エンタメ領域特化型クラファン
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自己紹介:安曇野市在住安曇野みずもりです。イラストレーターの娘33歳aya(彩)2年前に統合失調症を発症してからライフワークのイラストが描けなくなりました。現在安曇野自宅にてリカバリー中です。



このプロジェクトで実現したいこと
統合失調症でイラストを描けなくなった娘のイラストを世に出したい!
そして社会と繋がる活動に繋げたい!




あと20000円のご支援で、最低限の経費が捻出できます!

ご支援よろしくお願いします。





プロジェクト立ち上げの背景


「娘とイラスト」

娘が小さいころ、我が家の大判のカレンダーは1週間で一年が終わっていました。

当時はやっていた、セーラームーンが大好な娘は、カレンダーの裏紙をお絵描き用紙にしていたからでした。そして、中学生になると、アニメをモチーフにいろいろなイラストを描くようになりました。世の中の文化としてアニメが認められた時代でもあります。中学生になると好きな漫画を模写することに夢中になり、イラスト好きな同級生と近隣で開催される小さなコミケに作品を出展するようになりました。中学時代は美術部副部長という傍ら、独自の路線で水彩画などにも挑戦していました。学生時代は帰宅するとすぐに部屋にいき、イラストを描くという毎日。そのため彼女はいつしか眼鏡っ子になっていました。

そして、自分の好きな仕事がしたいとあるお店のアニメポップを担当する仕事に就きました。自分の手掛けたポップがお店に飾られることがなによりの楽しみでした。次第に、いろんなお仕事の依頼を受けるようになりました。

毎日活き活きとした彼女の姿はわたしの張り合いでもありました。わたしまでいつの日かアニメ好きになっていきました。下書きは製図用のシャーペンを使用し、塗りはコピックという多色のペンを使い、繊細な色のグラデーションを創っていきました。すべて独自で生み出しています。自由という環境が最も彼女に適していると感じたので、彼女の独自の想像性を尊重しようと、専門校を薦めることはやめました。そしていつしか、オリジナルの作品を描けるようになりました。今でも、彼女のデスクにはA4の用紙がバインダーに挟まれています。

現在彼女は33歳。




【病気はある日突然】

ところが信じられないことがおきました。そんな彼女が統合失調症と診断されたのは3年前の11月でした。統合失調症とは約100人に1人がり患するという精神疾患です。思春期から40歳くらいまでに発病しやすい病気です。娘がのちに病気になった経緯を話してくれました。発症した2カ月前、絶大な信頼を寄せていた祖母が病床に倒れたことから娘は、次第に眠れなくなったのだと。それに気づいてあげられなかったわたしはとてもとても後悔しました。統合失調症の主な症状は、「幻聴」と「幻視」です。娘の場合は、主に幻聴が現れ、その内容は本人を卑下する内容が命令口調で聴こえてくるというものです。発症した当日はそれは死闘にも近い状況でした。自らも、娘も死守しなければならない状況でした。近くに住む家族に助けを求め、救急車、パトカーを呼びました。わたしが唯一できる手段でした。そして娘は統合失調症と診断され、措置入院となり隣町の精神病院へ入院となりました。そのころ得体のしれないコロナが蔓延しだしたころで、病院での面会は許されず、娘がどんな想いで過ごしているのかどんな状況なのか毎日のように病院へ通いました。主にお薬の治療になり、娘は幸いにも合うお薬があり、すぐに安定したそうです。早く退院したい!と毎日の電話で訴える娘がいました。

そして、その年の12月祖母は旅立ちました。きっと神様が祖母とのつらい別れを娘に見せないために、病気にさせたんだとわたしは思うようにしました。祖母が亡くなったことを知ったら娘がまた悪化してしまうのではないだろうか?と伝えるタイミングを考えていましたが、勘のいい娘は気づいていました。ある日の電話で「おばあちゃんは?」と

切り出され、娘の問に正直に答えることにしました。そうすると娘は「お葬式に出れなかったことが申し訳ない」といいました。いつもの娘に戻っていることに気づきました。これからは伝えるべき現実を伝えていくことが、娘のリカバリーにもなるんではないか?と考えるようになりました。そして2カ月余りの入院を終え、娘が無事に帰宅しました。

