※当ページの内容(目次)※

ケトバイオティクスとは。。。
※ 酪酸菌にエネルギーを与えるという新しいテクノロジー 

哺乳類は小腸や大腸の中に腸内細菌たちを常に住まわせて育てています。腸という閉ざされた空間の中で、約1,000種類ともいわれる細菌たちがひしめき合って暮らしています。
ご存知の通り乳酸菌たちやビフィズス菌たちをサポートするサプリメントは数えきれないくらい多数販売されていますが、
酪酸菌たちをサポートするサプリメントは今のところ数えるほどしかありません。

そして今、私たちが提供しようとするポリヒドロキシ酪酸(PHB)がその一つに加わろうとしているのです。
しかも酪酸菌そのものを送り込む方法ではなく、エネルギー基質であるケトン体を腸内細菌叢に送り込むことで、
酪酸菌たちにエネルギー源を供与する【 ケトバイオティクス 】という今までになかった方法論です。

( ケトバイオティクス のイメージ図
ケトン体のポリエステルであるPHBは、『腸内細菌叢に届くと腸内細菌の酵素により加水分解され、ゆっくりとケトン体を放出し、酪酸菌を活性化して酪酸の放出を促す』という新しいプレバイオティクスを説明した画像。
Trends in Endocrinology and Metabolismオンライン版で表紙に採用された原画です。)

※次世代のプレバイオティクス/ケトバイオティクス

私たちはケトン体の重合体であるポリヒドロキシ酪酸が、今までになかった全く新しいタイプのプレバイオティクス、次世代のプレバイオティクスとして、哺乳類(ペットたちやその他の動物)の健康維持にお役に立てると信じます。
ポリヒドロキシ酪酸のプレバイオティクスとしての作用は、『ケトバイオティクス』と名付けられ、論文やネットニュース等によって、今まさに少しずつ世の中で認知されつつあるところです。

★☆まずは近年明らかになったケトン体の可能性について、ぜひ知ってください★☆★

【 近年になり、世界中の研究者たちからケトン体の様々な作用について、論文として数え切れないくらい報告されています。】

ケトジェニックダイエット( Ketogenic diet ) に関する論文や特許等で明らかになりつつある ケトン体の生理機能 (体内に元々備わっているケトン体の作用)として主に以下のものがあります。

(1) 血糖値スパイクが抑制された状態を維持できる作用 
(2) 酸化ストレスが抑制された状態を維持できる作用
(3) がんの悪化が抑制された状態を維持できる作用
(4) 神経細胞を保護した状態を維持できる作用( てんかん発作の抑制維持など) 
(5) 血中脂肪酸が低下した状態を維持できる作用 
(6) 炎症反応が抑制された状態を維持できる作用 
(7) 腎臓機能を維持できる作用  
の可能性です。(*ただし、殆どがマウスによって得られたデータ/基礎研究ですので、他の動物やヒトに当てはまるかどうかについては、まだわかりません。今後の臨床試験の積み重ねが待たれます。)

残念なことになかなかメディアで取り上げられないため、広く知られることがありませんが、科学者の間では既に認知されていることばかりです。
また、ケトン体に関しては、良くない評判(ケトアシドーシスの原因になる。体が酸性になって体調を壊す。体が臭くなる。徹底した糖質制限をしなければ利用できない。などなど。。。。)がまだまだ世の中に出回っていますが、科学的にはそれら全てが覆るくらいのデータが既に揃っているのです。☆そして今も世界中の研究者たちが、ケトン体をテーマにして様々な実験に取り組み、その利用価値を追求しています。

★☆そもそもケトン体は、数十億年前から生物が体内で利用してきた大事なエネルギー源です☆★

酪酸の誘導体であり、有機酸の一種。ミトコンドリアのエネルギー基質です。生物ほぼ全ての体内で、種々の生理作用に消費されています。
通常人間の体は食事で摂取した糖類を分解してエネルギー源として使いますが、それがなくなると体内の脂肪を分解し、ケトン体を生成するようにできています。

※はじめまして、株式会社ビヨンドサイエンスです!

