東山こどもガイドは子どもたちが、動物の観察を通して動物について深く学び、学んだことをまとめ、最終的には名古屋市東山動植物園の来園者に向けて動物のガイドを行う企画です。2007年から毎年実施していましたが、コロナ禍では中止を余儀なくされてしまいました。しかし、昨年から再開し今年で第15回を迎えます。東山こどもガイドでは、動物たちの正しい知識を学び、動物の生態について詳しく学ぶことができます。また来園者に向けてのガイドを通して子どもたちが自らの力で考え・説明することで、子どもの自主性、協調性、好奇心をはぐくむ機会を創出しています。さらに、ガイドを聞いた来園者が対象動物について興味を持つきっかけ作りにも寄与することができます。これは、動物園の役割の1つである「教育・環境教育」に子どもたちが関わる機会を提供することができます。本クラウドファンディングでは、東山こどもガイドを運営するNPO法人東山動物園くらぶをサポートしてくださる皆様を募集します。


こんな方にぜひ読んでいただきたい投稿です

・小さなお子様がいらっしゃる、学びの機会を提供したい親御様

・地域の活動を、子どもの学びの場を通して盛り上げていきたい方

・動物園に行くのが好きで、もっとたくさんのイベントで動物園を活性化したい方

(もちろん、それ以外の方も大歓迎です!)




はじめまして!NPO法人東山動物園くらぶです。


動物園は、世界中から集まった動物たちが暮らす魅力的な空間であり、市民が気軽に利用できる学習の場であり、体験の場です。しかし現在、動物園が持つこうした魅力を十分に利用できているとは言えません。

 そこで、「動物たちは、私たちとともに暮らす貴重な命である」という考えのもと、名古屋市東山動植物園を中心とした動物や環境にまつわる様々な市民参加型の事業の企画を提案・運営しています。この事業は岐阜大学の学生サークル「動物園学生くらぶ」と共同して行い、名古屋市東山動物園と協働で実施しています。このような動物園を中心とした市民参加型事業や普及・啓発・支援事業等を通して市民の環境や社会に対する意識を高め、動物園の振興に寄与することを目的として活動し、市民と動物園とをつなぐ架け橋となることを目指しています。


メンバーは社会人だけでなく、大学生スタッフも大勢活躍しており、それらの活動をサポートしてくださる方々で構成されております。

2007年から有志で名古屋市東山動植物園にて環境教育の普及・啓発活動を行い、2011年に非特定営利活動法人格を取得しました。

 


【目次】

・東山こどもガイドについて

・東山こどもガイドの背景

・東山こどもガイドの内容・スケジュール

・活動を通して伝えたこと

・返礼品の紹介

・クラウドファンディングで集まった資金の用途

・最後に



【東山こどもガイドについて】

 皆さんは名古屋市東山動植物園で行われている「東山こどもガイド」というイベントを知っていますか?

 東山こどもガイドは、NPO法人東山動物園くらぶが企画・運営している事業です。名古屋市東山動植物園で飼育されている多種多様な動物種のうち、動物園側が指定した6種の中から、事前に1種を参加する子どもに選んでもらいます。子どもたちは担当する動物種について学び、学んだ知識をもとに来園者に向けてガイドをします。

 このイベントを通して、こどもたちの自立性・好奇心をはぐくむとともに、市民の方々へ動物の魅力や動物の生態の面白さ、さらに野生下での現状を伝えることで、動物園を通して市民が積極的に学ぶことのできる機会・環境を作り、環境や生物多様性に対する興味・関心を高めるきっかけをお届けしています。特に、名古屋市東山動物園は、日本一飼育動物数が多いため、生物多様性について学びやすく、実際に動物を見られることで実感が得られやすい場です。

 この活動を続けていくことで、年間200万人が訪れる日本で規模が最も大きい動物園のひとつである名古屋市東山動物園という教育の場を通して、市民への環境教育、地域社会の活性化及び振興、さらには動物たちの幸せな暮らしへの貢献を目指しています。


【こどもガイドの背景】

日本動物園水族館協会(JAZA)は動物園の役割として4つ掲げています。それは、「種の保存」、「教育・環境教育」、「調査・研究」、「レクリエーション」です。

私たちが日頃活動を行っている東山動植物園では、一般の人が野生下では見ることができない動物を間近で見ることができます(レクリエーション)。さらに、動物園では動物の生理的、行動的などの観察を行うことができ、動物の研究分野でも非常に重要な施設となっております(調査・研究)。そして、動物の多様性、さらには、野生下での現状を伝えること(教育・環境教育)は、動物の保全活動や動物福祉にも繋がります(種の保存)。

