杵屋勝国
間やノリのよさに秀でた的確な演奏で長唄界のみならず多くの歌舞伎役者や日本舞踊家から信頼を集め、なかでも長年歌舞伎の舞台で五代目坂東玉三郎丈、十八代目中村勘三郎丈の立三味線を務め、長唄界を牽引してきた。
しかし長年の活躍にもかかわらず、勝国がメインとなるCD作品は商品化されていない。舞台での演奏活動に重きを置いてきたためだが、人間国宝認定を機に、CD制作企画が持ち上がり、準備を進めていた。しかしコロナ禍で延期中、実現を待たず2023年2月に本人が急逝。その遺志を門弟「くにね会」が引き継ぎ、企画・実現する。
くにね会
師匠の杵屋勝国を会長とし、会長とその門弟からなる会として1973年に発足。
以後、定期的に演奏会を開催。その他多数の演奏会にも出演。
舞台やラジオなどで広く活躍するプロの演奏家も多く輩出。
このプロジェクトで実現したいこと
長唄三味線の人間国宝 杵屋勝国の名演奏・楽曲を収録してCD作品として制作し、
リリースする。
人々を魅了した貴重な演奏・楽曲が風化しないよう作品化し、
メジャーリリースすることにより、
場所や時間を超えて、より多くの人が手に取ることを可能としたい。
日本伝統文化振興財団からリリース
→廃版がない。時代を超えて届けられる。
→これまでの高い実績。プロのスタッフによるマスタリングで、過去の演奏を可能な限り高音質で作品化できる。
収録予定楽曲
「船弁慶」平成28年7月5日 杵屋勝国をきく会(紀尾井小ホール)
三味線/杵屋勝国、杵屋裕光、杵屋勝国毅、杵屋勝十朗、杵屋勝国悠、(上)杵屋勝正雄(杵屋勝一郎)
唄/杵屋勝四郎、杵屋利光(杵屋和吉)、今藤政貴、杵屋巳之助、杵屋利次郎(杵屋和三朗)、杵屋勝四寿
「二人椀久」平成22年12月11日 杵勝会歳末チャリティー長唄演奏会
三味線/杵屋勝国、杵屋勝松、杵屋勝正雄(杵屋勝一郎)、杵屋勝国毅、杵屋勝進次
唄/人間国宝 杵屋東成、杵屋勝四郎、松永忠次郎、杵屋利次郎(杵屋和三朗)、杵屋勝彦
「三曲糸の調」平成21年12月20日 杵勝会歳末チャリティー長唄演奏会
三味線/杵屋勝国、杵屋勝松
唄/杵屋直𠮷(杵屋喜三郎)、松永忠次郎
「百千鳥娘道成寺」平成30年3月6日
紀尾井江戸邦楽の風景17 女形 娘道成寺の世界(紀尾井小ホール)
三味線/杵屋勝国、杵屋勝正雄(杵屋勝一郎)、杵屋勝国毅
唄/杵屋勝四郎、松永忠次郎、杵屋巳之助 *勝国復曲
「柳橋」新規録音 *勝国作曲
三味線/杵屋勝くに緒、杵屋勝くに光、杵屋勝くに晶
唄/杵屋勝眞規、松永忠之助、松永和之助
「若き日の夢」新規録音 *勝国作曲
三味線/杵屋勝国毅、杵屋勝国悠
*内容は変更となる場合があります。ご了承ください。
スケジュール
2023年
10月 クラウドファンディング開始
11月 過去音源の楽曲収録許諾契約など
12月 新規収録曲レコーディング
ジャケット周り打ち合わせ・制作
2024年
1月 クラウドファンディング終了
マスタリング作業
2月 返礼品作成
3月27日 CDリリース
3月末 返礼品発送開始
資金の使い道
CD制作費一式(レコーディング、マスタリング代、ジャケット関連製作費 プレス代 他)、新規レコーディング助演謝礼、返礼品作成費、発送料、宣伝費などに使わせていただきます。+CAMPFIRE手数料。
最後に
我々の尊敬する師匠である杵屋勝国の演奏・楽曲を後世に残したい。
どんな素晴らしい演奏も、楽曲も、作品として残さなければ風化してしまう。
記憶の中だけの音楽が、いずれ忘れ去られてしまうことを何より惜しみました。
収録される楽曲は、勝国の代表曲揃い。
長い演奏家人生で数限りなく演奏してきた中から
本人がこの演奏をこそ残したいと選んだ会心の出来の楽曲を集めた正にベスト中のベストです。
同時に、勝国が作曲した後世に残したい名曲も新規録音して収録いたします。
長唄好きの方にも、これから長唄を知る方にも、ぜひ聞いていただきたい作品です。
この作品を世に送り出すためのご支援を、何卒よろしくお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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