地域おこし協力隊のためのクラファン
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自己紹介

 宍粟市地域おこし協力隊の内海慶春です。ゲストハウス繁盛校(旧繁盛小学校)を拠点に釣り(フライフィッシング)を通じて繁盛地区の活性化を目指しています。


このプロジェクトで実現したいこと

 アマゴは河川の上流部に生息するサケ科の魚で、釣り人の間で「渓流の女王」と称される大変美しい淡水魚です。繁盛地区ではアマゴのことをヒラベと呼びます。ヒラベがめっきり少なくなり、釣り人の姿も見かけなくなった兵庫県揖保川源流繁盛地区の3つの河川にヒラベを放流し、昔のように川をのぞけばヒラベが泳ぐ姿を見ることができる川を取り戻します。


プロジェクト立ち上げの背景

 兵庫県宍粟市一宮町の繁盛地区は揖保川源流部に位置し、倉床川、黒原川、草木川の3つの支流が流れています。これらの河川には美しい水が流れているため、繁盛地区で作ったお米は大変美味しいと評判です。かつて繁盛地区の河川はヒラベの宝庫でしたが、台風等大雨の増水による渓相の変化、カワウやサギ等による食害、漁協の放流数の減少など、様々な要因により、昔に比べヒラベの生息数が激減し訪れる釣り人の姿もほとんど見なくなっています。

 漁協は、釣り人が来ない→遊漁券収入が減少→十分な数の放流ができない→ヒラベが釣れない→釣り人が来ない、という悪循環に陥っています。

 地域の方々はこうおっしゃいます。
「昔は川をのぞけばヒラベの泳ぐ姿が見られたのに、今は全く見ない。」
「大人になったら子供と一緒にヒラベを釣るのが夢だったが、ヒラベが釣れないので子供と海釣りに行っている。」
「近所の川ではヒラベが釣れないので、他の川に釣りに行っている。」
 今から40年以上前の繁盛地区の川は水深がもっと深く、子供が笹を切った竿で釣りをしても簡単にヒラベが釣れ、10匹釣ったらおしまいというような遊びができたそうです。

 昔に比べ川は浅くなりましたが、繁盛地区の3つの支流には今も綺麗で冷たい水が流れておりヒラベが生息するのに適した環境が十分残されています。渓相も田んぼの間を流れる里川から山岳渓流までバラエティに富んでおり、標高600m以上を流れる草木川は真夏でも涼しく、シーズンを通してヒラベ釣りが楽しめる環境が整っています。
地域の方はヒラベの姿が見られなくなり寂しく思っていますが、今も昔と変わらず地域の川を大変大切にされています。

 河川を取り巻く環境が変化してしまった今となっては、完全に昔と同じ状態に戻すのは不可能でしょうが、少しでも昔の姿に近づけたい、川をのぞけばヒラベが泳ぐ姿が見られる川を取り戻したい、そう考えています。ご支援よろしくお願いします。


現在の準備状況

 ヒラベを放流するにあたっては揖保川漁協の承認が必要ですが、既に理事会で審議いただき承認を得ています。

 また、本プロジェクトと並行して倉床川のゲストハウス繁盛校の近くの一部区間(約500m)をルアーフィッシング、フライフィッシング専用のキャッチ&リリース専用の管理釣り場(仮称:繁盛ルアー・フライフィッシングエリア)にする計画も進めてします。こちらについても揖保川漁協の理事会での内諾を得ており、来年6月のオープンに向けて資金調達のためクラウドファンディングをCAMPFIREにて実施中です。こちらも併せてご支援いただければ幸いです。


ヒラベを放流する河川のご紹介

<倉床川>

 ゲストハウス繁盛校の下手で揖保川は2つの川に分岐し、倉床川と黒原川に名前を変えます。倉床川の下流部は田んぼの中を流れる里川ですが上流部は写真のような山岳渓流となります。

<黒原川>

 国道429号線に沿って流れる川で、小和田不動の滝を過ぎたあたりから落差のある流れになります。森の中を流れる区間が多く、深い淵も多く残されています。

<草木川>

 繁盛地区の手前の三方地区で揖保川に合流する支流で、繁盛地区は標高600m以上を流れる河川です。草木ダムよりも上流は谷底を流れる落差の大きな山岳渓流で標高1,103mの段ケ峰から流れ出す最上流部は標高700m以上のため真夏でも涼しく、ヒラベ釣りが楽しめます。


