社会課題の解決をみんなで支え合う
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プロジェクトオーナーの手数料の負担は一切なく、支援者さまからのご協力費(12%+税)により運営しています。


プロジェクトの実行者について

一般社団法人U-J Bridge (ユージェイブリッジ)は、ウクライナ人の方で、戦争で余儀なく中断させられた生活を日本で再開し、安息を享受していただくのみならず、夢をかなえ、独り立ちを支える目的で多種多様な人材が集まり設立した団体です。そして支援した方が、いつの日か日本とウクライナ、日本と世界の懸け橋になっていただけることを願っています。


このプロジェクトで実現したいこと

日本語も英語もままならない。でも日本で新しい未来を築くために頑張っている。そんなウクライナの方々が自立するための活動拠点を作る。


プロジェクト立ち上げの背景

ロシアによるウクライナ侵攻から1年以上が経ち、ウクライナから避難された方々も政府、自治体また、日本財団を中心とする多くの支援団体の活動により日本での平和な生活をおくることが出来ています。一方で与えられる支援は何時までも続きません。日本財団からの生活支援も令和7年3月には終了します。そんな中、日本語はもちろん英語もままならないなか、何とか自立した生活を築こうと就労したがなれない作業に体調を壊す人たちもいます。

ロシア革命の際にもウクライナはロシアからの圧力を受け、日本にも多くのウクライナ人が避難してきました。その一人にエマニュエル・メッテルがいます。現在放送されていますNHKの朝ドラで草彅剛さんが演じる服部良一の師匠です。彼の妻であるエレナ・オフスカヤは草創期の宝塚歌劇団にまねかれて振付、バレエ、舞台演出の基礎をきずいた大功労者です。

受けた恩は返さなければなりませんが、施しの支援ではなく、ウクライナ、日本双方にメリットがなければ長続きはしません。そのため、両者ウィンウィンにするためには、ウクライナの方には自らのスキルが生かせる分野でその能力を存分に発揮頂き日本に貢献していただきたいと思います。ある家族は、クラフトづくりが得意です。彼女たちが作るコーヒー豆で作ったオブジェ、ウクライナの民芸品は見ているだけでも心温まるものばかりです。ウクライナ避難民である彼女たちは元旦に起こった能登半島大震災に際して天災、人災の違いがあれ、同じ被災者としての連帯を示すための被災地能登に届けるオブジェづくりも始めています。また、料理、デザートづくりが得意な人は、ウクライナの伝統を受け継ぎながらも日本人の嗜好に合わせるための工夫に取り組んでいます。

このプロジェクトでは、日本人らしいホスピタリティー溢れるソフト面での応援と共にウクライナ避難民が自立するための経済的なハード面での支援を行うことを目指します。具体的には、ウクライナ避難民一人ひとりが自らのスキルを活かし、それを経済的自立につなげる拠点づくりを行います。そこでは、ウクライナ民芸品の販売、料理教室等の事業を行うだけでなく、ウクライナ人自身の相互扶助となるコミュニティーの形成を目指します。将来 戦争が終わった時には彼らはウクライナに帰るかも知れません。その時には、「避難国を日本にして良かった、日本は第二の母国として愛しています。」と思って頂ける、そんな日本のファン・アンバサダーを増やすための支援をしたいと思っています。


これまでの活動と準備状況

22年度より日本での生活の中で健康不安を抱えるウクライナ人の健康相談を個別に行うとともにイベントを通じた日本人とウクライナ人との交流を図ってきました。23年度には、<健康フェスタ>を実施し兵庫県在住のウクライナ避難民を対象とした健康フェスタを実施し、健康診断、歯科診断、メンタルケアをおこないました。現在は、健康フェスタの際に協業した支援団体と共にウクライナ人の健康維持と不安解消のためのヘルスポストを立ち上げ、専門家によるシームレスな医療支援に向けたシステムづくりを行っています。

これまでの活動は日本人が中心となり、それにウクライナ人が参加する形でしたが、このプロジェクトでは、今後ウクライナ人が中心となり、その活動を日本人が協力する形への変換を目指します。現在は、活動拠点としてのオフィスの選定、実効性のある自立事業内容の立案に取り組んでいます。


活動場所

U-J Bridgeは神戸市を拠点として活動しています。このプロジェクトにおける活動拠点も神戸市内を中心に探しています。

応援メッセージ(あいうえお順)

