五右衛門風呂再生へ向けて、あなたのお力をお願いします!

このプロジェクトへ注目いただきありがとうございます!

目標額へは遠くとも、プロジェクトは必ず進めます
建築士、棟梁、左官で協議し、費用を削減する方法も探っています。
ぜひ、お助けください!

詩人の生家を守り、詩作の場を継承するためのプロジェクトです。
ボランティアのみで月2日オープンする形では、高齢化で現メンバーが動けなくなったら終わってしまいます(泣)
五右衛門風呂の再生で生家の魅力をUPし、シェアキッチン(カフェ)でオープン日を週4日以上にして、清子の家を気軽に交流できる場所として、維持できるシステムと仲間を増やすことを目指します。
キッチン改修は別の補助金を申請しています。「五右衛門風呂」再生にあなたのお力をぜひ!ご支援をお願いします!


「うっかりひょん」な私達

永瀬清子 ~松木の家の前で息子と~           横田都志子 

このプロジェクトに目を止めていただきありがとうございます。

はじめまして、「NPO法人永瀬清子生家保存会」代表の横田 都志子と申します。 

 「女はうっかりひょんでなければ詩は書けない」。詩人 永瀬清子(1906~95年)の言葉です。

私たちは岡山県赤磐市(旧熊山町)松木の地にて、明治初期の町家建築で、"現代詩の母"と 呼ばれる詩人「永瀬清子」生家である建物の保存とその作品の顕彰活動をしています。永瀬清子その人や作品、この家の魅力にとりつかれた「うっかりひょん」の集まりです。

永瀬清子生家保存会は、朽ち果てようとしていた清子の生家を「詩作の現場」として残すべく2005年に結成、のちNPO法人化します。
親族から土地建物の所有権を受け継いで、庭の井戸建屋と母屋を復元し2017年には国の有形文化財として登録されました。さらに、母屋へ続く釜屋と離れの改修も終わり「清子の家」として2021年より月二回の公開が始まりました。

「もっと気軽に訪れたい」「開館日を増やしてほしい」「生家ならではの体験が出来ないか」という来館者の声に応えるべく、このたび「五右衛門風呂」の再生をクラウドファンディングする運びとなりました。
清子の暮らした昭和の、何をするにも手間は掛かるが愛着の湧く生活を、ゆっくり滞在し体験してもらいたいのです。生活とひと続きの自然に身を置き、清子のようにペンを取り、ことばを紡いでいただきたいのです。

文学者ゆかりの建物が次々と閉館されていく昨今、多くの人の助けによりやっと改修を果たした生家をどう存続し発展させていくか。「五右衛門風呂」体験という魅力を加え、開館日を増やしていくために、どうか力を貸して下さい。


このプロジェクトで実現したいことーくらし体験とことばに向き合う場へ

  田と詩      永 瀬 清 子

   二反の田と五寸のペンが私に残った。

   詩を書いて得たお金で 私は脱穀機や荷車を買った。

   もうどちらがなくても成り立たないのだ。

   私の詩は農繁期に最も多く降ってくるのだ。

   しばらく田に出ないでいると何も書けなくなるのだ。

   牙のある動物が牙をとぐように

   田で働かなくては書けなくなるのだ。

永瀬清子は、妻であり、4人の子の母であり、生涯詩人であり続けた人です。

清子の詩からは、誰もが尊重され何者にも束縛されず、自分の人生を全うできる世の中であってほしいと願う気持ちが溢れています。彼女は農業で生活を支えながら、いつもポケットに詩のメモをしのばせ、詩の種を求め続けていました。生活者としての確かな足元が、生きる事への穏やかな励ましの言葉となって立ち上がり、困っている人や弱き人を「地に強い草の葉」(詩「降りつむ」)と詠んでいます。自らもまた同じ視点に立ち、寄り添うように紡がれる詩は、彼女の最大の魅力といえます。

 永瀬清子生家保存会ホームページ 詩の箱  

「清子の家」の今

月2回(月命日の17日と第3日曜日に)開館している清子の家。
来館者たちは野菜を作ったり、詩を写したり、詩作のワークショップに参加したりしています。

清子の暮らしを体験すべく、土を耕し、種や苗を植え付ける。イノシシや鹿に食べられたりもしましたが、残った秋トウモロコシの収穫を心待ちにしています。

母屋二階で体験出来る「写詩」は、文字通り「詩を写す」こと。時に聞こえる鳥の声や、旧街道を吹き抜ける風を感じながらじっくりと詩に向き合うことができます。

永瀬清子は詩人である一方、詩作の指導に力を注いだ人でした。
「詩を書くよろこび」を伝え続けた遺志を継ぎ、私たちは2016年に「永瀬清子現代詩賞」を創設し、作品集を刊行しています。

詩作講座や朗読ワークショップなどを企画し、詩とふれあえる場所作りを目指してきました。

そして今、「内なることば」にもっと深く出会える体験の場を用意したい、そのための開館日も増やしたいと感じたのです。

「清子の家」のこれから

「詩作の聖地」〜ポエジスト・イン・レジデンス〜をめざして!