リターンについて

 多種多様なリターンをご用意させていただきました。

1.繁盛茶
 NPO法人More繁盛が手作りした桑の葉茶です。糖尿病や血糖値の改善、免疫力アップなどに効果が期待されている大変美味しいお茶です。

2.ゲストハウス繁盛校宿泊券、宿泊者用お食事券
 繁盛地区の中心にある旧繁盛小学校をリノベーションした宿泊施設の宿泊券、宿泊者の方がご利用できるお食事券です。ゲストハウス繁盛校から3河川のヒラベの釣り場まで、車で5分から遠くても15分の距離です。宿泊のお客様には体育館やグランドが使い放題ですので、お子様連れのお客様に大変人気の宿です。
 宿泊券はおひとりでお泊りのお客様用のドミトリーと4名様まで宿泊可能な個室の2種類をご用意しました。夕食は現役猟師監修の鹿肉を使ったジビエ料理です。鹿肉は脂身が少ない大変ヘルシーであっさりしたお肉で、適切な下処理をされたものを使用していますので臭みや癖は全くなく、女性やお子様にも大変好評です。繁盛米のご飯も大変美味しいと好評です。
 お食事券はドミトリーを素泊まりで予約された方がご利用するためのものです。食事の準備がございますので、予約時にお食事券を使用される旨をご連絡ください。

3.フライタイイング/キャスティングスクールチケット
 ゲストハウス繁盛校で随時開催しているフライタイイング(毛鉤作り)とフライキャスティングのスクールのチケットです。ご予約時にフライタイイングとフライキャスティングのどちらかをお選びください。初めての方向けの体験スクール(約1時間)と経験者の方向けのアドバンススクール(約2時間)の2種類があります。

4.繁盛ルアー・フライフィッシングエリア(仮称)チケット
 倉床川に2024年6月にオープン予定のルアー・フライ専用の管理釣り場のチケットです。1名様1回分のチケットと1年間に何回でもご利用可能な年間パスポートの2種類をご用意しました。年間パスポートはクラウドファンディング返礼品のみの設定です。
 NPO法人More繁盛が管理、運営する自然の河川をそのまま利用したヒラベ釣り場で、約500mの区間を1日1組限定(7月、8月は朝、夕それぞれ1組限定)の完全予約制です。キャッチ&リリース、シングル・バーブレスフック使用がルールです。将来的に放流に頼らない、いつ来ても綺麗なヒラベが泳ぐ姿を見ることができる釣り場を目指します。

5.繁盛地区ヒラベ釣りガイドサービスチケット
 繁盛地区の河川のヒラベ釣りのガイドサービスのチケットです。繁盛地区の3河川の中から釣行日にベストな川をご案内します。当日は別途揖保川漁協の遊漁券が必要です。

 また、年に1回のヒラベ放流時に支援いただいた方を招いて放流会を開催します。すべてのリターンには放流会に参加する権利が付属します。


スケジュール

 ヒラベが釣りの対象になるサイズや自然産卵できる大きさに成長するには、稚魚放流で最低2年以上、発眼卵放流で最低3年以上が必要です。そのため本プロジェクトでは3年間にわたり放流を行う予定です。

2023年12月 クラウドファンディング終了
2024年2月 リターン発送
2024年6月 初年度ヒラベ稚魚放流実施(放流会開催)
※支援金の金額によっては11月の発眼卵放流に変更します
2025年6月 2年目ヒラベ稚魚放流実施(放流会開催)
2026年7月 3年目ヒラベ稚魚放流実施(放流会開催)


資金の使い道

皆さんからいただいた支援金は繁盛地区の3河川(倉床川、黒原川、草木川)への放流資金に使用させていただきます。

ヒラベ稚魚購入費:約93万円×3回=約279万円
手数料(17%+税):約62万円
合計:330万円

目標額を達成しなかった場合は、ヒラベの放流量を減らすか発眼卵放流に変更する、あるいは2024年の放流のみ実施し、追加で2025年、2026年の放流資金を集めるためのクラウドファンディングを実施します。


最後に

 繁盛地区の3河川では現在も上の写真のような大変綺麗なヒラベ(アマゴ)が生息していますが、その数は非常に少なく、とても釣り人に来てもらえる状況にないのが現実です。綺麗で冷たい水が流れる美しい川なのに、川をのぞいてもヒラベの姿を見ることはできませんし、訪れる釣り人もほとんどいません。繁盛地区の河川が少しでも昔の姿に近づけるように皆様のご支援を何卒よろしくお願いいたします。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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このプロジェクトは、地域おこし協力隊の活動に
応援と資金を集めるクラウドファンディング
「HIOKOSHI」を活用して立ち上がりました。
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