山形県鶴岡市由良地域は約320世帯、約900人が住んでおります。

高校卒業後、進学等に伴い若い人はこの街を離れてしまうケースも多く、75歳以上の方が約250人と高齢化も進んでいる街です。

一方で、由良は日本の渚100選、日本の夕陽100選、日本の快水浴場100選にも選ばれ、「東北の江ノ島」とも呼ばれています。

磯遊びや釣り堀、漁業体験も出来、とてもゆったりとした時間の流れる場所です。

若者離れが進む過疎地域ですが、今の社会の中で生きづらさを抱えている子ども達や若者にとって、大きな可能性をこの地域に感じ、ここに不登校の子ども達が家族や友達と短期間過ごせるもう一つの家があったらおもしろい。

そう感じ、本プロジェクトを立ち上げました。

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はじめまして。特定非営利活動法人With優 代表の白石祥和と申します。

16年前の春に自分の思いをチラシにして米沢市内約7,000軒を自転車で一軒一軒回り、地域の方に伝えました。


「学校に行けない、行かないことを選択した子ども達のもう一つの学校を立ち上げたい」


そして、賛同者と共にWith優を立ち上げて一軒家を借り、学校に行けない、行かないことを選択した子ども達のもう一つの学校であるフリースクールを始めました。

現在は若者の就労支援事業が最も規模が大きいのですが、地域の方が利用することで若者の自立を支える会員制の居酒屋や、同じ趣旨で日中帯にトレーニングできるカフェ、フリースクールの生徒が地域と繋がれるカフェレストラン等の飲食店も展開し、地域全体を巻き込んで子どもや若者を支えて行ける地域社会を目指しています。

↑55万回再生、居酒屋ドキュメンタリー縮小版、4分程度の動画ですが是非ご覧ください。


解決したい社会課題

学校に行けない子ども達は年々増え続け、今年度は小・中学校だけでも国内で約29万人いると発表されました。

他に、別室登校等で教室に入ることが出来ない生徒はその倍以上いると考えられます。


私たちが普段、活動の拠点を置く米沢市においても学校に行けない子が何人いるのか、教室で学べない子が何人いるのか私たちは会議の中で知り得ていますが、会議の中だけで扱うものであり、公表することは許されていません。

それは多くの自治体でも同様、学校に行けない・行かないことを選択した子がこんなにいるのに知らないふりは出来ません。


「発信しないのであればないのと同じ」

私はそう思います。


「不登校」というレッテルを貼られて、自分の家から、部屋からなるべく出たがらない子ども達。

学校で学ぶべき教科教育は時間はかかるけど後から学び直すことは出来ます。

でも、学校に行けないことで家庭の中が暗くなったり、友達と遊ぶ機会がなかったり・・。

それぞれの地域に私たちがもう一つの学校を作るのは難しいけど、いつもと違う環境で家族と向き合ったり、学校の友達と一緒に遊んだり、または同じ境遇の子と語り合ったり、そんな場所は作れるかもしれない。

地域の方が応援しているよって気持ちを伝える場は作れるかもしれない。

家の中でずっとゲームをしている日があってもいいけど波の音を聴きながら、海風にあたって過ごす1日があってもいいかもしれない。

家の中だと家族とうまく話せないけど、夕陽の落ちる砂浜で散歩をしながらだったら話せることがあるかもしれない。


このプロジェクトで実現したいこと

ゲストハウス内には子ども用と保護者用で自由に自分の思いや海の家での出来事等を書いていただけるノートを準備しています。ご家族だけで泊まりに来たい、ゆっくりしたい方も同じような他の境遇の方の思いに触れることも出来ます。

海沿いの企業を訪問していてある旅館の女将さんが言いました。

「海は一瞬として同じ時はない」

同じような毎日を過ごしている子ども達もチャンスやきっかけがないだけで、一瞬として同じ日はない。同じ日が続くとも限らない。

でも、きっかけがあれば何かが変わるかもしれない。


大人もしんどい時になんとなく、海を見たくなる時がある。

子ども達にとって、親戚の家のような、故郷がもう一つあったらいい。

しんどかったらまたこの街に来てゆっくり過ごしたらいい。


お友達と来て、またはここで出会った子ども達と海水浴をしたり、釣りをしたり、一緒にご飯を食べて、寝て、真っ黒になって帰って欲しい。

スケジュール

2023年10月17日 借入れにて本物件を購入・引き渡し完了

https://maps.app.goo.gl/mbWDgfkWaYcxFEUo6

10月18日~ フリースクール生徒と大掃除&漆喰塗り

2023年11月14日 クラウドファンディング開始

2023年12月31日 クラウドファンディング終了

2024年1月~ 改修工事

2024年6月1日(土) オープン!



資金の使い道

トイレ・給湯器の改修工事 120万円

一室を図書室にするための改修工事 60万円

テレビ・電子レンジ等の家電購入費 40万円

テーブル・布団等の備品購入費 30万円 計250万円

物件購入費の300万円も継続して寄付を集めて支払う予定です。


最後に

本拠点を不登校の子ども達や引きこもり等の若者の利用に限定せず、会員制という形で広く地域の皆さまにご利用いただく形にしたのは不登校や引きこもり、その保護者の方の声や思いに触れていただき、少しでも地域全体で子どもや若者や支えていける地域づくりに繋がればという思いがあります。応援宜しくお願い致します。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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