〇なぜ「五右衛門風呂」再生なのか。
生家改修の中、唯一手つかずであった五右衛門風呂。アウトドア愛好家の方の「もったいない、入りたいなぁ」というつぶやきに、庭を見ると「井戸」があり、薪を用意出来る環境があることに気がつきました。
薪を拾いに行きましょう。
井戸の水を汲んでみましょう。
火をおこし薪をくべて風呂を湧かしてみましょう。
もちろんできる所だけでもかまいません。
何事にも少し時間の掛かる暮らしの体験は、いつもの「入浴」を特別なものに変えるでしょう。
ことばを紡ぐ人、体験を楽しみたい人、個人で家族で参加出来ます。

〇清子暮らしは築150年の母屋と庭活
家に和室はありません、という方が増えています。明治初めの町家建築の母屋は、和室しかありません。
生家公開日はいつもスタッフが畳を拭き掃除しますが、そのたびに「清々しい!」と感じます。「ぎゅっと固く絞った布で目に沿って拭く、から拭きをする」という作法を経験してみてはいかがでしょう。
自分のための一畳を丁寧に清めて、寝転がってみる。「起きて半畳寝て一畳」の実感です。誰かのために心を込めて拭けば、それは立派なもてなしです。
大きな樅の木と榧の木がそびえる庭へ出てみましょう。写真と清子の言葉を綴った「二十四節気のポストカード」を手に。畑には苗が植わっているかもしれないし、野菜が実っているかもしれません。枯れたように見える草の根元には新芽があるかもしれません。
農薬を撒いたりしないので、安心して土に触れます。

〇談話室を食の場所へ
納屋を改築した離れの談話室を別の補助金で厨房設備などを整え、食事ができるシェアキッチン(カフェ)を整備します。
理事長横田は定食屋の主人。地元の食の仲間も集めます。

〇月2回の開館から週4回の開館を目指して
五右衛門風呂の再生など、体験できることの幅を広げることで、開館日を増やし、より多くの方に開館日を気にすることなく訪問いただける場となります。
永瀬清子に深く触れたい方には、生前の映像上映や直筆原稿の展示、直接手に取れる本の用意をいたします。
詩作を望む方には、ワークショップの機会や場所の提供ができます。
古民家暮らしを楽しんでみたい方には、清子暮らしを指南します。

五右衛門風呂+清子暮らし+食で「ことば」が生まれる「詩作の聖地」へ

〇ゆくゆくはポエジスト・イン・レジデンス(滞在制作)の場に
将来的には宿泊できる形にして、清子の「詩作の現場」で詩や文筆活動をする人に、この土地で滞在しながら、制作する「アーティスト・イン・レジデンス」ならぬ「ポエジスト・イン・レジデンス」の場を目指します。


現在の準備状況

夏に現在の風呂場の測量を行い、岡山で五右衛門風呂を施工できる匠を探して、釜屋・離れを改修した棟梁と共に、工事の具体化に向けて、設計等の計画を練っています。風呂場の改修費用は300万円の見積です。


リターンについて

第六回永瀬清子現代詩賞作品集「いつかだれかにわたしの思いを」

永瀬清子生家保存会が開催した「第六回永瀬清子現代詩賞」の応募326作品から選ばれた30作品を収録した作品集(永瀬清子生家保存会発行)です。「永瀬清子現代詩賞」受賞の吉岡幸一さんの詩「いつか誰かのそばで」ほか、寄稿には詩賞選考委員の若松英輔さんから「詩を書く仲間たちへ」、歴史家の磯田道史さんから「磯田少年がみた永瀬清子」。永瀬清子が立ち上げた詩誌「黄薔薇」同人の方や永瀬清子生家の現場で活動する仲間からの寄稿も収録。
収録した永瀬清子作品は「降りつむ」。添えた昭和22年の清子自身の「あとがき」は、今の私達に語るようです。


手ぬぐい3種

風呂場タイル柄手ぬぐい(34㎝×80㎝)
明治初期に建てられているのにこのおしゃれなタイル。この柄を全面にあしらった手ぬぐいです。
外国製のタイルでは?と考えていたのですが、先日、見学者の方から古い瀬戸焼では?との情報。調べると明治の洋風建築の流行に伴って日本で初めて製造された、和製マジョリカタイルの前身ともいわれる、瀬戸焼「本業タイル」のようです。
 