生分解性プラスチックとして有名なポリヒドロキシ酪酸の哺乳類への作用に着目して、その研究を進めるために始めた会社です。企業や大学に試験用にポリヒドロキシ酪酸を卸売りすることで経営を成り立たせてきました。

哺乳類といってもその中で暮らす腸内細菌たちがターゲットです。

元々は、研究者である佐藤拓己氏(Prof.Takumi Satoh/大学教授・医学博士/専門は神経科学・抗老化学)人の体内に備わっているケトン体の働きについて研究を行っていたのがきっかけです。
その過程でケトン体の重合体(鎖のようにひたすら繋がったもの)を見つけたのです。それがたまたま生分解性プラスチックとして世界中で長年研究されているポリヒドロキシ酪酸でした。
哺乳類への利用を可能にするため、きれいに精製され、かつ安全なものを探しましたが、探し回ってやっと見つかったのが海外でした。佐藤氏自ら何度も足を運び、交渉を続けて何とか取り寄せることが可能になりました。

そのような経緯から、弊社を立ち上げて仕入れを始めることとなったのです。
会社同士でないと取引が上手く続きませんし、佐藤氏には大学教授として教育や研究に専念する任務があったためです。

それから5年、ビジネス社会に紛れ込んで会社経営をする中で、様々な企業と関わり様々な経験そして様々な思いをしました。大袈裟に言ってしまえば、暗闇の中で荒波を乗り越えて来た。といったところでしょうか。

今年に入り自社でのサプリメントの販売を決意した後、相性の良いOEMの会社(国内大手)を見つけ出し、様々な人の力を借りてやっとここまで辿り着いたという気持ちでいっぱいです。
この度CAMPFIREでのクラウドファンディングに参加させて頂くことで、新しい道を切り拓いて行きたい。そう願っています。よろしくお願い申し上げます。

※※ PHB(ポリヒドロキシ酪酸)のご説明 ※※

ポリヒドロキシ酪酸/PHBは、海や湖に生息する菌(生物/バクテリアの一種)から作られ、ケトン体が何千とつながった重合体というシンプルなものです。 バクテリアの体内に顆粒状に蓄積するものとして知られており、バクテリアがエネルギー不足に陥った時の保険のようなものであると考えられています。バクテリアの体積の80%以上がPHBで占められるため、比較的簡単な操作で純化することができます。

(左は、PHBを取り出すためのバクテリアの画像。体内のほとんどがケトン体の重合体で占められる。
右は、そこから高純度に取り出されたポリヒドロキシ酪酸(高純度PHB)の写真。)

※ 生分解性プラスチックとしての歴史 ※
PHBは長い間、生分解性プラスチックの原料としての可能性が指摘されてきました。しかし今だにプラスチックとしての実用化は限られています。ところが近年になり、別方面での応用が期待されるようになりました。それは、この物質がバクテリアで分解されるがゆえに、いわゆる「プレバイオティクス」としての働きにより哺乳類の健康に寄与できるというものです。

※ PHBが腸内細菌たちに届くと。。。 ※

腸内細菌でエネルギー基質であるケトン体が放出され、腸内細菌叢で利用されます。


《 弊社独自で(動物試験専門会社へ依頼して)行った試験の結果 》

生後90日齢のマイクロミニブタに2%のPHBを40日間混餌で与え、糞便中の酢酸、プロピオン酸、酪酸及び乳酸の濃度を液体クロマトグラフィーを用いて測定したところ、酢酸、プロピオン酸及び酪酸(いずれも短鎖脂肪酸)の濃度が高く維持されました。またpHは低く維持されました。

※近年になり、ケトバイオティクス(ポリヒドロキシ酪酸/PHBにより酪酸菌を活性化する作用)
に関する文献が多数発表されています。

1、本年(2023年)6月には、ケトン供与体/PHBによる新しいプレバイオティクスを証明する論文が、トップジャーナルの一つ TRENDS  Endocrinol Metab. に発表され、そのイメージ画像がオンライン版の表紙を飾りました。

Takumi Satoh. New prebiotics by ketone donation. Trends Endocrinol Metab. 2023 Jul;34(7):414-425. doi: 10.1016/j.tem.2023.05.001. Epub 2023 Jun 2. PMID: 37271711.

2.本年(2023年)7月には、ケトン供与体/PHBにより肥満マウスの中性脂肪を低く維持したという論文が発表され、酪酸菌であるロゼブリア属と共にアッカーマンシア属(いわゆる痩せ菌/アッカーマンシア・ムシニフィラ Akkermansia muciniphila )が高い状態で維持される可能性が明らかにされました。

Mishima M, Takeda S, Nagane M, Suzuki T, Ogata M, Shima A, Aihara N, Kamiie J, Suzuki R, Mizugaki H, Okamatsu-Ogura Y, Takumi Satoh, Yamashita T. Prebiotic effect of poly-D-3-hydroxybutyrate prevents dyslipidemia in obese mice. FASEB J. 2023 Sep;37(9):e23121.

