セカンドゴール
支援金額750万円に挑戦します！

10月13日プロジェクト開始後、
12月1日をもって目標金額を達成いたしました。

応援してくださった皆様、本当にありがとうございます。

しかしながら、最終見積もりの金額からすると、設備費用や外構などまだまだ足りないのが現状です。

厳しいチャレンジになるとは思いますが、応援してくださった皆様への恩返しのためにも

セカンドゴール750万円を達成し、営業を再開できる状態にしなければいけません。

12月31日のプロジェクト終了まで、引き続きご支援ご協力いただけますと幸いでございます。

※30000円のお食事券のリターンですが、誤りがありましたのでご報告させていただきます。

30000円のリターンをご支援していただいた方は×35000円ではなく⭕️36000円分ご利用いただけます。

もちろん既にご支援いただいてる方も対象になります、よろしくお願い致します。

はじめまして。

滋賀県大津市坂本の居酒屋「まる㐂（まるき）」　店主の上田喜士・智栄美と申します。

店名は、お店を始めるきっかけとなった亡き父の名前の一部である「㐂」を◯で囲い、

「まる㐂」と名付けました。

「まる㐂」は私（喜士）の実家の隣の借家にてお店をやっていましたが、

この度大津市の道路拡張工事のため、

移転先は店舗兼住居となるため、なるべく自分たちの資金だけで実現させたいと考えておりましたが、

ウッドショック等による建築資材の高騰で自力ではどうしても難しく、

どうか皆さま方からご協力をいただけますと幸いです。

以下にクラウドファンディングの実施に至った経緯と、私たちの想いを書きましたので、

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

私は高校卒業後に上京し、10年ほど飲食業で仕事をしておりました。

後半の4年間は和食居酒屋の板前として経験を積ませてもらい、調理師免許もこの時に取得しました。

妻とは職場の仲間としてこの店で出会いました。

そんな中、ある時突然実家の母から父の訃報が届きました。享年58でした。

元気だった父の突然の死を受け入れる間もなく、喪主として葬儀などを執り行っておりましたが、

長男である自分が家を守らなければいけないのではないか？

それなら地元で何かできないか？と考えました。

妻は出産と子育てがあったため、時々手伝う程度ではありますが、ホールとして店に出てくれていました。

10年目を機に弟が抜けることになり、2019年からは私たち夫婦とアルバイトさんでの営業スタイルとなりました。

当時妻は4人目の出産を控えており、大きなお腹でホールと調理場を忙しく動き回ってくれていました。

常連さんも私も、生まれてくる子が楽しみでこれからもっと頑張らなあかんな！

と意気込んでいたのを覚えています。

初めての方がきてくれたなと思っていたらあっという間に常連さんになってくれていたり

出張中の方が気に入ってくれて出張のたびに立ち寄ってくれたり

昔家族でうちに来てくれていたお子さんが大人になり、友達や恋人、

そして自分の家族やお子さんを連れてきてくれたりすると、とても感慨深いものを感じます。

坂本は歴史好きの方々にも人気が高く、かつて本能寺の変で織田信長を討った明智光秀の居城であった坂本城跡や、比叡山延暦寺を創建し、

日本に天台宗を広めた最澄(伝教大師)にゆかりのある生源寺など、

里坊や延暦寺支院群などが存在します。

また、坂本は石積みの町として、戦国時代より活躍した

石工集団穴太衆（あのうしゅう）のふるさとで、

今は唯一の末裔(まつえい)がその高い技術を受け継ぎ、

現在も全国の城石垣などの施工に従事しています。（実はまた従兄弟です！）

坂本の町を歩くと、穴太衆積みの石垣が独特の町の景観をつくりだしています。

2022年に直木賞を受賞した小説、

『塞王の楯』にも穴太衆が取り上げられており、再び注目を集めています。

実は今度の「まる㐂」の移転先は、歴史ある穴太衆の事務所の隣になります！

2020年、4人目をおんぶしながら毎日の営業と育児をふたりで協力しながら頑張って乗り切ろうとしていた矢先

コロナ禍で全国的に飲食店は厳しい状況に追いやられました。

緊急事態宣言や蔓延防止施策による40〜50日間の休業が続き、客足は遠のき、

いよいよお店も生活もピンチに。

お店を開けてもノーゲストの日が月に何日もあり、

売上は半分になるが固定費（家賃・光熱費）は変わらず。収入はついに半分以下になってしまいました。

このような状況が3年も続くと、精神的にも疲れが出てきて本気で店をたたむことも考えるように…

しかしまだ幼い娘の顔を見ては、店を潰したらどうやって生きていく？諦めたらダメだ、と自分達に毎日のように言い聞かせました

仕入れや経費を出来るだけ抑え、アルバイトさんにはお休みをとってもらい、

先の見えない暗いトンネルのようなこの生活をじっと耐えてきました。

ある日、自粛生活に痺れを切らした妻が突然畑を借りて野菜を作り出しました

何も知識がない中、

LINEのオープンチャットなどで情報収集をし開墾からスタートさせいつの間にかしっかりとした野菜を収穫できるようになっていました！