「田と詩」手ぬぐい(34㎝×82㎝)
「二反の田と五寸のペンが私に残った」から始まる松木の暮らしを象徴する永瀬清子の詩
地元の書家 三浦和恵さんの書を元に、白地に文字の映える本染め手ぬぐい。


清子の似顔絵柄手ぬぐい(34㎝×80㎝)
清子作品を愛し、農業や丁寧な暮らしを愛する 岸田真理子さん(絵描き・詩人)のイラスト。
似顔絵は追加製作中で、似顔絵と清子のことばが複数ちりばめられた手ぬぐいになります。完成はこうご期待!

五右衛門風呂入浴券(予約制・1枚=1組)   
五右衛門風呂の入浴体験。井戸の水汲み、薪での湯沸かしを経てのひとっ風呂!
体験はお一人でもOK。家族や仲間と数人で、同じ釜の飯ならぬ「湯」を分かち合うのもOK。もちろんスタッフがレクチャーします。お風呂の前後のオプションは農作業・草刈り・畳拭き掃除・写詩・読書・執筆…アイデア次第。
水汲み等が難しい方には給湯設備での対応をいたします。基本的には午前1組・午後1組の利用となります。
2024年2月17日の紅梅忌(清子命日イベント)頃に予約開始予定。3月から体験開始予定です。購入者の方には2月に予約についてのご案内をいたします。


他にも…
他に理事長横田が絶対に外せない「湯上りビール・おつまみ券セット」、離れ和室貸切の「湯上りお昼寝券(ビール券つき)セット」を用意しています。ビール券・お昼寝券は原則、五右衛門風呂入浴券と同時の予約制、3月からのご利用となります。

法人の方には、離れ黒壁へ法人名を掲示する「支援者プレート」もお選びいただけます。


スケジュール

2023年10月初め クラウドファンディング開始
2023年10月末   「清子の家」休館 五右衛門風呂・談話室改修工事開始
2023年11月末    クラウドファンディング終了
2023年12月末    礼状・手ぬぐい等のリターン(返礼品)の発送開始
2024年2月中旬   工事終了
2024年2月17日  第五回紅梅忌(清子命日イベント)で「清子の家」改修お披露目。
                            週4日開館スタート。
            カフェのプレオープン
            「五右衛門風呂入浴券」購入者向け予約受付開始予定
2024年3月     五右衛門風呂入浴券・ビール券・お昼寝券の利用開始
            カフェの本格営業 一般向け五右衛門風呂入浴の予約開始予定


資金の使い道

五右衛門風呂工事費:300万円
手数料(17%) :約60万円


これまでの活動

清子の家では詩作講座・朗読会等のほかにも、清子の誕生日で命日である2月17日にその時期に咲いていた紅梅にちなんで「紅梅忌」のイベントを開催しています。今年2月の第四回紅梅忌では、墓参りの後、清子作品の朗読、地元コーラスグループによる、清子作詞の磐梨中学校校歌の披露などにぎやかな集いを開催しました。
その日の午後は「第六回永瀬清子現代詩賞表彰式」。選考委員や受賞者の他に、多くの詩を書く仲間たちや、清子創設の同人誌「黄薔薇」を今も続ける詩人の方々などが、輪になって語り合う場は大変なごやかでした。

ほかに、歴史的建築について学ぶ建築講座や清子の詩をイメージした色を自由に紡ぐ糸紡ぎワークショップ、地元の書道教室による書道アート展など、清子の家に集う人々が年々増えています。

YouTube動画へ


 清子の誕生日であり命日は「2月17日」この日にちなんで、2023年2月、清子の家では紅梅忌を開催。墓参や詩の朗読・合唱、お茶席など永瀬清子を来場者みんなで堪能しました。どうぞその様子を動画でご覧ください。




永瀬清子生家保存会ホームページ 清子だより へ


応援コメントが届きました!

