突然ですが、寝ている間のイビキきになる、たくさん寝たのに日中どうしても眠い、会議や映画館など大事な場所で寝てしまう、睡眠が浅いなど、睡眠に関するさまざまな悩みをかかえている方も多いのではないでしょうか。

 特に日本人は世界で最も睡眠時間が短い国といわれています。それに加えて、多くの日本人は、顎が小さい、下顎が後退傾向であるという骨格的特徴を持ち、肥満でなくても睡眠中に、呼吸が弱くなる”呼吸レス”が発生しやすいといわれています。

 呼吸レスによる影響は、日中の生活【眠気によるミスや交通事故、活気の低下】や、長期的な健康【生活習慣病のリスク増加】などにも影響します。

 頭の片隅では気になっていても、病院に行くのはハードルが高く、なかなか踏み出せるものではありません。そこで私たちは、気軽に睡眠の質・呼吸の【評価】と、【専門家のアドバイス】による睡眠改善サポートを受けることができるサービスを提案します。




 私たちはもともと、企業や研究機関向けに、ベルトを巻くタイプの新しい睡眠デバイスを開発しました。このサービスではそのデバイスを使用し、得られた測定データから“睡眠の専門家”が監修した睡眠レポート(PDF)を作成します。さらに、WEBにて専門家による、レポートの解説や、睡眠に関するアドバイスを直接けることができます。※事情があり、WEBによる受講が困難な場合はご相談ください。

 アドバイスを受けた後、4週間程度間を空け、もう2回(連日)測定します。2回目の測定後、もう一度専門家とのWEB相談をすることができます。この流れにより、ただ測定するだけに終わらず、フィードバックもしっかり受けることができます。



 測定に使用するデバイスは、超小型の本体と、ベルトの2つだけです。

 睡眠を極限まで邪魔しないよう、本体の重さは500円玉とほぼ同じ約7.3gと、とても軽量です。

 


 使い方は簡単です。寝る直前に、服の上からみぞおちにベルトを巻き、ベルトの両端をそれぞれ本体にホックで装着するだけです。ホックをつけることで自動的に測定が開始され、朝起きてホックを外すと自動的に測定が終了します。



 このデバイスは、伸び縮みで電気インピーダンスが変化する特殊な繊維が織り込まれたセンサーベルトと、それを測定する本体を組み合わせたものになります。呼吸による胸郭、腹部の動きを検出しています。




 このデバイスは、一般的なスリープテックでは測定が難しいとされる、呼吸レスの検知が可能です。呼吸レスとは、呼吸がみられない、または極端に小さくなっている(通常の半分以下)状態のことをいいます。ここでは、一晩あたりの呼吸レスの回数と、それを1時間あたりに換算した呼吸レス指数を測定します。一晩あたりの回数は、睡眠時間の長さにより左右するので、別の日との比較や度合いの判断には呼吸レス指数を使用します。

 回数だけでなく、姿勢毎の呼吸レス指数も記載されており、どの姿勢の時に呼吸レスになりやすいかがわかります。一般的には仰向けよりも横向きの方が呼吸がしやすいとされています。横向きになりやすい専用のまくらを導入すると良くなる場合も多くあります。

 

 デバイスに内蔵された加速度センサによって、寝返り回数(1時間当たり)、寝姿勢やその変化を記録することができます。寝具があっていなかったり、睡眠が浅いと寝返りは多くなります。寝返りは、身体の特定の部位が圧迫され続け、血液がうっ滞することを防いだり、水分や熱の発散を調整し体温を調整するといった大事な役割があります。そのため、少なすぎる寝返りも体に不調が出る可能性があります。

 呼吸レス回数の多い人には「仰向けの時にだけ呼吸レスが多く発生している」という方が多くみられます。仰向けのほうが体はリラックスできますが、横向きのほうが気道が開くため呼吸がしやすくなります。寝返りのバーと、呼吸レスのグラフを照らし合わせ、どの寝姿勢の時に呼吸レスが多く発生しているか知ることで呼吸レス改善につなげることができます。


 

 睡眠の深さを推定しています。覚醒・浅い睡眠・深い睡眠の3パターンに分類します。

 レム睡眠・ノンレム睡眠は脳波を測定しないと正確な測定はできず、呼吸のパターンと体動から推定した独自の指標になります。


 加速度センサーによって体動の大きさ、回数がわかります。睡眠が浅く、布団の中でもぞもぞしたりするなど、身体の動きが多いと波形が大きくなります。


 測定項目はほかにも、呼吸回数、連続低呼吸時間、睡眠時間、寝床内温度、中途覚醒回数も測定、記録しています。



 得られた測定結果は睡眠レポートとしてPDF形式でダウンロードすることができます。

 睡眠の質・呼吸がA~Eの5段階で評価されます。他に、各数値データとそれに対するコメント、グラフデータを記載しています。4回分のトレンド数値記録も記載されるため、時系列での睡眠状態の変化を見ることができます。

 せっかく測定してもデータの意味が分からなくて無駄になってしまうことを防ぐため、最後に各データの説明、基準値も記載しています。この結果を元に専門家からアドバイスを受けることができます。








支援して頂いた費用は、以下の通り使用させて頂きます。


郵便代

レポート開発費

データ解析費用

サービス開始初期費用



 睡眠に悩みを抱えてる方はたくさんいても、実際どうしていいかわからず放置しているケースが多くあります。このサービスは、普段見ることができない睡眠中の呼吸を可視化し、専門家のアドバイスを提供、睡眠の悩みを解決する糸口が見つかることを目的としています。

 実際、仰向けで寝ている時が呼吸レスの割合が多いことがわかった人が、横向きになりやすい専用の枕を導入してみたり、癖だった寝る前のお酒を控えたり、意外にも簡単なことで改善する場合も多くあります。もちろんすぐに治らないことも多く、長期的な減量が必要だったり、睡眠を可視化することで問題点を実感し、病院に行き、治療の介入をするきっかけになることもあります。 それも全て健康へ繋がる大事な過程になります。私たちは、このサービスをきっかけに健康への第一歩を踏み出す手助けをしたいと思っています。



 POSH WELLNESS LABORATORY(ポッシュ ウェルネス ラボラトリー)は、電気インピーダンス技術を核としヘルスケア分野に特化したウェアラブルソリューションを提供しています。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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