきた。
下仁田ICを降りて、人生初の下仁田町。
そこから下仁田町の街なかへ、
さらに東西に長い下仁田道を西へと進む、
下仁田ジオパークからなる地形を眺めながら荒船風穴方面へ、
程なくして「荒船風穴」の道路案内を目印に、そこから山道へ入る。
道は細くなり、林、森、山の中を登る。
シカ、リス、ニホンカモシカなどに遭遇することもある山道を進むと、
荒船高原、屋敷地区、そして荒船風穴。
親族の空き家は世界遺産荒船風穴を背にして集落全体を見渡すことが出来る位置にありました。
そんな風景に私は一瞬で心奪われてしまいました。
■限界集落に向き合う
掌返しで一気に興味が湧いた私は、この集落のことを聞きまくりました。
およそ200年続く集落。
しかしながら現在、7軒現存、そのうち2軒在住、5軒空き家、住民は3名。
そう、まさに限界集落です。
住まい続ける人。
都心へ移り住んだが、たまに訪れて集落でのひとときを楽しむ人。
都心へ移り住み、この地を引き払った人。
関わり方は三者三様です。
荒船風穴は岩の隙間から吹き出す冷気を活用した蚕種(蚕の卵)の貯蔵施設でした。
当時はこの集落でも養蚕業を営んでいたそうです。
風穴からの高湿な冷気という特異な気候を活かした農産物は、
東京の有名ホテルに直接卸したりもしていたそうです。
かぼちゃ、いんげん、辛味大根、キャベツ、レタスが美味しいそうです。
荒船高原の湧水の恵みで集落の人は生活してます。
周辺には綺麗な渓流があり、高湿を好む苔は美しく、山は緑が毛深く生い茂っています。
朝は小鳥のさえずりで目を覚まし、夜は月明かりや星が美しい。
そんなありのままの原風景がここにはあります。
何も特別なものでは無いかもしれません。
只々、自然、そして重ねてきた歴史文化は確固たるものとして存在してます。
「この地のありのままの原風景、そして自分が感じた体験を、世に届けたい!」
という思いが芽生えました。そして私は親族に提案しました。
「この空き家で、宿やりませんか?」
これが私と屋敷地区のエキサイティングな出会いの1日です!
■下仁田町歩き「街と郊外をつなぐ拠点に」
そもそもで世界遺産のすぐ近くで宿泊施設の開業なんてできるのか!?
集落は湧水で生活しているが営業許可おりるのか!?
集落に住んでいる人達はどう思うだろう!?
色々疑問が湧いてきたので先ずは下仁田町役場に突撃しました。
門前払いされるのではと少しドキドキしながらでしたが、
役場の皆さんは暖かく話を聞いてくださいました。
町役場としても「下仁田町街なか活性化事業」を推進しているとのことです。
下仁田町 街なか活性化事業 ←クリックで開きます!
街なかと荒船風穴屋敷地区もお互いにシナジーが生み出せるのでは、
私達の宿泊施設は世界遺産と言う資源の魅力を下仁田町の外へと伝えることにつながる。
そんな可能性を感じることができました。
後日、役場の方にアテンドいただきながら街歩きをしました。
町役場や県庁の職員さんに街なか活性化事業について説明いただきなが街歩き。
下仁田の今後について、風穴でできること、街なかでできること、色々なの意見交換をさせていただきました。
昼食は下仁田でも随一の老舗旅館「常磐館」で下仁田カツ丼をいただきました。
■商店街の方との交流
荒船風穴、屋敷地区、下仁田町の掘り起こしを進めました。
昔ながらの商店、
世界遺産荒船風穴を盛り上げるべく関連グッズの企画販売をされていました。
新しく出来たお店、
独自の感性で下仁田に風穴(かざあな)を開けるような店舗運営をされています。
これから開業予定の方々、
私達もこれから開業です!
町の人達はとても下仁田に愛着を持っており、
下仁田を盛り上げて行きたいという気持ちが伝わってきます。
一緒に盛り上げて行こう!と温かい声を掛けていただきました。
■上毛新聞に取材いただきました!
開業準備の試行錯誤をSNSで発信しています。
それを見ていただいた上毛新聞から取材依頼のお話が!!!
荒船風穴の世界遺産登録9周年の特集として世界遺産に関連した活動を取材していたそうです。
#gunma上毛新聞様webサイト 記事掲載ページリンク ←クリックで開きます!
■群馬県!リトリート推進室
また、群馬県ではリトリート推進をしていることもあり、
観光魅力創出課リトリート推進室の方からSNSを通じて連絡をいただきまして、
現地に訪問いただき、お話させていただきました。
群馬県はリトリートの聖地を目指すそうで、当施設もその一つとして尽力したいとお伝えしました。
リトリートぐんまinstagramリンク ←クリックで開きます!
■屋敷地区の次のカタチ
都市部への人口の一極集中がますます進み、限界集落が問題とされていますが、
果たしてそれは本当に問題なのでしょうか?