伊藤紀美子様 田嶋株式会社代表取締役社長・神戸商工会議所副会頭

ウクライナ情勢が膠着状態にある中、避難されたウクライナの人々の神戸での生活がもうすぐ2年になろうとしてます。昨年よりの混迷を極める中東情勢に加え欧米各国のウクライナ支援疲れが懸念されます。日本に避難されたウクライナの方々はこのような先の見通せない状況の中でさぞかし不安な毎日を過ごされていることでしょう。日本財団よりの支援も期限があることを考えるとウクライナの皆さんが主体的に自立して生活できるようになることが必要です。幸い様々なスキルを持ち合わせているウクライナの皆さんがお互いに協力しながら経済的自立への足掛かりとなる活動拠点を作るためにもこのクラウドファンディングへのご協力をお願いいたします。母国を離れ様々な苦労を抱えながら日々懸命に生きているウクライナの人々にぜひ温かい支援の手を差し伸べて頂きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


ウイリアム・フォラン & ケイ・フォラン様  Kansai Global Society 代表

Kansai Global Society (KGS) は、2018年、日本開国150周年を記念に誕生したNPOで、SDGsとGlobalism を推進しています。世界が分断し、戦争が続く中、世界情勢を変える力も資金もありませんが、個人のGood Will (善意)と企業のCSR (社会貢献)を集積するのがNPOの役割と信じ、ささやかな活動を続けています。2023年3月には、「国際女性デーを男性と共に2023」を開催し、参加者の皆さまから寄付を募り、ご協賛金の一部と合わせて、兵庫県下のウクライナ・ファミリー支援に寄付をさせて頂きました。U-J Bridge にもその一部をお届けし、役立てて頂きました。今回の、クラウドファンディングを通じて、多くの方々がウクライナ支援を続けられることを祈っています。お一人お一人の善意はささやかでも、集積されれば大きな支援になります。その集積が、ウクライナファミリーの心を励まし、大きな支えになるに違いありません。


岡本章男様 株式会社ATW代表取締役社長

ウクライナが侵攻を受け早2年が経過しようとしています。未だ終戦の目途は立たず、ロシアにおいては核攻撃を示唆する情報を流し威嚇する戦況に打開策が見いだせない状況が続いています。現在、国外へ避難されたウクライナの方々は650万人を超えますが、人口の僅か15%程に過ぎません。自国内で生活されているウクライナの方々の安全を祈ると共に、既に日本に避難されてきた方や、今後避難されてくる方の受け皿を整備することが国際社会のなかで日本の出来ることではないでしょうか。

私共は「水・この未知なるもの」をスローガンに無限の可能性を持つ水の機能性を追求し、健康、農業、エネルギー分野に応用できる機能水ATWを開発しました。このATWの機能性をこの度の作品に使用される花輪制作にも利用いただきたく思っています。

この度のクラウドファンディングを通じ一人でも多くの方々に手を差し伸べるため皆様にご支援賜ります様 心よりお願い申し上げます。


神原咲子様 神戸市看護大学教授・(一社)EpiNurse代表理事)

ウクライナの方々が神戸に避難されてから、もう2年が経とうとしています。これまで、神戸市看護大学で、神戸市外国語大学、神戸芸術工科大学と協力し、季節の変わり目にお互いの文化を理解するイベントを開き、来られたばかりの方々が自律した生活、セルフケアができるような健康相談を行いました。また、ウクライナでいろんな夢を持ちながら、戦渦に巻き込まれてしまい卒業証書を受け取ることができなかった学生に想いを届ける写真展の協力の中で多くの学生が世界中に避難しながらウクライナの授業や仕事をしていることも知りました。また、(一社)EpiNurseは体調を崩すことなく生活に馴染んでいただきたいという思いで毎年セルフケアカレンダーをお配りしたりSNSで日本の生活のポイントなど伝えたりU-JBridgeと連携して人々の健康が損なわれないような活動をしてまいりました。一方で、兵庫県の創造的復興の理念を活かしたウクライナ支援の検討会の中で兵庫の震災の教訓と現代のグローバル社会の中でウクライナのどこの地域の復興であっても人々が助け合うことの大切さを議論もしました。同じ世界の中でどこに避難してきても希望を持って日常を送っている人々、特に若い学生や女性の夢が絶たれるようなことがあってはならないと強く感じています。真の国際都市、多文化共生のある神戸で今回のような拠点ができることは新たな平和なグローバルな地域社会づくりであり、新産業にもつながるなにかが生まれるのではないかと期待しており、応援し、協力していきます。


