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ラジオ技術はオーディオ誌の草分けです

「ラジオ技術」は1947年に創刊され、現在はオーディオ機器の製作記事や技術解説、新製品やオーディイベント情報のピックアップ、またLPレコード評やオーケストラとコンサートホールの訪問紀行など、オーディオ関連の総合誌として通巻1000号にあと14号と迫る歴史を積み重ねてきました。

”盤鬼” 西条卓夫随想録(仮称)の出版を目指しています

 “盤鬼”こと故西条卓夫氏は、昭和初めにレコード雑誌「ディスク」に久禮傳三のペンネームでSPレコード評や随筆を執筆、戦後1955年には「ラジオ技術」の要請で、海外盤を主体にLPレコードの紹介に努めてこられた斯界の大先輩で、その鮮烈な表現と歯に衣を着せぬ厳しい評価でファンからは絶大な支持を得ていました。
 「芸術新潮」に同時並行して掲載された無署名のLP評も氏の筆になるものですが、これには盤友でもあった新潮社の斎藤十一氏の筆が入っていたともいわれていて、ご本人の主旨は「ラジオ技術」への掲載にあったようです。
 本書は、氏の「ラジオ技術」誌のLP新譜月評に併載された約30年にわたる随筆を完全に収録したもので、かねてから多くのLP愛好家から出版が望まれていました。

西条”盤鬼”が残した遺産

 30年ほど前に文芸春秋新書から発行された西条卓夫氏の「名曲この1枚」(絶版)は古書業界でも入手が難しく、新書版ながら万にちかい価格がついたこともあった絶大な人気を誇っていました。
 その後アルファベータブックス社から復刊本が出版されましたが、今回の随想録は「ラジオ技術」が版権を持つ未出版のもので、西条卓夫氏のご子息も復刊本の後書きの中で「ラジオ技術」に残した随筆の刊行を望んでおられます。今、「ラジオ技術」は版権者の責任として、故西条卓夫氏の遺産を上梓するものです。

”盤鬼”西条卓夫随想録(仮称)の内容

下記のラジオ技術(株式会社アイエー出版)が版権を有する未出版原稿を新書として出版します。
①「レコード歴程/昔の電蓄、今の電蓄」――ラジオ技術 1957年1月号
②「盤鬼放談」            ――ラジオ技術 1957年7月号~1960年6月号
③「随想録」             ――ラジオ技術 1985年2月号~1986年5月号
④ その他、ジャケット解説など

●なお本書では、盤鬼がとくに愛好、推奨した6曲をオリジナル・モノ―ラル盤から
 CDに復刻、付録とします。
 復刻には早稲田大学名誉教授で「ラジオ技術」の執筆者/山崎芳男氏にお願いしました。
 曲は下記のとおりです。

 ①オギンスキー「ポロネーズ イ短調」 ランドフスカ(hcp) <米RCA LM1186>
 ②オギンスキー「ポロネーズ ト長調」 ランドフスカ(hcp) <米RCA LM1186>
 ③バッハ:パルティータ第1番  リパッティ(p) <英コロンビア 33FCX494>
 ④ショーソン「詩曲」 ヌヴー(vn) ドブロウェン/フィルハーモニアO
  <仏パテ FJLP5037>
 ⑤モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ k.378,304,576,301 グリュミオー(vn)
  ハスキル(p) <蘭フィリップス3527 モノ>
 ⑥グリーグ;「ソルヴェーグの歌」 スポーレンベルク(s)
  オッテルロー/ハーグ・レジデンティO  <蘭フォンタナ 695114KL>

現在の準備状況

既に本文のレイアウトと付録CDのマスタリングは完了しており、本の装丁を制作し印刷すれば刊行可能な状態です。

リターンについて 

① 支援金 2,500円に対するリターン 新書版「”盤鬼”西条卓夫随想録(仮称)」1冊 
   付録:氏の愛聴盤6曲のCD 1枚
     ※ 申込時のご住所に発送いたします。(送料不要)

② 調達目標 60万円(All-or-Nothing方式)
 <募集方式について>本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。
 目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

支援金の使い道

① 新書版の装丁・印刷製本・CD制作費用: 45万円(200部)
② 返礼品・手数料関連: 15万円
 ・クラウドファンディング手数料(17%+税):約10万円
 ・梱包資材、送料等:約5万円(200部)

スケジュール

① クラウドファンディング終了 2024年1月中旬
② 装丁制作・印刷製本 2024年2月上旬
③ リターン発送  2024年2月中旬

最後に

これまで“盤鬼”の遺産を上梓する機会に中々恵まれず出版できませんでしたが、「ラジオ技術」の通巻1,000号を目前にした今こそ、是非世に送り出したいと切に願っております。
皆様の絶大なるご支援を期待しております。

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