地域おこし協力隊のためのクラファン
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はじめに・ご挨拶

 はじめまして!福島県南相馬市の地域おこし協力隊であり、ドローンアートプロジェクト「noa」の代表の太向弘明と申します。私は現代の孤独感、不幸感の増大といった課題に取り組むため、アートプロジェクトを通じた新しいコミュニティ、新しい文化の形成に取り組もうとしています。
今回、南相馬市鹿島区の寳蔵寺にて庭の紅葉のライトアップイベント「楓姫もみじ祭り」と共にドローンアート「星空心話 〜わかれ、そして〜」(仮)を実演することとなりました。

写真)寳蔵寺紅葉ライトアップの様子


このプロジェクトで実現したいこと

 福島県の沿岸地域、浜通りでは「見えない想いを見える形に」というコンセプトの下で毎年秋から春にかけて「光のモニュメント」(今年からsou.sou.hikariに改名)という地域連携型のライトアップイベントが行われます。その一貫として今年11月、鹿島区の寳蔵寺では境内にある美しい庭での紅葉ライトアップイベント「楓姫もみじ祭り」が行われます。

 寳蔵寺は東日本大震災で大きく被害を受けた沿岸地域に位置しています。お寺自体は小高い丘の上にあり、本堂や庭など境内への被害は少なかったですが、境内周辺の街は家屋の全壊含む甚大な被害が生じました。震災前にあっても後にあっても寳蔵寺は歴代の住職の温かいお人柄とその美しい庭などによって人々の生活・心の拠り所となってきたようです。そしてお寺は、地域の人々の生活・人生にとって欠かせない存在であるのと同じように、お寺にとっても地域の人々がいなければ存続はできません。皆が支え合うこの地域に、またその繋がりを確かめるもの、強めるものとしてアートが大きな役割を果たせると思い、今回私の制作するドローンアートで「楓姫もみじ祭り」に協力させて頂くことになりました。

写真)寳蔵寺境内。庭がいつも綺麗に整備されている。


 ドローンアートは夜空に何十、何百と光るドローンが浮かんでプログラムによって様々な幻想的な物語を描くアートです。そしてたくさんの人がそれを見ることによって同じ時間、場所、体験を共有することができます。人々の心を癒す物語を皆と一緒に共有できること。このアートを南相馬市という土地とそこに生きる人、寳蔵寺という存在とのやりとりによって形成する中で、ただ美しいだけのものをつくるのではなく、今回のアートをきっかけに、人と人の会話、関係性がまた豊かになり、寳蔵寺が地域の人々にとってより温かみを感じられる場所となり、人々が孤独感を感じず仲良く一緒に生きていける世界へと繋がったらと思い活動しています。

写真)ドローンアートのイメージ図。空に何十もの光が浮かび幻想的な物語を描く。


プロジェクトをやろうと思った理由

 私は地域おこし協力隊となる前は最先端のテクノロジーであるAIの開発を行なっていました。しかし世の中で作られている多くのAIのサービスが私たちの生活を逆に苦しめることになっていること、AIをただ作るだけでなく周囲にそのできること・できないことを伝える作業を行わないと毒になることを強く感じ、人と技術が共によくあれる社会を作りたいと仕事を変えることにしました。

 地域おこし協力隊に着任し、ドローンアートを通じて人々が一緒にいられる世界を作りたいと話していたタイミングで今回の寳蔵寺住職との出逢いがありました。住職はこれまで様々なチャレンジ精神でお寺とその周りの地域の方の暮らしが美しいものとなるよう取り組まれてきたとても素敵で、温かな雰囲気を持った方です。

写真)寳蔵寺住職の百田様。温かなお人柄でいつも地域の人々の心を支えている。


 そんな住職と今の地域、社会について色々と話す中で、お寺が人々が寄り合えるとても重要な場所となっていること、お寺での様々な教え、行いが人々の生活、心を支えていることを強く感じ、この人々の生活や価値観が分断していく現代にあって新しい表現手法であるドローンアートによって、また人々の心にお寺という場所、精神を残すことができたら、とてもいいと思い、今回のコラボレーションを行うに至りました。


これまでの活動

現在ドローンアートのプログラムの制作を進めています。様々な光が離れては集う群像劇が人々の心に何か感じるものを与えることができたらと思いながら日々試行錯誤しています。

 そして今回のドローンアートの制作は、今回のアートがより人々の心に寄り添うものになったら、という考えの下、地域に生きる人々との対話、語りを基に制作を行うことにしました。被災地という特殊な場所だけれども、そこに生きる人々個々人の個性、美しさはその特殊さにだけ回収されるものではありません。皆がそれぞれの明るさや優しさ、弱さ、苦しみを抱えながら今を生きていることに話していると気付かされます。世界のどこにでもいる当たり前の人間なんだけれども、だからこそ素晴らしい一人一人の存在、そしてその生き様と見えないものへ語りかける想いが折り重なる場所として今回のアートが実現できたらと思っています。


資金の使い道

 集めた資金はドローンアートに用いるドローンの購入費(1台あたり15万円ほど)のうちの一部に充てさせていただきます。
現在、自分の貯金からアート実施に必要な資金を捻出しており、活動の持続がとても難しい状態です、、
活動の今後の発展のために何卒ご支援の程よろしくお願いします!
また支援して頂いた金額の一部はCAMPFIRE手数料として使用されることもご承知ください。


リターンについて

様々な返礼品をご用意しています!ぜひ気の向くものを通じて支援頂けると幸いです。

〈寳蔵寺ドローンアート関連〉

 重要シーンを記録したポストカード、スマホ壁紙、オリジナルフォトブック、アートを介して語り合う後日座談会参加券


〈ドローンアートプロジェクト関連〉

 ドローンアート制作ワークショップ参加チケット、支援者様限定のドローンアート制作・実演提供 

その他返礼品

実施スケジュール

 11月17・18・21・22・23日に平出山寳蔵寺境内においてドローンアートを実演します。
時間や観覧場所等詳細は随時、寳蔵寺webサイトとアートプロジェクト「noa」の公式Instagramにて告知致しますので、ぜひフォローください。また、当日の雨天強風など天候により急遽中止となる可能性がございます。こちらも上記メディアで事前周知致しますのでフォローして頂ければと思います。

寳蔵寺公式webサイト

noa公式Instagram

写真)寳蔵寺紅葉ライトアップイベント「楓姫もみじ祭り」詳細


最後に

 私は、今を生きていると時折、孤独感や絶望のようなものを感じます。それでも誰かと一緒にいると、一緒に話しているとそんな悩みもちっぽけなものに思えてきます。やはり一番大事なのは誰かと一緒にいられることなのではと思います。今生きる人々がまたなんのしがらみもなしに一緒にいられるような場所ができること、分からなくて怖いことだらけだけれど、向き合う姿勢を支えてくれる仏教がこれからも強く根を張って残ってくれることを願い、今回のアートとのコラボレーションを最高な形で実現したいと思っています。何卒ご支援の程よろしくお願いします。

人の想いが繋がる場所が、いつまでも残ることを願って

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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