娘はまっさきに、祖母の仏壇に手を合わせに行きました。現実を受け入れたのでした。


この統合失調症は主にふたつの症状があります。幻聴と幻視です。

娘の場合は幻聴が現れました。内容は命令内容です。それもかなり本人を追い込む内容のものです。娘は幸い病識がありその症状を受け入れて過ごしています。それでもたまに現れる症状への恐怖心を思うと胸が締め付けられる思いです。


【イラストが描けない】


娘の現在は3カ月に1度通院をしています。この病気は再発もしやすい病気です。発症から10年は自宅で療養しながら社会と少しずつ繋がっていくという生活が最も大事です。働くことも容易ではありません。ある日娘がつぶやきました。「母さん、イラストが描けなくなってしまったの。わたしまたイラストが描きたい」と。ペンを握りしめて頭を抱えている娘の姿がそこにはありました。イラストレーターとしてまた働きたいという強い想いをなんとかしてあげたいとわたしは思いました。


娘は過去に描き上げたイラストを毎日毎日眺めるようになりました。

その中の作品に目がとまりました。


それは、二人で安曇野のルーツになる北九州志賀島に旅して彼女がイメージして描いたイラストでした。 

                        【テーマはAQUA】

                          【豊玉姫】

【安曇野の歴史】

わたしの生まれ育った地安曇野。娘が移り住んだのは20年前でした。娘の名前に「彩」と入れた最大の理由はわたしの目に映っていた安曇野の四季の彩に感銘できる子に育ってほしいという想いからでした。その通り娘は彩りに育まれました。

娘が興味深く調べだした「安曇野のルーツ」それは歴史のロマンを彷彿させ彼女の活動の一環となりました。


安曇野の地は古代北九州からの渡来人「安曇族」(あづみぞくとの縁深い土地)

阿曇氏の聖地志賀海神社には、海神の阿曇磯良(あづみいそら)が祀られています。

その母にあたる海神「豊玉姫」をモチーフに描いたイラストです。

安曇野の穂高神社は内陸部にありながら御船の山車が祭りのメインです。古代に移住してきた来た海洋民族の名残なのでしょう。


                          志賀海神社                           安曇野市穂高神社


【応援してくれる人がいる!】

そんな中、地元安曇野で活動している日展作家でもある書家の友達が、「彩ちゃんに自信をつけてほしい、そして応援している人がいるということを伝えてほしい」と彩のイラストに【水】を書してトートバッグにしてプレゼントしてくれました。あの時の娘の表情はどこか希望に満ち、また一歩前へ進もうとする熱意を感じました。いつかきっとイラストが描ける!今回の企画を考えるきっかけになった出来事でした。

                      【書家の友人からの贈り物】

このトートバッグは彼女の活動の源となりました。

【社会とつながる活動】

生きていく活動… 発症から数年が経ち、一人で外出ができるようになってきました。

自立した生活はまだまだ先です。焦らすこと焦ることがこの病気の再発の起点になってしまうのです。社会での居場所はいろいろありますが、この病気に特化した施設がないのが実情です。さて、どうやって社会とつながっていけばいいのか?を模索する毎日です。


【安曇野への感謝と思い】

 彼女のリカバリーの一環の散歩

 体と精神のバランスを創るため、彼女は毎日散歩をしています。安曇野の河川や田んぼ山のサポートがあるコースです。

 特に彼女は、水という部分に癒しを見出していました。そして、偶然耳にした安曇野の水の整備をする人たちのことを知り、

 ここ数年で安曇野の地下水が減少傾向にあるということを知りました。

 そして、安曇野市が発足させた制度「安曇野水結登録制度」というものを目にしました。

 個人団体のネットワークを通じて水環境に関する情報発信などを市が後押しするという制度でした。それからというもの、現地現場での作業をされている方たちの姿をたびたび目にするようになり、この水辺の活動を応援する気持ちが強くなりました。