特に子どもの時期に身近に自然を感じる経験をすることは動物の魅力を知る上で、とても大切だと言われています。以上の点から動物園は、動物について興味や親しみを持ってもらいやすくなる場として、非常に重要な役割を持っています。しかし、動物園においてそのような役割があるということが、一般的に認知されているとは言い難いです。さらに、動物園の飼育員さんは多忙で、子どもや来園者一人一人と密接に動物の魅力を伝えることができないのが実際の現状です。

そこで、私たちNPO東山動物園くらぶが子どもと楽しく動物の事を学ぶことで、未来を担う子供たちに動物の魅力を知ってもらうことができるのです。現在、NPO法人のような市民団体との「協働」を掲げた企画は動物園からも求められています。

岐阜大学の動物が大好きな学生が、生物学で博士号を取得した当団体スタッフ監修のもと、時間をかけて様々な文献から調べ尽くして作成したワークシートを使用することで、より正確で詳しい内容を子どもに提供することができます。私たちは「東山こどもガイド」を通して子どもたちが動物を好きになるだけでなく、生物が生息できる環境を維持していくために、何をしたら良いか自ら考え行動できる人となれるよう活動をしています。



【こどもガイドの内容・スケジュール】


 こどもガイドは、合計3日間にわたって行われます。


〇1日目:室内学習、動物舎の中でのワークショップ

 イラストや図を満載したオリジナルのワークシートを用いて、大学生が動物の生態、からだの特徴や面白い習性などを説明し、楽しく深く学びます。実際の頭骨といった標本や餌を用いることで、身をもって学ぶことができます。

 室内学習後、実際にガイド担当の動物舎に行き、実習を行います。実習では動物種ごとに異なりますが、観察や実験などを通して、より動物について実感を伴った学習をします。普段入ることができない動物舎をじっくりみることができるのはかなり貴重です!



〇2日目:ガイドグッズの準備、リハーサル

 1日目で学んだことを元に、3日目で使用するガイドグッズの作成をします。リーダーが考えたものに加え子どもたち自身が考えたグッズを用いて、来園者により分かりやすく動物のことを伝えるために、工夫を凝らします。準備物はパネルだけでなく、ガイドする動物を模した服や帽子、動物の模型などのオリジナルグッズなども!

 ガイドグッズ作成後はそれを使って、室内及び獣舎前でガイドの練習を行います。



〇3日目:ガイド本番!

 いよいよ本番です。二日目に作成したパネルやオリジナルグッズなどで、視覚的に理解できるよう工夫しながら、学んだことをガイドしています。また、簡単な劇やクイズをして生態を分かりやすくする工夫をした子どもたちもいます。


 さらに多くの来園者にガイドを聴いてもらえるよう、当日はシールラリーも同時開催します。


【こどもガイドを通して届けたいこと】

 この活動を通して、座学による学習だけでなく、実習を通して動物の生きた感覚を肌で感じることで、子どもたちがより動物について興味を持ち、こどもたちの自主的な学びを育む機会を提供します。また、骨格標本や鳥類の羽根といった標本の観察や、実際に動物舎の中でのワークショップなど、ただ来園するだけでは味わうことができない体験をすることができ、動物園の裏側も子どもたちに知ってもらうことができます。

特に、愛知県では愛知万博、COP10が開催され、生物多様性について情報発信をしてきました。愛知県にある名古屋市東山動物園にて生物多様性に関する、環境教育に力を入れることで、動物園・水族館が他団体との協働体制の先駆的事業のモデルとして全国にアピールをすることができます。また、次世代を担う子供たちに環境教育を行うことで、愛知県から生物多様性や環境についての意識が高い人材を世に出すことも可能となります。

 そして、地域の大人や大学生の方々とこどもたちの交流を促進し、彼らの健やかな成長と、地域市民の生物多様性を始めとする環境問題への関心を引き出し、自然環境意識の向上を通じて、動物園自体の活性、振興を目指すとともに動物園を基点とした地域社会の振興にも寄与していきたいと考えております。



【返礼品の紹介】

ご支援してくださった方は、東山動物園くらぶHPにて名前をご紹介させていただきます。東山動物園くらぶHPにて名前のみの掲載、期間は次回クラウドファンディング終了までです。

