・自己紹介

こんにちは。徳柴農園の代表の堀内です。

私たちは高級茶で知られる「八女茶」を2016年より有機栽培しており、これを世界で販売していく取組みを進めています。今世界に出る第一歩を踏み出すところにあり、クラウドファンディングに挑戦します!

徳柴農園公式サイト:tokushiba.jp

(左:徳柴農園の仲間達  右:代表堀内利治、妻あずさ)


・「世界中に感動を届けたい!」想いでお茶を始めたお茶栽培

私(代表堀内、現在33歳)は20代前半の頃にはバックパッカーとして世界中を放浪していました。

旅先で出会う外国人に日本茶を振舞うと、緑茶はティーバックでしか飲んだことがなかった彼らは「とても美味しい!」と感動していました。

日本人としてとても誇らしく、その驚いた顔を見るのが喜びとなり、本物のお茶の美味しさを世界中に広めたいと思うようになりました。

そして、2016年に亡くなった祖父母の家がある「八女茶」で有名な福岡県八女市黒木町に移住し、お茶農家としての人生が始まりました。


・高級茶で有名な福岡県八女市黒木町笠原地区

八女茶は、江戸時代から高級茶として有名です。当農園は、八女茶発祥の地である福岡県八女市黒木町笠原地区にあり、その茶産業の歴史は今年でちょうど600年になります。

1423年、栄林周瑞という禅師が中国留学をした後に日本全国を旅し、この地を訪れました。

自然が美しく、またお茶の栽培に最適だとして笠原地区の山間地が気に入り、霊巌寺を建立したのがきっかけでそこから八女茶の生産は始まりました。

(左:笠原地区の風景 右:茶祖 周瑞和尚と霊巌寺)

笠原地区は標高が高い霧深い山間地で、お茶の栽培に最適な環境であり、生産される八女茶は古くより日本随一の高級茶のひとつとして知られています。


・しかしお茶産業が衰退。そんな中始めた挑戦

今はペットボトルのお茶が主流になり、急須で入れる煎茶の需要や価格が以前よりかなり落ちてきています。

近年燃料代や肥料代も上がり、お茶農家は本当に苦しい状況に追い込まれています。

加えて、都会に人口流出して後継者不足により廃業する農家が増えていることもあります。またこの先国内の需要がよくなる見込みもありません。

私はこのような状況で廃業された茶園を引き受けて、海外に売っていこうと一念発起しお茶を始めました。



・「本物のお茶」とは。環境や生態系との共存を意識した持続可能な徳柴流無農薬高バイブス農法!!

徳柴農園は、安心安全で美味しいお茶作りを追求しています。

お茶は昔から、嗜好品であると同時に薬用として用いられてきました。お茶にはたくさんの効能があります。それが昨今、お茶に使われる農薬の量が問題視されています。現在一般的な日本茶には効能と同時に農薬による健康被害が懸念されています。

そして、欧米では残留農薬の基準が厳しく、日本は欧米の700から2,500倍の残留農薬が許容されています。一般的な慣行栽培で作られたお茶は輸出することができません。また一般消費者の意識も高いので海外に売っていくには無農薬は必須です。

私がお茶を始める時には、海外で売りやすいようにというのもありますが、一番にはお茶は健康にいい物でなければならないという思いで、無農薬によるお茶作りを始めました。
私がお茶を始めてから間もなく、堆肥を自家製で作る農家さんと出会い、教えてもらいました。私たちは、自家製で作った堆肥のみを施します。買った資材は使いません。自前で堆肥を作ることで、肥料代がどんなに上がっても、どんな時代にも左右されないお茶作りを意識しています。

(左:堆肥作成中 中:堆肥によって肥されたふかふかの土 右:堆肥小屋)

畑に生息する害虫も益虫も雑草も、全て意味があってそこにいます。私たちは除草剤や殺虫剤、消毒などでそれらを排除する事はせず、自然や生態系との共存を大切に考えています。

また、廃業された茶工場を引き継ぎ、収穫したお茶を全て私たちの手で製造しています。煎茶だけでなく、抹茶や紅茶やほうじ茶も製造しています。

一般的にお茶業界では、お茶の生産と加工が分業されていることが多いですが、私たちは生産から加工までを一貫して行っています。堆肥の原料から加工までの全てのプロセスを説明できる事で、製品の安全性を高めることができると考えています。

(左:収穫したお茶の荷下ろし中 中、右:お茶工場にて製造中)