そして、娘のイラストのテーマである「アクア」と合致したことから、この水の活動事業をイラストで支援できないか?と強く思うようになりました。

                      【湧き水とみずもり】

                      【安曇野のお気に入りの湧水】

                      【万水川 大王わさび農園】

                        【豊科重柳湧水公園】

安曇野「水」は生活水のみでなく、わたしたちのくらしと一体化している安曇野の田園や湧水は安曇野の貴重な原風景に彼女は感謝を感じています。


【水が繋げたご縁!協力者が現れる】

試行錯誤から4カ月も過ぎたころ、安曇野で代々続くお米農家の浅川拓郎さんと立ち話をする機会があり、このを話したところ「水には感謝しかない」と浅川さん。浅川さんちのお米のパッケージにしたら?というお話をいただきました。夢のようなご提案に身が震えました。この想いに共感してくださったことを心から嬉しく思いました。

 安曇野から農業の未来見据え、多岐にわたる活動に尽力され若手のリーダー的存在です。北アルプス常念岳のお膝元浅川さんちの作業風景です。江戸時代から代々続く米農家さんです。

【安曇野水をまもる女神の誕生】

 水をまもる→「みずもり」とし

「安曇野みずもり女神」と名付けました!



【この活動を通じて知ってもらいたいこと】

〇 病気を開示した理由

「統合失調症」という病気を知ってほしい。

この病気は100人に1人罹るといわれています。

特に若い世代の発症率が高い脳の病気です。わたしも当時は絶望感しかない毎日を送っていました。同じ疾患をもつ友人から、「希望をもって進んでいたら、必ず道は開ける」ということばをいただき、わたしは絶望感を捨てることができました。

未知なる病気についての不安は、なによりもこの病気を経験されている当事者さん、家族さんから学ぶことだとわたしは強く思いました。私と娘はこの病気を公表することを決意し今日に至るのは、けして治らない病気ではないということを実証するためです。

ほとんどのご家族は同じ境遇の方たちと繋がれていないのが現状です。

そして、地域の家族会の存在は私にとって、最も大きな繋がりです。

症状はそれぞれ違っても、当事者さんの辛さ、毎日対峙されているご家族の辛さを軽減するためにはどうしたらよいかを考えるようになりました。それには、病気を知られることが恥であるというご家族の意見がネックとなりました。親御さんの年代も様々で考え方も様々でした。わたしの育った時代は、高度成長期で世の中が活気づいていて、(思ったことは必ず行動するという私の性格もあるのですが)やる気になればなんでもできるという感じで生きてきました。わたしは、娘の病気を開示することで、周りの協力が得られることに大きな意味を見出したのです。自分の兄弟や、職場、隣近所に開示しました。そしたら、皆が協力してくれるようになりました。そして、何より本人が病気を負い目に思わないようになり、のびのびと生活をするようになりました。

そして、この活動を通じて、明るい未来を想像してもらえたらと思います。そして回復には、ちょこっと社会と繋がり、ちょこっと自信をつけていくことが最も有効な方法だと確信しています。

〇 母としての思い

 この病気を通して、学んだことはたくさんあります。いちばんは「見守る姿勢」です。

 以前のわたしは、見守ってるからねといいながら、四六時中娘の様子を気にしてすごしていました。見守るってひとことでいうけど最もむつかしいことだと感じました。それこそ仕事も手につかないありさまでした。「大丈夫?」「大丈夫?」という言葉を発する回数が増えていきました。こんな日が、いつまで続くのだろう?生活はどうなるのだろう?娘の将来を描くことすらできずにいました。そんなとき、娘が「またイラストを描きたい」といった言葉が私を変えました。絶望的な将来を勝手に想像していた私はひどい親だと思いました。これからは、娘のやりたいようにやらせてみようと心に決めました。

 それからというもの、娘も徐々に回復していきました。娘の将来のしあわせは娘がつくっていくそれを見守りながらサポートするのがわたしの役目だと強く思えるようになりました。親は子から学ぶのですね。

〇 安曇野への感謝

                   「娘のさんぽコースからの眺め」

   

 娘の回復を後押ししているもうひとつは、この安曇野です。

 朝が好きになる街と称したこの安曇野の朝は、なんどきも私たちにすがすがしさを与えてくれます。鳥のさえずり、川の流れ、目の前の田んぼと北アルプス。この雄大な安曇野の自然環境と共存しているすべてがわたしたちのビタミンチャージなのです。