また、元々お店でデザートは出していましたが、妻が好きなお菓子作りを活かして、

自家製スイーツも新たにメニューに追加しました。

貯金を崩しながらではありますが工夫しつつなんとか融資を受けることなく店も継続させることができました。

しかし、2023年に入り、やっとコロナ禍も落ち着いて人の流れが増えてきたころ、

市の政策である道路拡張工事の順番が回ってきたのでした。

今回の道路拡張工事自体は、大津市が以前から行ってきたものですが、

貯金を崩してギリギリの生活をしていた私達にはまとまった資金がなく、先に述べたように建築資材も値上がりしており、

「なんで今なん?」と思う最悪のタイミングでした。

残った土地と、隣にある実家を改装し、店舗兼住宅にしたらどうなん？というお声もいただきました。

そうなんです！そうしたかったのはやまやまなんですが、実は今の店舗の土地を譲っていただくことが叶わなかったのです。

実家だけのスペースでは今よりだいぶ狭くなってしまいます。

費用に関しても実家の解体や改装は市からは一切でませんのでここでもかなりの費用がかかってしまいます…

しかも住むところがなくなるので私達家族と母はどこかを借りて住まなくてはいけなくなります。

さらに、私達家族と母が住むとなると2階部分だけで7人が生活することになり、

現実的に全然スペースが足りません！

その上何ヶ月もお店を休む事になり、生計を失うリスクを背負ってまでやることではない！という判断になりました。

移転先を検討するにあたり日々たくさんのお客様に

「やめへんよな？」
「どこ行くの？あんま遠いとこはやめてや？」

と言っていだだけてとても嬉しいです。

ひとりでゆっくり過ごしたい時に気軽に行ける店
大事な人に自分のお気に入りとして紹介したい店
家族と過ごす大事なひとときに使いたい店
私達はそんな存在でありたいと思うのです。

大切なお客様の

「美味しそうに食べてくれる顔」

を見守るため、坂本の「まる㐂」を守るため、

やっと近くに土地を見つけることができました…！

ただ、移転にはどうしても莫大な資金がかかってしまいます。

複数の工務店に掛け合い、費用をできる限り抑えましたが、

・土地代
・建設費
・設備費
・初期の運転資金等々

を合わせると、現状で5500万円〜と見積もっています。

道路拡張工事に伴い、市から補償金がでますが、元々土地などの不動産が自身の所有物か否かによってその金額は変わります。

自己所有の場合、補償金は数千万円になる場合もあるようですが、

私たちの場合は借家であるため、そのお金は大家さんに行くことになります。

これまでの営業実績や周辺環境を考慮した結果、私達の補償額は1800万円となりました。

しかし、補償金では到底足りず、私は49歳で初めてローンを組みました。

ただ年齢と職業柄から、ローンの限度額は3000万円でした。

合計4800万円で、目標の5500万円までは届かず...！

この困難な状況を乗り越えるために、

泣く泣く今回はクラウドファンディングで皆さまにご協力をお願いすることになりました。

「まる㐂」では、個人店ならではのこだわりがたくさんあります。

焼き鳥は手打ちで一本一本仕込んでおり、15年継ぎ足してきた自家製のタレに漬け、備長炭で焼き上げて提供しています。

メニューには創作料理や逸品料理もあり　種類豊富なレギュラーメニューに加え、

毎日手書きで本日のおすすめをお出ししてます。

プリプリのエビのフリッターをリキュールなどで隠し味を効かせたオリジナルマヨソースにからめています

タコとトマトがわさびにまみれたピリッと刺激の欲しい方におすすめの一品です 

にんにくの効いたホクホクのカボチャはお酒のあてにピッタリです。これを食べにきた！という方もチラホラ…

おすすめの中には、畑で育てた野菜を使った

「嫁’sファームのとれたて野菜」や、

自家製のスイーツもたくさんあります。

宴会やコース料理もご希望にあわせてお出しできますので、事前にご予約の際にご相談ください。

また、メニューは全て手作りで、オンリーワンの一点もの。（DIY大好き）

ホームセンターで買ってきた板を使い、全てに違う絵を書き、製本しております。

たくさんのメニューの中から、お客様はそれぞれのお気に入りのメニューをリピートしてくださいます。

ぜひいらした際には、皆さんの「お気に入り」を見つけていただけたら嬉しいです。

・土地代
・建設費
・設備費
・初期の運転資金等々
・CAMPFIRE手数料

上記にありがたく充てさせていただきます。

2020年からの3年間、コロナ禍の緊急事態宣言などにより、

私たちのような飲食店は　幾度となく休業を余儀なくされました。

40日、50日と長期間の休業を重ね、

突然のことにどのように対処すべきか悩み、仕事を奪われたストレスは自分が思っていたより大きく、精神的なダメージを受けました。

また、坂本では毎年4月には地元の大きなお祭りが開催されます。（山王祭）

そのため、3月は地元の皆さんが毎年「まる㐂」を打ち合わせの場として利用してくれているのです。

来年も皆さまと共に楽しいお祭のシーズンを迎えられるよう移転を間に合わせたいと思っています。

まる㐂
上田喜士・智栄美