大槻順一郎さん(子ども図書館ほたる 代表理事)

 五右衛門風呂+ポエジスト・イン・レジデンス。

 この世にこれ以上の贅沢はない。やはりその日は満を持して独りで永瀬邸に行き、井戸水を釣瓶で汲み上げ風呂釜をみたす。おもむろに櫟木の薪でゆっくり風呂を沸かす。
 どんなお酒を忍ばせようか? ぬる燗をちびりちびり呑みながら「誰もが尊重され、何者にも束縛されず自分の人生を全うできる世の中」を私なりに考えてみるかな?
 ああ満足、満足。




真実一路さん (俳優 朗読ワークショップ講師

 初めて訪れたのはいつ頃だつただろうか。永瀬清子チャリティ朗讀劇に出演したのが2011年の事だからその前年の暮、稽古の合間に墓參を兼ねて訪ねたのが、はじめての事だろう。母屋も土蔵も傾きいつ崩れてもと、今からはとても想像もできぬ惨憺たる有様。
 土蔵は解体、母屋も見事に復活(まだ十分ではないにせよ)多くの方々の尽力なのでせう。
 今度は五右衛門風呂を復活させる由、樂しみ。子供たちには是非ぜひ體験してほしい。
 それにしても座敷で寝転がつたとき、水田を渡つてくる風の何と心地よかつたことか…甘露 




三浦和恵さん (書家 永瀬清子書道アート展実行委員会

 先日、清子の家で「清子は生きていた時に出来なかったことをみんなの手を借りてしている」という会話を耳にした。確かに、何か大きなものに動かされているようである。
 私は、清子さんの詩を書で表現したり、詩のイメージを動画にしている。したかったわけではなく、しなければならないと感じたからである。S N Sでそれらを発信している。清子さんが生きていたらどんなふうに発信していたのだろうかと日々考えている。
 この度、五右衛門風呂再生プロジェクトが始まった。「何事にも少し時間がかかる丁寧な暮らしを体験して」と清子さんの声がする。柔らかい時間の中で過ごした体験はあなたをどう変えていくのだろうか。





岸田真理子さん (絵描き・詩人)

薪風呂…10ヶ月かけて集めた薪を3ヶ月で使い切る。いよいよの冬の終わりに薪が尽きかけてくると、燃えるものなら何でも欲しい「今日は引き出しを燃やした」「今日はイスだ」…割リバシでさえ外食先から持って帰る。しかし、普通の風呂の方がいいとは言ってこなかった。雪のちらつく中、目前の炎をみつめていると、こうやって生きてることが詩であり、ARTだとしみじみ。1本の燃やせる枝に感謝があり、いかにも大切に身を浄めるような一風呂。人間復活の証がここに極めり、ですよ。





最後に

「あなたに新しいスカートをあげよう」
畑のひと畝を耕し、種を蒔き、枯らさぬように世話をし、綿の実を収穫し、糸を紡ぎ、草木で染め、織り、縫いあげたアンデスの少女の話。

今、スカートは1000円で買える。お湯はボタンを押せば出る。けれど、その便利さとひきかえに、私たちは存亡の危機を迎えたと言っても大げさではない。

産気づいたら「急いでお湯を沸かして!」というテレビの1シーン。何度も見て、忘れられない。
清潔なお湯を急いで沸かす。その必死の緊張感。そうやって命を産み出してきた女たち。
昔、井戸水汲んで薪で沸かしたお湯。その貴重さよ。SDGsと100回唱えるより、いっぺんやってみたら性根が入るんではなかろうか。

永瀬清子の詩には「いい湯だな」などという詩はひとつもない。おそらく家族が入ったあとの、垢の浮いた冷めたちょっぴりの湯に疲れた体をしずめていたのではなかろうか。

すべての資源と、すべてのたっぷりのお湯で一番風呂に入れなかった人々の魂に捧げるプロジェクトをどうぞ応援してください。

2023年9月17日  NPO法人永瀬清子生家保存会 理事長 横田都志子


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

NPO法人永瀬清子生家保存会は非営利法人ですが、このクラウドファンディングを支援することで、支援者が税制優遇を受けることはありません。

  • 2024/02/23 16:43

    2月17日㈯の紅梅忌の様子をまとめました。ホームページには追加写真もUPしています。清子だより五右衛門風呂は改修を続けています。左官さんが連日壁塗りをされていますが、寒い日が続き乾きが悪く、時間がかかっています。タイル貼りや、窓、戸の作業は3月になる見込み。3月開始を予定していました「五右衛門...

  • 2024/02/22 14:59

    永瀬清子の命日2月17日「第五回紅梅忌」清子の家の近くの山へ、清子さんのお墓にお参りするところからスタートしました。当日は60人以上の方が、リニューアルした清子の家に来場され、ピアノ伴奏による「流れるごとく書けよ」の朗読や書道パフォーマンスをご覧になりました。ギャラリーでは展示や売店を楽しみ、...

  • 2024/02/09 09:36

    2月初め、理事長横田がFMくらしき「くらしき耳の駅 ミミステ」で思いをしゃべりまくり。巻き込まれた畳屋さん達の本音?も聞ける楽しい時間!YouTube配信開始。ぜひどうぞ~。https://youtu.be/AeZC0r7CISY?si=_prq6EeR1RL7hpWN

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