また、製品の安全性の証明として有機JAS認定を取得していますが、有機JASの審査の体質により、これだけでは安全性の証明には不十分であると考え、独自で200項目の残留農薬を検査して、全て検出されませんでした。

(200項目の残留農薬検査結果)

このように、安心安全で美味しいお茶を意識してお茶作りをしていますが、私たちが何よりも一番大切にしているのは、いい波動をもってお茶に触れ合うことです。お茶は植物で魂があり、波動が伝わり合うものだと考えています。

仕事中は冗談を言い合い、好きな音楽をかけて楽しくお茶作りに取り組んでいます。

バイブスは、目に見えない一番大切なスパイスです。そして、いいバイブスで作られたお茶は何よりも美味いと心から信じています!!

現在、思いを共にする若者も集まってきて、笠原地区で一番の面積(6Ha)を耕作しています。

みんなで試行錯誤と成長を繰り返しながらお茶作りに情熱を注いでいます。


・物はカナダで認められた本物。しかし、販売には大きな壁が

コロナ騒動が落ち着き、2023年の夏に初めて、代表自らお茶を持ってカナダに行商に行きました。

カナダを選んだ理由は代表がバックパッカー時代に毎年のように訪れていたため土地勘があるのと、協力してくれる友人が多いからです。

オーガニックショップやスーパーなどに営業したり、マーケットイベントに出店したりもしました。


(左:音楽フェスにて出店 中:日本茶ワークショップ 右:自作のモバイルティーショップ)

イベント出店では、私たちのお茶は大人気でした。

カナダは日本以上にオーガニックの意識が高いうえに、国内にお茶が無いカナダ人にとってお茶の生産者に会うことは相当に貴重な体験であり、感銘を受けてくれ、そして何より「本物の日本茶の美味しさ」を味わってもらえたことで、本当に喜んでもらえました。

飲んでくださった方のなかには「今まで飲んだお茶の中で一番美味しい」「コーヒーをやめたいと思っているのだけど、このお茶に替えればやめれそう」などの声があり、私たちのお茶は海外でも充分通用する、外国人に感動を与えられると確信を持ちました。

しかし、ショップやスーパーに行くとどこも言われたのが「物はいいしすぐにでも取り扱いたいけれど、商社などを通してほしい」とのことで、私たちから直接卸すことができず、販売にあたって超えなければならない壁がありました。。

そこで、大手の商社を介さずに、カナダの仲間達と協力してカナダに輸入、販売をやっていくことに決めました。コンテナで送り、カナダに倉庫を持ってそこから販売していく作戦です。

・海外アーティストとコラボしたパッケージ。新進気鋭の日本茶ブランド

カナダで知り合ったアーティストとコラボレーションして茶袋を作りました。

代表や、仲間達の趣味で「Art of Tea」というコンセプトで、4人のアーティストと4種類のお茶で、16パターンのユニークなパッケージデザイン。

これには消費者に選べる楽しさを、またアートを入れることで今までお茶に手が伸びなかった人たちにも選んでもらえるようにと、雑貨屋さんやおしゃれなカフェなど今までお茶が売られてないところにも売り込んでいけるようにという狙いがあります。

このように、これから先はアートとお茶を掛け合わせてブランディングしていこうという思いがあります。


・仲間と協力して、生産、加工、輸出、販売までを一貫して行う!カナダ法人も現在立ち上げ中

私たちの商品の強みは、生産者がきちんと「見える化」されていること。

パッケージに名前、ウェブサイトを入れることで、このお茶が誰がどういう思いで作られているかを伝え、また農家としてリアルな姿をお客様に知ってもらうことは、カナダなどのお茶が無い国で販売する上で、貴重な付加価値です。

しかし、大手の商社を介してしまうとそれがなくなってしまいます。また、価格的にも大手の基準の相場があり、厳しい物です。

「有機日本茶」として相場で取引きされるよりも「徳柴農園が作る有機日本茶」として生産から販売まで一貫して私たちで行うこと、それが私たちのできる最大限のブランディングであると考え、また生産者にも協力者の仲間達にも一番多く利益が残り、継続、発展していけると考えています。

現在カナダの仲間が法人の立ち上げを推進してます。

(協力者の仲間達、左からクバ、ラファエル、デイビッド)

カナダに販売拠点を置くことができたら、そこから私がまたカナダに営業の旅に行きます。狙い目は大手のスーパーやお茶屋さんなどではなく、大手商社の手が及んでいないあらゆる個人商店です。