3.本年(2023年)1月には、ケトン供与体/PHBがモデルマウスにおいて炎症性腸炎の炎症を低く維持したという論文が、発表されました。
Suzuki R, Mishima M, Nagane M, Mizugaki H, Suzuki T, Komuro M, Shimizu T, Fukuyama T, Takeda S, Ogata M, Miyamoto T, Aihara N, Kamiie J, Kamisuki S, Yokaryo H, Yamashita T, Takumi Satoh. The novel sustained 3-hydroxybutyrate donor poly-D-3-hydroxybutyric acid prevents inflammatory bowel disease through upregulation of regulatory T-cells. FASEB J. 2023 Jan;37(1):e22708.

4.2022年7月には、ケトン供与体/PHBはモデルマウスにおいて酪酸菌を高く維持したという論文が、発表されました。
Takumi Satoh. Ketobiotics by Poly-3- Hydroxybutyrate: A Novel Prebiotic Activation of Butyrate-Producing Bacteria through 3-Hydroxybutyrate Donation to the Microbiota. Journal of Biotechnology and Biomedicine 5 (2022): 158-162.

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腸内細菌たちが元気でいることによって期待できること 



エネルギーが十分で腸内細菌たちが元気でいてくれれば、

好ましい割合の善玉菌を維持して腸内細菌叢の理想的な状態を保ち、良好な便通を保つことが可能になる。
★ 腸内細菌叢で短鎖脂肪酸の理想的な量を維持できるため、免疫力を保つことにつながる。
★ 脳腸相関により健康的な脳の状態を維持することが可能になる。
★ 腸腎相関により健康的な腎臓の状態を維持することが可能になる。

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※お願い/PHBはペットたちが便秘でない状態でお使いください


※ビヨンドサイエンスが提供するPHBは長年の研究成果に基づいています。

PHBは今や世界中の多くの国で生産されています。しかしペットフードに利用できるような高品質で安全性の高いPHBを作れる企業や国は限られています。ビヨンドサイエンスの扱うPHBは、長年探求を重ねる PHB 研究室で生み出されました。


※※ 高純度PHBの歴史 ※※

【腸内細菌にケトン体を届ける】というのがケトバイオティクス。ケトン体の研究をしていた日本人研究者・佐藤拓己氏(Prof.Takumi Satoh/大学教授)が6年ほど前に見つけ出し、新しいプレバイオティクスとして名前を付け、研究を続けて確立しました。
佐藤氏は当初から『これはきっと哺乳類にとって役立つものである。』と考えていましたが、そのとき既に『それが可能になるのは、純度の高いPHBだけである。』ということに気づいてもいました。
佐藤氏は一研究者として、【研究成果はいずれ実用化して世の中に還元していってこそ意味がある】との信念を兼ね兼ね持っていたため、まずはそれを可能にするための原料探しを始めました。

探してみると、国内に『純度の高いPHB』の製造技術・ノウハウ自体を持っている研究所や企業がいくつかあることがわかりました。しかし、高純度のPHBは、あまりにも価格が高額過ぎました。加えて商品として出せる程の量を生産できる設備を持ったところは、残念ながら国内に一つもなかったのです。

《《 探し求めたものが海外に 》》

佐藤氏は諦めずに、次に海外の研究所や研究室に目を向けて探し続けました。
そしてついに『哺乳類が食すことが可能なほど安全で雑味の少ない』純度の高いPHBの研究をしている研究者がいる研究所を突き止めました。佐藤氏はすぐに連絡を取り、会いに行くと、彼・研究者G氏は非常に頭脳明晰で研究者として飛び抜けて優れていることが、時間をかけずにわかりました。
開発者であるG氏自身も、『高純度なPHBの秘めた可能性』にはやはり既に気づいていました。そのため、その秘めた可能性についての話がしばらく尽きなかったといいます。
このように彼ら研究者同士の奇跡的な交流があったからこそ、今こうして高品質のPHBを世の中に送り出すことが可能になったのです。

