はじめまして、フィグスです！

　まずはこちらのページをご覧いただきましてありがとうございます！演劇企画団体フィグスを主宰しております、山田燎平と申します。

　このたび、フィグスは4年ぶりの演劇公演、フィグスSCP-tales1「星は世界をあまねく照らし」を上演することとなり、クラウドファンディングに挑戦することに致しました。ぜひ最後までご一読いただけたらと思います！よろしくお願いします。

公演情報はこちら

フィグス？

　私たちは、演劇企画団体フィグスです。企画担当の山田燎平、デザイン担当の小林モトハルの二人で構成されており2016年から精力的に活動してまいりました。団体の特色として社会悪や陰謀論などをテーマにした演劇作品を制作してきましたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、活動を一時休止していました。2023年になり感染症の終息に向かっている昨今の状況を踏まえ、新しい企画として、SCPという題材を用いた演劇公演を計画しています。

山田燎平：1996年2月、神奈川県生まれ。
2015年より俳優として活動、2016年にフィグスを発足し、代表・脚本・演出・企画としても活動。
2018年に俳優活動を休止、以降フィグスの企画運営に従事。

「星は世界をあまねく照らし」企画概要

　4年ぶりの演劇公演の企画にあたり、これまでフィグスは山田が脚本を担当し、オリジナルストーリーを上演してまいりましたが、今回新しくSCPという題材を用い、「SCP作品の舞台化」という、まだ誰も挑戦していない企画にチャレンジしようとしています。

SCPとは？

　SCPとは2008年に英語圏で開設された共同創作コミュニティサイトの名称であると共に、その作品内部に登場する組織の名称でもあります。不特定多数のクリエイターが共有された世界観の元、自由に投稿された作品群であり、それぞれ”特別収容プロトコル”を記した架空の報告書が主な作品です。

　内容としては、SCP財団と呼ばれる秘密組織が異常存在や物品（それらはオブジェクトと呼ばれます）をいかに管理、収容、確保したかの報告書となっており、読者は財団職員あるいは別の存在としてサイト内に保存されている文章を検分している立場にあります。読み解くのは多少難解なものの、その独特な世界観が人気を博し、PCゲームや漫画などでも登場することが多くなってきました。YouTubeでも多くの解説動画があげられており、最近では小学生でも知っているコンテンツとして確立されています。

なぜ、SCPを演劇作品にしようと思ったのか？

（フィグス4「アイトシタイ」公演画像　撮影：タウラユースケ）

　昨今、2.5次元舞台が流行し日本津々浦々で上演がなされていますが、ファンタジー、ゲーム、漫画などを原作とした舞台は膨大な予算と人員を必要としています。私たちは、客席数が50人～100人程度の劇場で主に公演をしており、大劇場の絢爛な舞台装飾や効果などは望めませんが、演者と観客の距離の近さから、より人間味あふれるリアリティを届けられると信じて公演をしてまいりました。と同時にSFなどの世界観が地球全体に波及する、または飛び越えるような作品には手を出し辛いというのも事実としてありました。

　その中で、SCPと出会い感動しました。その細やかな世界観、細部に至るリアリティ。何よりSF作品でありながらあくまで報告書という、マクロな問題を非常にミクロに集約している作品！この特殊な作品群であれば、自分たちのノウハウを活かして舞台化することができると確信を得ました。

　また調べてみた所、小劇場や大劇場に至るまで、SCPの作品の舞台化を進めた団体は見当たりませんでした。その事から当団体が率先して上演を行うことによって小劇場界、または演劇界にあらたなSFの潮流を届けることができると考えております。

なぜ、クラウドファンディングに挑戦するのか？

　フィグスは今回初めてクラウドファンディングに挑戦します。主な理由は2つです。

①この企画をより多くの人に知ってほしい！

　フィグスは新型コロナウイルスの感染状況等もあり、4年もの間活動を休止していました。もちろんその中でも何かしら発表をしたいと動いたことはありましたが、演劇公演の準備には少なくとも半年、だいたい1年ほどかかります。半年先の世の中の状況が見えない期間はどうしても動くことができませんでした。フィグスという名前も、憶えてくださっている人は減っていると思います。

