カンボジア貧困層向け、学習塾教師の給与を支援してください。
貧困の為中学校を卒業出来ない子どもは52%。平均以下の貧困生活を強いられている世帯は30.5%のカンボジアで、無料で英語やパソコンスキルを教えている塾JB SCHOOLの英語教師給与(1月1人250ドル)が必要です。


経済的に恵まれない子どもに平等な教育機会を与えたい。
カンボジアでは1970年から1993年まで続いた内戦で、多くの国民が虐殺され、現在40歳以上の成人が少ない状態です。その影響を受け学校教員や、会社経営者、政治家など、知識層が極端に少ないため、義務教育では教師不足のため子どもたちは半日しか、授業を受けられません。また家庭の経済事情により、学校に通わずに家業を手伝うために働かなくてはならない子どもいます。教育を受ける機会を失った子どもは、貧困から抜け出すことが出来きずに、貧困の連鎖が続いています。

世界遺産アンコールワットのあるカンボジアには多くの観光客が訪れ、観光ガイドの需要が多くあります。観光ガイドに大卒の学歴は不要で、語学と自国歴史を学び、試験に合格すれば仕事に就くことができます。カンボジアの国家公務員の月給は350ドルですが、観光ガイドは1日30〜35ドルの収入を得ることが出来ています。つまり貧困環境を抜け出す事が出来るのです。生きるために、こどもたちは必死で勉強をしいています。しかし学校教育だけでは不十分な状態です。無料学習塾JB SCHOOLは、勉強したい子どもたちを対象に、観光ガイドになるために必要な、外国語とPCスキルを無償で教えています。貧困から子どもが自力で抜け出すために、JB SCHOOLの趣旨にご賛同ください。


団体紹介
OASIS JAPANは、大学生向けにカンボジアでスタディツアーを実施するために発足しました。2010年から2018年まで9年間にのべ220人の学生とカンボジアで学習を行って来ました。主な活動は小学校・中学校・高校・FREE SCHOOLでのスポーツ指導、音楽指導、日本語指導の体験を学生がすること。10日間同じホテルに滞在し、一人ひとり責任者となり活動を行います。Aくんはスポーツ指導を高校で実施、Bくんは中学校で音楽指導、CくんはFREE SCHOOLのランチに手巻きずしを作る責任者というシステムで、参加者全員が主役になれるプログラムを実施。1つの活動を滞在期間中に2回以上行うことでPDCAを経験し、2回目には改善させ、成功体験をさせます。カンボジアの、スマホが通じない、コンビニが無い、言葉が通じない、異国の地で大学生は大きな成長を遂げました。代表理事は、コロナ前に大学で准教授をしており、学生に向けた「サービスラーニング」の一環として行っていました。(学術論文あり)

このスタディツアーで協力していただいた、JB SCHOOLがコロナ禍で経営難を迎えています。寄付をするのは容易ですが、寄付に頼っていては自立できないことが、明らかにされています。そこで、カンボジアでTシャツを生産するという業務で、JB SCHOOLに収益を出し自力運営をするキッカケづくりをすることにしました。


活動実績
X1アメリカンフットボールリーグ「アサヒ飲料クラブチャレンジャーズ」とJB SCHOOL支援Tシャツを作成しチームオフィシャルグッズとして販売

カンボジア国際日本文化学園、JB SCHOOLに、大学生向けスタディツアーを9年間連続で実施(コロナにより中断)(のべ220人)

カンボジア国際日本文化学園、会員向けニュースレター制作(2015年から)


JB SCHOOL
カンボジア・シェムリアップ州にあるJB SCHOOLは2023年現在およそ500人の生徒が13時から19時まで、英語、パソコンスキル、母国語などを学んでいます。教室は3つあり、1時間ごとに科目や年代層を変える「時間割」に沿って授業を行っています。カンボジアの小・中学校は生徒不足のために半日しか授業を行うことが出来ません。学校を終えたこどもたちは、農業などに従事している両親の手伝いをするか、時間を持て余しているかという状態でした。JB SCHOOLは、そういった子どもが明るい未来を描けるように、語学を中心として無料の学習塾を行っています。