私たちは時代の流れを逆行することはできませんし、する必要もないのではないか。
むしろ、集落という役割の終焉を受け入れることも一つの在り方かもしれません。
限界集落には築いてきた歴史や文化、変わらない自然資源があります。
これらを保持しながら、次世代に適合した新しい姿へと変革することができないか。
集落が生まれ、時が経ち、限界集落という言葉が生まれました。
そして、さらに時が経ち、限界集落の新たな姿が生まれるのです。
■さいごに、、、「訪れて泊まる世界遺産」
これまでの集落そして下仁田町との関わりから一つの道を見出しました。
「集まり暮らす」から「訪れて泊まる」へのシフト
時代の流れに伴い集落の役割が終わろうとしている、
そこに抗うのではなく受け入れ、
今ある資源を最大化して、
その資源を必要をしている人へ届ける。
この集落の自然と歴史文化は、
都心で忙しなく日常を過ごす人々にとって貴重な体験となるはずです。
そして世界中の人々にも日本の魅力として伝えることが出来るはずです。
地方の限界集落での自然と静かな時間
都心で忙しなく緊張した日常を送る人々
この両者2つの掛け算はお互いがお互いを思いあえるWin-Winの関係になりえます。
これが成り立つことで一過性の施策に終わらず、永続的な活動になることができます。
これが私達が提案する地方創生の「新たな解」です!
世界遺産リトリート|荒船いとわ
代表 山崎智博
arafune5kan@gmail.com
■資金の使い道
・リトリートヴィラの開業資金の一部
・リターン商品のデザイン及び製造費用
・CAMPFIRE手数料
上記に使わせていただきます。
■実施スケジュール
■心も身体もととのえる”リターン”
・荒船いとわオリジナルグッズ
【ステッカー】3,000円
【フェイスタオル】5,000円
【Tシャツ】5,000円
【3点セット】10,000円(3,000円お得!)
・荒船いとわ銘板へのお名前を掲載 10,000円
・荒船いとわ宿泊券【先着限定】
1泊(金土及び繁忙期除く) 30,000円
1泊(祝前日可、繁忙期除く) 45,000円
3泊(繁忙期を除く) 90,000円
10泊(繁忙期を除く) 300,000円
30泊(日程制限無し) 900,000円
・面談及びアドバイザリー【先着限定】
オンライン面談【1時間】 30,000円
リトリートヴィラ開業アドバイザリー 1,000,000円
■プロジェクトメンバー
ブランディング :株式会社Ay
ロゴデザイン :Maniackers Design
建築設計デザイン:llemo design studio|株式会社discord
施工 :高富建設株式会社
カーテン制作 :有限会社リオ
事業主 :合同会社フリーハンドドライ
運営代行 :株式会社VOYAN HOTELS
最新の活動報告
もっと見るリターンのお届け完了しました!
2024/03/07 02:31こんにちは!世界遺産リトリート荒船いとわ、クラウドファンディングにご支援いただきましてありがとうございました。今日はリターンのお届け完了しましたのでご報告です。宿泊券は1/28より予約受付開始致しました。支援者様へは予約方法等を個別にメッセージしております。既に何名様かは日程確定しております。グッズ関連は2月頭より順次発送いたしまして2月中旬には完了しております。全てチェックしておりますが万が一届いてない方がいらっしゃいましたらメッセージにてご連絡ください。グッズの一部(サウナマット、サウナハット)館銘板の設置も2月下旬に完了しました。サウナ小屋に設置させていただきました!館銘板そして来たる3/15にグランドオープン致します!一粒万倍日、天赦日、寅の日が重なったサイコー(3・1・5ー)にめでたい日です。(さぁ、いこう!でもOKですw)4/1からは荒船風穴も開業です。これからが荒船いとわの本当のスタートです。皆様に訪れて泊まっていただける施設を目指しますので引き続き応援よろしくお願いします! もっと見る
クラファン終了!
2023/11/26 23:57皆さん、こんばんは!11/23にてクラウドファンディングが終了しました。シェア拡散ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。達成率56%、1,702,000円のご支援をいただきました。目標達成には至りませんでしたが、77名(縁起いい!)の方にご支援いただいたことに感謝です。年始から開業予定、これからが本当のスタートです。この施設に共感いただける方にとって良い体験を提供できるよう、これからも磨きかけて行きたいと思います!年内にリターンの準備を進めまして、随時ご案内させていただきます。この度はありがとうございました!荒船いとわ 代表 山崎智博 もっと見る
明日で終了です!現在の現場進捗レポートです!!
2023/11/22 12:32こんにちは!このプロジェクトも明日がとうとう最終日となりました。ここまでご支援いただきありがとうございました。今日は当施設の進捗状況をお伝え出来ればと思います。現場のリアルを見ていただければと思います。まず、母屋と離れはほぼ完成しております!建物外観施設名の入った暖簾が未設置でお見せできないのが残念です!母屋の真後ろは世界遺産「荒船風穴」です。世界遺産に見守られながらのリトリート宿泊、控えめに言っても最幸です。夕方から夜にかけての雰囲気がとても神秘的です。ちなみに暖簾のデザインはこんな感じです!施設ロゴ入りです。3枚の自由曲線が折り重なる様子は施設コンセプトからくるものです。(実はこの曲線の暖簾を作れる業者さんを探すのが大変でした。10社以上問い合わせしてくれたデザイナーさんに感謝です。)集落のありのままの原風景を見下ろすひらき箱<土間スペース>室内に土間、無垢材テーブル、丸太輪切りスツール、植栽が映し出す影。夜に浮き立つ窓からの借景は一見の価値ありです。離心庵<瞑想スペース>こもり箱<寝室>茶飯事<リビング>※ちょっと片付いて無く、、、全体が分かる写真をアップできませんでした汗無心庵<小屋サウナ>こちらはまさに工事中です!SNSでは随時進捗の発信してますので興味有る方は御覧ください。後ろには世界遺産、サウナを出れば湧水かけ流しの水風呂、ありのままの原風景での外気浴。控えめに言って最幸じゃないですか!?!?是非、現地で体験してみてください!!! もっと見る
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