社会課題の解決をみんなで支え合う
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プロジェクトオーナーの手数料の負担は一切なく、支援者さまからのご協力費(12%+税)により運営しています。

私たちについて 
・私たちは言語生活サポートセンターという、言語障害に特化した機能訓練事業所です。2013年10月に介護保険法の下での言語リハビリに特化した通所サービス事業所としてスタートしましたが、コロナ禍の利用者の低迷での休業を挟み、改めて障害者総合支援法の自立訓練(機能訓練)事業所として再出発をしました。しかし、新型コロナの影響はいかんともしがたく経営を厳しく圧迫しています。懸命に経営改善の努力をしておりますが、なかなか抜本的な改善には至りません。皆様の応援がどうしても必要です。地域で暮らしながら言語訓練を必要としている方々が大勢いらっしゃいます。どうぞ経営継続の応援をよろしくお願いいたします。
 設立までの経緯 
・ちょうど20年前、創立者の夫が脳塞栓で倒れ、重い失語症と右片麻痺の後遺症がある状態で退院しました。回復には長い期間がかかる失語症なので、最長6カ月の回復期病院のリハビリテーションだけでは社会復帰は絶望的です。しかし、地域には失語症の機能訓練を専門的に実施している事業所は1カ所もありませんでした。54歳だった夫はまだまだ働き盛りなのに、機能訓練もできず家で引きこもっているだけでした。これでは社会復帰も何もあったものではありません。復職ができないと分かったときには夫婦ともども途方に暮れ、数カ月泣き暮しました。ひとまず近くの障害作業所に通所するようになりましたが、当初は仕方なくだったものの仲間もでき、やっと夫の居場所ができたような安心感も持てました。それから20数年、その夫も後期高齢者となり、今ではデイサービスに通う日々です。 でも20年前のあの頃、地域に言語専門の機能回復訓練事業所があったとしたら、夫の「今」も変わっていたかもしれないと思うと、どうにもやりきれない気持ちが持ち上がってきます。 そのような経緯があって、若年〜壮年の方々が失語症になって社会復帰を考えた時に、地域で生活しながら機能訓練を受ける場所が必要だ、と確信し、この事業所を2013年に立ち上げました。しかし経営はなかなか大変で、機能訓練の事業自体が医療や福祉の関係者の理解を得られず、行政の支援も一切なく、毎年赤字経営を繰り返しています。機能訓練の必要性を皆様に知っていただき、事業所の経営を継続をご支援いただくために、このクラウドファンディングを立ち上げました。
解決したい社会課題

 ・障害福祉サービスの中でも機能訓練の実態はなかなか知られていません。自立訓練(機能訓練)事業所の経営維持に関しては、現在の障害福祉サービスが完全成果報酬となっているために、多くの事業者は経営を継続することが非常に困難となっています。大半の機能訓練事業所の一日の通所者数は一桁どまりであるものの、通所人数にかかわらず人件費(全員が専門職)や家賃等、多くの維持費が必要です。特に若年失語症者の就労・就学・社会参加には自立訓練の重要性がとても高く、その必要性を深く加味した報酬が必要ですが、現在行政の支援は一切ないのが現状で、多くの自立訓練事業者はその経営が困難になり、廃業を余儀なくされるところも多くあります。障害のある人にとって、自立訓練を重ね社会に復帰することこそ、人間としての尊厳を保持することであり、生存権の保障であると思います。

・障害者総合支援法の自立訓練(機能訓練)の経営には、行政の支援は全くありません。母体である機能訓練事業の存続が、まず必要です。ご支援をおねがいいたします。そして、安定した経営の中で、地域で生活しながら、言語の機能訓練の事業所が、そのノウハウを生かした新規事業の立ち上げにご支援をお願いいたします。

・障害者総合支援法の障害福祉サービスでは、障害のある人が年齢と機関を制限された環境で機能訓練をします。私たちは、自立訓練(機能訓練)が必要な方には専門職がしっかりとメニューを考えて、その人に合った言語の機能訓練を実施し、社会参加への第一歩を踏み出すお手伝いをしています。

このプロジェクトで実現したいこと 

・再三申し上げていますが、障害者総合支援法の自立訓練事業所の経営に、行政の支援は全くありません。訓練をする母体である自立訓練事業所の存続が何よりもまず必要です。正直なところ、存亡の危機です。重ねてご支援のお願いをいたします。そして安定した経営の中で、地域で生活しながら言語の機能訓練の事業所が機能していくことと併せて、そのノウハウを生かした新規事業の立ち上げにもご支援をお願いいたします。 障害者総合支援法に基づいた障害福祉サービスでは、障害のある人が年齢と機関を制限された環境で機能訓練をします。現在私たちは、自立訓練が必要な方には専門職がしっかりとメニューを考えて、その人に最適な言語の機能訓練を実施し、社会復帰への第一歩を踏み出すお手伝いをしています。 そのほかに、新しい自主事業ではミュージックセラピーや絵画セラピーの時間を開始したいと考えています。歌を歌ったり絵を描いたりする教室では、障害のあるなしを乗り越えてインクルーシブな教室を作っていきたいと思っています。 また、言語機能脳の回復には長い時間が必要なため、障害者総合支援法の支援の範囲から外れてしまった方(障害者手帳のない方、既に機能訓練の全期間を利用してしまった方、18歳以下の小児の方々、なんとか復職したがなかなか勤務先の会話についていけない方など)のフォロー教室なども、一般社会人として社会生活を送るためには必要不可欠です。 そして発達障害者・知的障害者及び既存制度の谷間にある失語症患者に対する音楽療法・絵画療法を用いたコミュニケーション能力向上訓練と、言語機能訓練のインクルーシブ教室・自主事業の開設も行いたいと考えています。

今後の予定は以下の通りです。

 2024年1月 : 自主事業の準備開始(チラシ作り、SNSでのご案内、各関係事業所へのチラシの配布)

 2024年2月 : 自主事業の募集 

2024年3月 : 自主事業の開始 

資金の使い道 

人件費:約150万円 広報費

   :約30万円 新規事業立ち上げ資金

   :教材70万円

 資金の使い道

 人件費:約150万円 広報費

   :約30万円 新規事業立ち上げ資金

         : 教材70万円


最後に

・最後に 失語症は、脳卒中や脳外傷による「話す・聞く・読んで理解する・文字を書く・計算する」などのコミュニケーション能力の障害(脳の中枢神経、言語野の損傷)です。 音楽療法や絵画療法は、歌唱・演奏・踊り・絵を描くことなどを通じて精神・身体・認知能力を改善に導く訓練であり、科学的なエビデンスに基づき医療・介護・障害福祉の現場ですでに実施されています。音楽療法は、発達障害者・知的障害者にとってはその非言語性による受け入れやすさも相まって、他者との関わりや自己表現力などのコミュニケーション能力向上に効果があるとされます。絵画療法は、気持ちや感情を絵で表現する能力を培うものですが(「絵は第二の言語」とも称されます)、特に発達障害者などにおいては非常に高い能力を発揮する場合もあり、自己肯定感を養う効果も大きいとされています。 失語症の言語機能訓練は言語聴覚士(国家資格)が担います。そして音楽療法士・絵画療法士(民間資格)の療法は失語症患者の言語機能訓練にも有効とされています。 長くなりましたが、本当に、どうしようもなく困っています。 皆様のたくさんのご支援をいただきたく、改めてお願い申し上げる次第です。

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/12/21 17:57

    12/18 グループ訓練今日の午後のグループでは絵を見て、そこから連想される職業や行事を思い出す練習をしました職業の名前が思いつかずに「学校」「会社」という返答も中には見られましたが2枚ともよくガンバって解いてくださいました書くこともとてもよくできていましたカタカナは苦戦しましたねさて写真の2...

  • 2023/12/16 21:06

    12/14 言語生活の日常今日は避難訓練をしました私たちの施設は4階にあります片麻痺の方も避難訓練の時だけはこの階段を一緒に降りて行きますSTや看護師が介助しながら、声をかけながらおりました。いざっという時は他の方法も考えられるとは思いますが訓練で一度やっておくと自信にもなりますね私たちの誘導...

  • 2023/12/01 17:10

    今日から12月「師走」ですが、私たちはゆっくり過ごし、利用者さんが安全に1日を送れるように、1年締めくりにしていきたいと思っています。さて、今日はグループの中での小さい「変化」についてお伝えしたいとおもいます。今日のテーマは「趣味」でした皆さん、今現在の趣味や、病前の趣味などさまざまなことをお...

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