※ Research (10 年を超える歴史を持つ研究室)※

その『高純度なPHB』を実現するための研究は、G氏がヨーロッパへ留学して仲間たちと共に10年以上にわたり行ったものです。帰国後、研究室に集まった頭脳明晰な若者たちと共に、さらに何年にもわたり研究され、今に至ります。
ビヨンドサイエンスが提供する高純度PHBは、長年の研究成果に基づいているのです。

※ Manufacture (高度な技術を備えた設備)※

ビヨンドサイエンスの扱うPHBは、G氏の研究室が委託した高レベルの技術を持つ設備で特別に製造されています。
ヒトの体内に埋め込まれる医療素材の原料を作る、徹底した衛生管理と高い技術を持つ設備において、特別に製造されるものなのです。

※ペットフード安全性検査 クリア※

※毒性試験(急性・亜急性) クリア※


※※非常に安定した物質※※

まず酸化還元されることがほぼ無いため、腐敗などの心配が少ないとされる物質です。
バクテリアのみが分解できる物質であるからこそ、通常では分子が壊れることがほぼ無いのです。

実際、安定性試験(加速試験)においては、4年に値する期間を経過しても分子量の変化がほとんど見られませんでした。☆☆分子量10,000以上の割合(%)☆☆★スタ ート時 99.4 ★3ヵ月40℃保存後 99.0 ★6ヵ月40℃保存後 99.1 ★8ヵ月40℃保存後 99.2(加速条件/40℃ における試験において、少なくとも常温で48か月の安定性が推定されました。)

★ただし湿気、および匂いの吸着にはご注意ください。。。
(品質には変わりがありません。)

※※ このプロジェクトの立ち上げの背景(クラウドファンディングを決意した理由) 

《《 全てを試験に費し、それでもまだやりたい事が残っている 》》

ポリヒドロキシ酪酸を私たちは5年前の起業以来ずっと研究してきました。
PHB(ポリヒドロキシ酪酸)に関心を持って頂いた某動物保険の会社から大きな支援を頂き、その資金や他企業からの支援をもとに某獣医大学の研究室でマウスや犬など(猫は別の施設や大学で)の試験を重ねてまいりました。マウスたち、犬たち、猫たちにPHBを加えたペットフードを食べてもらうことでデータを集めて検証し、それがきちんと論文として発表されることにより、あるいは特許の登録に使われることによって、一定の評価を受けてきました。

また自社の負担で(残った資金を全て投じる覚悟で)仔ブタさんたちにPHBを食べてもらう試験も実施いたしました。これはどうしても、何が何でもやりたかったのです。

とにかく動物たちに参加してもらう試験には、想定以上に多額の資金がかかるのですが、そうやってでもポリヒドロキシ酪酸の哺乳類における健康維持に関する様々な作用を検証し、同時に安全性の検証にも努めてきました。

そして今、私たちは大きな岐路に立っています。
ふんだんにあった資金をそれらの試験のためにほぼ全て使い果たしてしまったため、会社の経営が苦しくなりつつあるのです。その上マウスや犬でやるべき試験も終わりに近づいたため、試験用としての卸売でなんとか成り立っていた状況が一変しつつあります。
このようなことを公表するのは非常に躊躇しましたが、これから先、まだどうしてもやりたいことがあるために、現状をお伝えして支援を募る必要があると判断いたしました。

《 《《 コロナ禍で消えて行った、ネコちゃんたちの臨床試験 》》 》

実は、私たちがこれまでに一度トライしてやり遂げられなかった試験があります。かつて3年前に、【猫の腎機能維持に対するポリヒドロキシ酪酸の作用を検証するプロジェクト】が立ち上がったことがありました。某動物保険会社の方から声をかけて頂き、その関連の動物病院の協力を得ることで、実際に開始したのです。

1、病院に来たCKDを患った猫ちゃんに、まずは腎機能の検査を受けてもらう。
2、獣医師さんから説明をしっかりして頂いき、飼い主さんの了解を得た上でPHBを渡してもらう。
3、日常の生活の中で一定期間に渡って食事にPHBを混ぜ込んで猫ちゃんに食べてもらう。
4、毎日猫ちゃんの様子や便の状態を見て、飼い主さんに記録をつけてもらう。
5、一定期間終了後に猫ちゃんに改めて腎機能の検査を受けてもらう。。。という方法の試験でした。