花村カテリーナ様 関西看護医療大学 

私は、臨床心理士の資格を持つウクライナ人として、2022年以降、ウクライナ避難民の心理支援に携わってきました。突如として自分の人生や生活が破壊される経験をした彼女らが、居場所のなさ、孤独感、無気力感に苦しんでいる姿を幾度となく見てきました。全面侵攻から2年経ちますが、未だに今後の見通しが立ちません。しかし、時間は等しく進んでいきます。「故郷は侵略されている真っ只中」という事実ありきで、今後の人生計画をしなければならない今日、彼女らの多くは「人生の意味」「将来のイメージ」と向き合っています。それは、一度全てを奪われた経験をしているからこそ決して簡単なことではなく、安心できる居場所、周りの人々の支え、考えたことを実践できるきっかけを必要としているのです。

 U-JBridgeは、健康支援、生活の中での関わり、そして就労支援を通して、神戸に住まうウクライナ避難民とともにこの2年間を歩んできました。その活動に私も心理士として何度か携わらせていただきました。「支援される側」という窮屈な役割を引き受けざるを得ず、自信を失うウクライナ人も多い中、U-JBridgeはウクライナの人と対等に関わること、そして、彼女らの自立したい思いを現実にしていくことを何よりも大事にしてきたと、私は常々感じてきました。その思いに、ウクライナ人のひとりとして、感謝の気持ちでいっぱいです。

 ウクライナには物づくりの文化があります。そして、ウクライナ人は何かを作ること、社会の中で活躍して誰かの役に立つことが大好きな人たちです。彼女らが、このクラウドファンディングで居場所と支えときっかけを得ることは、必ずや日本社会にいくつも小さな幸せを運ぶと信じています。ウクライナ人として、そして心理士として、私はこの活動を応援しています。


 吉谷修作様 株式会社にしむらコーヒーサービス代表取締役社長 

私は機会に恵まれ何人かのウクライナの方たちと親交があり、これまで色々とお話を伺う事が出来ました。生まれ育った街や日常が壊されてしまったという現実、親戚や友人の無事を願いながら言葉の通じない異国で暮らす不安は、ご心中を察するに余りあるところです。

避難生活において生活基盤の次によく課題となるのは就労ですが、ただ待ち続けるのではなく、このような状況下でも前向きに生計を立てていくという姿勢を私は尊敬致します。しかし現実は言葉の壁もあり、なかなかスムーズではありません。支援コミュニティは県下にもいくつか点在していますが、しっかりした拠点が結びつきを強くしてネットワークを作る必要性を感じていました。歴史的に様々な国籍の方が溶け込んで暮らすコスモポリタンな神戸らしく、温かいサポートと交流の場を提供するこの活動に感銘を受けました。

私共は神戸で珈琲、洋菓子、パンに関わる事業をしており、この度の作品に使用される珈琲豆の提供や、返礼品の一部を支援させて頂きます。平和と帰国が叶うまでの心の平穏と、未来の友情を育むこの活動を皆様にもご理解頂き、ご支援を賜りますようお願い致します。


資金の使い道

活動拠点・オフィスレンタル費用 60万円

民芸品作製材料費 30万円

事務費 10万円 



リターンについて

支援してくださった方々には、特別なリターンをご用意しています。例えば、ウクライナの伝統工芸品や手作りのお礼状、ウクライナ料理体験イベントへのご招待などを予定しています。ぜひご支援いただき、プロジェクトの成果を共有していただければと思います。


実施スケジュール

本プロジェクトの実施スケジュールは以下の通りです。
・資金調達期間:2024年2月23日〜2024年3月31日
・SNS販売サイトの立ち上げ:2024年4月〜2024年9月
・リターンの配送:2024年9月〜2024年12月
スケジュールは変更となる場合もありますが、全力でプロジェクトを進めてまいります。


最後に

ウクライナ避難民の自立を応援するため、ぜひご支援をお願いいたします。避難民の起業支援によって、彼らは希望と未来を見つけることができます。ご支援いただいた皆様に心から感謝申し上げます。


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