SNSやネット上で通話が発達し世界中どこでも繋がれるこの時代に於いても、個人商店などでは一軒一軒に実際に足を運んで直接思いを伝える事が非常に有効なアプローチです。

私は元旅人であり、旅をしながら知り合いや協力者を増やしていく事は得意中の得意で、これが最もワクワクし、また強みを最大限に活かした自分にしかできない売り方だと考えています。



・最後に、思いとビジョン

私たちは、今主流の農業ビジネスとは相当に変わったビジョンを持っています。

作り方においては、慣行農業では雑草や虫、菌などを敵として捉え化学物で消滅させ、形が悪いものをB級品として位置づけし、形がいい物を大量生産、薄利多売するやり方が主流になっています。それを商社が買い取って大手スーパーなどに流されていきます。農家さん達は自分たちが食べる物は別に無農薬で作っていたりもします。そのようないわゆるファクトリーファームとは違い、自然にあるものと共存する作り方をしています。売り方もどこの誰がどういうふうに作っているかがわかる売り方に拘っています。

私たちが心を込めて作ったものを「本当に美味しい」と味わってもらい、安くは無い適正な金額で買ってもらうことは本当に嬉しくやりがいを感じます。

本来農業とはこうあるべきではないかと考えています。美味しいと言って買ってくれる人をがっかりさせたくないので、私たちの家庭内で飲みたくないお茶はもちろん作りませんし、もっと美味しいお茶を、と努力を惜しみません。

八女茶が始まって500年ほどは、農薬などは無く、こういうお茶が主流で、この地の茶産業は発展してきたはずです。それがここ100年足らずで農薬が使われるようになり、とくに最近になって廃れかけてきています。生態系をくずして環境に負荷をかけ、環境的にも、生産者の生活的にも持続可能とは言えない現状です。

少子化や不景気によって国内の市場が悪くなったのも大いにありますが、世界的に見ると人口は増え続けています。国内はピンチですが、海外はチャンスです。

私たちは昔ながらの考え方、農法を大事に考え、海外に出せるお茶(無農薬)を作り、時代に左右されない持続可能な農業を行い、今の時代のネットワークを利用して世界に挑んでいきます。
国内のお茶業界は本当に厳しい業界で、日本国内ではなかなか思うように売れてくれません。お茶を始めてから今まで生産の方はうまく行っていますが、経営的には非常に苦しんできました。お茶で生き残るには海外にうまく売っていくしかないと実感しています。

生産がうまくいきだした頃、まとまったお茶の量ができ始めた頃、いざ海外に行こうと思ってたタイミングでコロナが流行りだして海外に行けなくなり、私たちにとって辛抱の期間が続きました。その間に十分なお茶のストックができました。お茶はきちんと保管していればそこまで劣化する事はなく、私たちのお茶はむしろ熟成されて美味しくなっています。

コロナの騒動が明けた今、海外に売り込む準備は万全です!!

まずはカナダで挑戦してそこからアメリカ。うまくいけば、それをヨーロッパで、南米でと、世界中に広げていけます。

そして将来的には、この地区の廃業された茶園を無農薬栽培のお茶に切り替えることでこの地域の素晴らしい自然との共生を計り、九州八女の高品質なお茶文化を海外に広めて守り抜き発展させていくこと。従来の農業によって廃れかけたこの地区の歴史ある茶産業をV字回復させて地域に良い循環を生み出し、今や限界集落と呼ばれるこの歴史ある地域を再度盛り上げていくこと。

これを私たちの使命と考えています。




・スケジュール

2023.12月 クラウドファンディングスタート

2024.2月 カナダにて法人立ち上げ

2024.4月 返礼品配送

2024.4月 カナダにコンテナでお茶を送る

2024.5月 新茶シーズン

2024.6月 カナダに渡航し、お茶の営業の旅



・資金の使い道

目標金額 360万円

●カナダへのコンテナ送料 … 70万円

●私たちの活動費(新茶製造などにかかる経費、カナダの渡航費用など) … 230万円

●クラウドファンディング手数料など … 60万円


・リターンについて

買って応援して欲しいという思いでリターンには、自慢の徳柴農園の製品を用意しています。

よもぎ製品、有機茶、竹灯籠など。100%ナチュラルで自家製。身体に優しい本物ばかりです。

7777円以下のコースには私たちの販売サイトで10年間何回でも使える30%OFFのコードを。

11111円以上のコースでは特別支援者として、今回限定で配布する50%OFFのコードを付けてお届けします。

どれも試して欲しい、オススメしたい製品ですので、是非11111円の支援をご検討ください!!

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