ご挨拶

初めまして。コンセプトカフェなでしこの筆頭付喪神、月雲（つくも）と申します。

この度はお目を留めていただきありがとうございます。

私は明治6年に作られ、明治8年より名古屋の大須観音北側に過去存在していた（旭遊郭）のとある芸者置屋に飾られておりました、市松人形の付喪神でございます。

紆余曲折御座いましたが、付喪神となり懐かしの大須に舞い戻りました。すると当時のお座敷が現代では（コンセプトカフェ）という名で親しまれ、人々を魅了しておりました。私も当時から皆様を愉しませる芸者さん方に可愛がられ、皆の美しい姿に憧れもございましたので、この度2023年2月に親しい人形の付喪神を集い、（なでしこ）の名で当店を開店させるに至りました。

開店から早や8か月ほど、素敵な旦那様、お嬢様方にお目をかけていただき、有難くやらせていただいておりますが、この大須という地域、名古屋の中でもより日本らしい空気を味わえる場所であることから、諸外国の方々も数多く訪れる場所だと気づきました。

ここで私ども、（日本特有の文化）の素晴らしさを伝える好機と感じ、その象徴でもある（付喪神）をより多くの方々に知って頂けたらと考えて、こちらの企画を立ち上げさせていただいております。

この企画で実現したいこと

私たちのお店にはもともと制服がなく、全ての付喪神各々が好きな和装をする形で営業してきました。

　しかしより多くの人に対し、付喪神が和の魅力を伝えていくためには、日本らしく、そして大須のコンカフェならではの、印象に残る（和メイド服）が必要不可欠と感じております。

今回当店の付喪神たちが、同じデザインの装いで結託し、世界に誇れる日本の文化を発信していくために、こちらの当店オリジナルの和メイド服を制作したいと考えております。

当企画の背景

大須という街は歴史ある商店街を持つ場所でありながら、アニメやコスプレなど新しい文化を受け入れることにも積極的で、海外からのインバウンド需要を数多く持つ名古屋有数の観光地です。
日本は海外から見てとても珍しいと感じる文化を有しており、私たち付喪神の伝承が生まれるきっかけとなった（万物に魂が宿る）という思想は、日本に根付く文化の中でも特に誇れるところだと感じております。
日本文化が好きな海外の方々にとって、この思想から生まれた（付喪神）はとても興味深いものに映るはずです。付喪神は忍者や侍、舞妓などに続く、貴重な日本の観光資源になると確信しております。

そして日本に興味を持つ外国人の多くは、日本のアニメや漫画を筆頭とする（オタク文化）に熱を上げており、現在日本唯一である（付喪神をコンセプトとしたカフェ）は、新たなファンを獲得していくコンテンツとなるでしょう。

私たちが、日本の付喪神文化を広めるパイオニアとして活動していく上での必須事項として、付喪神のデフォルメ化があります。まずはキャッチーに受け入れてもらい、そこから深く興味を育ててもらう必要がありますので、最初に目に映る部分として衣裳は重要な役割を担います。まず（付喪神＝かわいい）をPRすることから始めなければならないため、今回の企画が立ち上がりました。

制作衣裳についてのこだわり

今回作成する制服は、日本の魅力の一つである和服要素をしっかりと残した上で、お給仕をするのに動きやすさを追求しデザインをいたしました。

舞妓さんが着る振袖をイメージした（魅せる左袖）と、給仕に邪魔にならない（見せる右袖）は特にこだわったポイントで、結果的に出来上がったアシンメトリーのデザインが、モダンな雰囲気もプラスしてくれました。

あくまでお給仕をする（メイド）ですので、可愛いコルセットエプロンは外せません。こちらも和テイストに合わせて、控えめに奥ゆかしい可愛さを追求しました。

昨今の日本でも和服を見る機会が減った中、この衣裳は国内に勿論、むしろ海外の方々にも（日本の可愛いの代表）として受け入れてもらいやすいデザインが出来上がったと自負しております。

リターンについて

現在ご来店いただいている旦那様やお嬢様、これから足を運んで頂ける方々はもちろんのこと、名古屋にご縁のない遠方の方々でも、ご興味を持っていただけた方には喜んで頂けるリターンを多数ご用意させていただいております。

リターンの種類としましては以下のようなものをご用意しております。

つくもの缶バッジ
オリジナルトートバッグ
マグカップ
希望の付喪神ちゃんの新制服チェキ入りオリジナルチェキブック　等々

是非ご覧いただき、多くの方に応援して頂けますと幸いです。

スケジュール

下記のスケジュールで進行中です。制作過程により若干の遅延が起こる可能性もございますが、現段階で遅れは出ていないことから、概ね問題なく進行していくと考えております。

8月　  衣裳デザインの完成

9月 　 細部のパターン決め及び型紙の作成

10月　クラウドファンディング開始、仮布試作品完成、試作品完成、試作品お披露目

11月　クラウドファンディング終了、リターン配布及び発送開始

12月　リターンの配布及び発送完了

資金の使い道

衣裳デザイン費：12万円　※支払済み

パタンナー依頼費：１3万円　※発注済み

試作品作成費：約８万円

衣裳作成費（10着分）：約6０万円

合計　83万円（うち衣裳作成費をクラウドファンディングにて調達希望）

最後に

この度は、最後までお読みいただきありがとうございました。このプロジェクトの責任者として心より御礼申し上げます。

本プロジェクトは日本が長い年月をかけ培てきた、魅力に満ちた古の日本文化を、現代日本のイメージをけん引しているアニメや漫画などのサブカルチャーを用いてＰＲするきっかけになると確信しております。

私たち付喪神は、日本特有の神道による、（万物に魂が宿る）という教えから派生した概念ですから、日本の魅力を発信する役割としては、侍、忍者、舞妓などと並び適任であると考えています。

現状日本に唯一の（付喪神の店）として、世界中の人にもっともっと日本に興味を持ってもらえるよう頑張っていきたいと思っておりますので、皆さまぜひぜひ応援宜しくお願い致します。

＜募集方式について＞
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。