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町出身の作家「細井和喜蔵」の生涯をたどった紙芝居動画です。「細井和喜蔵」は「女工哀史」で知られる作者で労働問題を提起し現在に至る労働条件の改善のきっかけとなった人物です。若くして亡くなったため今まで私生活はもとより、人物像は明らかにされていませんでした。

動画として制作したのは、紙芝居では読み継ぐことが難しく、多くの人に見てもらいたいという思いからです。

完成までには、足掛け8年の歳月がかかりました。私たちは、和喜蔵の生涯がどのような時代背景で、その功績が社会にどう影響をもたらし、現代に生きる私たちに繋がっているのか、歴史を辿ってみたいと思います。


細井和喜蔵と和喜蔵が眠る東京青山墓地の無名戦士の墓







マザーグースの会は、2011年に「エイエンノヘイワ」という紙芝居を作りました。それは、第二次世界大戦中に捕虜として与謝野町で苛酷な強制労働を強いられた、元イギリス兵フランク・エバンスさんの体験をもとにしたお話しでした




このお話は、フランク・エバンス氏が日本への憎しみを乗り越え、かつて捕虜として捕えられていた与謝野町に再訪したことがきっかけとして始まった交流の物語です。与謝野町とエバンス氏のふるさと、イギリスのウェールズ地方の小さな町との間で、今も高校生の交換留学の取り組みが20年以上続いています。2011年アベリスツイス高校生の来町時に初披露加悦谷高校平和学習 スクリーンでの上演

アベリスツイス大学の学生来町時 英語で上演

紙芝居舞台で上演     10年以上に渡って、町内外の小学校、高校、また関西の大学の平和学習、立命館大学平和ミュージアムなど、さまざまな場所で上演してきました。私たちは、悲惨な戦争の歴史を知ることで、二度と戦争をしてはいけないという思いを強くし、与謝野町の歴史を伝えることはとても大切なことだと思いました。

依頼があれば、どこへでも荷物を持ち出かけ、紙芝居の上演を続けてきました。今でも年に何度かは依頼を受けますが、私たちは、この40分に渡るお話を上演しながら、紙芝居として読み継いで行くことの人的な難しさと、多くの人に伝える限界を経験し、この課題に直面していました。そこで、このお話を映像という形で残し、町民の方々にもっと与謝野町での歴史の一部を知っていただきたいと考えました。私たちは、ボランティアグループですので、資金が不足しており、絵本として残すことも出来ませんでした。そこで、自分たちで紙芝居動画を作ろうと考え、絵を使う許可が得られたので、動画制作を学び、声と音楽を録音し、紙芝居動画として 「エイエンノヘイワ」を再制作することが出来ました。動画には、英語字幕を入れ、解説動画も制作しました。<糸井定次氏講演の資料をまとめ解説動画として追加制作しました。実際の写真をたくさん入れています。>

 <動画は昨年(2023年)1月に与謝野町ケーブルTVで放送され、少なからず反響を頂き、この度与謝野町図書館と与謝野町アベリスツイス友好協会にDVDを寄贈しました。>

これまであまり語られなかった、町出身の作家「細井和喜蔵」について調べてみようと思ったのは、2011年の『エイエンノヘイワ』紙芝居完成の数年後でした。和喜蔵は無名のうちに若くして亡くなった為、その生涯を追うことは、困難を極めました。完成までには何度も挫折し、足掛け8年の歳月がかかり、今年ようやく台本が完成しました。

今回は最初から動画制作を目標に、絵を描いていただきました。物語は、丹後編、大阪編、東京編の3部作の長編になります。(約90分) 前回同様 素人制作ではありますが、自分たちで音楽を決め、声を録音し、動画制作をしました。しかし、コロナ禍で補助金が減額されたことと、雑費などが増えてどうしても賄えていません。

丹後編丹後編

大阪編

東京編 


和喜蔵の作品は、ふるさとの美しい風景や感動的な瞬間を描いていますが、残念ながら与謝野町の観光ガイドにはその名前が存在しません。私たちは子供たちが郷土の歴史を理解する機会が不足していることを心から惜しんでいます。和喜蔵の現代社会への貢献を誇りに思い、この物語を通じて多くの人に彼の生涯に触れてもらいたいと願っています。

   加悦奥の鬼子母神境内 和喜蔵碑

細井和喜蔵について書かれた本は何冊かあります。しかし、生い立ちから亡くなるまでを「ものがたり」で綴った本はなく唯一の作品です。しかしコロナ禍の影響での補助金の減少もあり、絵の費用など全ての費用を現状では賄うことが難しい状況です。私たちの活動に共感してくれる皆さまに、ぜひ力を貸していただきたいと願っています。そのために、クラウドファンディングが唯一の手段と考え、2024年3月に行う制作発表会に向けて準備を進めています。賛同していただける方はぜひご協力をお願い致します。

紙芝居動画「細井和喜蔵ものがたり」が、文部科学省の教育映像等審査で、 社会教育(教養)成人向きに選定されました。
一般的には映像制作関連の専門家や 教育に携わる専門家が、教育の視点から教育的価値や規定に適合しているかの判断のための審査を受けるため、私たちのような素人のボランティアが応募し選定を受けることは、とても珍しいことのようです。地域のボランティア活動が教育映像として認められたことに感激しています。ここ数ヶ月ドキドキしながら審査を待っていました。うれしい限りです。

教育上価値が高く、学校教育又は社会教育に広く利用されることが適当と認められるものを選定し、あわせて教育に利用される映像作品等の質的向上に寄与することを目的として、教育映像等審査規程に基づいて映像作品等の審査を行う。と明記されています。


私たちの作品は、プロのものと比べて技術的にも、また全てにおいても未熟だと感じています。しかし、絵の力を借りながら、限られた資料や出版物を元に和喜蔵の実像に迫ろうと、一生懸命制作しました。気恥ずかしさもありますが、個性や独自性が際立つ作品になっていると思います。ぜひ本作品をご覧ください😊素人グループの作品ではありますが、将来にわたって、多くの人と共に、町の物語を紡いでいきたいと言う思いで、『細井和喜蔵ものがたり」を最初から動画として制作をしました。しかしながら力及ばす、このような形でみなさんの支援をお願いする形となりました。ご理解いただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。  

2024年2月 1日 クラウドファンディング 公開
   3月 9日「細井和喜蔵ものがたり」制作発表会
        野田川わーくぱるにて
        午後2時開場・午後2時半上映

   3月 31日 クラウドファンディング終了
   4月 1日  リターン発送  動画制作費   : 約15万円
制作発表会雑費:約5万円
手数料(17%+税):約37400円

発表会以降、紙芝居動画「細井和喜蔵ものがたり」の上映依頼をお受けする予定です。気軽にお申し出ください。また「エイエンノヘイワ」についても受け付けております。

       クリック        noteを始めました  こちらもよろしくお願いします。

https://note.com/mothergoose1999/

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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