　また、SCPファンとして、このなんとも面白いコンテンツをより多くの人に知ってほしいという気持ちもあります。今回我々が原案として選んだ作品以外にも、山ほど面白い作品があるのです。

　そのなかで、おそらく初であろうSCP作品の舞台化を、より多くの人に知ってほしい。小劇場に普段から足を運ばれている方に、SCPの面白さを知ってほしい。SCPファンの方には、演劇の面白さを知ってほしい。もちろん、小劇場もSCPもあまり触れてこなかった方にも、知ってほしい。そして、フィグスの演劇公演を昔見に来てくださった方にも、知ってほしい。クラウドファンディングはもちろん資金調達のサービスですが、CAMPFIRE にこちらのプロジェクトを載せることで、これまで届かなかった多くの方にこの企画を知ってもらえると思い、挑戦することにしました。

②公演予算を増やし、舞台をグレードアップしたい！

　当然、このクラウドファンディングのプロジェクトがなくても、公演を運営することに支障はありません。しかし、それでも予算の都合から泣く泣く妥協をしていく部分はあります。特に、舞台装飾の予算に関しては、人件費を含め削らざるを得ない場合が多く、SF作品にも拘らずほぼ素舞台（舞台装置が何もない状態）になってしまうこともしばしばあります。

　そこで、応援してくださる皆様に、本プロジェクトにご協力いただき、少しでもSCPの波及の為、舞台面の装飾をグレードアップさせていただけないかとお願いする次第です。

　またSCPを小劇場界で知ってもらうために、小劇場界隈で波及し始めたマーダーミステリーも同時に展開する予定です。詳細は下記にございますので是非ご閲覧ください。

プランの説明

(1) お礼メッセージ！3000円

　ご協力いただけた方に、当団体に参加した役者からメッセージを動画でお届けします。

　限定公開のyoutubeのURLを送信します。

(2) 個別お礼メッセージ！5000円

　指定した役者から、お客様個人に向けてのメッセージ動画を送信します

(3) 差し入れ弁当！楽屋裏映像付き　7000円

　指定した役者に豪華なお弁当を差し入れすることができます！　お弁当を食べている姿を撮影し、個別のメッセージと共に楽屋裏の様子を捉えた動画を送信します

(4) 印刷所刷り脚本！　お礼メッセージ付き　5000円

　今回使用した阿部ゆきのぶが書き下ろした脚本をお届けいたします。

　決済後、送付時に住所変更などがある場合は必ずご連絡いただけますようお願いいたします。

(5) SCPマーダーミステリー　8000円

　フィグスが作成したSCPマーダーミステリーをお届けします。

　化粧箱入りの豪華仕様ですので是非お手元に！

(6) 脚本、マーダーミステリーセット　10000円

　上記二つのセットを一緒にお届けします！

最後に

　ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます！

　コロナウイルス感染拡大から早4年近く、舞台業界においては様々な変化がありました。フィグスは長らく活動を休止していましたが、その中でもなんとかやり方を見出し、演劇公演を継続していた団体も多く知っています。そして急遽の公演中止に見舞われる団体も多く、本当に胸が苦しくなりました。

　その変化の中でまたこの舞台の業界に新しいアイディアを携え挑戦させていただくことが何よりも嬉しく、そしてこれを機会に少しでも小劇場業界、ひいてはSCPの界隈が隆盛することを願っています。その一助に今回の公演が少しでも出来たのなら、こんなに嬉しいことはありません。

　集まってくださったキャストの皆様、スタッフの皆さまと共に、必ず面白い作品を上演します。ぜひご期待ください。

　長文になりましたが、ご覧いただき誠にありがとうございました！

＜募集方式について＞

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。