◎オンドル部屋の断熱ワークショップ&ノウハウ共有グループを作って快適な家づくりを広めたい!

壁や床に断熱材などを入れ、外気温の影響を減らすことで「夏は涼しく、冬は暖かい」住環境をつくる断熱技術。今回のプロジェクトは、築80年の古民家で断熱リノベーションワークショップを行い、その技術をたくさんの人とシェアする企画です。

現在日本の家の断熱レベルは低く、全体の7割弱が断熱性能不十分といわれています。そのため冷暖房費が高くなり、家が寒いので体への負担も大きいのが現状です。もちろん、古民家の我が家も例外ではありません。この状況を改善するため、この冬は数少ない断熱の専門家を招待し、断熱技術の講義や断熱DIYのワークショップを開催することにしました。

リノベするのは、薪を使って床下を暖める韓国の伝統式床暖房、「オンドル」のあるリビング。本格的な断熱DIYはもちろん、特別な工具がなくてもすぐに導入できる断熱方法などもシェアする予定です。また、ワークショップをオンライン体験できるコミュニティでは、同じ志の仲間が交流し合う場を作りたいと思っています。質疑応答、材料や道具の紹介、参考文献やDIYのコツ、断熱補助金の申請方法なども発信予定。

冬の寒さに困っている人たちは、きっと私たちだけじゃないはず。「冬は寒いもの」と我慢せずに、快適で暖かい家を自分たちで作ってみませんか? 仲間になってくれる方、そして断熱という技術を広めるこの挑戦を応援してくださる方を募集します!


◎自己紹介


こんにちは。福岡県糸島市で”食べもの・お金・エネルギー”をつくる「いとしまシェアハウス」を10年運営する畠山千春・志田浩一です。海の見える棚田が美しい小さな集落で、個性豊かな仲間たちと一緒に田んぼや畑・猟を行い、築80年の古民家を改修しながら暮らしてきました。天気の良い日は自家太陽光発電で暮らし、庭ではニホンミツバチも飼っています。田舎暮らし体験や棚田の風景を守る棚田オーナー制度などのプロジェクトを実施し、多くの人に里山保全活動を提供しています。


約築80年のいとしまシェアハウス

◎このプロジェクトで実現したいこと

セルフリノベを10年してきた私たちが、断熱の技術を知って一番に感じたのは「もっと早くに知っておきたかった!」ということでした。なぜなら、断熱工事をするために一度リノベをした場所をまた工事しなおさなければいけないからです。リノベ前に断熱の知識があったら…!と何度思ったことか。

セルフリノベを考えている人たちが、私たちと同じような苦労をしないように。そして、「今の家を少しでも快適にしたい、無駄なエネルギーを削減して光熱費を節約したい」という人たちが、DIYで気軽に断熱にチャレンジできるように、今回の経験を多くの人にシェアできればと思っています。


美しい縁側も寒さの原因の一つです。


断熱技術を取り入れると、

(1)暖房代や光熱費が安くなって、お財布にやさしい
(2)快適な室温になり、体への負担が少なく健康的な暮らしが送れる
(3)化石燃料を使う量が減るので、環境にもやさしい

という3つの効果があります。体にもお財布にも、そして環境にもやさしい、すごい技術なのです。

古民家に住んでみたい人はもちろん、気密性があるマンション暮らしの方は古民家よりもっと簡単に断熱効果が出るといわれているので「おうちをもっと快適にしたい」という全ての方が「私にもできるかも!」と思ってもらえたら嬉しいです。


◎プロジェクト立ち上げの背景

私が断熱という技術に触れたのは、8年以上前。すごく正直なことを書くと、当時は「古民家に断熱は難しいのでは」と感じていました。

そもそも、夏を旨として”通気性”重視に作られた古民家に”気密性”を求めること自体がミスマッチというもの。土壁や漆喰などの自然素材を使い、家全体が呼吸するように作られていたこの家の特性を壊してしまうようなことをしたくない。そして、断熱材とはいえ、環境負荷が高い石油由来のものを大量に使うことにも抵抗がありました。

昔の人たちは、この家で夏も冬も過ごしてきたはず。この家で紡がれてきたカルチャーを守りたい、そんな信念もありました。

でも、その気持ちが揺らいだのが体調を崩し寝込んだ2年前の冬でした。家がとにかく寒く、暖房をつけても暖気が外に漏れ出て行ってしまう。さらに外からの冷気が吹き込んできて、辛く苦しい冬を過ごしました。家の快適さが体に与える影響が、こんなにも大きいのだと実感しました。

みんなでリノベして作った納屋のイベントスペース。ここでリモートワークするシェアメンバーも。

そして、古民家のエネルギー効率の悪さにも驚きました。暖気が逃げてしまい、大量の灯油を購入せねばならず光熱費が上がって大変な思いをしました。というのも、日本のエネルギー自給率はたったの4.4%。毎年20兆円以上の化石燃料を海外購入に依存している現状で、最近は電気代やガス代の高騰も問題になっています。経済的な側面だけでなく、環境への影響という意味でも「一度設置すれば何年も効果を維持できる断熱材より、毎年化石燃料を大量に使うことの方が環境に悪いのでは?」と思うようになりました。

また、気候変動問題により、真夏の暑さも異常になってきています。この暑さを凌ぐため、”冷房要らず”といわれていた古民家でも冷房を導入する人たちが増えてきました。断熱技術は冷房の効率を上げるときにも役立つため、今後は冬だけでなく夏も必須の技術になってくるのではないかと考えています。

夏でも冬でも、未来の自分たちが幸せに暮らせるよう、「断熱」を取り入れることを決めました。

雪が降ったあとの庭。

◎絶望していた私たちの希望、「ゾーン断熱」

とはいえ、気密性とは真逆をいく性質を持ったこの家を、どうやって断熱していくか。過去に取り組んだ事例を調べてみると、古民家の断熱にかかる費用はなんと約3000万円〜4000万円。その途方もない数字を見て、愕然としました。やっぱり古民家の断熱なんて無理なんじゃないか……。

諦めそうになったときに出会ったのが、一級建築士であり省エネ建築診断士の内山章さんでした。彼のアイディアは、この広い家の全てを断熱するのではなく、必要な部分だけを快適に過ごせるよう断熱する「ゾーン断熱」をすること。

吹き抜けで明るいけれど、恐ろしく寒い土間。美しいけれど冷気が入ってくる縁側。「ここは思い切って外とみなしましょう!そして、その内側にあるエリアの断熱をしっかりして、快適に過ごせる場所にしましょう」と提案してくれたのです。眼から鱗でした。我が家を一気に全部断熱するとしたら3000万円近くかかってしまうそうですが、ゾーニングしながら時間をかけてセルフリノベすれば実現不可能ではなさそうです。

冬は寒い古民家でも、春・夏・秋はとても心地よく暮らせます。縁側から差し込む光に癒されたり、建具を全て取り除き風通しを良くした広い部屋でゴロンと寝転ぶのは最高に気持ちが良いもの。今回は、この古民家ならではの良さを残しながら、さらに安価で挑戦できる「ゾーン断熱」を取り入れることにしました。


断熱リノベ予定のリビング。床下はオンドル暖房が入っています。


◎バイオマスエネルギーで暖まる部屋を作りたい!

私たちが断熱に挑戦するのは、日中メインで過ごすリビング。ここには、2014年に韓国の伝統式床暖房のオンドルを作りました。これは、床下で火を焚き、その煙が床下に敷き詰められた蓄熱性の高い石を温め、床下を温める技術です。

石から出る遠赤外線がじんわりと体を温めてくれるので、韓国では病気の人の治療や産後の経産婦さんのケアなどにも活用されてきました。少ない薪で部屋が暖まるのでエネルギー効率が良く、事前に床下を温めておけば薪4〜5本で次の日まで暖かく過ごせます。

この部屋に断熱技術を導入すれば、暖気が逃げにくい快適な部屋になるはずです。さらにオンドルは薪を使って火を焚くので、化石燃料を使わずにバイオマスエネルギーで部屋を温めることができるのです。


縁側の床下でオンドルの火を焚きます。


韓国から先生をお呼びして行ったワークショップにて。床下はブロックで煙の道を作っています。
そして、次に挑戦したいのは、お風呂。寒暖差によるヒートショックなど、健康リスクの高い場所だからこそ、暖かい場所にしたい。けれど、家の外側にあるお風呂を断熱するのはすごく難しいので、思い切って冬用のお風呂を外付けで設置するのはどうだろうか?というアイディアをいただきました。ここは断熱と気密性に振り切って、ユニットバスが導入できたらと思います。安心して裸になれる、そんなお風呂を作りたいです。

光が入ってきて気持ちの良いお風呂。でも冬は足元からキンキンに冷えてしまいます。

大きな古民家なので、一気に断熱すると予算も人手も足りません。けれど、毎年少しずつセルフリノベすることで、自分たちの手の届く金額で、手の届く範囲で快適な家をつくっていけたらと思っています。そしてこれを機に、断熱の技術や経験をシェアするコミュニティが作れたら良いなと思っています。


◎ワークショップの内容

ワークショップは、12/9-10の二日間。一級建築士であり省エネ建築診断士の内山章さんを講師に、オンドル部屋を含むリビング二間を断熱します。

(1)講演:内山章さんによるDIY断熱に関する講演を行っていただきます。
(2)断熱障子の作成:障子を断熱することで部屋を暖かく保ちます。また、縁側から入ってくる冷気も防ぎます。
(3)天井の断熱:天井から暖気が抜けていくのを防ぐため、部屋の天井に断熱材を入れていきます。
(4)床下に透湿防水シートを張る:床の隙間から冷気が上がって来るのを防ぎます。
(5)押し入れ床の張り直し:実は床板が薄く、冷気が入ってきやすい押し入れ。断熱材を入れて冷気を防ぎます。
(6)天井に断熱パネルを入れる:1階の暖気を逃さないために、2階の床部分に移動可能な断熱パネルを設置する予定です。


↑講師の内山さんが過去に行ってきたワークショップの動画です。

断熱不十分の建築物が約7割という状況の日本では、断熱の概念がまだ十分に浸透しておらず、断熱・気密を正確に理解している施工者と出会うことはとても難しい状況です。今回は日本でも数少ない断熱のプロを招待し、断熱技術についてのお話や断熱DIYのワークショップを行っていただきます。ワークショップでは、本格的な断熱DIYはもちろん、特別な工具を使わずに作れる断熱グッズなども作成していく予定です。

ワークショップの様子は、LINEのオープンチャット「いとしまDIY断熱プロジェクト」にて、写真やテキストなどで共有されます。アーカイブも残す予定なので、当日参加できない方も後から見返すことができます。

また、購入した材料や道具の紹介、参考になる本の紹介やDIYのコツ、賃貸でもOKな補助金の申請方法なども発信していく予定です。プロジェクトに参加された方は質問なども可能。「断熱に興味があるけど1人でやるにはハードルが高い…」という方は、このコミュニティで仲間を作ってみませんか?

◎講師プロフィール

内山章(ウチヤマアキラ)

一級建築士。省エネ建築診断士。スタジオA建築設計事務所 代表取締役。株式会社エネルギーまちづくり社 取締役。住宅・集合住宅を中心に建築・インテリアを多数設計。新築だけでなく既存建築の耐震性や断熱性など性能向上、遵法性の改善などのリノベーションや、高断熱高気密の高性能でデザイン性の高いエコハウスやエコタウンの企画・開発・設計などを行う。2016年より全国各地で断熱ワークショップを開催している。


ワークショップでは、一緒に現場で手を動かしてくれる、大工技術のある方を募集しています。大工技術のある方は、ワークショップの参加費はいただきません。今後需要が高まってくるであろう断熱技術を、現場の実践から学んでみませんか?「我こそは!」という方は、こちらのフォームよりお申し込みください。

http://itsmsh.com/blog/2023/11/08/dir-2/


◎スケジュール

2023年 10月 断熱資材の調査・購入
2023年 11月 クラウドファンディング終了
2023年 12月9-10日 断熱ワークショップ開催・オンラインコミュニティ開始
2024年 1月 完成ワークショップ開催(予定)
2024年 2月 リターン発送


◎資金の使い道

材料費:約30万円
ワークショップ開催費用:約10万円
コミュニティ運営費用:約10万円
ユニットバス導入:約80万円
人件費:約30万円
リターン製作費、送料:5万円
手数料(17%+税):約10万円

◎最後に

20代の頃は、寒さは気合で乗り切れる!と思っていました。ただ、30代になって子どもを産み、暮らしも自分も大きく変化してふと気がついたのです。「10年後、20年後。私はここで気持ち良く暮らしていけるだろうか?」と。その疑問が浮かんだときに出会ったのが、断熱という技術でした。

断熱は、とても地味な技術です。目に見えづらく、自分自身も断熱の必要性に気がつくのに何年もかかってしまいました。けれど、しっかり断熱リノベされた友人の家での快適な体験をきっかけに断熱に目覚め、「自分の家もこれだけ暖かくできたら…!」と強く思うようになったのです。

私たちの試行錯誤が、誰かの役に立てますように。古民家断熱ワークショップをきっかけに、みんなの家が少しでも快適になったら嬉しいです。私たちの初めての挑戦、応援よろしくお願いいたします!


サステナビリティにおいて常に時代の先をゆく「いとしまシェアハウス」が、新たな難題に挑む。日本が世界に遅れをとる「家屋の断熱」である。このプロジェクトの成功は、日本の未来を明るくする——なぜなら、多くの人たちが低コスト実践可能となり、寒暖差が年々激しくなる気候への有効な対策となるからだ。

四角大輔|Daisuke YOSUMI
執筆家・環境保護アンバサダー
レコード会社のプロデューサーとしてミリオンヒットを10回記録した後、絶調期にニュージーランドに移住。湖畔の森でサステナブルな自給自足ライフを営みながら、超時短ワークスタイルを実践中。著書に、『超ミニマル・ライフ』『超ミニマル主義』(ダイヤモンド社)、『自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと』(サンクチュアリ出版)など。

これからの時代、我慢しながら環境負荷の少ない暮らしをするのではなく、知恵を絞って快適にエネルギー負荷の少ない暮らしを実現していく時代に入ると思います。新築住宅が高すぎて買えなくなり、中古住宅を快適にリノベして暮らす技術が求められる時代だからこそ、古民家という地域の風景を残せる建物でも快適に住める可能性が断熱改修の中にはあります!糸島シェアハウスはそんな時代を切り開いていく存在になる!!応援しています!!!!!

東野唯史(あずのただふみ)
地域資源のリユースカンパニーReBuilding Center JAPAN代表。2022年には上諏訪駅周辺のエリアリノベーションを手がけるすわエリアリノベーション社設立。2017年に断熱に目覚め、2018年に築50年の空き家を断熱改修したリビセンエコハウスを手がけ断熱の布教活動もしています。


「暖かいことは幸せなことなんだ」当然のことの様ですが、2016年初めての南房総での断熱ワークショップを終えた時に感じたことです。自らの手で、みんなの手でDIYを重ねた結果、あんなに寒かった古民家が、ほんのりあったかくなった!この嬉しみを、もっと多くの人に知ってもらいたい。千春ちゃんたちの古民家にも、そんなポカポカした幸せが生まれることを願っています。応援しています。

河野直
つみき設計施工社共同代表/一般社団法人The Red Dot School代表理事/ 東京大学研究員
2010年につみき設計施工社を起業して、ともにつくる!を合言葉に参加型リノベーションに取り組んでいます。2016年から南房総リパブリックさんたちと一緒に、断熱ワークショップを開始。古民家の大広間が、本当に暖かくなった瞬間のことは忘れられないな。


いとしまシェアハウスと言えば、オンドル。あのじんわり暖まる幸福度の高い床を最大限に活かすためには、やはり「断熱」だった模様。僕はオンドルと断熱が組み合わさった世界線を見てみたい。というかそこで猫のように寝たい。願いを叶えてくれ!

植原正太郎
NPO法人グリーンズ 共同代表
2014年10月よりWEBマガジン「greenz.jp」を運営するNPO法人グリーンズにスタッフとして参画。2021年4月より共同代表に就任し「いかしあう社会」を目指して健やかな事業と組織づくりに励む。同年5月に熊本県南阿蘇村に移住。釣りとスノボーと自給自足がしたい二児の父。


古民家は寒く、夏はもはや暑い。それを解決するのがこのプロジェクトだと思います。
自分たちも10年前に飛騨で巨大古民家を譲り受け、そこからコツコツとリノベしてきました。住み始めた頃に感じたのは、古民家はとんでもなく寒く、熱がどんどん逃げるので、快適性とはかけ離れた空間ということ。そのかわり夏は涼しい!最高…だったのは少し前までの話で、最近の異常な暑さでは熱風が吹き込み、古民家の良さは年々失われているように感じます。人が長く滞在する家であれば、快適性を求めるのは当然です。家自体も大きく、全てを断熱改修するのはとても大変ですが、ゾーン断熱で古民家らしさと現代の快適さのいいバランスを見つけてほしい!全力で応援してます!

白石達史・実果


僕はこのプロジェクトをめっちゃ応援します!! 実体験を持っていいますが、寒い冬も暖かい家は、人をものすごく健康にして、幸福にします。それだけじゃなく、人が集まる家になり、人と人がつながります。断熱DIYワークショップを開くと、作る過程でも仲間や友人もできます。家を暖かくしようとしたら、人と人のつながりで、さらに暖かくなった。そんなムーブメントが日本に広がっていることをとても嬉しく思うし、そのためにも、このプロジェクトがうまくいくことが大事なんです。みなさんもこのプロジェクトを応援して、断熱DIYを日本中に広げていきましょう!


撮影秋山まどか

鈴木菜央
NPOグリーンズ共同代表・チーフ関係性オフィサー/武蔵野大学工学部サステナビリティ学科准教授
ウェブマガジン「greenz.jp」を創刊。いすみローカル起業プロジェクト、いすみ発の地域通貨「米(まい)」、パーマカルチャーと平和道場、トランジションタウンいすみなどを共同で立ち上げ、いすみ市での持続可能なまちづくりに取り組む。武蔵野大学では「リジェネラティブデザイン思考」を研究中。著作に『「ほしい未来」は自分の手でつくる』など。


自給自足の持続可能な暮らしの探究者として先駆的存在であったいとしまシェアハウスが、大家であり運営者でもある畠山千春の自らの健康被害の体験から、極めて現実的なゾーン断熱に真摯に取り組み、普及の一端を担うことは、地方を中心に空き家大国となる日本の未来の大いなる希望だと思う。心から応援したい。



青木純
株式会社まめくらし代表 株式会社nest共同代表 大家の学校主宰。
東京都豊島区を舞台に⼈中⼼のウォーカブルなまちづくりを公⺠連携で推進。「まちのもう⼀つの⾷卓」がコンセプトの飲⾷店「都電テーブル」、「まちなかリビングのある⽇常」の⾵景を地元企業と共創する『IKEBUKURO LIVING LOOP』などに取り組む。また、草加市・沼津市・岐⾩市など全国各地でリノベーションまちづくりのアドバイザーを担う。


まがりなりにも工務店を営んでいるので、古民家断熱というジャンルには興味があるし、度々取り組んでいます。DIYで古い家をいじるときは大抵天井を抜いたり壁を抜いたりして大空間を作ろうとしてしまいがちなので、結局より寒い家に住まざるを得ないという状況をしばしばお見かけしますが、いとしまシェアハウスは初期からオンドルを取り入れたり、不必要に天井抜いたりしていないイメージで寒さ対策頑張っているなぁと思っていましたが、やっぱり寒かったんですね。美しい縁側がやはり寒さの原因ですよね。一度直してると再度DIYするのが億劫になってしまうのもとてもわかるぅと思いながら記事を読んでいます。共感しかないです。本当に戦いながら生きている人たちなので尊敬しています。

断熱リノベを広げるというのももちろん大切だと思いますが、いとしまシェアハウスチームの生き様がもっと多くの人に届けばと思って応援しています!千春ちゃんコーイチくんがんばれー!

宮原翔太郎
鳥取県指折りの公共性の高い空間である喫茶ミラクルを運営する傍ら、ガテンの魅力を更新し続ける工務店、令和建設の代表。かつてはパーリー建築という伝説の建築工法を提唱し全国を駆け抜けた。


既存住宅の断熱リノベは私自身も昨年取り組み、その効果にただただ幸福度があがっているのですが、それが趣のある古民家で実践されるとは!!(うちは昭和のただの古い家で実践)断熱された家の快適さ、素晴らしさは体感しないとなかなか伝わりづらいものですが、1人でも多くの人が技術を学ぶことができ、一つでも多くの家が断熱されることを心から願っています!応援!!

せいこ
中古住宅を断熱リノベした【やさしいシェアハウスin佐世保】を運営。環境にやさしい、身体にもやさしい、入居期間中は”やさしい担当”として自分にも人にもやさしくいられるシェアハウスを目指しています。

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