猫ちゃんたちのためのPHBを小瓶に詰めて多数用意し、データ記入用のノートも作成し、動物保険会社を通じて複数の動物病院に配ってもらいました。意気込んで臨んだのを覚えています。
上手く運び良いデータが出れば、すぐにPHBをサプリメントとして商品化してもらえるという、この上なくありがたい計画でしたので、正に会社の命運をかけて取り組んだのです。もちろん準備には相当の時間とエネルギーをつぎ込みました。

しかし、同時進行的にコロナ禍の雲行きがどんどん月を追って悪くなるにつれ、検査の協力をしてもらえるCKDを患ったネコちゃんたちの数が病院に集まらず、やがてついには、そのまま立ち消えになってしまいました。
しばらくとても落ち込んだのを覚えています。
時期が悪かったのだ。同じ様な悔しい思いをしている人達が今は大勢いる。と考えることで仕方なく涙をのみましたが、いつか必ず試験を再開することを密かに心に決めていました。

また冷静に考えると、いくつかの反省点も見えてきました。試験に参加してもらえるネコちゃんたちの飼い主さんたちに手を挙げてもらえるように、もっと工夫をすべきだったということもその一つです。それこそ、CAMPFIREさんのようなネット上のサービスの利用も考慮すべきだったかも知れません。

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【 ネコちゃんたちの臨床試験実施の根拠 】

腸内細菌叢を整えることにより、『 腸腎相関 』によってペットたちの健康な腎臓を保てるという仮説に基づいて行います。
PHBが腸内にいる酪酸菌のエネルギー源となり理想的な腸内細菌叢を保つサポートを行うことで、健康な腎臓を守ることに繋がると考えます。
★~健康な腎臓は健康な腸内細菌叢から~★ というのが最近の科学的な考え方なのです。

近年、【健康的な腎臓を保つためには、健康的な腸内細菌たちを維持することが非常に大事】だということが、科学界でも一般的な考え方になってきました。『腸腎相関』は単なる学説でなく、実際に役立つ理論なのです。

『腸腎相関』は今現在、医療現場でもすでに広く活用されている理論なのですが、私たちはポリヒドロキシ酪酸を使ってさらに実証したいと願っています。
哺乳類の中で命を繋ぎ生き抜くことで哺乳類に計り知れない貢献をしてくれている腸内細菌たち。彼らに外からもエネルギー源を提供することで、さらに哺乳類の健康維持に貢献してもらう。という目論見です。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆☆☆

そこで今年8月には研究者(佐藤拓己氏)独自で研究費を当て、また企業からの支援も得て、まずは某医科大学で、マウスでのPHBによる腎機能維持に対する作用の試験の準備がすでに開始されました。その試験が終わればすぐにでも、CKDを患った猫ちゃんたちにPHBを食べてもらう臨床試験に取り掛かりたいとの希望を持っています。

しかし、先立つのがそのための予算です。臨床試験は大きな額の予算がないとまず始まりません。
また、もし研究費が当たり予算が付いた際には、すぐにも臨床試験のためのPHBをまとまった量で発注しなければなりません。
しかし、もしこのまま会社がなくなっていれば、今扱っている高純度PHBをメーカーから取り寄せることは、非常に難しくなります。そうなれば、試薬レベルのPHBは簡単に用意できますが、多分それでは試験自体が上手くいかないでしょう。

結局は、研究費の申請すらできなくなってしまうのです。

《《 今会社を閉じる訳にはいかないから 》》

そういったわけで私たちは少なくともその試験に辿り着くまでは、会社を閉じるわけにはいきません。
前回ご協力いただいた企業では担当者も責任者も入れ替わってしまったため、プロジェクトの再開はもう依頼できません。
しかし、会社を続けてさえいれば、必ずまた再びどこかの企業から支援の手が差し伸べられる。あるいは大きな研究費が当たる。と信じています。

以上のことから、今は何としてでも危機的な会社経営を立て直す必要があります。
そのための苦肉の策として、OEMに依頼することによりPHBを100%そのままで分包して商品化し、サプリメントとして自ら販売する決意をしました。

原料の仕入れもあり、残りわずかな資産を投じることでしか叶いませんでしたので、いわゆる決死の覚悟とも言えます。
どうにかしてこのサプリメントの事業を軌道に乗せ、ECサイトでの販売を始めることで会社を維持していきたいと考えています。そのような理由で、皆様にご協力をお願いするべく、クラウドファンディングの実施を決意いたしました。