教師は4人。英語教師が3人と、スポーツ教師1人です。校長を務めるJB氏は、英語と日本語の観光ガイドの資格を持ち、昼間はガイド、夕刻以降は教育を行っています。その補佐を務めるRiel Vann氏は、JBの弟で英語教師をしています。JB SCHOOLに常駐し安全管理も行っています。アンコールワットからは、車で30分以上あり観光地から少し離れた立地ですが、トンレサップ湖という観光地へ向かう道路に面しており、教育の関心のある観光客が立ち寄り寄付をしてくださることがあり、この寄付金で教師給与などを賄っていました。しかしコロナ禍で観光客がいなくなり、アンコールワット観光で成り立っていた街の経済も大きな打撃を受けました。

観光客は戻りましたが、コロナ禍でも教育を続けていた負債が残っています。子どもたちの学習も遅れてしまったため、検定受験を目標にしている子どもたちは、多くの授業を希望し、授業数も多めになっています。


この課題に向き合う背景
代表理事自身が、貧困家庭で育ちました。昭和30年代生まれの代表理事は、母子家庭で生活保護を受けていました。着るものや持ち物が原因で、小学生時代いじめを受けました。中学3年生から新聞配達のバイトを始め、高校の学費はアルバイトで稼ぐ環境でした。しかしその中で、母子福祉協議会などが実施するイベントが何よりの楽しみでした。子供の頃の夢は「大きな家に住むこと」。

高校卒業後、学歴を問わない専門職に挑戦し、25歳で映像制作会社を起業その後、1999年にネット接続携帯電話の「iモード」にプロ野球球団公式サイトで参入し成功しますが、2004年の球界再編の波に呑まれ業績が悪化し事業を売却。その後、国立大学大学院に進学し、実務経験豊富な大学教員へと転職しました。代表理事自身が、貧困家庭から「学力」で勝ち組によじ登った経験者であるため、カンボジアで貧困に直面する子どもたちを他人事と思えなのです。

日本ではなく、カンボジアを支援する理由は、コロナ前に大学生の教育に惜しみない協力をしていただいたからに他なりません。JB SCHOOLのSOSは断る事が出来ないのです。

このプロジェクトで実現したいこと 「支援施設の経済的自立を実現すること」
JB SCHOOLをはじめとする、カンボジアの児童支援施設は、寄付金依存です。孤児院をビジネスとし、孤児ではない近隣の子どもを集め、汚い服を着せて寄付金を集める悪徳業者もいます。そのような様相の中で、経済的な自立をしなくては児童支援を続けていくことが出来ません。2006年にノーベル平和賞を受賞したバングラディッシュのグラミン銀行の様に、小さなビジネスを始め利益を生む喜びと、仕組みを学んでいくことで、経済の底力がつきます。カンボジアに多く存在する児童支援施設が、観光ビジネスとなり、詐欺まがいの行為を行うより、経済的自立をする潮流を作りたい。その1歩としてJB SCHOOLを成功事例としたいのです。

このTシャツプロジェクトは定期的に行います。Tシャツのデザイン協力者も募っています。今回の様に、クラウドファンディング型にするものと、スポーツチームに理解を頂きまして、公式グッズとして販売する場合もあります。趣旨にご理解いただきまして、継続的なご支援をお願いいたします。


リターンについて
カンボジアで印刷したTシャツ(シャツは中国など他国生産です)
校長JBからの感謝状(おひとりお一人の名前が書き込まれています)
資金の使い道
【必要経費】
制作費/ 500ドル 70,000円
入関税/ 8,400円
送料/385ドル 53,900円
合計/132,300円

【支援用途】
英語教師1人1月分の給与/250ドル
およそ4ヶ月分

最後に
JB SCHOOLで体験学習の機会をいただいた大学生は200人以上になります。日本の大学生は、JB SCHOOLに通う、子どもたちの熱心さに驚きます。生きるために、貧困を抜け出すために、勉強しています。ノートもペンも足りていない彼らは、小さな文字で一生懸命に語学を学んでいます。勉強に特別な才能は必要ありません。スポーツや音楽の様な選ばれし者である必要は無いのです。彼らの努力次第で、貧困を抜け出す事は可能です。エアコンがあり、テレビがある家に住むことが出来るようになるのです。彼らの未来をご支援ください。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください