※2024/1/22 追記【目標金額達成のお礼】
おかげさまで目標の70万円、ネクストゴールの100万円を達成できました! ありがとうございます。いただいた支援金は大切に使わせていただきます。 終了までまだ時間がありますので、今後はネクストゴール【150万円】にチャレンジします!
最後まで走り切りますので、応援よろしくお願いいたします!
はじめまして。一般社団法人 台湾世界遺産登録応援会 代表理事の八田と申します。私たちは、台湾の世界遺産登録候補地18ヶ所の登録を実現し、平和な世界や観光・地域振興を進めるために活動しております。
今回、私たちがプロジェクトを立ち上げた理由は、世界遺産登録候補地18ヶ所の中の一つであり、日本統治時代にヒノキの製材開発のために鉄道を敷いた、阿里山(ありさん)国立公園での「ヒノキの植林プロジェクト」を台湾・日本で一緒に盛り上げたいと思ったからです。
なぜ、盛り上げたいのかというと、2つ理由があります。
1つ目の理由は、観光・地域振興のためであり、美しい自然・文化・歴史のある阿里山(ありさん)国立公園を日本の皆様に知っていただきたいからです。当協会では「スタディーツアー」といって現地を訪れる前に、自然・文化・歴史を事前に学習していただいています。「過去にここでこんなことがあったんだなぁ。日本とのつながりはこうだったんだなぁ」と現地で体感していただくことで、「単なる観光」で終わらせず、奥深い文化体験をしていただいています。
そして、2つ目の理由は、この地の世界遺産登録を進め、より世界を平和にしていくためです。世界遺産登録は、現地の住民・団体と関わる方々の声・想いがないと、台湾政府を動かしていくことができません。このエリアでは、阿里山世界遺産協会、台北旭日ロータリークラブが設立されていて、現地の方々の熱量も高いです。
世界遺産登録の応援活動をしている中でよく聞くのは、「世界遺産=その国だけのものでしょう」という声です。もちろん、「その国の誇り」や「観光振興としてのメリット」という意味もあると思います。例えば、日本では多くの寺・神社が世界遺産登録をされていることから、海外旅行客がそこを訪れています。観光・地域振興の面だけが目立ちやすいのですが、それだけではありません。
大前提として、
「世界遺産は、人類の宝」
なのです。
ー戦争は人の心の中で生まれるものであるから、
人の心の中に平和のとりでを築かなければならない
(ユネスコ憲章前文より)
人類のものだからこそ、
「一緒に守り、次世代に引き継いでいこう。決して戦争などでなくしてはいけない!」
という世界平和への意識も高まるのです。今、「台湾有事」というワードが飛び交っていますが、武器で争い合うのではなく「世界遺産」を通じて「お互いを理解し合う・大切にし合う」という美意識・価値観が必要です。
そういった大切なことを伝えていけるものが「世界遺産」なのですが、実は台湾の世界遺産の数は0。
美しい自然・文化が無いのではなく、国連やユネスコに加盟していないためです。
世界遺産条約は政府間条約であり、登録の申請は政府が行うものなのですが、台湾政府の課題は山積み。だからこそ求められているのは、台湾の地域が声をあげることです。そして隣人たる私たち日本人から応援することも大切なことだとと考えます。
阿里山国立公園の特徴は、ヒノキの生い茂る大森林。しかし実は1900年代初頭から建築資材のために伐採されはじめ、阿里山鉄道によって運ばれてしまいます。
植林も行われましたが、阿里山古来の植物の生態系は地球の長い歴史の中で見れば、急速に変化しました。そこで、当協会の創立10周年記念事業として、「千年未来阿里山御神木林業活動」と題し、台湾と日本が協力して、千年後の阿里山にタイワンヒノキとアカヒノキの苗木を植樹し、今後も植樹を続ける行政院農業委員会林業局の林業活動を支援します。
2023年7月、私たちはその第一歩として、植林地域に入り、3本の苗木を植えてまいりました。このことが、台湾のテレビ局にも報道され、YouTubeでも掲載されています。
この植林プロジェクトをさらに加速するために必要なのが、共感いただける方とのご縁を増やすことと植林のための資金調達なのです。クラウドファンディングであれば、この2つの課題をクリアできると思い、チャレンジを決意しました。住民・団体、国を超えた連携によって、世界遺産候補地の中でも「モデル事業」として取り組み、他の候補地にも広げてまいります。
当協会が発足したのは2013年8月12日のことでした。設立したのは日本で生まれた台湾人の辛さんです。
辛さんは長らく広告・イベント業を営まれていたのですが、台湾人の母・父が亡くなったことや、2011年3月11日に起こった東日本大震災を機に台湾のことを強く意識するようになったといいます。
「なんで台湾の人たちは、日本を真っ先に支援してくれるんだろう?子どもたちまで自分のお小遣いを出してくれるんだろう?」
その疑問から辛さんは日本と台湾の歴史を学び直していったのです。すると、わかってきたのが、「50年間も日本であったことや、日本統治時代に八田與一技師が建造した烏山頭ダムや、雄大な景観の太魯閣渓谷などを、今の台湾が守ってくれていること」でした。
また、おじいちゃん・おばあちゃんが子ども・孫に「日本人は本当に優しい。規律正しく、美徳がある」と当時のストーリー・エピソードを伝え続けてくれていたことが代々受け継がれているから、台湾人は日本人を尊敬しているし、大好きなのです。辛さんがそういったことがわかってきたのが2012年・・・協会を立ち上げる1年前のことだったそうです。
そのタイミングで作家の平野さんと出会い、台湾の世界遺産登録の課題の話を聞き、一緒に「世界遺産登録候補地18ヶ所の魅力が伝わる本」を作ることになりました。
この本は、平野さんのアイデアで、「世界遺産候補地の価値を本当に理解している人」に書いてもらうことに。例えば、鉄道の地であれば、鉄道オタクのユニークな視点を持つ人にです。文章が伝わりづらい部分は、平野さんに編集してもらうことでクリアできました。この本は現在、台湾・日本の両国で出版されています。
この本の出版は大きな前進だったのですが、辛さんは広告業をしていたこともあり、「本だけじゃなく、自分たちでメディアを作って人々に伝えていくための団体を作りましょう!」と行動されたことで、2013年8月12日に一般社団法人 台湾世界遺産登録応援会が生まれ、今に至ります。
2003年時点では、世界遺産候補地は7ヶ所しかありませんでした。しかし、その後、各地域で声をあげていったことで台湾政府が候補地として認定していき18ヶ所に広がっていくようになりました。決して簡単なことではありませんが、「声をあげることで形になっていく」と確信しております。
世界遺産には普遍的な価値があります。それは、歴史教育、平和教育、保全教育の3つです。台湾の価値を小籠包やマンゴーかき氷で終わらせてはなりません。
当協会のコンセプトは、「学んで、旅して台湾と日本の絆を深める」。日本の方に台湾での奥深い文化体験をしていただきながら、世界遺産登録を進めていけるようこれからも活動していきますので、ご協力、応援いただけると嬉しいです!
よろしくお願いします!
ご支援いただいた資金は、一般社団法人台湾世界遺産登録応援会の活動資金として大切に使用させていただきます。
目標金額:70万円
(内訳)
社団の植林活動費:約40万円
広告広報費:約18万円
CAMPFIRE手数料:約12万円
【実施スケジュール】
クラウドファンディング終了 2024年1月31日
リターン発送 2024年3月から順次行います。
植林活動実施 2024年春(植林に最適な時期におこないます)
本文でお話した植林や書籍のリターン、スポンサー募集などのリターンもご用意しています。
詳しくはリターン一覧をご覧ください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。応援よろしくお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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