 この環境に感謝をして、希望にあふれた未来を創っていきたいと思います。


                     「田植えの作業を手伝う娘」

                           2023/5



クラウドファンディングを活用するに至った経緯は、製作費資材商材費の捻出と、この活動をきっかけに彼女や同じ病気で失念している当事者さん、ご家族の皆様がすこしでも希望ある未来へ向かってほしいと思ったからです。

そして、社会とつながる一環として、このイラストが結果的に、社会貢献につながっていけたなら幸いです。

ここからがスタートです。ここまで協力いただいた皆様には心より感謝申し上げます。

そして、ご理解いただきより多くの方のご支援をよろしくお願い申し上げます。

そして、同じ疾患をもつ当事者様がこの企画にいつか参加していただけるよう継続できるよう努力してまいりたいと思います。

                           

長野県安曇野市  

       安曇野みずもり  


現在の準備


パッケージ袋制作中 

販路リストアップ



リターンについて


【安曇野コシヒカリ特別栽培米5㎏入り無洗米】10000円+お礼の手紙

安曇野米コシヒカリ(特別栽培米)はこの安曇野の豊かな水と農家さんの日々のご尽力によりおいしくなり私たちに届けられます。その農家さんのひとり安曇野で代々続く米農家12代目株式会社あずみのうか 代表 浅川拓郎さん「水には感謝しかない」とこの企画に賛同してくださいました。浅川さんちのお米は、モンドセレクション金賞受賞、iTQi Superior taste AWARD三ツ星 4年連続受賞、皇室献上米にも選ばれたお米です。

今環境と健康に特化した安曇野特栽米無洗米をご提供いただける運びになりまた。

浅川さんちのお米  

https://www.asakawanokome.com

中島屋降籏米穀さん BG無洗米加工

https://www.nakajimaya.co.jp

真空パックなので備蓄米としても活用可能です。

【安曇野みずもり米】




【安曇野みずもり女神トートバック】5000円+お礼の手紙

この作品は、イラストレーターayaの安曇野みずもりに安曇野市女流書家でもあり日展作家の友人が娘へのエールとして「水」を書してくれたものをトートバッグにしました。

素材にはオーガニックコットンを使用しました。

           表                      裏

      規格寸法W48×H38マチ16


スケジュール

集めた支援金の使用用途や内訳を書きましょう。
11月 クラウドファンディング開始

1月末 クラウドファンディング終了

R6.3月  順次リターン発送


資金の使い道

集めた支援金の使用用途や内訳を書ましょう

ご支援金の活用は、安曇野みずもりイラストを使用のお米袋のパッケージと、トートバッグの製作費に使わせていただきます。


目標額1000000円

【ご支援金の使い道】

  • お米代            400000円
  • お米袋パッケージ制作代    200000円
  • トートバッグ制作代                  100000円
  • 送料             100000円
  • クラウドファンディング手数料 200000円


最後に

この活動をきっかけに彼女や同じ病気で失念している当事者さん、ご家族の皆様がすこしでも希望ある未来へ向かってほしいと思ったからです。

そして、社会とつながる一環として、このイラストが結果的に、社会貢献につながっていけたなら幸いです。

ここからがスタートです。ここまで協力いただいた皆様には心より感謝申し上げます。

そして、ご理解いただきより多くの方のご支援をよろしくお願い申し上げます。

そして、同じ疾患をもつ当事者様がこの企画にいつか参加していただけるよう継続できるよう努力してまいりたいと思います。

                                             安曇野みずもり  



<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2024/03/04 23:00

    御支いただいたおかげで、製作がなんとか出来ました。安曇野みずもり女神が米降りました。

  • 2024/02/26 18:30

    リターン準備中です。昨年11月にクラファン開始しまして、3ヶ月が経ちました。販路道筋も見えてきました。これも、皆さまのご支援がなければ叶わない事でした。改めて、感謝を申し上げます。リターン品は、予定より少し早く送れる見込みです。まだ、雪が舞う安曇野です。春の便りが届くころ安曇野みずもりも活動を...

  • 2024/01/26 15:00

    azuminomizumori.amebaownd.com安曇野みずもりHP

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