~現在の準備状況~

今すでに入手した原料をOEMに預けて分包してもらい、パッケージも作成してもらい、商品に仕上げてもらいました。
実は、希望の叶うOEMの会社に出会うまで4社廻りました。その都度思っていた以上に時間がかかりました。
今はとにかく早く世の中に出したいと願っています。

OEMの会社(国内大手)は、とてもしっかりしていて誠実で、信頼できるところでした。
初めての商品化においては、研究者や獣医さんたち、そして企業の方々のご意見をうかがう機会を頂き、勉強を重ねました。
薬機法等の相談に乗っていただいた弁護士事務所の先生方も大変優秀でさらに勉強になりました。
イラスト(ラクニャンとケートン、そしてミスターシツジー)を依頼したイラストレーターの方にも、とても感謝しています。ボランティアで作画してくれました。
その他いろいろな人の力を借りて、どうにか商品化にたどり着けたのです。


★とにかく前へ 一歩踏み出す!★

会社の存続をかけて、この度キャンプファイヤーに参加させていただきました。しかしいざ臨んでみると、何よりもポリヒドロキシ酪酸を返礼品という名目であれ、とにかく世の中に送り出すことができる。その喜びの方が優っています。
ご協力頂いてペットたちのためにお使いくださった方々の中で、きっとその良さが理解され、そこからさらなる需要も出てくるのではないかという期待さえしています。
まずはこのキャンプファイヤーさんの一角に思い切って参加させてもらうことによって、一歩前へ踏み出すことにします。

サプリメントの販売を何とかして軌道に乗せて、会社経営を続けて行く覚悟です。

リターンについて

返礼品は、Eメールによるお礼状の送信、または、ラクニャンとケートンのイラストをプリントしたポストカード2枚(切手無し)を封筒に入れてご郵送、もしくは、【ポリヒドロキシ酪酸100%のペットサプリメント】の商品(1個/5個セット/10個セット)です。
のちにサプリメントをECサイトで販売する際には、とにかく気軽にそして継続して購入してもらえるよう、できるかぎり低価格の設定をしたいと予定しています。今回のキャンプファイヤーで返礼品とさせていただくにつけては、それよりもさらに低い価格の設定ですので、赤字ギリギリの覚悟です。皆様の応援をよろしくお願いいたします。

スケジュール

9月中旬~下旬   商品の完成
9月下旬   CAMPFIREへの出品
11月15日 クラウドファンディング終了
10月中旬〜12月中    リターン発送(できる限り急いで、ご支援頂いた順に発送いたします。)

資金の使い道

ECサイトに出店するための費用に充てる+CAMPFIRE様への手数料のお支払


最後に 
【大きな夢のためにも。いずれはヒトへ。】

近い将来、日本国内でも高純度PHBの製造と量産がきっと可能になっているはずです。この業界にいればその兆しは確実に見えています。そうなれば弊社よりもずっと大きな企業が、PHBを世界に向けて送り出してくれることでしょう。

それまで困難でも諦めずに進み、道を繋いで行きたいのです。研究を閉ざす訳にはいかないのです。研究で成果が出ているからこそ、企業サイドも動き出すのです。

また、もっと将来的には、PHBを食品添加物として国から認可してもらい(難しいことですが、不可能ではありません)、ヒトでの臨床試験にまで届くことも、大きな夢のゴールとして抱いています。
どうか、その夢も含めて、まず今この時に皆様のご支援を賜りますよう、どうか是非ともご協力をお願いいたします。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2024/01/07 07:13

    【ケトバイオティクスでペットたちの健康を守る! ポリヒドロキシ酪酸を発売します】の株式会社ビヨンドサイエンスです。昨年はご支援を賜り、誠にありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。ラクケトにつきましてのご報告です。できれば12月中にECサイト(誰もがご存知の大手オンラインサ...

  • 2023/11/13 18:10

    支援者の皆様へ★☆★☆★ラクケトにご支援を賜わり、誠にありがとうございました。先日、おかげさまでクラウドファンディングの目標金額を達成させて頂きました。皆様の温かいご支援に、心より感謝申し上げます。ご支援の募集期間もあと二日を残すばかりになりました。その後はECサイト(オンラインショップ)にス...

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