紹介を希望されない方は、以下のURLよりメッセージの送信をお願いいたします。

 https://camp-fire.jp/mypage/messages/select


全てのリターンには、お礼メールが含まれています。

【500円】


【1000円】

 缶バッチ1種をお送りいたします。

 また、本団体が主催する第28回公開セミナーに参加費無料でご招待いたします。


【5000円】

 缶バッチストラップ2種、当団体が制作したエコバッグをお送りいたします。

 また、本団体が主催する第28回公開セミナーに参加費無料でご招待いたします。


【10000円】

 当団体が制作したTシャツ1種(白地にプリント、Lサイズのみ)、エコバック、缶バッチストラップ2種をお送りいたします。

 また、本団体が主催する第28回公開セミナーに参加費無料でご招待いたします。


【30000円】

 東山動植物園年間パスポート1枚、当団体が制作したTシャツ1種(白地にプリント、Lサイズのみ)、エコバック、缶バッチストラップ2種をお送りいたします。

 また、本団体が主催する第28回公開セミナーに参加費無料でご招待いたします。


【100000円】

 本団体が主催する、2023年11月18日、東山動物園内の動物会館にて開催の「東山動物園寄席」の特等席を2席ご用意させていただきます。(入園料は自己負担となります)

 当団体が制作したTシャツ2種(白地にプリント、Lサイズのみ)、エコバック、缶バッチストラップ2種をお送りいたします。

 また、本団体が主催する第28回公開セミナーに参加費無料でご招待いたします。

 なお、席には限りがありますので、支援は5名様までとさせていただきます。ご了承ください。


※注意事項

本団体が主催する公開セミナーにつきましては現在企画中ですので、詳しい情報は決定次第東山動物園くらぶHP、公式SNSで公開させていただきます。

TシャツのLサイズの詳しいサイズは以下の通りです。


身丈

身巾

肩巾

袖丈

大きさ(cm)

71

53

46

21





【本プロジェクトのスケジュール】

2023年8月 クラウドファンディング開始

2023年10月15日 クラウドファンディング終了

2023年10月17日 リターン発注、お礼メールと寄席の招待メールの送信

2023年11月中旬 リターン発送


【支援金の使用用途】

今回ご支援いただいた資金は「こどもガイド」の企画・運営のために使用させていただきます。 

     ガイドグッズ材料費:250,000 円 
      ガイド景品作成費:100,000 円 
           広告費: 40,000 円 
スタッフ・ボランティア交通費:350,000 円 
        必要合計金額:740,000 円


【代表の言葉】

東山こどもガイドは、動物好きの小学生が来園者のために担当の動物をガイドするイベントです。自分の得意なことを活かして人の役に立つことが楽しいことだと体験できる機会になると良いと思います。是非とも、ご協力の程、よろしくお願いします。

特定非営利活動法人 東山動物園くらぶ 
理事長  堤 創 (つつみ はじめ) 


【最後に】

 最後までお読みいただきありがとうございます!

 この「こどもガイド」は、毎年皆様からの暖かいご支援をもとに活動を継続することができております。活動に興味を持ってくださった方々、こどもガイドを応援したい!と思ってくださった方々、何卒ご支援をお願いします。

 皆様からいただいた支援金は、子どもたちの自主的な学びのために大切に使用させていただきます。


また、現在NPO法人東山動物園くらぶはこどもガイドの他に東山動物園検定、公開セミナー、東山動物園寄席、バヅクリカフェというイベントを行っています。

今後も多くの企画を開催し、多くの方に動物園を楽しんでもらい、さらに動物園が、多くの市民に対して「教育の場」「憩いの場」「市民交流の場」といった多面的で気軽に活用できる機会を提供する場となるよう、多くの人が自然環境への興味・関心を持ち、現状に意識を傾け、生物多様性や環境保全への意識が向上するよう、啓発活動を続けていきたいと考えております。そのためにも、皆様のご要望、ご支援を受け、イベントをよりよいものにできるよう精進して参ります。


 引き続き、NPO法人東山動物園クラブをよろしくお願いいたします。


 東山動物園くらぶHPにてイベント活動報告を行っておりますので、ご興味のある方はご覧ください。

ご連絡先:higashiyama.zooclub@gmail.com

ホームページ:https://www.higashiyama-zc.org/

twitter:https://twitter.com/hgsym_ZooClub

instagram:https://instagram.com/hgsym_zooclub?igshid=YmMyMTA2M2Y=



このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください