十三崖にふたたび舞い戻れ!チョウゲンボウの里整備プロジェクト

キャンプファイヤー ふるさと納税のバッヂ

皆さんは、チョウゲンボウをご存知ですか?ハトくらいの大きさのつぶらな目の猛禽類です。そんなチョウゲンボウが世界で唯一集団営巣する崖が、長野県中野市の国の天然記念物に指定されている十三崖です。しかし、近年は集団営巣が見られなくなったため、私たちはその再生を目指し活動を行っています。

現在の支援総額
164,000円
支援者数
15人
募集終了まで残り
終了

現在10%/ 目標金額1,600,000円

10%
このプロジェクトはふるさと納税ポータルサイト「さとふる」に掲載されている、CAMPFIREがサポートしたプロジェクトです

※このプロジェクトの決済は、さとふるへ移動します。

このプロジェクトは、All-In方式です。
目標金額に関わらず、2024/03/29 23:59:00までに集まった金額がファンディングされます。

このプロジェクトは、2023-10-20に募集を開始し、15人の支援により164,000円の資金を集め、2024-03-29に募集を終了しました

プロジェクト本文

実施理由/背景

日本のチョウゲンボウの特徴である集団営巣を守りたい!

猛禽カフェなどでみかけるチョウゲンボウは輸入されたもので、亜種が異なります。日本のチョウゲンボウはくりくりっとした目が特徴で、頭も猛禽類の中ではちょっと大きめ。オスは青みがかった灰色をしていて、まるで坊主頭みたいです。メスは頭が茶色ですが、つぶらな目とあいまってとってもかわいいです。そんなチョウゲンボウですが、長野県中野市にある「十三崖のチョウゲンボウ繁殖地」は代表的な集団営巣地として国の天然記念物に指定されています。しかし十三崖での営巣数は年々減少し、近年は集団営巣が見られなくなってしまいました。
この集団営巣ですが、じつは日本のチョウゲンボウだけが数多く行います。海外のチョウゲンボウはほとんどが単独の家族で営巣し、集団営巣はまれです。なぜ日本のチョウゲンボウだけが多くの集団営巣を行うのかは謎でしたが、この謎が少しずつ解明されつつあります。私たちは、この謎解きから十三崖でチョウゲンボウが減少した理由を見つけだし、それを改善することで日本の特徴である集団営巣を復活させたいと考えています。

プロジェクト内容説明

減少してしまった中野市周辺のチョウゲンボウを増加させ、整備した十三崖に来てもらいたい

少しずつ分かってきた十三崖のチョウゲンボウの減少理由の一つは、崖面に崖下から外来植物のアレチウリなどのツル性の植物が伸びてきて、ヘビ類など天敵が近づきやすくなったことです。そしてもう一つの理由として、長野県北部地方のチョウゲンボウが少なくなり、十三崖に営巣するために飛来するチョウゲンボウも少なくなってしまったことです。私たちは、この二つの減少理由を改善する取り組みを行います。さらに、減少理由は他にもあると考えており、研究を継続します。

チョウゲンボウの住みやすい環境を整備します

天敵がツル性の植物をつたって崖面の巣穴まで近づくことを防ぐため、年3回、崖下の植物を刈り取ります。また、長野県北部地方のチョウゲンボウを増やすため、十三崖の周辺地域に巣箱を設置します。そして巣立ちの時期に巣から落下したヒナが自力で巣に戻れない場合は、一時的に保護し、飛べる状態にして放鳥します。
また足環や電波発信機を装着して行う調査や、羽根からDNAを抽出して行う分析を継続して行い、日本で集団営巣が多く行われることの謎解きから、減少理由の解明を行います。

目指すところ

チョウゲンボウが十三崖に舞い戻ってくれることを願って

今回のプロジェクトは、十三崖を整備し、周辺のチョウゲンボウを増やし、さらに研究を続けることで、日本の特徴である集団営巣を十三崖に復活させる試みです。日本は海外にないような自然条件をいくつも持っています。それらは、海に囲まれていること、高い山があること、森林が多いこと、たくさんの雪が降ることなどです。そしてこれらの総合的に表現しているのが、チョウゲンボウの集団営巣だと考えています。私たちはこのプロジェクトを実施することで、日本の代表的な集団営巣地である十三崖に、チョウゲンボウが再び舞い戻ってくれることを願っています。

寄付の使い道

寄付の使い道は主に以下の六つを予定しています。
(1) 十三崖の崖面や河川敷に繁茂した外来植物を刈り取ります。
(2) チョウゲンボウ夫婦が安心して子育てできる環境を少しでも増やすため巣箱を設置します。
(3) 公的機関などと協議し、巣から落下したヒナを保護して放鳥するためのエサ代や治療代をまかないます。
(4) 集まったお金で発信機を購入して、足環とともに装着して追跡します【設置には別途許可を取ったうえで行います】
(5) 集まったお金で、巣から落ちて保護中のヒナから落下した羽根や巣箱内にあった羽根からDNA分析を行います。
(6) 私たちの活動結果を講演会やイベント、ホームページなどで広報します。

自治体からのメッセージ

地域の特徴的な自然は、次世代に残したいふるさとの宝

中野市の北部には約1400mの山々と多雪地帯、南部には千曲川の氾濫原をもとに作られた水田地帯、その中間には夜間瀬川が形成した中野扇状地の果樹園が広がります。その多様な環境が、十三崖のチョウゲンボウの集団営巣の形成にも関係している可能性があります。私たちは十三崖のチョウゲンボウを通して、中野市の自然の特徴を明らかにしようとしています。この特徴は世界の中で、唯一中野市にしかないストーリーだと思っています。地域の特徴的な自然は私たちのふるさとの宝であり、日本の宝です。この宝物を、次世代に残していきたいと考えています。

お礼品について

ここでしか手に入らないチョウゲンボウグッズはいかがでしょうか

皆様からいただいた応援とご寄付に感謝を込めて、ここでしか手に入らないチョウゲンボウ関連グッズを贈呈いたします。

(1)チョウゲンボウの土鈴 オス(色塗り済)…中野市に伝わる郷土玩具「中野土人形」にちなんだ、チョウゲンボウの土鈴です。コロンとしたフォルムでかわいらしさを表現しました。
(2)チョウゲンボウの土鈴 メス(色塗り済)…以前大好評だった土鈴にメスが仲間入りしました。コロコロ音までかわいい♪
(3)チョウゲンボウの土鈴 雌雄セット(ミニサイズ・色塗り済)…土鈴にミニサイズが登場しました。キュートな手のひらサイズででインテリアに癒しを添えます。
(4)リンゴジュース…中野市のリンゴをぎゅっとしぼりました♪
(5)リンゴ…チョウゲンボウがネズミの被害から守っている果樹園で採れたリンゴです。
(6)ぼたんこしょう加工品…ピリッと辛い中野市特産のぼたんこしょうを食べやすくしました♪

事業スケジュール

10月から:応募開始
3月:巣箱設置、ホームページで情報発信開始
4~6月:十三崖での草刈り、発信機や足環を装着
7~12月:十三崖での草刈り、弘前大学と共同しチョウゲンボウのDNAを分析。結果はホームページでお伝えします!
1月~3月:巣箱設置

チョウゲンボウの繁殖期は3月~6月のため、3月までに巣箱を設置します。
4月から抱卵期、5月から巣内育雛期となり、発信機および足環は6月の巣立ちの時期までに装着します。
DNA分析は弘前大学との共同研究です。分析結果は追跡結果とともに、ホームページにて情報発信します。
研究と結果の広報、そして保全へのフィードバックの循環は今後も続きます。今後ともご支援よろしくお願いいたします。

【寄付に関する注意事項】
目標金額に到達しなかった場合の寄付金の返還はございません。
目標金額に到達しなかった場合、お預かりした寄付金は自治体内で使い道を検討し、自治体が取り組む各種の事業に活用させていただきます。
目標金額を超過した寄付金の取扱いについては、各自治体の判断となります。
また、クラウドファンディングの目標金額到達前に、自治体またはさとふるの判断により、寄付の受付を停止する場合があります。あらかじめご了承ください。
お礼品をお受け取りいただける金額以上の寄付であり、且つ、お受け取り辞退のご希望がない場合は、目標金額到達の如何を問わずお礼品をお受け取りいただけます。
サイト上で表示される寄付金額の数値は、入金が確認できた寄付金の合計となりますため、即時反映されるものではないことをご了承ください。
受付終了後に入金が確認できたものについては、受付終了後に数字を更新いたします。

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